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2021年釣行記(55) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:09月28日(火) 17:50~21:00
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:A’s P
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独

前回はアジングだったので、今回は刀狩りA’s Pに行くことにした。

現地到着は17:30頃。
予報では北東ないし東風が4m程とのことだったが、突堤に出た所、それ以上は確実にありそうな程の強い風が吹き付けて来ている。そのせいか、アングラーの姿は一人しか見えず、突堤の角には人影が見えない。

と云う訳で、迷わず突堤の角を確保したが、風が強く斜め右から吹いて来てこのまゝキャスティングを始めるには躊躇してしまう程。

キャスティングを始めたのは17:50頃。
タックルは、Sephia S809M/Fのロッドに、風の強さを考えて快適テンヤSSSサイズの組み合わせ。ラインは、風の抵抗を少しでも減らすために、いつもの1号から少し細めの0.8号にしているので、若干効果はある様に思えるが、やはり風に戻されて飛距離が出ない。タチウオの活性が高い時は、直ぐ足元でアタッて来ることが多いので、余り飛距離を気にしなくても良いのかも知れない。しかし、タチウオの居場所を探れる面積が小さくなるので、やはり飛ばないのは不利になりストレスになる。

出来るだけ風を正面から受ける様にしてキャスティングを続けたが、コンタクトはない。
気分転換のために、少し早目だが夕食の握り飯を頬張りながら、闇を透かして黒いシルエットにしか見えない先行者の様子を窺うと、ケミホタルの緑の光が目に入って来た。と云うことは、小生と同じ様にテンヤでタチウオを狙っているに違いない。この日はアングラーが居なかったので、何となく不安な気持ちがあったが、これに意を強くして様子を訊きに行った。すると、航路に向かってキャスティングをしていたこの御仁は、初めて来た場所なので、様子が良く判らないとのこと。これには少しがっかりとしたが、暫く話し込んでから釣り座に戻って、キャスティングを再開。
すると、間もなくしてもう一人のアングラーが登場。彼もテンヤタチウオを狙っている様子。

相変わらずタチウオの気配はないので、テンヤを少し軽いSSサイズにしてみたが、答えは出ないまゝ。過去に実績のある場所であれば、ジッと我慢をしてその時を待つことも出来るが、全く、実績がなく、タチウオ狙いのアングラーもたった3人しか居ない現場では、タチウオの回遊があるかどうかの確信が持てず、他の場所の様子が気になって来る。

19:30頃、思い切ってアジングで釣り座を構えた付近をチェックすることにして、ロッド1本だけを持って移動した。この場所は少し奥まっているせいか、突堤の角よりも風の当たりは弱い様に感じられる。とは云え、横風になるので、どっちもどっちと云った所。
そして、移動後の2投目。ジワーッとした重さが伝わって来たので、少しロッドのティップを上げてラインを張ってみると、何やら生命体が掛かった気配がある。そこで、リーリングを初めて抜き上げようとした所、フッと軽くなってしまった。追い合わせを入れれば良かったと思ったが、後の祭り。
それでも、タチウオの居場所が判った・・・・A’s Pで初めて感じたタチウオのコンタクトに、気を良くして付近を流してみたが、それっきり何の反応がない。

近くに居る筈だ。
何とか反応を得ようとキャスティングを続けていて、岸壁に座り込んでいる人影を見付けた。その人影の頭上にはケミホタルの光が見えるが動きはない。ひょっとするとアジング・・・・?
確かめるために近付いて声を掛けると、そのアングラーはKRTさんの友人。

19:45頃、元の場所に戻って、キャスティングを再開。
すると、暫くして、コンとハッキリとしたアタリが伝わって来た。合わせも決まったと思ったが、ドラグがジッと鳴った瞬間に無念のバラシ。続いて付近にテンヤを通してみたが、それっきり梨の礫

20:00頃、風が弱くなったのでテンヤを更に軽いSSSサイズに交換。しかし、それでもコンタクトがない状態は変わらず仕舞い。

21:00頃になって、風が又々強く吹き出して来て、それと共に気持ちも切れてしまいStopFishingとした。

今回のタチウオ調査も不調に終わってしまったが、前回と違ってアタリが2回あったと云うのが救い。しかし、群れが小さいのか数が少ないのか、アタリは単発で、そのアタリを逃すと次のチャンスがないと云うのが印象。
これが季節的な理由によるものであれば、まだまだ期待しても良さそうだが、場所的要因によるものだとすると、余程、恵まれた場合でなければ、タチウオに巡り合うことは難しいなものと云えるだろう。

週が明ければ、UMB-FPが再開されることになっているので、小生の刀狩りのメインの場はそちらに移り、A’s Pアジングの場になるのだろうと思う。

追)
帰宅後、SSSサイズのテンヤのドジョウに、スパッと切れ目が入っているのを見付けた。今、思えば???と感じた瞬間があった。その時は海面に貼り付いているラインが、波の動きでプンと剥がれた瞬間の感触かと思っていたが、ひょっとするとタチウオのアタリだったのかも知れない。
だとすれば、今回のアタリは都合3回。そして、この3回とも空振りをせずモノに出来ていたとすれば、良く釣れると云う評価になり、全く正反対の印象になった筈で、この先も刀狩りポイントになったのだろう。
こう考えると、人間の評価なんて好い加減なものだ(笑)