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2022年釣行記(62) – HG

2022年 Haging 釣行記

日 時:11月08日(火) 06:15~12:00
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:SHYSH-ME
釣 果:ナシ
同行者:単独

DKK皆既月食の天体ショーを見ながらアジングを楽しむのも良いが、最近は豆アジばかりで調子はもう一つ。ソコソコ釣果が出ているタチウオは、贅沢なことだが、小生の方が少々食傷気味。
と云う訳で、昨年始めたおちょぼ口の可愛娘ちゃんの顔を見たくなり、昨日の月曜日、BY-BRDGに様子を見に行って来た。所が、本命のおちょぼ口どころかキタマクラベラなどの外道のコンタクトも皆目で、最初に付けたアサリが最後まで残っている状況にガッカリして、小一時間程で切り上げて来た。しかし、おちょぼ口の顔を見たい気持が、これでなくなってしまう訳ではなく、小生がハギング・デビューを果たしたSHYSH-MEに行くことにした。

04:40頃、自宅を出発し、現地には06:00頃到着。
到着して、先ず驚いたのが、路肩には路駐防止のためのバリケードが設置されていて、駐車出来るスペースが半減していることで、ここでも釣り人は敬遠されているのだろう。更に、岸壁には大きな漁船が停泊しており、そのために、岸壁の半分程は釣りが出来ない状況になっていること。岸壁は飽く迄も、港としての機能を果たすための施設なので、船舶が停泊していることに異を唱える積りはサラサラないが、この岸壁に漁船が停泊している場面に遭遇したことが一度もなかったので、これにはびっくりした次第。

兎に角、港作業の邪魔にならない場所に車を止め、停泊している漁船から離れた所に道具を置いて、この日の釣り座とした。

この日、持ち込んだロッドは、岸壁際を狙う際のEmeraldas改ちょい投げ用のSoare30 S803ULT30の2本。実はEmeraldas改は、SHYSH-MEでのカワハギ用に作ったロッドだが、これまではアジングに流用していたもので、今回で本来目的でのデビューとなる。

06:15頃、Emeraldas改を先発に選んで、先ずは岸壁際のチェックをスタート。
すると、1投目からコツコツとした反応が帰って来る。昨日、何も反応がなかったBY-BRDGとは大違いで、反応の主が例えフグであっても相手をしてくれるのが嬉しいが・・・・・。
しかし、反応があっても餌のアサリを突付いているだけの様で、合わせるタイミングが掴めない。何度も空振りをしている内に、反応がなくなってしまった所で、ロッドをSoare30に持ち替えて、ちょい投げを開始。

3号のナス錘を使ったちょい投げでは、意外なことにカウント14程度で着底してしまう。もう少し深いと予想していたので、これにはビックリ。出来ればもう少し深さが欲しい所だが、漁船が停泊しているので動けず、我慢をする以外にない。
それでも、反応が帰って来るので気は紛れたが、やはり針掛かりさせるのが難しく、時折、針掛かりした獲物の感触に期待をしても、その正体はキタマクラベラばかりで、本命からのコンタクトがない。

本命のおちょぼ口に会えずキタマクラに針を切られ、ベラに遊ばれている内に、時が流れて09:00頃。穏やかだった海の流れが左から右へ早くなり、錘を5号にしても流されてしまい、益々、釣りが難しくなった。
こうなると、集中力も途切れ勝ちになってきて、早くも帰宅の二文字が頭に浮かんで来る始末。しかし、餌のアサリはまだまだ残っている。このアサリは、昨年の使い残しを冷凍しておいたもので、出来れば使い切りたい。

と云う訳で、釣りを続けたものゝ、10:00を回った頃にはキタマクラベラも反応しなくなり、隣りの若者と釣り談義をしながら餌を撒き、12:00少し前にStopFishingとした。

2021年釣行記(77) – HG

2021年 Haging 釣行記

日 時:12月20日(月) 06:30~13:00
潮回り:中潮(↓)
場 所:AJR-UCDMR
釣 果:カワハギ x 10、ホウボウ x 1、キタマクラ x 多数
同行者:YGWさん

前回のYGWさんとのコラボ・ハギングでは枕を並べて惨敗してしまった。
そのリベンジと云う訳ではないだろうが、YGWさんから20日の月曜日にボートでハギングをしないかとのお誘いを頂いた。今年11月から始めた陸っぱりハギングは消化不良のまゝ、シーズンオフに入ってしまったが、ボートで少し沖に出れば、まだまだらしい。しかも、YGWさんの連絡のあった船宿のHPに掲載されたボートのスノコ板に広げられた何匹もの良型カワハギの写真を見ては、堪らない。直ぐにOKの返事を入れたのは、云うまでもない。

05:30頃、船宿近くの公園の駐車場到着予定で、2時間前の03:30頃に自宅を出発。しかし、予想より旅程が遥かに順調だったため、目的地には05:00頃到着してしまった。早過ぎたと思ったが、駐車場には既にYGWさんの車が止まっており、車内では当日使う仕掛けを作っているYGWさんの姿が見える。

暫くの間、YGWさんの車内で釣り談義をして時間を潰し、06:00過ぎにYGWさんの車に便乗して船宿に到着し、温かい心尽くしの豚汁を頂いた後、06:30頃、岸払い。

2馬力の船外機を備えたボートの操船をYGWさんに任せて、風もなくベタ凪の海をのんびりと走って約2km先のポイントに到着。
当初は、YGWさんが持ち込んだ魚探が、上手く動作せず心配だったが、何とか稼働させられてヤレヤレ。その魚探によればポイントの水深は約25mとのことで、先ずはそのポイント付近でボート・ハギングの開始。

今回、小生が持ち込んだロッドは、その昔、使っていたバス・ロッドのTD-s 602MFB-Sと、衝動的に手に入れたLIGHTRADAR METAL Kawahagi 175Hの2本。Kawahagi 175Hは、今回のボート・ハギングで使う錘の25号、30号の買い出しの際、偶然、店頭で見掛けた特価品で、23,000円のメーカー希望価格の上に6,990円(税込み)の黄色い特化札が付いていたもの。元々、釣りに関する設備投資は差し控える積りだったが、上代の1/3の値段で投げ売りされている商品を見てしまっては、堪らず、気が付けばしっかりと手に持ち、レジに並んでいたと云う訳。

小生が仕掛けをセットしている間に、ひと足早く釣り始めたYGWさんアタッてる、アタッてる!! 居るよ、居る居る!!と声を上げ、いきなりロッドを曲げてやり取りを始める始末。
小生も、慌ててKawahagi 175Hを手に釣り始めて暫くするとコツン。初めてのボート・ハギングで掛けた初めての獲物に喜び勇んで巻き上げると、上がって来た主はカワハギならぬホーボー。乗っけからの外道にガッカリだが、兎に角、魚が居ることが判って一安心。

隣のYGWさんは、その後もアタッた、アタッた! 乗った!!の連発でコンスタントにカワハギを掛けているのに、小生にはホーボーの後はアタリが感じられない。

小さなボートに乗り合わせているので、YGWさんと小生の間隔は1m程しかない。にも拘らず、雲泥の差。
何が違うのだろうと横目でYGWさんのロッドの動きを観察しながら、おちょぼ口の可愛娘ちゃんの関心を惹こうと釣りを続けて、やっと07:45頃、この日初めての可愛娘ちゃんをゲット。
陸っぱりハギングでは、お持ち帰り対象になる20cmに満たないサイズだが、ボートなのでもう少し大きなものを獲りたいと、リリースして釣りを再開。

Y氏:アタッた、アタッた! 乗った!! こいつはデカイ!!
小生:・・・・・・・・・・
の状況は変わらず、小生が1匹を物にする間に、YGWさんは2~3匹も取り込んでいる。

餌にアサリを使っていることは同様だが、何が違うのか、堪らずYGWさんに尋ねると、秘密の粉をアサリに振り掛けているとのこと。小生より遥かに腕の立つYGWさんが、秘密の粉を使い、ヘボな腕しか持ち合わせていない小生が使っていないことは、逆ハンディキャップが付いている様なもの。試しにそのアサリを少し貰って使ってみると、確かにアタリがある。
秘密の粉のことは、ネット上では色々と書かれているので、カワハギ釣りの世界ではポピュラーなことかも知れないが、やはりそれだけの効果はある様だ。そこで、小生はバッカンに潜ませていたアミノ酸αアサリに振り掛けてみた。すると、その効果があったと見えて、その後は、小生にもポツリポツリとコンタクトが出始めたが、隣のYGWさんには遠く及ばない。これは、肩から先(腕)の問題であることは明らかなので、以降は自分の釣りを楽しむことにした。

この日は、浅くても深くてもコンタクトの数が減ってしまい、30~25m付近が良かった。風もなくベタ凪の海だが、それでもボートは少しづつ岸寄りに流されて行くので、少し沖の40mライン付近にまで移動し、あとは風任せで浅い海域に流されつゝ可愛娘ちゃんと遊び、又沖目に戻るの繰り返し。

そして、13:00頃、沖上がりとして、楽しかったボート・ハギングを終えた。

結局、この日は、YGWさんは30匹を超える釣果を挙げ、小生はその1/3程で終わったが、サイズは陸っぱりよりも一回り二回り大きく、カワハギの独特な引きを存分に味わうことが出来た。

ロッド・アクションについても、終わりに近くなって、ようやく掴めた様に思える上、年が明けた1月、2月頃にはサイズがもう一段大きくなるとのことなので、チャンスがあれば再度ボート・ハギングを楽しみたいと思うが・・・。

(追加:2021/12/22)
ハギングと称しているので、パワー・イソメカワハギを釣ることを、常に意識しているのだが、これまで釣れた試しがなかった。動画では、パワー・イソメで釣果を上げている場面が多数紹介されているので、釣れない訳ではないのだろうが、小生なりに出した結論は、活性が高い時に限ると云うものだった。
と云う訳で、今回もアサリでスタートしたのだが、途中で、物は試しとパワー・イソメを使ってみた。人工餌なのでアサリに比べてアタリの回数は減ったが、それでも、11月にハギングを始めて以来初のパワーイソメでの釣果を2匹も得ることが出来た。

2021年釣行記(75) – HG

2021年 Haging 釣行記

日 時:12月14日(火) 06:30~12:00
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:IZ-KSH
釣 果:カワハギ x 1、ベラ x 1、アイゴ x 1
同行者:YGWさん

いつもの様に天気予報をチェックしたが、幸い雨の惧れはないものゝ、風向きや強さがもう一つ気に入らず、何処に釣行しようか迷っていた。すると、丁度そんな所に、YGWさんから電話が入って、おちょぼ口の可愛娘ちゃんが釣れている情報があるので、そこに行こうとのお誘い。
まるで小生の状況を見透かしているかの様にタイミングの良いお誘いに、反射的に飛び付いたのは、云うまでもない。

と云う訳で、今回はYGWさんとのコラボ・ハギングに出かけて来た。

06:00少し過ぎに現地に到着。
先着して突堤の中程でエギングを始めていたYGWさんに合流し、直ぐに、小生も釣りの準備を始めた。

06:30少し前、時間的には夜明け前のまだ暗い時間帯なので、先ずSephia S806ML-S3.5号のエギを組み合わせてエギングを開始。
海は穏やかだが、予報とは違って、思いの外北風が背中から強く吹いて来て、エギが面白い様に飛んで行く。しかし、空一面に黒い雲が広がり今にも雨が降り出してきそうな気配があって、何となく、嫌な予感がして来る。

小生が、エギングを始めた頃に通っていた略15年振りの突堤には、アチラコチラに墨跡が残っており、今でもエギングが盛んに行われている様子が伝わって来る。そんこともあって、何とか緑のアイシャドウをした可愛娘ちゃんをゲットしたかったが、今回も空振り。

07:00、少し前にロッドをSoare30 S803ULT30に持ち替えて、本命のハギングに変更。
先ずは、いつも通りパワー・イソメを付けてみたが、これには無反応。少し、粘って見る必要があるかも知れないが、これまで一度もパワー・イソメ可愛娘ちゃんをモノにしたことはなかったので、粘り切れず、餌をアサリに替えてコンタクトを待っていた。
すると暫くして隣りのYGWさんアッ、また切れた・・・・と声が聞こえて来た。
何か、魚にグーッと持って行かれたと思ったら、切れたとのことで、これでこの日2度めか3度めのことらしく、掛けた魚とのやり取りの最中に切れたものではないだけに、納得の行かない様子。

透明度の高い足許の海を覗き込むと、カマスアイゴや名も知れない魚の群れが行ったり来たりしており、海には生命感が溢れている。しかし、カワハギからのコンタクトはサッパリ感じられない。所が、5mも離れていないYGWさんのポイントでは、正体は不明だがアタリは頻繁にあるらしい。

アタリが出るのは時間の問題だろうと、キャスティングを繰り返している内、雨がポツリポツリと降り出して来た。願わくば、雨の中での釣りはしたくない。予報では晴れマークはあったが傘マークはなかったので、直ぐに上がることを期待して、暫くの間は我慢をして釣り続けた。しかし、願いも虚しく止む気配もなく降り続いているので、仕方なく車に戻ってカッパを着けた。

雨の中、キャスティングを続けたが、小生には、本命の可愛娘ちゃんは元より外道のフグベラなどのアタリもなく、餌のアサリがそのまゝの状態で戻って来る。
しかし、その内回って来る筈とキャスティングを繰り返していると、掛けた!!との声が聞こえて来たので、隣りのYGWさんを見やると、ロッドを曲げてやり取りをしている最中。
やっと来たか・・・・と期待しながら様子を見ていると、抜き上げたのは、残念ながら、ハギングには付き物のキタマクラ

キタマクラが来たのなら、本命が来るのは時間の問題
気分も新たに釣りを続けたが、状況は全く変わらず、小生の所では何もアタって来ない。

そこで、少し場所を変えてみることにして、10~15m程突堤の先端方向に釣座を移した。
しかし、こちらでもアタリが感じられない。何処かに居場所がある筈!と、方向、距離を色々と変えて探ってみた所、斜め右の15m程の所で反応があるポイントを発見。その主が何であるかは判らないが、これまで全く無反応であったことを考えると、少なくともその主の正体を暴きたくなる欲求は芽生えて来るし、興味も湧いて来る。
そこで、集中してそのポイントを狙っていると、ロッドのティップがモゾモゾと微かに動く前アタリの直後にコツと小さなアタリがあり、合わせも決まった。そして、ヤリトリを始めると、力強さはないものゝ、ロッドを叩く様な引き味が伝わって来た。
ひょっとすると可愛娘ちゃん?
半信半疑で抜き上げると、確かに本命のカワハギ。しかし、角もない15cm程の可愛いサイズで、喜びも今一つ。

時刻を確認すると、実釣開始後約3時間も経った09:10頃のことで、時間も掛かりサイズもロリ・サイズだが、兎に角、可愛娘ちゃんが動き出した証拠。

気分も新たにキャスティングを続けたが、その後は元の木阿弥

雨は、強くなったり弱くなったりしながらも降り続き、一方でカワハギのアタリは全く、小生の気持ちは首の皮一枚で繋がっている様な状況。

09:40頃、大きく場所を変更するために撤収して車の所に戻って来た所で、YGWさんが、翌日の仕事がきついので、引き揚げると云い出した。降り止まない雨、強い北風もあって流石のYGWさんもすっかり戦意をなくした様子で、釣りに関しては時には貪欲とも思える面を見せることのあるYGWさんにしては珍しいことだが、仕事ならば仕方がない。
しかし、小生は125kmも車を走らせて、このまゝ尻尾を巻いて引き揚げるのは悔しい。アサリも残っているので、戻ってもう少し続けてやってみると、これ又珍しく、小生が居残りを宣言。
いつもなら、小生が真っ先に音を上げて、YGWさんを置いて引き揚げるのが常なのだが、この日は、立場が真逆になった格好。これに触発されてYGWさんも残業をすることになり、クーラーやバッカン、ロッドを手に突堤を行ったり来たり。

その頃になると、先端付近のアングラーも引き上げ始めた。どうやら、全体的に、この日の突堤は絶不調の様子。だとすると、居残りハギングをしても望み薄とは思いつゝ、これまでよりは少し先端よりに、釣座を構えて、第二ラウンドを始めた。

所が、心配した通りでコンタクトがなく、状況はこれまで以上に良くなさそう。
交通事故的なコンタクトもないまゝ、時間ばかりが経ち、12:00頃、アサリがなくなったのを機に、この日の遠征ハギングを終えることにした。

結局、この日は大人二人が6時間もの間、キャスティングをし続けて、ロリ・カワハギが、たった1匹だけ。
自然相手の遊びなので、良い時もあれば悪い時もあって当然だが、それにしても、この日は厳し過ぎる結果だった。やはり陸っぱりハギングは終わったのかも知れない。

とは云え、諦め切れないのも事実だが・・・・・。

所で、2021年の釣行回数は、今回で75回となり、エイジ・シュートを達成することが出来ました。これも一重に後期高齢者の小生の釣りにお付き合い頂いた皆様方のお陰だと、心からお礼申し上げます。
後期高齢者ともなると、年々体力の衰えが強く感じられる様になり、年齢と同数の釣行をこなすことが難しくなる状況にあることは間違えのない所です。しかし、何とか頑張って来年もエイジ・シュートを達成出来る様に精進したいと思っていますので、宜しくお付き合い頂きたいと心からお願い致します。

2021年釣行記(73) – HG

2021年 Haging 釣行記

日 時:12月09日(木) 06:30~12:40
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:南端
釣 果:カワハギ x 0
同行者:YGWさん&友人

前回のハギングでは、釣果はあったものゝ、もう一つしっくりと来ない結果に終わってしまった。そこで、今回のYGWさんとのコラボ・ハギングの前に独りで出撃して気分を晴らす積もりだった。所が前日になっても、もう一つ気分が乗って来ず、準備をすることなくウダウダと過ごしてしまった。
こと釣りに関して、この様な状況に陥ることは、小生には考えられない珍事だったが、結局、今週の前半戦は不戦負け。

と云う訳で、丁度一週間振りのハギング

06:00過ぎに現地に到着したが、てっきり先着していると思っていたYGWさん達の車が見えない。そこで、二人の到着を待っている間に、岸壁の様子を見て回ることにした。すると、ベスト・ポイントと云われているイケス横には3人のアングラーが既にロッドを振っており、岸壁のにも先行者がいて、とても3人が割って入る余地はない。その他の場所も、漁船や台船、クレーン船など5隻の船が係留されており、竿を出せるスペースはかなり限られている。しかも、北寄りの風が強く吹いていて、風の影響を考えると、極僅かな場所しか入れそうにない。

06:40頃、YGWさん達が到着。相談の結果、已むを得ずコの字の底辺付近で始めることに。

夜が明けたばかりで、まだおちょぼ口の可愛娘ちゃん達は動き出していないだろうと云うことで、先ずSephia S806ML-S3.5号のエギで、時間潰しのエギングを開始。

この日の前日には、冷たい雨がかなり強く降ったので、その影響が心配。特に、寒い時期の強い雨は、海水温を一気に下げてしまう。そのため、魚やイカ様の活性が下がるので、アングラーは苦戦することに繋がってしまうことが多いのだが、
果たしてこの日はどうだろう・・・・・?
運が良ければ・・・と甘い期待を持ってキャスティングを繰り返したが、予想通りイカ様からのコンタクトは皆無。

その内、YGWさんの友人がハギングの準備を始め、YGWさんイカ様に見切りを付けたので、小生も彼らに倣って、ロッドをSoare30 S803ULT30に替えておちょぼ口の可愛娘ちゃんを探すことにした。

しかし、可愛娘ちゃんからのコンタクトは、全くなく、忘れた頃に小生達の相手をしてくれるのは、ベラハゼキタマクラばかり。それにも拘らず、その内来るだろう、その内・・・と3人並んでキャスティングを続けた。

09:00を回り、陽が差して来て明け方の寒さがなくなった頃には、大勢のアングラーが竿を出していたが、誰も竿を曲げている様子もない。
堪らずYGWさんの友人は、HKT-UMTTCHに移動して行き、YGWさんと二人は居残って可愛娘ちゃんからのコンタクトを待っていた。

暫くして戻って来たYGWさんの友人の弁では、アタリが頻繁にあり、餌がすぐに無くなる由。
これを聞いてはじっとしている訳には行かない。
闇夜に一縷の光明を見出したとばかりに、直ぐにHKT-UMTTCHに移動。

釣座の向きはこれまでと同じ南向きにも拘らず、風向きは、HKT-UMTTCHでは西寄りになっており、斜め右後ろから強く吹いて来ている。この点はやり難そうだが、水深はHKT-UMTTCHの方があって、水色も良さそうに見える。
切れかかった気持ちを繋ぎ直して、直ぐにキャスティングを始めた。
しかし、沖目に投げると、ラインが風に吹かれてしまってアタリが取れない。逆に、岸壁際を狙うと、何も音沙汰がない。唯一、5~10m程先ではコツンコツンと何かがアタッて来る。
そのアタリの主の正体は判らないが、中には可愛娘ちゃんのアタリも混ざっている筈と期待出来るだけでも、コの字の底辺よりもずっと楽しい。

しかし、ベラハゼキタマクラや初めて見る深海魚モドキの魚を掛けている内に、徐々に期待は萎んで行き、いつの間にか引き揚げるタイミングを図っている始末。

そんな小生とは違って、YGWさんや友人は、まだまだ気力充分で一生懸命可愛娘ちゃんからのコンタクトを期待して釣りを続けている。
この辺は、やはり年齢的なものかも知れない。

結局、12:40頃、餌のアサリがなくなったのを気に、YGWさん達を置いて、小生のみStopFishingとして、帰路に着いた。

所で、今年10月15日から始めたハギングでの実績ポイントであるSHYSHMEと今回の南端付近の違いだが・・・・。
水深は今回の南端付近の方がある。しかし、根掛りも今回の方が激しく、SHYSHMEでは、通算して仕掛けのロストは1度だけだったのに、今回は4組もロストしてしまった。
錘を海底に付けて釣る胴付き仕掛けなので、根掛りは付き物で覚悟の上だが、根掛りを気にしながら釣りをするのは、精神的にも余り好ましいことではない。ましてや、今回の様に本命のアタリが皆無の状況で、根掛りばかりと云うのは、ストレスばかりが溜まってしまう。

これから寒さが日一日と増して来る冬場になって深場に落ちて行くカワハギを、陸っぱりから狙うには益々厳しい時期になる。とは云え、全く釣れないと云う訳ではなさそうで、場所によっては期待出来るとのこと。
そのためには、先ず第一に少しでも水深のある場所を選択すべきで、この点からもこれからは南端付近を第一候補とすべきだろう。しかし、根掛りロストを繰り返しながら、1匹、2匹のカワハギを狙う釣りは厳しい・・・。
所が、海釣りを始める切っ掛けになったエギングは、正に、そんな釣りで、それでも面白くて仕方がなく、条件さえ許せば、今でも行きたいと思っている。
と云う訳で、これからもう少しの間は、ハギングに通うことにしようと思う。

2021年釣行記(72) – HG

2021年 Haging 釣行記

日 時:12月02日(木) 06:30~12:00
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:SHYSHME
釣 果:カワハギ x 3、フグ x 1、ベラ x 2
同行者:単独

前回のYGWさんとのコラボ・ハギングでは、アタリ一つない完全試合を喰らう憂き目に会ってしまったので、そのリベンジに出掛けた。
とは云え、ネット情報によるとソロソロ終盤戦に入っている頃になるので、返り討ちになる恐れも充分にある。そう云う意味では、ハギングを始めた時期が遅過ぎたとの云えるが・・・・・・。

05:45頃、現地に到着。駐車スペースに止まっている車は、思いの外少なく、2台しか見えない。これなら、ひょっとして、ベスト・ポジションの岸壁の角に入れるのでは・・・・と思ったが、バッカンやクーラーが置いてあったので、残念ながら、その隣に釣り座を設けるしかなかった。

この時期の日の出の時刻は06:30頃のため、周囲はまだまだ暗い時間帯なので、カワハギはまだ爆睡中の筈。と云う訳で、取り敢えず3号のエギを結んでイカ狙いのキャスティングを開始。
今回のロッドは、久し振りにSoare30 XTUNE S803ULT30を選択。これは磯メバル用に手に入れたロッドだが、最近は磯に乗ることもなくなったので、めっきり出番がなく寂びそうにしていたもの。

30分程、エギを投げていたが、これは行きがけの駄賃の様な物で、06:30頃、もう起き出して来ていると思われる本命のカワハギ狙いに切り替えた。
これまでの様子からすると、この頃からアングラーが続々とやって来るのが常だったが、この日は一向に釣り人が増えない。数えてみると、小生を含めて僅か6人だけ。その点、落ち着いて釣りに打ち込めるので、歓迎すべきだが、釣果が出なくなっている証かも知れず、不安になって来る。

最初の内は、いつもの様にパワー・イソメを使っていたが、カワハギからのコンタクトは、やはり、ない。
パワー・イソメでは、集魚効果は期待出来ないのかも知れない。
そこで、軽く塩で絞めたアサリに替えてみたが、これにも興味を示さない。

最近、急に寒くなったので、海水温も下がっただろうし、その影響が出ているのかも知れない。だとすると、陽が高くなって少しでも海水温が上がり始める08:00頃までは、駄目かも知れない。

08:00を回った頃、小生の読み通り、突然、ロッドのティップを激しく揺らすアタリがあって、この日初めてのコンタクト。合わせも決まってリーリングを始めると、ロッドを叩く引きが伝わって来る。
これはカワハギに間違えない。
所が、内心、ほくそ笑みながら抜き上げた獲物は、残念ながら、カワハギとは似ても似つかぬ良型のフグ

ガッカリはしたものゝ、ようやく魚が動き始めた気配が伝わって来て、勇気凛々。
集中してカワハギのコンタクトを待っていると、コン。今度は、ロッドを持っている手にはっきりと伝わって来るアタリがあって、この日、初めての本命のカワハギ。時刻は08:15頃のことで、サイズは17cm程度の少し大きめのワッペンと云った所だが、嬉しい1匹。

カワハギは、アジタチウオの様に群れで回遊している魚ではないので、入れ掛かりになることは望み薄だろうが、お目覚めとあれば、これからはコンタクトがある筈。
所が、その後は朝の早い時間帯と同じ様に、全く音沙汰がなく、2匹目を獲ったのは09:00を回った頃。

振り返ってみれば、実釣を開始して2時間半を経過したこの時点までに、魚からのコンタクトがあったのは、たったの3回だけ。内、1回はフグで、おちょぼ口の可愛娘ちゃんのアタリは、僅か2回のみと寂しい限り。

それでもキャスティングを続けていると、角のベスト・ポジションに居たアングラーが引き揚げて行ったので、気分転換を兼ねて釣座を移転。
改めてキャスティングを繰り返したが、可愛娘ちゃんからは梨の礫

今日は、岸壁の際に付いているのかも知れないと際を狙うと、コン、コンとはっきりとしたアタリがある。しかし、幾らタイミングを見計らって合わせを入れても、針掛かりさせられない。
こうなると、意地になってその正体を見届けようとするのが、アングラーの性。何度も失敗した挙げ句、何とか針掛かりさせて抜き上げたその主は、小さなベラ。
その正体を見届けられて気分はスッキリとしたが、その反面カワハギではなかったことにガッカリで、何とも云い様のない不思議な気持ち。

気持ちを切り替えて、又、ちょい投げを繰り返していると、11:20頃、ティップをフワフワと揺らす前アタリの後、コンと来たアタリがあって、ようやく3匹目をゲット。

何とか4匹目をとキャスティングを続けたが、疲れが出て来ていたことと、正面に回って来た太陽光の反射が眩しくて堪らず、12:00頃、StopFishingとした。

今回は、17cm位のサイズばかり3匹の釣果で、何とか前回のリベンジを果たせたと云えるかも知れないが、気分的には、もう一つスッキリとしない。
時期的には、大釣りをするには難しい頃に入っていると思われるが、このまゝ今シーズンを終えるのは、如何にも口惜しい。
9日には、YGWさんと再度コラボ・ハギングの約束があるのだが、出来ればその前に、今度はCHTNRZKME辺りでやってみようかと思っている。

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