※ 月別アーカイブ:10月2020 ※

2020年釣行記(49) – EG

2020年 Eging 釣行記

日 時:10月29日(木) 16:30~23:30
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:南端
釣 果:ケンサキイカ x 1、スミイカ x 1
同行者:YGWさん

16:00を少し回った頃に現地到着。
先着していたYGWさんからの連絡の通り、岸壁にはアングラーが溢れる程で、まるで週末か祭日の様相。幸いYGWさんが場を確保してくれていたので、何ら苦労することなく釣り座を構えられた。

今回持ち込んだロッドは、Soare30 S803ULT30Sephia S806ML-Sの2本。
今回のメイン・ターゲットはアオリイカだが、時期的にサイズは200~300g程度の新仔になるので、Soare30 S803ULT30を先発に選び、2.5号のエギを結んで、16:30頃、タコを狙っているYGWさんの隣りでキャスティングを開始。

風は、右から左の横風になる北寄り風だが、予報の4mと違って微風なので釣りに影響はない。潮も同じ様に右から左に流れてはいるが、それ程強くはない。と云っても、軽い2.5号のエギを遠投すると、少し右寄りに着水させたとしても、帰って来るのは約60度左手からになる程で、潮の動きとしては可もなく不可もなく、丁度良い塩梅。

状況を確認しながら2投、3投した所で、隣りのYGWさんがロッドを曲げている。掛かったのは、残念ながら本命のタコではなく外道の地球で敢え無くライン・ブレイク。
そこでこの日のメイン・ターゲットであるアオリイカ狙いのタックルに持ち替えてキャストするや否や、ロッドを煽って合わせを入れてリーリングを始めている。

ウッソー!! もう来たの・・・・?
信じられない気持ちで、やり取りを見ていると、海面に浮かんだのは紛れもないイカの姿で、プシューッと潮を噴射している。所が、足許にまで寄って来た所を見ると、アオリイカには付き物のスミイカ
訊けば、陸ッパリ・ティップランでコンとハッキリとしたアタリで、エギはティップラン用のものとのこと。

この日持ち込んだSephia S806ML-Sは、正にティップラン用のロッドなのだが、生憎、ティップラン用のエギの持ち合わせはない。その旨YGWさんに伝えると、彼の手持ちのエギをプレゼントしてくれると云う。
まだ箱に入っている新品のティップラン用のエギを貰う訳には行かないので、取り敢えずお借りすることにし、エギの動かし方など要領までレクチャーして頂き、直ぐに切り替えた。

しかし、その後はYGWさんにも小生にもコンタクトはないまゝ時間が経ち、釣り場は徐々にアングラーの数が減って来た所で、南向きの岸壁にプチ移動して、気分を新たにキャスティングを続けた。

移動後しばらくしてYGWさんにはアタリがあった様だが、小生には音沙汰がない。
その内、右肘に鈍痛が出始めたので、一旦、ティップランを諦めて、エギだけを2.5gに替えて、出来るだけ肘に負担を掛けない様に軽くアクションさせることにした。

すると、ラインをつまんでいた左手の指に微かなアタリが伝わって来た。
反射的に合わせを入れて、リーリングを始めたがラインを引っ張る様な動きは感じられない。しかし、リールを巻く手には抵抗があって、ロッドのティップも曲がっている。
何だろう? ゴミか・・・・・?
抜き揚げて見ると、Sephia S806ML-Sには不釣り合いな程小さく可愛いケンサキイカ。時刻は18:40頃のことで、実釣開始後2時間以上も経ってやっと手にしたこの日初めての獲物。
これが来るなら、アオリは諦めて、ケンサキを狙おうと改めてSoare30 S803ULT30を持ち出したが、後続はなく目論見は見事に外れ。

それから時間はどれ位経った頃か、隣りのYGWさんが300gに足りない位の新仔アオリをゲット。
これに触発されて、またやる気を出してSephia S806ML-Sでティップランを再開したが、小生には音沙汰がないまゝ。

その後は、Soare30 S803ULT30ケンサキを狙ったり、ティップランをしたりと気分転換を図りながらキャスティングを続けたが、まるで梨の礫

アオリイカを狙う場合、何の前触れもなく突然アタリが来ることが往々にしてあるので、兎に角、ロッドを振り続けることが肝。
と云う訳で、ズキーンと鈍痛が響く右肘を騙し騙しティップランを続けていた時のこと、エギの着底を感じると同時にしゃくり上げようとした所、ガツンッとロッドが止まって、明らかにイカが掛かった感触が伝わって来た。
ティップランの場合、ロッド・ティップの動きや手許に感じるアタリを取って、こちらから積極的に掛けに行く釣り方が本来の釣り方なのだろう。それからすると、少し違うかも知れないが、兎に角、イカが掛かったことは間違えない。

やっと、アオリイカが来た!!
喜んでニコニコしながら寄せて来た所で、よくよく見ると、残念ながら外道のスミイカでガックリ。

この日、イカからのコンタクトはこれが最後で、気が付けば時計の針は23:30を指しており、諦めてStopFishingとした。

所でお借りしたティップラン用のエギだが、結局プレゼントして頂けるとのことだったので、有難く頂いて来た。そして、帰宅後、直ぐに通販に注文を入れたので、次回のエギングはティップラン釣法で狙って見ようと思う。

しかし、2日後の今日、このブログを書いている31日になって、右肘に痛みが走っている。
2005年にそれまでの淡水系から海水系の釣りに転向して以来、右腕を酷使して来たせいか、昨年あたりから右の手首と肘に痛みを感じる様になって来た。まぁ、ある意味、職業病の一種と云っても良いかも知れないが、今回のエギングで少々やり過ぎたのかも知れない。
小生の釣り寿命は、残す所精々5年少々と云った所だろう。少なくとも、後5年はこれ以上酷くならずに済むことを願うばかりなのだが・・・・。

2020年釣行記(48) – AJ

2020年 Ajing 釣行記

日 時:10月26日(月) 18:20~22:00
潮回り:長潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 0、カサゴ x 5
同行者:単独

前回は完全に打ちのめされる結果となったDKKだが、日並みによっては楽しいアジングも出来る。実際に、小生も二週間程前には30匹の釣果を上げたし、前回お会いしたAKT弟さんの友人の方(TKGWさん?)も、その2~3日前には爆釣したとのこと。
要するにムラがあって行って見なければ判らない。
であれば、行って確かめるしかない。
と云う訳で、前回に続いてのDKKアジング。

この日は、愛車のAxelaSportのリア・ブレーキの修理があったので、いつもよりかなり遅い18:00頃、現地到着。
直ぐに道具を手に岸壁に向かったが、途中ですれ違ったアングラーに様子を訊ねると全然ダメ~の返事。出来れば良かったよ~の言葉が聞きたい所だが、前々回の様に、昼間は駄目でも夜は好調と云うこともある。敢えて前向きに考えることにして岸壁に着くと、入り口付近に一人、最奥に一人とガラガラ状態で、擦れ違ったアングラーの言葉を裏付ける様な状態。

最奥から5m程手前に釣り座を構えることにして、準備をしながら最奥のオッチャンのバケツを見せて貰うと、中には豆が7~8匹、22cm位のアジが1匹入っているだけの寂しい状態。
にも拘らず、昼は駄目でも夜は・・・と淡い期待を胸に1本しか持ち込まなかった8320#1B1.0gのJHを組み合わせて、18:20頃、キャスティングを開始した。

風は右から左にやや強目に吹いているが、釣りには支障はなさそう。潮は長潮のためか、殆ど動いておらず、濁りもなく透明度は高そうで前回と同じ印象。
となると、今回も望み薄か・・・・?
2投、3投したが、全く気配がない。JHを0.8gに軽くしたが音沙汰なし。

19:00頃、最奥のオッチャンが引き揚げて行き、ふと気が付くと入り口付近からも人影が消えていて、岸壁は小生だけの貸し切り状態。アジが寄って来ていてアタリが続いている場合ならいざ知らず、慣れている状況とは云え話し相手の一人でも欲しくなって来る。

19:30頃になって、風が収まって来ると、アジの代わりにがブンブンと集まって来て纏わり付きだした。念の為バッグに入れて来た蚊よけを出して来たが、間に合わず刺された指や額が痒い痒い。

20:00頃、状況に変化はないものゝ、入り口付近にアングラーが登場。暗くてはっきりとはしないが、どうやらタチウオ狙いの様子で、ケミホタルの光りが見える。
釣り場は、前々回の様に足許を泳ぎ回るベイトも見えず、やたらと跳ね回るボラの姿もなく寂しい限りなので、仮に獲物は違っていても、同好の士が近くに居ることが判って、正直な所、何となくホッとするものがあった。

21:00頃。干潮時刻の20:34を過ぎても、状況には一向に変化がなく、気持ちが切れ掛かって来た所で、滅多に投げない横方向にキャストして見た。特に狙いがあった訳でもなく惰性のキャストだったのだが、思い掛けなくモゾとしたコンタクトがあった。
これは、油断をしていたので合わせ切れなかったが、再度、狙った所で合わせが決まって、この日初めての生命体の感触。主は何だろうとワクワクしながら抜き揚げると、トボケタ顔をした10cmにも満たないロリ・カサゴで、引き具合から本命のアジではないことは判っていたものゝ、余りにも小さくガッカリ。
とは云え、この日魚からの反応を感じられる唯一のコースなので、再度、キャストして、同サイズのロリ・カサゴを追加。出来れば本命のアジと遊びたかったが、それはない物強請りと云うべき。
釣りに来た以上、小さいカサゴでもアタリがある方が良いと、一しきり遊んだ所で、ロリ・カサゴの反応もなくなり、22:00少し前、根掛かりでラインが切れたのと同時に、気持ちも切れて、StopFishingとした。

前回と今回では、外道のカサゴを含めた総合成績では、3:5と今回の方が良かったが、本命のアジについては、今回はアタリ一つないパーフェクト・ゲーム
湾奥に位置している釣り場なので、ムラがあることは承知の上通っているのだが、ここまで完璧に叩きのめされると、却って気持ちが良い・・・・
と云うのは負け惜しみ!!

2020年釣行記(47) – AJ

2020年 Ajing 釣行記

日 時:10月22日(木) 17:00~22:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 2、カサゴ x 1
同行者:単独、(NGHM、AKT弟&友人各氏)

今週後半の釣行は、金曜日にカミさんの病院送迎の予定がある上、前日の木曜日には、夕方からズラリと傘マークが並んでいるので、諦めていた。

所が、何かの拍子で木曜日の予報を見ると、傘マークの位置が22:00以降にずれている。22:00と云えば、釣り場に居ても、引き揚げることを考え始めるタイミングなので、降り始めが予報通り22:00以降であれば、充分、釣りを楽しむことが出来る。
と云う訳で、雨の降り出しが早まる惧れはあったが、兎に角、降り出すまでの予定で、DKKに行くことにした。

現地には16:40頃、到着。
エンジンを切り外に出ようと、ドア・ハンドルに手をやった瞬間、窓をコンコンと叩く人影。
あれっ、何か、やらかしたか・・・・?
よくよく、その御仁の顔を見ると、先日、孤島で一緒だったAKT弟さんで、小生の前を走っていたワンボックスが、彼の車だったらしい。
準備に時間が掛かるから、お先にどうぞ・・・とのこと。
この日は、元々、雨が降り出したら、即、引き揚げる予定なので、ロッドは8320#1Bの1本だけ。しかも、お持ち帰りの予定もないためクーラーもなく、極めて身軽な出で立ちなので、一足早く、釣り場の岸壁に行くことにした。

岸壁には、入り口付近に1組、中程に一人、最奥手前に地元のオッチャン、そして最奥に長身のルアーマンが一人とソコソコ混んでいる。
何処に入ろうかと奥に進み、地元のオッチャンの隣りに空きがあったので、そこに釣り座を構え様としていると、最奥のルアーマンが、小生に向かって手を振っている。
一瞬、誰か判らなかったが、よくよく見ればNGHMさんで、昨年の6月以来の再会。そして、NGHMさんの勧めもあったので、少し狭めだが、彼と地元のオッチャンの間に釣り座を構えさせて貰うことにした。

準備をしながら隣りのサビキ釣りをしているオッチャンの様子を見ていると、豆アジながら3匹、4匹の多点掛けの連続。訊けば、その時点で50匹は釣っているとのこと。
型は今一つだが、活性は高そうなので、今日も愉しいアジングが出来そう!!

17:00頃、取り敢えず1.0gのJHStartFishing
風は、左から右への北風が吹いているが、それ程強くはないので、条件としては悪くない。しかも、隣りが入れ掛かりになる程活性が高いことに加えて、型が一回り二回り良くなって来ている。
直ぐにでも答えが出る筈・・・・・。

所が、ウンともスンとも来ない。
気が付けば、入れ掛かりだった隣りのサビキも空針を引く様になり、これまでが嘘の様に状況が変わってしまった。

小生に遅れて、隣りのオッチャンの向う隣りに入ったAKT弟さんに状況を尋ねても、アタリがないとの返事。
潮止まりとなる満潮時刻の19:18までは、まだ2時間もあるので潮の流れがあっても良い筈だが、殆ど感じられない。前回、足許に群れを成していたベイトの姿も、全く見えず、全体に生命感が感じられない。
おかしい!!
JHを軽くしたり、棚を色々変えたりしてみても、答えが出ない。

この日の初めてのアタリは、17:40頃のチクでもモゾでもなく、何かが軽くラインに振れた様な感触で、思わず手が動いたらアジのアタリだったと云うもの。

サイズは21cm程で、もう一つだが、立派な本命で、ボーズ回避に成功と云った所。

アタリの出方が分った所で、後続を狙ったが、その後はダンマリ。

2匹目を掛けたのは、何時頃だったか、サッパリ記憶はないが、1匹目を獲ってからかなり時間が経っていたと思う。
この時は、余りのアタリのなさに、前回と同じ様に、JHを極端に軽い0.5gにしてフワフワと漂わす様にしてみた結果で、答えが見付かったと思ったが、これは交通事故。前回は正解だったフワフワ釣法も、今回は外れの結果で、こうなると小生には手も足も出せない。

NGHMさんAKT弟さんAKT弟さんの友人にもアタリがないまゝ時間が経ち、満潮時刻を1時間も過ぎて、状況が変わることを期待したが、これも期待倒れ。

21:00前になって、NGHMさんが一足早く引き揚げて行った所で、コツンとハッキリとしたアタリがあったが、残念ながらこれは税金のガシラで、このアタリが、この日最後のコンタクト。

心配していた雨は、22:00頃になっても降って来ず、この点については、状況は良い方向に変わったと云えるが、相変わらずアジからは音沙汰がないまゝ。
その頃になると、辛うじて繋がっていた気持ちも切れてしまい、AKT弟さん友人を残して、小生はStopFishingとした。

2020年釣行記(46) – TC&AJ

2020年 Ajing Touching 釣行記

日 時:10月18日(日)~19日(月) 14:30~05:00
潮回り:中潮(↓↑)
場 所:孤島
釣 果:タチウオ x 9、アジ x 5、イシモチ x 1
同行者:AKT、YGW、(INUE、AKT弟、UEHR)各氏

YGWさんから声を掛けて頂いていた18日の孤島アジングは、当時の天候が芳しくないことやアングラーの数が多くなりそうな予想があったため、見送らせて貰うことにしていた。所が、直前になってカミさんタチウオをご所望であることが分かったので、前言を翻して、急遽、参加することに。

いつもよりかなり早い14:00過ぎに、先行しているAKTさんYGWさんに迎えられて、岸壁に到着。
岸壁には黒鯛を狙うヘチ釣り師など沢山のアングラーで賑わていたが、こちらは、彼らが引き揚げて行った後からが本番なので、時間は有り余っている。と云う訳で、のんびりとAKTさんYGWさんと釣り談義をし、持ち込んだタチウオ用のDAIKO BARS-86EMLジグ単用のSoare改8320#1Bに夫々ラインを通すなど、殊更にゆっくりと支度を整えたが、日没時刻がかなり早くなった時期とは云え、未だ未だ明るい時間帯。

釣りをするために釣り場にやって来たにも拘らず、2時間も3時間もの間、ロッドを振らないでジッとしていなければならないのは、釣り好きにとっては拷問に等しいことで、YGWさんATKさんは、アングラーの居ない場所を選んで、魔女狩り刀狩りをし始めた。

すると間もなく、AKTさんがロッドを曲げて、タチウオを抜き揚げて、ニコニコしながら小生に見せ付ける様にしてやって来る。サイズはF3.5程だが、立派な魔女。こんな場面を目にしては、ジッとしては居られない。AKTさんに倣って20gのメタル・ジグで、15:00頃、キャスティングを開始した。
風は、斜め左後ろから斜め右前方に吹き抜けて行く強い北風で、ラインが大きく吹けてしまう。やり難くさはあるが、ジグが重たいので何とかなりそう。

キャストする方向を変え、タチウオからのコンタクトを待っていると、いきなりココンとアタリが伝わって来た。
よし、来た~!!
喜んでリーリングを始めたが、どうもタチウオにしては引きが弱い。
何が掛かったのだろうと考えながら、抜き揚げて見ると、30cm近いイシモチの良型。

時刻は開始後間もない15:15頃のことで、外道とは云え、取り敢えず、ボーズ回避に成功。

次は、本命のタチウオをとキャスティングを再開したが、その何投目かのこと。手前は根があるので、早目に回収をしていたのだが、油断をして回収が遅れたため見事に根掛かり。引っ張る方向を変えて見たが、ガッチリと掛かって外れそうにもないので、ラインを手に巻いてグイッと引っ張ると、敢え無くライン・ブレイク。
システムを組み直して、キャスティングを再開したが、ラインが出切って仕舞う程しか長さが残っていない。この日の魔女狩りは、サンマの切り身ワームを使ったハイブリッド・テンヤが本命釣法なので、下手をすると、長い夜をアジングで過ごさなければならなくなる。いつもは予備のリールをバッグに忍ばせているのだが、生憎、この日はそれもない。
そこで、メタル・ジグよりも飛距離の出ないメタル・バイブに替えて見たが、結局、これは完全に時間潰しに終わってしまった。

時間が経ち日没時刻の17:02に近付いた所で、粗方のアングラーが引き揚げて行き、代わりに、ことUEHRさんを含む数名のアジンガーが登場して来た。久し振りに会う挨拶を兼ねて近況を尋ねると、最近は孤島の裏側ですることが多いとのこと。彼は言葉通り裏側に釣り座を構え、小生は元の場所に戻ってキャスティングを再開。

そうこうする内、周囲が薄暗くなって来たので、そろそろ、頃も良かろうハイブリッド・テンヤを使った本命釣法に切り替え。実の所、ドジョウを使いたかったのだが、入手困難なので、サンマの切り身とワームを組み合わせた苦肉の策。

ここは、何年か前には爆釣した釣り場だが、最近は余り成績が良くない。しかも、テンヤでタチウオを掛けた経験はない上、苦肉の策で編み出したハイブリッド・テンヤと来ては、タチウオがどんなアタリを出してくれるのか、期待と不安が綯い交ぜ状態。

何回かキャスティングを続けて何投目かの時のこと。コンタクトを期待しながら、リーリングをしていると、目の前でタチウオがギラリとヒラを打った瞬間が目に入って来た。
アッ、寄って来ている!!
そこで、アンダー・ハンドで直ぐ近くを狙ってキャストし、海面直下を流すと、ゴゴンと強烈なアタリが伝わって来て、本命のタチウオ。サイズはF4に少し足りない位だが、狙い通りに掛けた1匹で、大満足。
時刻は、日没直後の17:25頃のことで、釣りは始まったばかり。後続を狙ってキャスティングを続けた。

この日は、タチウオの活性が高かった様で、入れ掛かりとまでは行かないが、比較的アタリが多くて、2匹目、3匹目と釣果が伸びて行く。
アタリの出方も色々で、ゴゴンとテンヤを引っ手繰って行く様な強烈なものや、フォール中にコンと来るもの。この日、最も太いF4.5程の良型の場合は、ゴミが掛かった様にジワーッと重たくなる様なアタリだった。

19:00頃を回った頃、場を休めるためにテンヤを中断して、1.0gのJHを使ったアジングを始めることに。

相変わらず北風が強くて、軽いジグではやり難くて仕方がない。ジグを重た目の1.2gか1.5gに替えようかなど考えたが、この日はアジを何匹も持って帰る積りはない。潮の流れも余りないので、何とかなるだろうと無精をしてそのまゝ続けていると、19:30頃、コツンとハッキリと感じられるアタリで、22cmほどの良型のアジ

20:00を回った頃、INUEさんAKT弟さんが登場し、岸壁は10名程のコアなアジンガーが夜を徹して獲物を狙うことになった。

しかし、タチウオもアジもこの頃からアタリが遠くなって仕舞い、22:00頃には、釣り場全体にまったりしたムードが流れて、休憩に入るアングラーも多くなって来た。
小生もその例に漏れず、22:00には第一回目の休憩に入ってウツラウツラ。

23:00頃に釣りを再開したが、タチウオアジも鳴かず飛ばずで、02:00頃から、これまでにないことだが、この日二回目の休憩。

03:00を回った頃から、名残のキャスティングを開始して、タチウオアジをポツリポツリと拾った所で、05:00頃、StopFishingとした。

この日の本命のタチウオの釣果は、UEHRさんAKT弟さんに引き取って貰った4匹を含めて都合9匹で、ドジョウの代わりのハイブリッド・テンヤが充分以上に釣れることが判ったのが収穫だった。

所で、タチウオは龍に似たゴツイ顔をしているが、思いの外生命力が弱く、キャッチ&リリースをしても、生き延びることが出来るか心許ない。となると、無駄な殺生を避けるためにも、釣る数は、処分出来るだけに止めざるを得ない。
処分先や方法に困ることさえなければ、タチウオの強烈な引きをもっと楽しめるのに・・・・・。

2020年釣行記(45) – AJ

2020年 Ajing 釣行記

日 時:10月14日(水) 17:30~22:00
潮回り:中潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 30
同行者:単独

前回の釣行は月曜日だったので、通常なら木曜日か金曜日が週後半の釣行日なのだが、生憎、木・金は強目の風が吹く予報になっている。しかも、悪くすると雨が降ることもあるらしい。
と云うことで、前倒しして水曜日に行くことにした。しかし、DKK付近の風は、横風の北東・東の3mと微妙な所。

現地到着は前回と同じ17:10頃だが、駐車している車の数はかなり多い。
DKKは規模の小さい釣り場なだけに、いつも混雑具合が気になる所で、これだけ車があるので、ひょっとすると、アブレルかも知れないと心配しつつ岸壁に行って見ると、果たして、大勢のアングラーが竿を振っている。

無理をすれば入れそうな場所もあったが、そのまゝ奥に進んで行くと、最奥に居た二人組のオッチャンが、丁度、片付けに入った所だったので、幸運にも、その後に入れさせて貰うことが出来た。
その二人に様子を訊ねると、リリース・サイズの豆ばかりで、数も出ず、良くなかったとのこと。
今シーズンになって小生が通い出した10月からはずっとこの調子なので、特に驚くことはないが、竿を出す前から、余り耳にしたくない情報なのは確か。

今回も、持ち込んだ8320#1BSoare改の2本の内、Soare改を先発に選んで、17:30頃、キャスティングを開始。
風は、右から左に、予報とは違ってかなり強めに吹いており、海面の泡も早いスピードで右から左に流れている。1gのJHでは軽過ぎるかも知れない・・・と思いつゝ、斜め右にキャストしたが、アッと云う間に流されて、左手から帰って来る始末。そして、JHを1.2gか1.5gのどちらにしようかと考えながらの2投目。
やはり、カウント15位で、ラインは斜め左に伸びてしまう程の流れの速さで、1.0gでは殆ど沈んでいない様子。そこで、回収しようと思ったと同時に、コン。

今シーズンになって、こんなに早い時間からアタリがあった例もなく、強い風と潮の流れの対処方法を考えていたので、これにはビックリ。
泡を喰ったが何とか抜き揚げると、22cm程のまぁまぁサイズの本命。

今日は、魚は浮いている!!
そのまゝ1gのJHで、同じ様に潮に乗せて流していると、直ぐに答が出て2匹目。

そして、実釣開始後1時間強の18:45頃には、ツ抜けを達成。いつもツ抜け達成を目標にしていたのだが、これ程までに簡単に達成出来るとは思いも出来ず、これは嬉しい誤算。

これまでは、18:00には空腹を感じて夕食のパンを齧り出していたのだが、この日は、そんな余裕もない。群れが去って行く前に釣らなくてはと、時間を惜しんでキャスティングをしていた。

所が、19:30頃から少しずつアタリが遠くなって、群れが去って行った様子。それでもポツリポツリと居残り組からのコンタクトがあって、20匹目を獲ったのは丁度20:00頃。獲物は20匹もあれば、ご近所分も含めても充分だが、夜は始まったばかりで、体力も気力も未だ未だ残っている。
獲物を獲り過ぎると後始末に困るのだが、これまで釣れなかった分を楽しませて貰おうと釣り人の性丸出しで、キャスティングを続けた。

21:00頃になり、それまで強く吹いていた風が収まり、潮の流れが緩やかになり、釣り易くなったが、アタリがなくなってしまった。そこで、ようやくこの夜の食事のパンにあり付いた。

腹がくちくなり、一息ついた所で、アジングを再開することにしたが、お土産以上の数は確保出来たので、INUEさんが良くやっている、極端に軽い0.5gのJHを試して見ることにした。
すると、アタリが出始め、次第に調子が出て来た。だが、調子に乗り過ぎるのは、後々困った問題になる。そこで、30匹達成、若しくは22:00の何れか早い方で、区切りを付けることにしたが、結果は同時。
続ければもっと釣果を出せた筈だが、30匹目を獲った22:00にStopFishingとした。

それにしても前々回のことだったか、AKT弟さん30匹の好釣果を出したことがあると云っていたことを信じて通った甲斐があったと云うもので、腕の悪い小生でも、状況さえ良ければ・・・・・。
しかも、全てが21cm超で、半数は23~25cmと云った数・質ともに申し分のない結果で、大満足で終わったDKKアジングだった。

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