2017年釣行記(2) – AJ
2017/01/06
日 時:1月6日(金)
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:ボートアジング
釣 果:アジ x 8、メバル x 4
同行者:KIさん、AKTKさん、SHJさん
金曜日の夜は久し振りに風が弱い予報なので、孤島に行こうと思ったが、翌朝の土曜の早朝には3度まで気温が下がるとのこと。ここまで気温が下がると、幾ら風が弱いと云っても厳しい寒さになることは必至。
更に、孤島では、去年の暮れからアタリがあるのは精々夜中の24:00前後までで、以降は殆どアタリもなくなってしまう傾向が強くなっている。と云うことは、最も寒い時間帯は、ただ我慢しているだけになってしまう惧れが強い。
と云う訳で、元旦に全くの貧果に終わってしまったMHR-KGNのメバルの様子を再度チェックすることにしていた所に、ボートアジングをするとの仲間からの連絡。
ボートアジングのコストが高いのは充分承知していたが、以前から興味を持っていたこともあって話のタネに一度は行ってみたいと思っていたので、即、リアクションバイト。
20:15頃、待ち合わせ場所のコンビニでKIさんと落ち合って、船宿近くの駐車場まで先導して貰い、準備をしている所にAKTKさん、SHJさんが到着して、この夜のメンバーが勢揃い。
21:00頃、AKTKさんとSHJさんはミヨシ、KIさんと小生はトモに席を決めて岸払い。
ボートはアングラー4人と船長の5人で満杯になる程で、思っていたよりもはるかに小さいが、後になってこの小ささが武器であることを知った次第。
最初のポイントは、大きなクレーン船の際で、作業用だと思うがライトが明るく周囲を照らしており、その灯りに寄って来たアジを狙うとのこと。頭上に走っている太い係留ロープにJHを掛けない様に注意してキャストする必要があるが、距離は必要ないので、何とかなりそう。
8326#1Bのロッドに1.3gのJHの組み合わせでキャスティングを始めようと、立ち上がった瞬間ヨロヨロ。ボートが波に大きく揺れた訳ではなく、他の3人がキャスティングを始めようとして立ち上がったり体の位置を少し変えた際の小さな揺れだと思うが、バランス感覚や足腰がとみに衰えて来たこの身では、小さな揺れでも足を踏ん張って堪えることが出来なかったと云う訳。
KIさんや船長から手摺に身体の一部を預ければ安定するとアドバイスを受けたが、トモに設置されている手摺の高さは膝頭よりも少し低い。そのために、膝を少し曲げて身体を預けて何とか安定させることは出来たが、この姿勢を続けることは誠に辛いものがある。幸い舷側と船尾板の角付近に腰を掛けられたので、以降は殆どその場所に陣取っていた。
この日の最初の獲物は23cm位のメバル。
身体の安定化が出来た所で、気を入れ直してみたが、身体は波の影響で常に上下に揺れており、加えて潮の流れや風の影響でボートが左右に動いている状態であることに変わりがなく、どうにも落ち着かず、ボトムが取れたかどうかもさえも覚束ない。
ジワーッとロッドに重さが加わって来たので、ウン、アタリ?と思ったらボートが少し動いたためにJHが引っ張られたのが原因だったり、ボートが動いたからジワーッと重くなったのかと思うと、アタリだったり・・・・。
このメバルはジワーッと重くなったのでボートが動いたんだと思いつゝ念の為にリーリングしてみると掛かっていたと云う訳で、およそ釣ったと云うには程遠い結果。
次に移動した先は、巨大な貨物船の船首部分とバースとの隙間と云って良い程の場所。小さいボートが武器になることを、ここに来て実感した次第で、乗り合い釣り船の様な大きなボートでは、こんなポイントに入り込むこと等出来る筈はなく、小ささ故のメリットを活かしたポイント巡りだろう。
ここも作業用のライトが煌々と周囲を明るく照らしている場所だが、真横から立ち上がっている舷側がカーブを描きながら圧し掛かって来る様に頭上に張り出しており、圧迫感を強く感じると同時に、その迫力に圧倒されそう。
ここではミヨシの二人が調子を上げ、小生もKIさんに勧められてミヨシに移動してやっと本命のアジを2匹ゲット。
その後、同じ様にライトが明るく照らしている場所を3か所ほど巡ったが、比較的コンスタントに竿を絞っているミヨシの二人とドウノマに移ったKIさんに対して、トモから動けない小生は、忘れた頃にアタリを感じるのが精一杯の所。
1時間延長した沖上がり時刻寸前に、再度、貨物船とバースの隙間に戻った所で、KIさんに促されてミヨシに移った第一投目。
ボトムまで沈めようとしてカウントダウン中のこと。30カウントまで数えた所で何やら違和感が伝わって来た。ボトムには届いていない筈だが?と思いつゝ軽く合わせを入れてみると、力強い引きと共に揚がって来たのは良型のアジ。
そして、その後連続してパタパタと2匹を掛けることが出来た。何れもフォール中のワームにアタッたもので、釣った感よりも釣れちゃった感が強くて釣趣の点では今一つだが、贅沢は云ってられない。
4連続ゲットを狙ってキャストした所・・・・・、
こんな時に限ってミスが出るもので、障害物に掛けてしまって敢え無く高切れしてしまう始末。直ぐにでもシステムを組み直そうと思ったが、船長からの残り5分の声を聞いて、その気もなくなり、3人が連続して揚げているのを指を咥えて眺めているだけで、初めてのボートアジングを終了とした。
今回、初めてボートアジングを経験した訳だが、そのポイントは揺れに尽きるだろうと痛切に感じた。
事前にKIさんから揺れるから難しいと聞いてはいたが、百聞は一見に如かずで、これ程、陸っパリと違って身体が揺れることの影響が大きいとは思いもしなかった。
身体が揺れることのない陸っパリでは、ロッドを通して伝わって来る違和感の殆ど全ては魚からのコンタクトだと思っても良いが、揺れるボートの上からでは色々な雑音がロッドを通して伝わって来る。
コンとハッキリとアタリが出る場合は兎も角、魚の活性が低く小さなアタリしか出ない場合は特にその雑音を除去するフィルターが必要になる訳で、そのためにはある程度場数を踏むことが必要だろうと思った。