※ 月別アーカイブ:1月2017 ※
2017/01/31
2017年 Eging 釣行記
日 時:1月31日(火)
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:KTGHM、KMKM、SKN
釣 果:ナシ
同行者:単独
前回、不注意から好きなSoare X-TUNEのS709ULTを折ってしまったので、その代わりを探していると、X-TUNEは昨年モデルチェンジをして現在は新旧のX-TUNEが併売されていることを知った。どうせ購入するなら新しいモデルをと思うのは当然のことで、S709ULTの後継モデルを探してみた所、どうやらS706UL-Tがそれにあたるらしい。
いたく興味をそそられ、直ぐにでも買おうかと思ったが、安くはない買い物。S803ULT30が代わりにヤリイカエギングに使えるかどうかを確認してからでも遅くはない。
と云う訳で、ヤリイカが出始めたとの情報のあるKTGHMで、Soare S803ULT30を使ってのライトエギングをする準備を整えていた。
そんな時、フト、エギング用のSephia XTUNEの後継モデルはどうだろうと興味が出て、ShimanoのHPを見ると、ショアティップラン用のS806ML-Sが新たにラインナップされているのを見付けた。ショアティップランは、以前から興味を持っていた釣り方なので、実売価格をチェックすると、早くもヤ〇オクで35,000円で出ているではないか。
S706UL-Tではグッと堪えたのに、S806ML-Sでは堪えきれず、気が付いていたら入札しており、結局37,000円で落札した次第。
そのS806ML-Sを落札したのが、日曜日の28日の深夜。直ちに送金の手続きを取り、現物を手にしたのが、ヤリイカ狙いで釣行する予定だった31日の昼頃。
新しく手に入れたロッドを試したくなるのは、自然の成り行きで、この日はアオリイカを狙うことに予定を変更して、自宅を15:00過ぎに出発。現地の駐車場には日没時刻の17:00少し前に到着。
準備をしながら磯の様子を見ると、駐車場には車が3台程駐車しているものゝ、目的の磯には釣り人の姿は見えず、風はなく、波もないのでエギングの条件としては悪くない。しかし、満潮に近い時刻であることもあって、潮が磯と岸壁の間にも入って来ており、長靴では先端まで出ることは難しそうで、ウェーダーを準備して来れば良かった・・・・。
先端までは出られないものゝ、途中の少し高い岩に釣り座を決めてキャスティングを開始。
と云っても、このSephia XTUNE S806ML-Sでは、これまでの様なキャスティング方法は避けなければならないらしい。ShimanoのHPには、ティップの破損を防ぐために垂らしを長く取ったペンデュラムキャストを推奨するとの記載がある。垂らしを長目にとってキャストする方法は、以前からティップの破損する惧れがすくないないと云われていたが、小生はバス・フィッシングをやっていたせいか、垂らしを長くするとタイミングが上手く取れず、自然に垂らしが短いキャストになっていた。
今回は、意識して垂らしを長くしてペンデュラムキャストを心掛けたが、やはりタイミングの取り方が良く分からない。兎に角、練習してコツを掴むしかない。
そして、ティップでのアタリの取り方。
これも動画を観ただけで、実体験としては全くないので、手探り状態。
今回、キャスティングを始めて間もなく。日没時刻を過ぎたばかりでまだ明るさが残っている時のことだった。2.5号のエギを結んで慣れないペンデュラムキャストをして20カウントまで沈めて、3回軽くシャクッて水平にサビいていると、ティップがクッと小さく動いたことがあった。この時は、
アレ、何だ?
と思いはしたが、合わせを入れることが出来ず、続いて次のシャクリを入れた所、海藻の塊かゴミでも掛けた様にグーッと重たくなった。詰まらんものを掛けてしまったと思いながら、静かに寄せて来た所、突然グィ~ン・グィ~ンとアオリの引きが伝わって来た。
アッ
と思った次の瞬間ロッドが軽くなって・・・・・。
思い返してみると、あのティップがクッと入ったのが、間違えなくアオリのアタリだったのだろう。手元に衝撃もなかったので反射的に合わせを入れることも出来なかったが、あのアタリが取れれば、はやり釣果は伸びるに違いない。
ただ、問題は、夜はどうするか・・・・・。
ティップの動きでアタリを見るのであれば、明るくなければティップが見えない。昨夜は、サビク時はティップをヘッドランプで照らし、キャストする時はランプを消す等して、出来るだけ海を照らさない様にはしたのだが、これで良いのだろうか?
ティップに蛍光塗料でも塗ろうか?
結局、昨夜は、潮位が下がって磯にも立てる様になり、イヨイヨこれからと気合を入れ直した20:00頃から、向かい風が強く吹き出して来て、KTGHMは終了。
帰りにKMKM、SKNと回ったがアタリもなく、反対にエギを1個奉納して22:00頃StopFishingとした。
今回は、初めてのロッド、初めてのペンデュラムキャスト、初めてのティップランと始めて尽くしで、釣果はなかったものゝ、それなりに楽しいエギングだったが、もう少し場数を踏んで慣れる以外にないと思った次第。
2017/01/26
2017年 Eging 釣行記
日 時:1月26日(木)
潮回り:大潮(↓)
場 所:SOFKZK
釣 果:アオリイカ x 2(400、600g)、ヤリイカ x 1
同行者:単独
天気予報では、火曜日から木曜日に掛けて風の弱い日が続くとのこと。
であれば、家に燻っているのは勿体無い。NGTBNで良型メバルを狙うのも良し、MHR-KGNでロリ・メバルと遊ぶのも良し・・・・と思ったが、どちらも、前回の釣行結果から考えるともう一つ状況が芳しくなさそうで、折角のチャンス故、前回の二の舞は避けたい。
と考えていて、フト、以前、空読さんがこの時期はヤリイカを狙っていると云っていたのを思い出した。そこで、迷惑を承知で空読さんに色々とお訊ねをして情報を頂いたので、ヤリイカをエギングで狙うことにした。
思えば、メトウイカをエギングで釣ることも空読さんに教えて頂いたし、今、夢中になっているアジングも、ことの最初は空読さんに孤島に連れて行って貰ったのが切っ掛けで、小生のライト・ルアー・フィッシングの殆どが空読さんの手解きによるものであり、改めてお礼を申し上げなければならないと思う。
と云うことで、SOFKZKに行くことにしたのだが、ここは昨年SGMRさんに教えて頂いた場所で、その時、ヤリイカだと思うがイカを入れ掛かり状態にしているエギンガー二人を目撃したので、それにあやかりたいと思ったのが場所をここにした理由。
自宅を14:00過ぎに出発。
出発して30分も経たない頃、腰に鈍痛が・・・・。引き返そうかとも思ったがそのまゝ道中を進んで、現地駐車場には予定通りの16:30過ぎに到着。
直ぐに道具を担いで、昨年来た時の記憶を頼りに踏み跡を辿って急坂を下って行き磯の取り付き口に到着。しかし、付近一帯が濡れている。思いもしなかったが、ウネリが入っている様子で、このまゝ進むのに躊躇するものがあったが、大潮の下げ潮なので、これ以上悪くなることはないだろう。
そのまゝ磯の先端に向かった所、昨年入れ掛かり状態にしていたエギンガーが立っていた場所にはメジナ師が二人、その奥には二人、更に、小生の直前に入ったと思われる若者が一人とウィークデイにも拘わらず先行者が大勢入っていて、これも想定外。
と云う訳で、最後に入った小生は昨年と同じ場所に、取り敢えずの釣り座を構え、準備に入った。今回はヤリイカが狙いのため、エギは大きくて2.5号なので、ロッドはSoare XTUNEのS709ULT、0.3号のPEに1.5号のリーダーの組み合わせを選択。
準備をしながら若者に様子を訊ねた所、昨年はヤリイカの当たり年で、この時期には釣れていたが、今年はまだ入って来ていない。アオリイカも数が少ない様だとのこと。この若者は車で5分の所に住んでいる地元のエギンガーで、良くこの磯に通っているとのことなので、確かな情報だろう。しかし、そうだとしても急坂を上って引き返す気が起きる筈もない。
先ず、2.5号のエギを結んで、キャスティングを開始したのは17:00頃。しかし、まるで雰囲気がない。そこで、メバルの様子を探るために浅場に移動してプラグをキャストして見たが、こちらも全く音沙汰がない。
であれば、メバルを諦めて本命のヤリイカ狙いに徹することにしよう。
元の場所に戻り、若者にアタリの有無を訊ねた所、既にアオリのキロ近い良型を挙げたとのこと。
直ぐにルアーを2.5号のエギに替えて最初のキャスティング。20カウントした所でラインを張ると、微かにエギが重たく感じられる。そこで、ラインを張ったまゝ様子を窺って見た所、エギを引っ張る様な動きが伝わって来たので、軽く聞き合わせを入れると、それ程力強くはないが懐かしいグィ~ン・グィ~ンのアオリの引き。揚がって来たのは400gの緑色のアイシャドウをした可愛娘ちゃんで、17:45頃のこと。
それを見た件の若者が、遠くからやって来たのにお土産もないのは辛いけど、出来て良かったネ~!!
髪の毛を染め、眉毛に剃りを入れた若者がそんな言葉を掛けてくれるとは思わなかったので、その一言で何となく嬉しくなってしまった。
その直後、その若者にも同じサイズが来て、地合いの到来か・・・・・。
とキャストする手にも力が入ったが、アオリのアタリはそれっ切りでエギを替え、コースを替え色々とやって見たが、全て空振りに終わり、その若者は18:30頃、お先に。頑張って下さい。と引き揚げて行ってしまい、磯は小生の貸し切りに。
18:00頃から強く吹き出した風を背に受ける様に、磯の先端に移動して釣りを続けたが、灯りもなく暗い磯に只独りで、しかもアタリがないとなるとモチベーションは下がるばかり。
腰は痛いし、お土産も出来たので、上がろうか?等と考えながら、半ば惰性でキャスティングを続けていると、20:00頃になって若者エギンガー二人がやって来て、今晩は。ヤリはアタリますか?と声を掛けて来て、小生を挟んでキャスティングを始めた。
同好の士の登場に気持ちも持ち直し、キャスティングを繰り返したが相変わらずコンタクトがないまゝで、20:30頃には二人は引き揚げて行き、小生は再び取り残された格好。
その直後、ジワ~と重たくなる様な違和感を合わせて見ると、本命のヤリイカ。と云っても沖漬けにジャストサイズの超小型で、これはノータッチリリース。
21:00頃を回り、揺れる気持ちが引き揚げることに大きく傾いた所で、これが最後とばかりにエギを追い風に乗せる様にして大遠投。そして、根掛かり覚悟で50カウントした後、シャクリを入れると、ズシーンと重さが伝わって来た。
やっぱり根掛かりしてしまった!!
しかし、重さと同時に先程よりは力強いグィ~ン・グィ~ンがあり、それに合わせてロッドもお辞儀をしている。
エギング用のロッドでは何の問題もないが、メバルやメッキ用の柔らかいロッドに0.3号のPEでは無理は出来ない。ゆっくりとリーリングをして寄せて来たが、足許のハエ根に貼り付きそう。場所を移動する度に持ち歩いていた玉網は、こんな時に限って手元に持って来ていない。
時折潮が洗う足許の根の上に、騙す様にして抜き揚げてホッとしたのがいけなかった。更に上に上げようとした時にロッドを立て過ぎてしまった様だ。
パキッと乾いた音が頭の上で響いて、Soare XTUNEのS709ULTを敢え無く殉職させてしまう結果になってしまった。
これを機に引き揚げようと思ったが、1杯出ると更にもう1杯と欲深いのがアングラーの性。Soare30 XTUNE S803ULT30にロッドを替え、追加を狙ったが、これは空振りで、干潮時刻間近の22:00頃、StopFishingとして、急坂をゼイゼイと息を切らせて引き揚げた。
今回は、ヤリイカ狙いで出撃したので、アオリイカは立派な外道。と云っても、これは嬉しい誤算で、アングラーとしては複雑な思いがする。
所で、今回、久し振りに片道100km超の道程を走って釣りをして来た訳だが、何故か疲れを酷く感じる。アオリイカを追い掛け回していた頃は、下田や、その先、また西伊豆や沼津にまで足を延ばし、一睡もせずに帰って来たことを考えると、思いたくはないけれど、やはり歳を取ったことがヒシヒシと・・・・(涙)
2017/01/18
2017年 Mebaring 釣行記
日 時:1月18日(水)
潮回り:中潮(↑)
場 所:NGTBN
釣 果:メバル x 0、シーバス x 1
同行者:単独
久し振りの弱い南寄りの風の予報で、MHR-KGNでロリ・メバルと遊ぶか、それともNTGBNでデカ・メバルを狙うか迷ったが、結局、NGTBNを第一候補として駄目ならMHR-KGNに転戦すると云う、ある意味、贅沢な予定を立てゝ・・・・・・。
15:20頃自宅を出発。
途中、ロッド・ビルディングに使用する浮子ゴムを求めてポイント、上州屋と寄り道をしたので時間が掛かり、現地到着は17:40頃。
早速、支度をするために車から降りて様子を窺うと、風は殆どない。
予報が良い方に外れたと、今シーズン初めての磯メバリングに自然と期待が膨らみ、足取りも軽く海岸に出たが、風を殆ど感じなかったのが嘘の様に南寄りの風が強く吹いている。MHR-KGNの方が良かったかなとチラリと思ったが、折角、ここまで来たのだから、兎に角、ロッドを振るだけ振って見よう。
洗濯板の様に薄く尖った岩を伝って磯の先端部分に進んでみると、海岸から20m程沖に出ただけなのに更に風が強く吹いていてる。しかし、風は強いものゝ、海は意外と静かでそれ程波立ってもいない。更に、潮位は1m程なので、目の前に見える筈の根は殆どが海中に沈んでおり、南向きは向かい風になるのでとても出来ないが、北向きにキャストする分には問題はなさそう。
SOARE XTUNEのS803ULT30にNADA BEAGLE(SS)を選んで、キャスティングを始めたのは18:00頃。
陽はスッカリと暮れ、明るさもないので何処まで飛んでいるのか様子が分からないが、ゆっくりとリーリングをしてデカ・メバルからのコンタクトを待ったが、音沙汰がない。居るなら最初の1~2投目でアタッて来ることが多いのだが、何の違和感も感じられない。
右に左にコースを替え、根掛かり覚悟で時たま波間から頭を出す根に向かってキャストしても効果はなく、ノーブランドのシンペン、NABURA SMALL BAIT-50とルアーを替えたりもしたが、生命感が全く感じられない。
ひょっとすると、メバルは底に着いているのかも知れない。
飛ばし浮子を使った遠投ワーミング・システムにシステムを組み直して、1投目のこと。
10カウントしてワームが沈むのを待って、リーリングを開始。中程まで回収して来た時、コンとこの日初めての軽いアタリ。反射的に合わせを入れた所、ガツンとロッドが止まって力強い引きが伝わって来た。
やっと、来た!!
最初は、その引きの強さから、デカ・メバルを確信。ひょっとすると尺越えかも知れないと期待しながら寄せに掛かった。そのやり取りの最中、何となくメバルにしてはトルクが強過ぎる様な気がし、ひょっとするとシーバスかも知れない。しかし、エラ洗いをしないので、別の魚かも・・・・。
ドラグを締め半ば強引に足元まで寄せて来た所で、暗い海面を目を凝らすとメバルにしては体長が長過ぎる魚がノタウッテいるのが見える。ヘッドライトを点灯すると、その灯りの中に浮かんで見えたのは紛れもないシーバス。
念の為に持って来ていた玉網で、逃げ回るシーバスを何とか捕獲することは出来たものゝ、体長こそ60cm余りでまぁまぁだが、痩せていて頭の大きさだけが目立つ貧相なフォルムに、もう一つ嬉しさがない。
この日、魚からのコンタクトは後にも先にもこの1回だけ。
その後、1時間程、20:00頃まで同じ磯で粘ったが、風は一向に弱くなる気配がない。
そこで、隣りの低い磯に移動してみたが、こちらでもアタリは感じられず、昨年の2月の終わりに見付けたサーフの中にある小磯にも移ったが、これも空振り。
足を延ばしてGSHURに行くことも考えたが、ヘッドランプの光りがチラチラと見えた上、腰が痛くなって来たので、一旦車に戻ってMHR-KGNに転戦するかどうか考えようと思ったが、車を走らせている内にその気も失せて、そのまゝ帰路に着いた次第。
2017/01/11
2017年 Ajing 釣行記
日 時:1月11日(水)
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:ボートアジング
釣 果:アジ x 5、メバル x 4
同行者:FKGW女史
前回のボートアジングは小生にとって初体験だったが、期待にほど遠い結果だったこともあってモヤモヤとした気分が残っていた。ボートアジングはコストが高いので、年金生活者には経済的に少々厳しいものがある。しかし、こんな気持ちを抱えたまゝ、シーズンを終わる訳には行かない。そこで、近い内に例え単独であっても再度チャレンジしようと密かに考えていた。
そんな所に、FKGW女史から行ってみたいとアプローチがあり、ボートアジングの常連のブリーデンインチョー先生との3人でボートに乗ることに。
18:30頃、FKGW女史には拙宅に来て貰い、小生のリムジンに乗り換えて船宿に向けて出発。するとその途中、船長からインチョー先生が急用でキャンセルになった旨の連絡が入り、今回は期せずしてボートアジング初心者の二人だけで乗り込むことになった。
と云っても、乗り合いではなくチャーター船なので、他のアングラーに迷惑もかけることはないし、寧ろ好都合・・・・。
20:00頃、岸払い。
風は思った程も吹いておらず、波もない凪状態の海を走って着いた最初のポイントは、前回と同じクレーン船の際で、フッコのライズが至る所にあり、海面直下をスクールしている黒い影も見え生命感が溢れている。
前回と違って、今回はミヨシに二人、サウスポーのFKGW女史は左舷、小生は右舷に並んだが、ミヨシに設置されている手摺は腰近くの高さがあるので、身体を預けるのに誠に具合が良い。多少の波で揺れても、全く気にすることもなく、釣りに集中することが出来た。
ここで最初にアジを掛けたのはFKGW女史で、2匹、3匹と順調に数を伸ばし、目標の5匹は目前。
対して、小生は、前回と同じ8326#1Bのロッドに1.5gのJHで始めたが、中々アタリが出せず、サブの積りで持って来たSoare改に1.3gのJHの組み合わせに替えて、何とか1匹を掛け取り敢えずボーズを回避。
その後、アタリが遠退き、小生がフッコを掛けた所でポイント移動。
こうした場合、孤島の様な場所であれば、次の回遊を待つ所だが、ボートではアジの居場所を探して移動する。これはボートアジングのメリットだが、一方で、一つのポイントの様子を掴むには時間が短過ぎる様に思うし、落ち着いて釣りをすることが難しくなる様に思った。
特に、今回はFKGW女史と二人だけなので、船長にもう少しここでやりたいとリクエストしても良かったのかも知れないが、そこは初心者で、付近のポイントを熟知している船長に従う方が良いと考えた。
次のポイントも前回と同じ大きな貨物船とバースの隙間。
前回は、比較的アタリが多く、特に沖上がり直前に入った際には障害物にJHを掛けてしまって悔しい思いをしたが、良型を3連続ゲットしたポイント。今回は、そんなミスをしない様に気を付けてアタリを待ったが、1度コンタクトを感じただけ。
この頃から、海の様子が徐々におかしくなり、どのポイントに入ってもアタリを感じることが、極端に減ってしまった。
船長に云わせれば、大潮の干潮で時間帯が良くないとのことだが、前回、回ることのなかったポイントも含めて何か所回ったことだろうか?
延べて10ヶ所以上になったと思うが、何とか釣らせようとあちらこちらにボートを走らせた船長には、申し訳ないことに随分と苦労をさせてしまった。
と云っても、船長と同じ位、若しくはそれ以上にアタリを出そうとアングラー二人は苦労はしたのだが・・・・・・。
船長は、行く先々のポイントで、魚探には魚影が映っているよと励ましてくれたが、これが初心者にはかえってプレッシャーで、
アジが居るのにアタリが出せない
↓
アタリが出せないから出そうと焦る
↓
焦ると冷静さをなくしじっくりと待てない
↓
益々釣れなくなる
こんな悪循環に陥った面も否定は出来ないと思う。
風もなく寒さもそれ程ではなかったので、1時間延長したが、状況は大きくは変わらず、前回以上の貧果で終わってしまった。
これで、ボートアジングを2回経験した訳だが、コストが安ければこれからも機会を見てやろうと思うが、如何せんコストが高過ぎる様に思う。
又、コストは別にしても、爆釣ポイントに連れて行って貰い束釣りをした所で、そのアジを処分をするのに一苦労しそうだし、小生には孤島で精々30匹程度を目標にしているのが妥当な所か・・・・。
と云う訳で、不本意ながら、モヤモヤ感を払拭することが出来ないまゝ、アジングシーズンを終えることにした。
2017/01/06
2017年 Ajing 釣行記
日 時:1月6日(金)
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:ボートアジング
釣 果:アジ x 8、メバル x 4
同行者:KIさん、AKTKさん、SHJさん
金曜日の夜は久し振りに風が弱い予報なので、孤島に行こうと思ったが、翌朝の土曜の早朝には3度まで気温が下がるとのこと。ここまで気温が下がると、幾ら風が弱いと云っても厳しい寒さになることは必至。
更に、孤島では、去年の暮れからアタリがあるのは精々夜中の24:00前後までで、以降は殆どアタリもなくなってしまう傾向が強くなっている。と云うことは、最も寒い時間帯は、ただ我慢しているだけになってしまう惧れが強い。
と云う訳で、元旦に全くの貧果に終わってしまったMHR-KGNのメバルの様子を再度チェックすることにしていた所に、ボートアジングをするとの仲間からの連絡。
ボートアジングのコストが高いのは充分承知していたが、以前から興味を持っていたこともあって話のタネに一度は行ってみたいと思っていたので、即、リアクションバイト。
20:15頃、待ち合わせ場所のコンビニでKIさんと落ち合って、船宿近くの駐車場まで先導して貰い、準備をしている所にAKTKさん、SHJさんが到着して、この夜のメンバーが勢揃い。
21:00頃、AKTKさんとSHJさんはミヨシ、KIさんと小生はトモに席を決めて岸払い。
ボートはアングラー4人と船長の5人で満杯になる程で、思っていたよりもはるかに小さいが、後になってこの小ささが武器であることを知った次第。
最初のポイントは、大きなクレーン船の際で、作業用だと思うがライトが明るく周囲を照らしており、その灯りに寄って来たアジを狙うとのこと。頭上に走っている太い係留ロープにJHを掛けない様に注意してキャストする必要があるが、距離は必要ないので、何とかなりそう。
8326#1Bのロッドに1.3gのJHの組み合わせでキャスティングを始めようと、立ち上がった瞬間ヨロヨロ。ボートが波に大きく揺れた訳ではなく、他の3人がキャスティングを始めようとして立ち上がったり体の位置を少し変えた際の小さな揺れだと思うが、バランス感覚や足腰がとみに衰えて来たこの身では、小さな揺れでも足を踏ん張って堪えることが出来なかったと云う訳。
KIさんや船長から手摺に身体の一部を預ければ安定するとアドバイスを受けたが、トモに設置されている手摺の高さは膝頭よりも少し低い。そのために、膝を少し曲げて身体を預けて何とか安定させることは出来たが、この姿勢を続けることは誠に辛いものがある。幸い舷側と船尾板の角付近に腰を掛けられたので、以降は殆どその場所に陣取っていた。
この日の最初の獲物は23cm位のメバル。
身体の安定化が出来た所で、気を入れ直してみたが、身体は波の影響で常に上下に揺れており、加えて潮の流れや風の影響でボートが左右に動いている状態であることに変わりがなく、どうにも落ち着かず、ボトムが取れたかどうかもさえも覚束ない。
ジワーッとロッドに重さが加わって来たので、ウン、アタリ?と思ったらボートが少し動いたためにJHが引っ張られたのが原因だったり、ボートが動いたからジワーッと重くなったのかと思うと、アタリだったり・・・・。
このメバルはジワーッと重くなったのでボートが動いたんだと思いつゝ念の為にリーリングしてみると掛かっていたと云う訳で、およそ釣ったと云うには程遠い結果。
次に移動した先は、巨大な貨物船の船首部分とバースとの隙間と云って良い程の場所。小さいボートが武器になることを、ここに来て実感した次第で、乗り合い釣り船の様な大きなボートでは、こんなポイントに入り込むこと等出来る筈はなく、小ささ故のメリットを活かしたポイント巡りだろう。
ここも作業用のライトが煌々と周囲を明るく照らしている場所だが、真横から立ち上がっている舷側がカーブを描きながら圧し掛かって来る様に頭上に張り出しており、圧迫感を強く感じると同時に、その迫力に圧倒されそう。
ここではミヨシの二人が調子を上げ、小生もKIさんに勧められてミヨシに移動してやっと本命のアジを2匹ゲット。
その後、同じ様にライトが明るく照らしている場所を3か所ほど巡ったが、比較的コンスタントに竿を絞っているミヨシの二人とドウノマに移ったKIさんに対して、トモから動けない小生は、忘れた頃にアタリを感じるのが精一杯の所。
1時間延長した沖上がり時刻寸前に、再度、貨物船とバースの隙間に戻った所で、KIさんに促されてミヨシに移った第一投目。
ボトムまで沈めようとしてカウントダウン中のこと。30カウントまで数えた所で何やら違和感が伝わって来た。ボトムには届いていない筈だが?と思いつゝ軽く合わせを入れてみると、力強い引きと共に揚がって来たのは良型のアジ。
そして、その後連続してパタパタと2匹を掛けることが出来た。何れもフォール中のワームにアタッたもので、釣った感よりも釣れちゃった感が強くて釣趣の点では今一つだが、贅沢は云ってられない。
4連続ゲットを狙ってキャストした所・・・・・、
こんな時に限ってミスが出るもので、障害物に掛けてしまって敢え無く高切れしてしまう始末。直ぐにでもシステムを組み直そうと思ったが、船長からの残り5分の声を聞いて、その気もなくなり、3人が連続して揚げているのを指を咥えて眺めているだけで、初めてのボートアジングを終了とした。
今回、初めてボートアジングを経験した訳だが、そのポイントは揺れに尽きるだろうと痛切に感じた。
事前にKIさんから揺れるから難しいと聞いてはいたが、百聞は一見に如かずで、これ程、陸っパリと違って身体が揺れることの影響が大きいとは思いもしなかった。
身体が揺れることのない陸っパリでは、ロッドを通して伝わって来る違和感の殆ど全ては魚からのコンタクトだと思っても良いが、揺れるボートの上からでは色々な雑音がロッドを通して伝わって来る。
コンとハッキリとアタリが出る場合は兎も角、魚の活性が低く小さなアタリしか出ない場合は特にその雑音を除去するフィルターが必要になる訳で、そのためにはある程度場数を踏むことが必要だろうと思った。
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