※ 月別アーカイブ:11月2021 ※

2021年釣行記(71) – HG

2021年 Haging 釣行記

日 時:11月29日(月) 05:30~13:30
潮回り:長潮(↓↑)
場 所:CHTNRZKME、JGSM-GNPK、(SHYSHME)
釣 果:カワハギ x 0、ハゼ x 2
同行者:YGWさん

ハギングについては、今回でまだ4回目。YGWさんも2回目とハギングについては、双方とも初心者だが、何故かカワハギに燃えている二人でコラボ・ハギングをすることになった。

05:00頃、現地で落ち合う予定だったため、03:40頃車に乗り込んだ所、夜露にフロントとリアの窓が真っ白に曇っている。ついこの前までは暑い、暑いを連発していたのに、冬になったんだなぁと柄にもなく感慨にふけながら、ウィンドウの曇りを拭うべくワイパーを動かしたのだが、フロント側はガリガリと音がするだけ。車載温度計を見ると5℃なのだが、もう夜露が凍っているのに、びっくり。
久し振りに、デフロスターを入れて凍り付いた夜露を融かしながら、車を走らせ、05:00を少し回った頃先着していたYGWさんと合流。

この頃の日の出時刻は06:30頃なので、辺りはまだまだ暗いが、沖向きの人気ポイントには既にアングラーの黒い影が見える。
YGWさんと小生は東向きに釣り座を構えて、先ずはアオリイカを狙うためにエギを結び、キャスティングを開始。
風は左から右への北風だが、それ程強くはないので、状況としてはマズマズだが、兎に角、寒い。日中は小春日和になるとの予報だったので、少し油断をしていたが、もう真冬支度が欠かせない時期になったことを痛感した次第。

キャスティングを初めて程なくして、YGWさんスミイカを掛けた。いつもなら、そんな場面を見ると、小生も何とかして・・・・とファイトが湧くのだが、この時は、どう云う訳か、もう一つ燃えて来る物がなかった。

時間が進み、正面に見える東の空に太陽が上り始めて所で、本日のメイン・ターゲットに狙いを替えて、改めてStartFishing

この日の小生のハギング用のタックルは、Tenryu改のロッドに3本針の胴付き仕掛け、錘は2号を選択。
ネットで推奨されている堤防ハギング用の仕掛けは、4~5号の錘にラインはPEの1.0号程度を使っていることが多く、結構、ごつい仕様になっている。所が、ロッドはアジングメバリング用のロッドでも良いとあって、小生としては、ロッドと仕掛けのバランスがもう一つ良くない様に思えて仕方がなかった。
加えて、前回の結果から、アジング・ロッドに軽い仕掛けでやれば、ワッペン・サイズの可愛いカワハギでもスリリングなやり取りが楽しめるのではないかと考えた。そこで、今回、アジング用としては重たいが、ハギング用としては軽いタックルで、一日を通すことにした。

YGWさんは足許、小生はちょい投げで少し沖目を狙って開始。
ハギングと胸を張って云うためにも、ルアーで釣りたいので、最初はパワーイソメを付けた。すると、何投目かでブルブルと感じるアタリがあって、この日初めての獲物の感触。しかし、引き具合が軽くて、本命のカワハギではないことは直ぐに判った。何が来たんだ?と思いつゝ抜き上げると、そこには惚けた顔のハゼがぶら下がっていて、がっかり。それでも、外道とは云え魚が居ることが判って、まだまだ余裕を持っていた・・・・。

隣りのYGWさんには、アタリはあっても針掛かりさせられず、苦労している様だが、ようやくワッペン・サイズとは云え、本命のカワハギをゲット。
そのカワハギに触発されて、気持ちを入れ直して沖目を狙っていたが、アタリは感じられず、その頃にはパワーイソメを諦めてアサリを使っていたのだが、そのアサリも残ったまゝで戻って来る始末。

その内、日が昇り暖かくなって来て快適な状況にはなったが、海からは何のコンタクトもない。それどころか、海面に反射した太陽が眩しく目眩まし状態に、俯向いて黙々と軽いリフト&フォールを繰り返して、カワハギに気を引こうと頑張ったが、一向に振り向いてくれる気配がない。

これに堪らず、プチ移動をして気分転換を図ったが、結果は出ず仕舞。

余りにもコンタクトがないので、大きく場所を移動することにして、JGSM-GNPKにやって来たが、こちらでは更に状況が悪くて完全に無視され、逆に手作りの集魚板共々仕掛けを根掛りロスト。

そして、藁をも掴む気持ちで、小生の実績場所であるSHYSHMEに移動したが、入れる場所がなく、顔見知りの八王子の御仁と情報を交換した後、朝に入っていたCHTNRZKMEに戻って来たが、やはりこれも悪足掻きで、YGWさんが大きなフグを掛けたのを現認して、13:30頃、StopFishingとした。

と云う訳で、この日はカワハギからのアタリは一つも感じられず、軽いアジングタックルでハギングを愉しもうとする目論見は見事に外れて、完全試合を喰ってしまう結果になってしまった。
急に寒くなった影響で、口を使わなくなったのかも知れないが、いずれにせよ、陸っぱりハギングは終盤戦に掛かっていることは確実だろう。とするとチャンスは余り残されていないことになるが、近々、リベンジを果たしたいと思っている。

2021年釣行記(70) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:11月25日(木) 17:00~21:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 0
同行者:Dr.TJさん、ISBSさん

風向きや強さから今週後半の釣行は半ば諦めていた所に、Dr.TJさんからISBSさんと一緒にUMB-FPで刀狩りをするとの連絡が入った。
12月を目前にしているこの時期では、陸っぱりの刀狩りは厳しいとは思ったが、こんな連絡が入るとやはりウズウズとして来る。予報では5~6mと強い風が吹くが、幸い、風向きが背後からの南西とのことなので、釣りには問題はないだろう。
と云う訳で、UMB-FPに行くことにした。

現地に向かう途中で事故渋滞に掴まってしまい、約束時刻に若干遅れて16:40頃到着し、先着していたDr.TJさんの車の隣りに駐車。

直ぐに岸壁に向かったが、強い風の影響なのか、岸壁にはいつもになくアングラーの数が少なく、難なくDr.TJさんに合流出来た。ISBSさんは仕事の都合で遅れている由。

17:00頃、小生は、例によってSephia S809M/Fのロッドに快適テンヤSSSSサイズのテンヤ。Dr.TJさんは生粋のルアーマンらしく20gのメタルジグでキャスティングを開始。
風は、時折、強く巻き込んで来るが、ほぼ背中からの追い風になるので、支障なく釣りは出来そう。問題は、タチウオが寄って来るかどうかだが、こればかりはやってみなければ判らない。アングラーとしては、寄って来てくれることを願しかない。

開始後程なくして、来た!!の声に隣りのDr.TJさんを見やると、ロッドを満月に曲げてやり取りをしている姿がある。そして、抜き上げたのは指3本サイズの銀色に輝くタチウオ
刀狩りそのものが2回目、そしてUMB-FPでの刀狩りは初めてと云うDr.TJさんに、開始早々獲物が来たのは、小生としても嬉しい限り。しかも、タチウオの寄り具合も心配なさそうで、一安心。

タチウオが近くに居れば、必ず喰って来る筈と集中してコンタクトを待ったが、一向にアタッて来る気配がない。
餌釣りの電気ウキの灯りも、5~6個しか見えず、小生の右側は暗い海が広がっているだけで一つも浮かんでいない。1月程前には煩い程沢山のウキ灯りが浮かんでいたことを考えると、隔世の感がある。この日、釣り場がそれ程混んでいなかったのは、強風のためだと思っていたが、11月下旬に入りタチウオの釣果が出ていないためと云った方が、寧ろ、正解かも知れない。

その内、遅れていたISBSさんが登場して来て、3人並んでキャスティングを繰り返したが、全く反応がない。

この状況では、例えタチウオの回遊があったとしても、恐らくその群れは小さいだろうし、2度3度と何度もアタリがあることは考え辛い。となると、不意にアタッて来るタチウオのコンタクトを期待してキャスティングを続けていなければ、千載一遇のチャンスを逃してしまい、ボーズの憂き目にあってしまうこと必至。

過去には、2時間、3時間もの間、反応がない時間を経過した後、コンタクトが出始めたこともあるので、その内、回って来る筈だと自身を鼓舞してキャスティングを続けたが、まるで音沙汰がない。
便りがないのは良い便りと云うが、釣りの世界では願い下げにしたい。

コンタクトがないまゝ時間が経ったある時。時間的な記憶はないのだが、半ば惰性的に軽いリフト&フォールを繰り返していると、足元から5m程の所までテンヤが帰って来た時に、いきなり、コツンとコンタクトがあった。
何とか、合わせを入れて根掛かった様なタチウオの重さを感じて、リーリングに入った瞬間、フッと軽くなって、無念のバラシ。
結果的に、この日の何時間にも及ぶ刀狩りで感じた唯一無二のコンタクトだったのだが、アタリは確実にモノにしなければと思っていた筈なのに、この体たらく。

結局、ISBSさんは20:30頃、諦めて引き揚げて行き、居残ったDr.TJさんと小生も21:00頃、StopFishingとして、今年の刀狩り最終戦を終えた。

2021年釣行記(69) – MB

2021年 Mebaring 釣行記

日 時:11月23日(火) 17:15~21:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 2
同行者:単独

早くも先生が走り回る月が目前に迫って来て、ソロソロ円な瞳の可愛娘ちゃんも動き出し始めている頃だろうMHR-KGNでのメバリングを予定していたが、生憎、予報では西南西の風が5~6mとのこと。となると、横風になるのでやり難くなる。しかし、UMB-FP刀狩りであれば、フォローの風になるので、寧ろ、有利に働く筈。
と云うことで、メバリング刀狩りかどちらにするか迷った。
しかし、この日は勤労感謝の日に当たるので、刀狩りUMB-FPは激混みになっているだろうし、冷蔵庫にはまだタチウオの在庫があるとのことだったので、MHR-KGNの状況を調査することに落ち着いた。

現地到着は17:00頃。
程なくして満潮を迎える時刻なので、潮位はほゞ最高潮に達しているため、テトラ帯は海中に沈んでいて、障害物の見えないMHR-KGNの海が大きく広がっている。波は殆どなく穏やかだが、時折、ウネリが入って来る程度。
風は、強く吹くとの予報にも拘らず、岸壁ではそれ程もなく、釣りをするのに余り気にする必要はなさそうで、一安心。

岸壁の様子を見ながら宵姫 爽 S58FL-Solidを手にお気に入りの60番スポット付近に向かったが、途中で、気が変わりへの字カーブの手前の40番スポット付近から調査を開始することにした。
40番スポット付近からへの字カーブまでの間は、過去にロッドを振ったことはほゞ皆無と云って良いポイントだが、可愛娘ちゃん達の居場所が変わっている可能性もあるため、念の為、蟹の横這い釣法でテンポ良くチェックしようと云うもの。

潮の高さを考慮して0.8gのJHをチョイスして、キャスティングを開始したのは17:15頃。
その日の調子を占う最初の数投は、期待と不安がないまぜになってドキドキもので、これはどんな時でも同じだが、今回は半年近くも間が空いているので一際その感が強い。

次は来るか、次は来るかと期待してキャストを繰り返したが、期待に反して、何も気配が感じられない。そこで、予定通りキャストして3歩移動し、又キャストして3歩移動・・・・を繰り返して何とか可愛娘ちゃんの居場所を探したが、梨の礫
こうなるとお気に入りの60番スポット付近をジックリとチェックしたくなる所だが、生憎、その付近には先行者の姿があるので、仕方がない。60番スポット付近を飛ばして62番スポット付近から、調査を再開。
しかし、状況は変わらないまゝ。
否、可愛娘ちゃんばかりでなく、メバリングには付き物のカサゴソイからのコンタクトもなく、早くもボーズの文字が頭に浮かんで来る始末。

そんな状況で67番スポット付近に来た時、この日初めてのコンタクトがあって、待ちに待った可愛娘ちゃんを手にすることが出来た。
実釣を開始して1時間も経った18:40頃のことで、サイズはMHR-KGNのアベレージに足りない15cm位だが、今シーズンの幕開けを飾る嬉しい1匹。
しかし、気に入らないのはアタリの出方で、この時のアタリはジワーッと重たくなっただけの違和感しかなく、釣った感のないアタリだった。
この日のここまでの状況を考えれば、アタリの出方を云々するのは、贅沢の極みだとも云えるが、小生にとっては、MHR-KGNは、サイズはなくても数を釣って楽しめる癒やしの釣り場の位置付けなので、やはりコンと感じるアタリを掛けに行ってものにしたい。
とは云え、ようやく可愛娘ちゃんたちが動き出した気配に、キャストする腕にも自然に力が入ろうと云うもの。

そして、その後の2投目か3投目で、またもや同じ様なジワーッと感じるアタリがあって、MHR-KGNでは珍しい23cm程の良型。
これに気を良くして、キャスティングを繰り返したが、その後は元の状態に戻ってしまって、完全にダンマリ状態。

余りにも気配がないので、プラグを投げたり、JHを重くしたり軽くしたり、はたまたワームを替えたりと色々と可愛娘ちゃん達の気を引こうとやって見たが、どれも無視。
この日は凸部の手前までを調査する積りだったが、こんな状況に堪らず、凸部の先にまで足を伸ばしたが、これも悪足掻きに終わり、19:50頃、118番スポット付近から折返しに入った。

この頃になると、潮位が下がって、テトラ帯の頂上が所々海面から頭を出し始めて来ていた。この様な一寸した変化でも状況が変わる切っ掛けになることは、良くあることなので、これまでが極端に悪かっただけに、藁を掴む心境でコンタクトを待ったが、これも期待外れ。

そうこうする内、20:30頃から、西風が強く吹き付けて来て、身も心も寒くなり、21:00頃、StopFishingとして、肩を落として帰路に着いた。

2021年釣行記(68) – HG

2021年 Haging 釣行記

日 時:11月19日(金) 06:30~12:30
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:SHYSHME
釣 果:カワハギ x 6、フグ x 2、ベラ x 1
同行者:単独

前回、前々回ともすっかり夜が明けた遅い時刻に到着し、危うくアブレそうになった経験から、今回は日の出時刻の06:00頃に到着する様に、04:30頃自宅を出発。
流石にこの時間帯ともなると交通量も少なく、快適なドライブをして、予定より少し早い05:45頃、まだ暗い中現地に到着したのだが、岸壁にはアングラーの姿は1人しか見えず、釣り場はガラガラ状態。折角、眠たい眼を擦りながら無理をして早く出て来たのに、これには拍子抜け。
しかし、早起きは3文の得!!
早く来たお陰で特等席の岸壁の角に入れると角に向かって歩いて行くと、付近には場所取りの椅子とロッドが置かれていて、正に糠喜び

仕方がないので、その隣りに道具を置いて、この日の釣座を決めて、釣り支度に入った。
今回持ち込んだロッドは、Sephia SS S76ML-Sの1本のみ。
と云うのは、前回、ここで会った八王子の御仁は、岸壁際を捨てて沖目ばかりを狙っていた。今回はその彼を見習って、専ら沖目を中心に狙う積もりだったので、キャスティングのし易いスピニング・ロッドを選んだのだが、まだ暗い中、そのロッドにラインを通すのに一苦労。

何とか支度を整えて、キャスティングを始めたのは06:30頃。
出来ればパワーイソメで釣果を出したいので、今回も先発にはパワーイソメをチョイス。
このパワーイソメが駄目だった場合を考えて、前回、隣りのアングラーに頂いた活イソメの使い切れなかった分を、塩漬けにした塩イソメ。その塩イソメが不調に終わった場合は、スーパーで買った冷凍むき身アサリを、塩で軽く締めた塩アサリに切り替える三段構えの布陣を敷いているので、何とかカワハギをものに出来るだろう。

風は殆ど吹いておらず、大潮の下げに入って1時間半程経過した頃だが、潮の動きも殆どない。大潮とあれば、干満差は大きく、潮の流れが強いことを想定していたが、この点は、少々意外な程。SHYSHMEには今回を含めて3回しか立ったことがないので、この状況が良いのか悪いのか判らないが、潮はもう少し動きが欲しい所。

どんなアタリを出してくれるのか、ワクワクしながらキャスティングを続けたが、何も反応が帰って来ない。
そこで、試しに塩イソメに替えてみた。すると、直ぐに答えが出てコン。
合わせも決まって、寄せに入るとロッドを叩く様なカワハギ独特の動きが伝わって来て、思わず来たー!!
しかし、残念ながらおちょぼ口のこの娘は、抜き上げる直前にポチャンと帰って行ってしまった。バラしたことには悔いが残るが、兎に角、反応があることに一安心。気を取り直して、同じ様に塩イソメを付けてキャスティングをしていると、コン。

今度はバラさない様に慎重に寄せて抜き上げて、本命をゲット。サイズは、17cm位の大きめのワッペンと云った所だが、このSHYSHMEで2匹目の本命。
前々回の1匹は、どちらかと云うと釣れちゃった感が強い獲物だったが、今回は狙って獲ったもので、一際嬉しい1匹だった。

時計を見ると時刻は07:10頃で、釣りに来ていなければ、まだ床の中に居る頃。釣りは始まったばかりなので、幸先良しと云った所だろう。

この最初の獲物を、急ぎスカリに収容して、一段とやる気になってキャスティングを繰り返していると、頻繁にとは云えないが、コンタクトはある。そこで、カワハギの活性が上がって来たのかも知れないと、パワーイソメに替えて見たが、間遠いアタリが一層遠くなってしまい、とても待てない。
と云う訳で、塩イソメを使い切ることにした。

やがて塩イソメも使い切った所で、今度は塩アサリを使ってみることにした。
すると、塩イソメよりもコンタクト回数が増えて来た様な印象で、23cmとこの日最大サイズのカワハギは、この塩アサリに来たもの。だからと云って塩アサリがベストと云う積りはサラサラなく、偶然の産物たる面が強いと思うものゝ、塩アサリにしてから、サイズが少し大きくなった様な印象は残っている。

時間が経ち09:00頃から、弱かった潮の流れが強くなり、アチラコチラにさざ波が立ち流れが目視出来る程強くなるに連れて、アタリとアタリの間隔が広くなって来た所で、12:30頃、見切りを付けてStopFishingとした。

と云う訳で、今回もパワーイソメで結果を出すことが叶わなかったが、カワハギ釣りの面白さは充分に味わえた気がする。
ネット情報では、陸っぱりカワハギを狙う釣りは、やがてオフ・シーズンに入るとのことなので、暫くはパワーイソメに拘ることなく、カワハギを狙ってみようと思う。

2021年釣行記(67) – HG

2021年 Haging 釣行記

日 時:11月15日(月) 07:30~12:00
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:SHYSHME
釣 果:カワハギ x 0
同行者:単独

前回は初めてのハギングで、正に絵に描いた様なBiginner’s Luckで陸っぱりとしては良型に属する22~23cmを以前からゲット出来たのだが、餌はアサリ。餌で釣ろうがルアーで釣ろうが、釣りには変わりがないので、小生自身は特に拘りがある訳ではないが、ハギングと称するからにはやはりルアーでの釣果を望みたい。
と云う訳で、今回はパワー・イソメで釣果を得るべく前回と同じポイントに出掛けて来た。

ポイントに到着したのは07:00頃。
車から様子を見ると、岸壁には既に大勢のアングラーが入っており、割り込めそうな空きは一箇所しかなく、車を停めるスペースもない。別のポイントにしようかと思ったが、Uターンして少し離れた所に駐車して、岸壁に出た。

前回の釣り座は岸壁の左端に近い場所だったが、今回は岸壁の中央から少し右に寄った場所。
今回持ち込んだロッドは、ベイトロッドのSSQC-6112ULS-BF-KRとスピニングロッドのSephia SS S76ML-Sの2本で、先発はSSQC-6112ULS-BF-KR。ここまでは良かったが、次に胴突き仕掛けをセットする段になって、前回と同じ様にモタモタしてしまった。
つまり、小生の胴突き仕掛けは、ネット情報を参考にして自作したもので、枝針は現地で自動ハリス止めに止める様にしているのだが、自動ハリス止めに枝針のハリスを通すのに、四苦八苦。何とかハリスを通せたと思っても、上手くハリスが止められず、するりと抜け落ちてしまったり・・・。

何とか胴突き仕掛けをセットし、パワーイソメを刺して釣りを始めたのは、07:30頃。結局、準備を終えるのに30分も掛かってしまった計算で、慌てる必要はないとは云え、幾ら何でもこれでは時間が掛り過ぎと云うもの。

前回もパワーイソメを使ったのだが、囓られたかどうかさえ判らず、堪らずアサリを使った経緯がある。そんな結果だったので、果たしてカワハギがネット情報にある様にパワーイソメに興味を示してくれるかは全く不明。
どんなアタリを出してくれるのだろう?
岸壁の際に仕掛けを落として、ロッドティップをジッと見ていると、時折、微かに動いている時がある。手元に何も伝わって来ない上、力強さもない動きなので、どうやら魚がパワーイソメを啄んで入るが、喰い込むまでには至っていないのだろう。

試しに、そんな微かな動きの中でも少し大きめの動きに、合わせを入れてみたが、何の手応えも伝わって来ない。しかし、引き揚げたパワーイソメを良く見ると、噛み跡らしい疵が入っている。その主が狙いのカワハギであれば云うことなしだが、こればっかりは釣り上げてみなければ、判らない。
空振りを繰り返している内、マグレで掛かって来たアタリの主は、体長5~7cm程の小さなフグ。それでも小さなおちょぼ口に針がしっかりと掛かっているので、合わせるタイミングは間違えていない筈。
カワハギも同じフグ科の魚なので小さな口をしているため、合わせの練習になる

我慢をして暫くフグと付き合っていたが、そのフグのアタリも徐々に遠くなって行ってしまった。そこで、アサリを試してみると、遥かに反応が良い。やはり、人工餌のパワーイソメは、魚の活性次第で使える場面が限られるのかも知れない。

沢山のフグの群れの中にカワハギが混じっていても不思議ではないのだが、岸壁際で掛かって来るのはフグばかり。幾ら合わせの練習になるとは云え、これでは面白くない。

と云う訳で、Sephia SS S76ML-Sを引っ張り出して、沖目を狙うことにした。
沖目の潮は左から右に動いていて、仕掛けは少し右手に寄った方向から帰って来るが、カワハギは意外にも流速の早い所にも生息しているとのことなので、この程度であれば影響はない(?)と思って良いのだろうか・・・・。
ハギングが2回目の小生には何とも云えないが、もう一つ気になったのは、海底の様子。
岩礁は、カワハギが身を寄せるシェルターにもなり得る上、キャストする際の目標にもなるので、岩礁混じりの砂地が好ましいと思っているのだが、伝わって来る感触では、海底はどうやら岩礁のないまっ平らな砂地の様子で、海底を引き摺っていても何も抵抗を感じることもなく、頼りないことこの上なかった。
それでもカワハギからのコンタクトがあれば、岩礁の有無など気にもならない筈で、寧ろ、岩礁は根掛りの元になるため、あることをマイナス要素に考えているだろう。
結局は、自身の肩から先の問題を棚に置いて、釣れない理由を探しているだけなのかも知れないが、もう暫く通ってみなければならないだろう。

沖目は反応が全く感じられず、岸壁際はフグばかりと期待に反する状況になって、パワーイソメで何とかカワハギをものにしたいとの思いは、いつの間にか消えてしまって、念の為、持参して来たアサリばかりを使っているしまつ。

それでもカワハギからのコンタクトはなく、12:00頃、餌切れと同時にStopFishingとした。

そのまま片付けに入ろうかと思ったが、後学のために他のカワハギ狙いの釣り師の様子を見学させて貰おうと、岸壁の角の釣り師の所に行って、声を掛けた。
すると、八王子から通っていると云うこの御仁は、前回小生がカワハギを掛けた際に声を掛けてくれた釣師で、先方は小生のことを覚えていてくれた。
この御仁の釣り方は、専ら沖目ばかりを狙っていて、小生が彼の元を訪れる直前に1匹掛けたとのこと。

彼の側に座り込んで小1時間程話し込んでいる間にも、掛けるまでには行かなかったが、ティップがクンクンと揺れるアタリが何度かあったので、どうやら沖目狙いが正解だったのかも知れない。
次回は、彼に見習って沖目狙いに徹してみようと思いながら、自分の釣座に戻った所で、隣りの釣り人が帰るので良かったらイソメを使って下さいとのこと。
実は、内心ではイソメを使ってみたかったので、これは渡りに船。
有り難く頂いて、暫く沖目狙いでやってみたが、相変わらずコンタクトがないので、直ぐに気持ちも切れて、13:00を回った頃、釣り場を後にして帰路に着いた次第。

と云う訳で、兎にも角にも、次回は沖目狙いを中心にやってみようと思う。

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