※ 月別アーカイブ:3月2025 ※

2025年釣行記(12) – MB

2025年 Mebaring 釣行記

日 時:03月11日(火) 24:40~26:30
潮回り:中潮
(↑) 90→130cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : N.A.
釣 果:メバル x 4、カサゴ x 1
同行者:単独

先週は来る日も来る日も北風が吹き、又、雨や雪が降る日もあって釣行出来ず仕舞い。何年か前までならば、風裏のポイントを求めてアチラコチラ徘徊していたものだが、昨今では寄る年波に負けて専ら足許に気を使わなくても良いMHR-KGNKMI’sしか行かなくなってしまった。となると、風向き次第では釣行を諦めざるを得ないことになる。
と云う訳で、先週は不本意ながら道楽部屋で悶々と過ごしていたのだが、週が変わった月曜日になって、ようやく南寄りの風が吹くとのこと。チャンス到来とばかりにその気になって潮回りをチェックすると、18:00以降の潮位は75cm以下で21:17の干潮時刻には25cmまで下がってしまう。となると、MHR-KGNでのメバリングには不向き。ならばKMI’sはどうかと云うと、アジングの幕開をするには早過ぎる。
結局、今回の釣行も諦めることにして、次回のために先の予報をチェックした。すると生憎の北風&雨の予報が続いており、こうなると今週も釣行叶わぬ公算が大で、釣行記録がない週が2週連続することになり、エイジ・シュート達成に影響が出て来る惧れが強い。
そこで、念の為、火曜日の早朝の風の具合をチェックすると、前日の月曜の夜と同じ南南東の3m/sで、潮位は午前0:00の75cmを底に以降は上げて行くので、行くとすればこのチャンスしかない。

現地到着は、24:25頃。
早速岸壁に出てみると、大きく海面から身体を出しているテトラ帯が点々と見え、風は感じるか感じない程度。月齢11.1の月は雲に隠れているため暗い岸壁を進み40番スポット付近に到達した所で、この日のメバリングを開始することにして準備に取り掛かった。

この日のロッドは、SoareXR
実は、MHR-KGNメバリング用にはSaltyStage Prototype XMBS-762ULSSを新しく導入して、これまでに何回か使ってみた。しかし、エクストラ・ファースト・テーパーの故かキャストした際の感触がもう一つしっくり来ず期待外れだった。
そこで、大いに迷ったのだが、ベイト・ロッドに改造したSoareXRを改造し直して元のスピニング・ロッドに戻して使うことにして、この日はそのSoareXRの再デビューの日。

SoareXRに使用するルアーの重さは0.6~6gとなっているので、0.3gのJHに0.5gの錘を使ったスプリット・ショットを組み、24:40頃、キャスティングを開始した。

いつものことで、キャスティングを開始して5~10分程の間は、その日の調子を占うことになり期待と不安が綯い交ぜになって、ドキドキものなのだが、この日はどうか・・・・・・・?

人影が全くない岸壁に一人立って期待のキャスティングを繰り返したが、まるで反応が返って来ない。前々回はパーフェクト・ゲームを喰らい、前回は僅か3匹の貧果だったので、ソロソロ調子が上向いて来ても良い頃だと期待をして臨んだが、案に相違して音沙汰がない。

この日、最初の反応があったのは実釣開始約30分後の25:11のことで、ポイントは46番スポット付近だった。この時は、風や波などの雑音があれば判らなかっただろうと思える程極々微かな違和感に半信半疑で軽く腕を煽って掛けたものだった。
サイズは17cm程のアベレージだったが、その日の初獲物はどんなサイズでも嬉しいもので、ボーズ逃れが出来てヤレヤレと胸を撫で下ろした。

ようやく可愛娘ちゃん達が動き出して来た気配に胸踊らせてキャスティングを繰り返したが、反応がない。そこで、岸壁と平行になる様にキャストし壁際を通す様にしてみた。すると直ぐにモソと答えが出で同サイズをゲット。時刻は25:15、ポイントは46番と47番スポットの中間付近で、この日の可愛娘ちゃんは壁際から離れていないと考えて、同じ様に壁際を通して3匹目を狙ったが、1回こっきりの単発に終わってしまった。
そこで、今度はボトム付近を狙ってみた。するとコン。しかし、針に掛かっていたのはトボケ顔のカサゴでがっくり。

その後は、表層、ボトム付近、壁際、テトラ帯よりも沖目を流しても、何も反応が返って来ない。
ワームが駄目ならプラグはどうかとBEAGLE-SSや前回反応があったFinluckMinnow30Swなども色々と試してみたが、悉く無視される始末で、どうしようもない。だからと云って、この日は凸部やその先にまで足を伸ばす気にもなれず、への字カーブ付近で粘っていた。

そうこうする内、見る見る間に潮位が高くなりテトラ帯の大部分が海中に沈んで見えなくなって来た。そんな海の様子を見ながらキャスティングを繰り返していて、自作のビーズ・ルアーをデビューさせた時に似ていると思い至り、駄目で元々とビーズ・ルアーの小に替えてみた。
すると、コツと反応があって、この日の3匹目をゲット。時刻は26:04、ポイントは49番スポット付近のことだった。そして、26:08に同じポイントで追加に成功。
ビーズ・ルアーの小が正解かと思ったが、反応が返って来たのはこれが最後でその後は全く反応がなくなってしまった。それでも、何とか居場所を見付けようとキャスティングを繰り返していると、キャストしたタイミングでゴソゴソとした感触があってラインの抜けが悪くなってしまった。
そこで、スプールをチェックしてみるとピョコンと飛び出したまゝ巻かれている箇所が目に入って来た。所謂バック・ラッシュなのだが、スピニング・リールでは初めての経験。
現場で解こうとしたのだが、ベイト・リールの場合と違ってどうにも出来ない。そこで予備のスプールに交換しようとしたのだが、こう云う時に限って持って来るのを忘れている。

と云う訳で、26:30頃、諦めてStopFishingとして2時間足らずの短いメバリングを終えて岸壁を後にした次第。

所で、この時期になるとビッシリと海面を覆って釣りの邪魔になる海藻だが、今シーズンは3月に入ったにも拘らず、殆んどない様に思える。流石に底を取ると海藻が掛かっては来るが、海面にはなく海中にもそれ程漂っている様子もなかった。
極々近視眼的な見方をすると、釣りをする身にとっては有り難いと云えるのだが、これが良いのか悪いのか・・・・。

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25:11 1匹目 46番
25:15 2匹目 46~47番
25:23 カサゴ 47番
26:04 3匹目 49番
26:08 4匹目 ↓

2025年釣行記(11) – MB

2025年 Mebaring 釣行記

日 時:03月01日(土) 17:55~21:15
潮回り:大潮
(↓) 178→100cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : N.A.
釣 果:メバル x 3
同行者:YTさん

前回の釣行から中一日しか開いておらず後期高齢者の身には少々きついが、南々西の風が4m/sとの予報に誘われて、前回喰らったパーフェクト・ゲームのお返しも兼ねてMHR-KGNに行くことにした。

17:20頃、YTさんの笑顔に迎えられて現地に到着。
YTさんは友人の息子さんにメバリングの手解きをするとのことだったので、一足早く岸壁に出ることにした。
岸壁に立ってみると風は殆んど吹いておらず、丁度、大潮の満潮時刻に当たっているためテトラ帯は海中に沈んでいていつもより広々と見える海は、早くも波もなく穏やかな春の海の様相をしていて、メバリングには持って来い。これで可愛娘ちゃんのご機嫌が良ければ、YTさんの小学生の弟子のデビューには最適だろう。

今回はSaltyStage Prototype XMBS-762ULSSのロッドを先発に選び、先ずは飛距離のチェックをすることにした。
と云うのは、小口径のガイドなのか、又はエクストラ・ファースト・テーパーなのかそれ以外にも原因があるか判らないが、飛距離が余り出ない印象がある。特に小生にとっては始めて手にするエクストラ・ファースト・テーパーのロッドは、キャストする際に、ルアーの重さをロッドに乗せている感覚がまるでなく、どうにも頼りなく思っていた。
たまたま、前々回の釣行の際、0.8gの錘を使ったスプリット・ショットを試した所悪くはなかったので、今回は明るい時間帯で改めて飛距離を確認しておこうと考えたもの。
そして、0.3gのJHに0.8gの錘を組み合わせてキャストしてみると、着水の波紋が広がるのは精々テトラ帯付近。距離にして10m程。1.1gの仕掛けなので距離的には、やゝ物足りなさは残るが、妥協出来る範囲。

と云う訳で、やはりルアーの重さをロッドに乗せている感覚はないものゝこの日はこのXMBS-762ULSSで通すことにして、17:55頃、42番スポット付近からこの日のメバリングを開始した。

時間的には可愛娘ちゃんが動き出す頃で、期待は充分。
直ぐにでも反応が返って来るだろうと高を括っていたがコツリとも来ず、数投しただけで前回と同じ状況が目の前にチラチラとし始める始末。
このままでは前回と同じ結果になってしまう。何とかしなければ・・。
そこで、スプリット・ショットに使う錘を少し軽い0.5gに替えて、ワームを漂わせる様にして見た。
すると直ぐに答えが出て、この日の最初の獲物をゲット。このは掛けた瞬間にバシャバシャと水音を立てて暴れたので、海面直下で喰らいついて来たのだろう。
サイズは21cm程のMHR-KGNでは良型の部類に属するもので、これはこれで嬉しかったが、寧ろこれで前回の二の舞を踏まずに済んだとホッと安心した方が大きかった。
ポイントは47番スポット付近、時刻は実釣開始後約30分程経った18:20のことだったので、ロケット・スタートではないものゝそれ程悪いスタートを切った訳ではないが、この時はこの30分が殊の他異様な程長く感じられた。

それでも、やっと可愛娘ちゃんが動き出したと期待に胸膨らませて後続を狙うと、コツッと反応が返って来る。しかし、どう云う訳か針掛かりしない。アレッ、しまったと思いつゝキャストを繰り返すと、やはり反応が返って来る。だが、空振り。こんな筈では・・・と思いつゝキャスティングを続けている内に反応がなくなってしまった。

仕方がないので、少し移動して18:5051番スポット付近で何とか2匹目可愛娘ちゃんをゲットしたが、後続がない。

こうなるとキャストする際にルアーの重さがロッドに乗らないことが、それが可愛娘ちゃんからのラブ・コールがないことには関係がないことは判っているものゝ、気になって来て仕方がない。八つ当たり気味だが、気になることは排除しておくに越したことはないと意を決してロッドを交換することにした。

そしてTenryu改を手に戻って来て、0.3gのJHを使ったジグ単での一投目。
モゾとした違和感で、この日の3匹目をゲット。時刻は19:3743番スポット付近のことだった。
Tenryu改0.3~0.5gのJHを使ったジグ単での釣りは、小生にとってはMHR-KGNでのメバリングの原点と云えるもので、原点回帰が正解だったと思ったのも束の間。それ以降は完全に梨の礫

これでは、わざわざ車に戻ってロッドを交換して来る必要もなかったと思い始めると、釣りを続ける気持ちはドンドンと小さくなって引き揚げるタイミングを考え出す始末。20:30頃、戻って来たYTさんに様子を尋ねるとやはり反応はなく、21:00頃に引き揚げるとのこと。
そこで、駄目元で久し振りにFinluckMinnow30Swを使ってみることにした。このプラグはMHR-KGNでは最強のルアーで、困った時に助けて貰ったことが過去に何度もある。しかし、最近はこの神通力もなくなったと見え、出番がめっきりと減ってしまったのだが、御守としてMHR-KGNでのメバリングには必ずバッグに入れて来ている。

このルアーを結んで何投目かのこと。いきなりコツンとハッキリと感じる反応が返って来た。それまで何も反応がなく、小生も惰性でキャストしていたので泡を喰ったが反射的な合わせが決まってやり取りを始めた。しかし、強い引きをいなしながら寄せに入った所で根に巻かれて二進も三進も行かず、結局、無念のバラシで獲れず仕舞い。
これで目が覚めてキャストを繰り返すと、コツと感じる反応がある。しかし、幾ら合わせを入れても針掛かりさせられない。何度か悔しい思いをしてようやく針に掛け、抜き上げようとした所で敢えなくフック・アウト。

結局、FinluckMinnow30Swでも可愛娘ちゃんをゲット出来ず、21:15StopFishingとして、YTさん達と共に釣り場の岸壁を後にして帰路についた。

この日は前回のリベンジも考えてのメバリングだったが、惨憺たる結果に終わり返り討ちにあった様なもので、前回にも増してフラストレーションが溜まる夜だった。
YTさんの小学生の弟子には、それこそ嫌と云う程メバルを釣って貰いたかったが、それも巡り合わせなので仕方がない。しかし、何とか1匹獲ったとのことで、魚を掛けた感触を味わうことが出来ただけでも良かったと云うべきだろう。