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2019年釣行記(62) – AJ

2019年 Ajing 釣行記

日 時:09月30日(月) 17:40~24:15
潮回り:大潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 3、カサゴ x 1
同行者:INUEさん

術後の昼間の運転は、墓参りと26日のYNGSM釣行で全く問題がないことを確認。次は夜の運転を試さなければと考えている所に、思い掛けなくINUEさんから電話を頂いて、30日の日曜日か、1日の月曜日にDKKに行く積りだが、ソロソロ釣りも解禁されているのではと思って電話をした・・・・・とのこと。
丁度、夜の運転用に軽い度数のメガネが出来上がっていたので、夜の試運転には丁度良い機会だと、即、日曜日に行くことにした。

17:00頃、自宅を出発。現地到着は17:30頃。
9月9日に上陸した台風15号の影響で、近隣の釣り場の殆どが壊滅的な被害を被っており、釣りが出来るのは湾奥の2~3ヶ所のみしか残っていない。となると、釣れる釣れないに拘らず、竿を出せる釣り場にアングラーが集中するので、ひょっとしたらDKKも混んでいるのではないかと心配していたが、駐車場には幸か不幸か2~3台の車しか止まっていない。

となると、状況はまだ良くなっていないのか・・・・?
岸壁に出て見ると、手前と最奥にアングラーがいるだけで、心配が的中した模様で、1ヶ月程留守にしている内に、状況が好転しているのではないかとの期待は、見事に裏切られた格好。
と云っても、やって見なければ判らない

最奥のアングラーに挨拶をすると、
遅かったヨ~。今、アジの地合いは終わったばかりだ。もう少し、早く来れば良かったのに。
とまるで旧知の間柄の様な口振りで、状況を教えてくれた。
竿を出す前に余り聞きたくない情報に、気持ちが萎えかかったが、兎に角、準備を始めた。

この日、持ち込んだロッドは、8320#1BSoare改NSL-S702UL/BFの3本。その内8320#1Bにだけラインを通して、1gのJHでキャスティングを始めたのは、17:50頃。

風は、右から左への横風になる南風が結構強目に吹いている。

1投、2投・・・・・。
隣りの先行者の云う通り、全く音沙汰がない。エサ・サビキのその先行者にもアタリがないので、群れは何処かに移動して去って行ったのだろう。
となると、次に群れが回って来るまで、ひたすら待つことになるが、仕方がない。

この日初めて違和感を感じたのは18:40頃。
底付近を流す様にしていると、ジワーッと重くなった。潮の流れに乗ったのであれば、そのまゝジッと待っていると、チクッとコンタクトがある・・・・・筈だが何もない。変だなと思いながら軽くロッドを煽って見ると生命体が掛かった感触がある。おっ、魚だと思いながらリーリングを始めた所、白い魚体が見えた次の瞬間、グンとロッドを引っ手繰る様な強い引きがあって、ヒラを打つ白く長い魚体が岸壁から遠ざかって行くのが目に入って来た。
この日最初の獲物は、残念ながらシーバスに横取りされてしまったが、予想外に早い時間帯からコンタクトがあったことに安堵してキャスティングを続けた。
しかし、その後は、期待に反して、何のコントクトもなく時間ばかり過ぎて行く。

風は相変わらず右手から強く吹いて来ているので、徐々に薄ら寒くなって来て、ウィンド・ブレーカーを持って来ていないことを悔いる始末。

この日の最初の獲物は、20:00少し前に来たこのアジ。体長は20cmもなく、体高のない頭でっかちな痩せた魚体にガッカリ。

やっと群れが回って来たと後続を期待したが、その後も又々ダンマリ状態。
こうなると、粘れば何とかなると云う気持ちも徐々に薄れて来て、兎に角INUEさんが来るまではと思いながらキャスティングを続けた。

INUEさんが登場して来たのは、21:30頃。
これで、少し気を取り直してキャスティングをすることは出来たが、相変わらずアジの群れは戻って来ないまゝ。
この頃になるとあれだけ強く吹いていた風が、ピタリと止んだので寒さを感じることはなくなったが、一難去ってまた一難。今度はがブンブンと纏わり付きだして来て、慌てて蚊取り線香を焚く始末。

INUEさんは、登場して来て間もなくアジをゲット。これ程の激渋の中でも、ちゃんと結果を出すのは流石としか云い様がないが、サイズは南蛮漬けにピッタリの豆アジ

その後も二人並んで、アジが回って来るのを待ったが、迷子になったアジが偶々口を使ってくれるだけで、結局、24:00過ぎにStopFishingとして帰路に着いた。

所で、夜の運転だが、流石に光量のない中では見難くなるので裸眼で運転するのは躊躇われた。そう云うこともあろうかと、度数の弱い眼鏡を作っておいたので、この眼鏡を掛けてみた所、寧ろ術前よりも良く見えた。
医者の説明では、視力が安定するには1ヶ月から3ヶ月を要するとのことなので、まだ予断は許さないが、昼の運転も夜の運転も問題なく出来ることが判って一安心と云った所。

2019年釣行記(61) – MK

2019年 Mekking 釣行記

日 時:09月26日(木) 08:30~12:00
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:YNGSM
釣 果:メッキ x 3、ダツ x 3
同行者:単独(IKDさん)

9月2日に右眼、9日に左眼の手術を受け、車の運転はドクター・ストップが掛かっていたので、釣りに行けないことは覚悟していたが、術後2週間も経って来るとムズムズと落ち着かない。
幸い、小生の濁りの入った水晶体の代わりに挿入されたレンズは多焦点なので、近くも遠くも良く見える。素人判断だが、遠くなどは、眼鏡を掛けていた手術前の頃よりも良く見えているので、眼鏡がなくとも運転には支障がなさそう。と云う訳で、実は、左目の手術から1週間後の17日に、カミさんに内緒で車で30分足らずのDKKに様子を見に行ったことがあった。
そして、20日の検診日に、医者に車の運転の可否を尋ねた所、渋々ながらOKを頂いた。これで取り敢えず医者公認となった訳だが、カミさんに納得して貰わない限り、何だかんだと五月蠅く云われること必定。そこで、秋分の日の翌日の24日にカミさんを乗せて墓参りに行き、運転に支障がないことを実感して貰った。
と云う訳で、車を運転することは大手を振って出来ることになった。

こうなると、もう一匹の虫が黙っている筈はない。直ぐにでも釣りに行きたかったが、DKKアジングでは帰りが夜の運転になる。手術のお蔭で視力が回復したとは云え、光量が少ない場面では、物が2重になって見難くなることがあるので、今、夜間に運転するのは避ける方が得策だろう。

と云うことで、日中の釣りであるメッキYNGSMで狙うことにした。
実は、昨日の25日もその積りで、昼前に一旦自宅を出たものゝ途中の渋滞に巻き込まれてしまい車が動かないのに嫌気が差して、途中で引き返して来たので、そのやり直し。

06:40頃、自宅を出発。1時間程早ければ、スムーズに走れたと思うが、この時刻になると、昨日程ではないにしろやはり渋滞は避けられず、2度3度と渋滞に嵌ってしまって、どうしようもない。そこで、普段は使うことのない高速に乗って時間を稼いだので、現地に到着したのは予定通りの08:00頃。

早速ウェーダーを穿き、ロッドを手に釣り場に向かった。
1年振りに見る光景はそれ程変わっていない様で、懐かしかったが、良く良く見れば、サーフ井桁突堤の間にあったワンドは砂で埋まってなくなっており、突堤の根元には砂が堆積して小さな浜になっていたりと、1年間のブランクの長さを実感させられた。

当初は近場の井桁突堤に入ろうかと思っていたが、石積み突堤方向を見ると、干潮間近だったこともあって、ワンドの潮がなくなってショートカット出来る状態になっている。石積みは好きな釣り場だが、ワンドを大きく迂回しなければならないのが難点で、それを考えると躊躇するものがあるが、その必要がなければ、第一候補にするには何の支障もない。
と云う訳で、先ず石積み、そして、井桁サーフと回ることにした。

石積み突堤に乗って見ると、先端付近は大きな岩やテトラポットの配置が大きく変わっており、そればかりか岩と岩の隙間が大きく広がっていて、バランス感覚がとみに衰えて来ている高齢者には、少々取っ付き難そうになっている。
幸い、貸し切り状態なので、ゆっくりと足場の良さそうな岩を探して、ウロウロし、キャスティングを始めたのは08:30頃。

ロッドは手に入れたばかりのBayLiner BL-702ML/MK、ルアーはSaltDegree SD-50Sの組み合わせ。風は北からそよ吹く程度で、波もなく条件は文句の付けようがない程で、メッキのご機嫌が良いことを願うばかり。

2投、3投。

海は静かでダツが海面で輪を描いている様子もなく、辺りを跳ね回っているボラの気配もなく、海鵜が飛んで来る姿も見えず、生命感がもう一つ感じられない。
足場の良さそうな岩に乗っているのだが、海面直下に沈んでいる岩や海面から頭を出しているテトラが邪魔になって、キャストする方向が限られてしまう。隣りの岩に乗れれば、もっと別な方向も狙えるのにと思っても、覚束ない脚腰では、飛び移ることも出来ない。例え、無理をして移ることが出来たとしても、無事に戻れるかどうかも心配で切歯扼腕

メッキからのコンタクトもなく、バランスを取りながらのキャスティングにも疲れたので、先端を諦めて平らな天井の岩を探して、10m程移動。
すると、何処からともなく若者アングラーが姿を見せて、小生が乗りたかった岩に乗ってキャスティングを始めている。しかも、その若者は、早々にロッドを曲げているのを目にして、アングリ。
この様なことは、釣りには良くあることで驚くこともない。しかし、その若者は、抜き揚げた魚をぶら下げて、何の苦もなく極普通にその岩から岸寄りの足場の良い場所に移動しているのにビックリ。ひょっとすると小生が乗りたかった岩ではないのかも知れないが、何れにしても、次回来た時に確かめてみる必要があると思った次第。

その若者が本命を揚げたのとほゞ同時に小生にもアタリ。所が、小生が掛けた相手は針掛かりした瞬間ジャンプして、細長い銀色の魚体を見せる始末で、メッキ狙いには税金とも云えるダツ
その後、若者は順調にメッキを掛けているが、小生にはダツばかり。そこで、その若者が釣り座としている岩を留守にしている間に、彼の釣り座の正面に向かってキャストしてトウィッチさせると、グンッとロッドが止まり、底に向かって突っ込む様子が伝わって来て、ダツではなくメッキであることを確信。
時刻は実釣開始後ほゞ1時間経った09:20頃のことで、抜き揚げたのは20cm程の良型とは云えないが、今シーズンの初メッキで。
これでBL-702ML/MKウロコ付けも成ったので、気を良くしてキャスティングを続けたが、その後のコンタクトが続かない。
そこで、又々若者の留守を狙って海面下に沈んでいるテトラの先にキャストすると、グンッ。これは24cm程の良型で、両眼が開いた格好。
どうも、若者が乗っている岩の正面に集まっている様で、それ以外の場所には居る様子がない。

時刻は定かではないが、小生の左手に火曜日の男IKDさんが登場。木曜日のこの日にIKDさんが来るとは思いもしなかったが、仕事が変わって、水・木曜日が休みになったとのこと。
暫くの間、並んでキャスティングを続けたが、二人にはコントクトがなく、先端の岩に乗っていた若者もロッドを曲げることがなくなってしまった。
そこで、突堤の西向き先端側に移動したが、やはりコンタクトがないので、IKDさんの様子を見ながら、小生は小休止。
そんな所に、YTさんが陣中見舞いに来てくれて、暫し釣り談義。

11:00頃、IKDさんを置いて、小生は井桁突堤に移動。YTさんによれば井桁でも出ているとのことだが、来てみると水の色が緑掛かっていて、もう一つ雰囲気が良くない。
そこで、サーフに移動して、蟹の横這い釣法メッキを探すことにしたが、中央付近まで調査したものゝ梨の礫なので、井桁に戻って12:00まで粘って見ることに。

井桁では30分程、キャスティングを続けたが、音沙汰がなく、ソロソロ上がろうかと思い始めた頃、何かがルアーに触れた様な感触があった。そこで、フォローのキャストを入れ、極力ルアーをゆっくりとアクションさせていると、グンッ。
サイズは20cm足らずで物足りないが、締めの1匹を獲ることが出来て満ち足りた気分でStopFishingとした。

この日は1ヶ月近いブランクの後の復帰戦を、今シーズン初めてのメッキで、しかもBL-702ML/MKウロコ付けを無事終えることが出来て、云うことなしの結果だった。
それよりも、60年間もメガネを掛けた生活をしていた小生が、裸眼で釣りをすることが出来、何故か見る物全てが新鮮に見えたのが印象的だった。