※ 月別アーカイブ:2月2018 ※

2018年釣行記(10) – LEG

2018年 Eging 釣行記

日 時:2月26(月)
潮回り:若潮(↓↑)

場 所:南端
釣 果:ヤリイカ X 2
同行者:ISBSさん

メッキ仲間のDr.TJさんの友人のISBSさんと、初めてのコラボ。
ISBSさんとは、昨年、アジングで並んでロッドを振ったことがあるが、軟体動物にも興味をお持ちであることを知ったので、声を掛けさせて貰った。

そこで、何処にするか?
南端
にするかSOFKZKにするか迷ったが、どちらも風が強い予報だったので、釣り場に入れず、竿も出せずに引き揚げて来ることになってもショックの少ない南端でシャクルことにし、17:30~18:00に現地で落ち合うことに・・・・。

16:20頃、自宅を出発。未だ明るい時間帯なので、渋滞を予想して高速を使うことにしたが、高速に乗るまでに30分以上も掛かってしまう始末で、現地到着は、何とか間に合って17:50頃。
待つ程もなくISBSさんも到着して、早速、釣り支度を整え岸壁に出て見た所、人気場所にも拘わらず、アングラーの姿が数える程しか見えない。
本当に、釣れてるの?????
一瞬、頭を過ぎった不安をそのまゝにして、誰も居ないHKTIに進んだが、新しい墨跡が殆どない。ヤリイカはアオリイカ程の墨を吐かないので、やって見なければ分らないと自分に云い聞かせて、邪道エギささ身を括り付けようとした所、ささ身を車に忘れて来たことに気が付いた。
ささ身のない邪道エギ・・・・では、シャレにもならない。

キャスティングを始めたのは、18:20頃。
風は、北東方向から強目に吹いて来ているので、ラインが大きく左に弧を描いて膨らんでやり難くて仕方がない。それでも、20カウントから始めて5カウントづつ増やして50カウントまで沈めてヤリイカの泳層を探したが、全く音沙汰がない。
こうなると北風が堪らなく冷たく感じて来て、一気に身体だけどころか気持ちまでも冷え込んでしまう。そこで、建物の陰に移動することを提案。
建物の陰に来て見ると、あれ程冷たく吹いていた風が、殆ど感じられず、しかも、墨跡はHKTIよりも遥かに多い。

こうなると現金なもので、直ぐにやる気を取り戻してキャスティングを再開したが、しかし、ヤリイカのやる気は戻って来る気配が見えない。
堪らずISBSさんは、他の場所を調査して来ると云って、暗い中、姿を消して行き、小生は居残りキャスティングを継続。
釣れれば連絡が入るだろうと期待を胸に、少しづつ戻りながらヤリイカを探したが、見付けられず、気が付けば先行者二人の姿も消えていて、この岸壁には小生独りだけの状態。
車の所まで戻った所で、ISBSさんに連絡を入れると、岸壁をぐるりと回って対岸に移動して来たとのことだったので、小生も追い掛けて場所移動。その途中、地元のオッチャンに様子を訊ねると、
全然、アタリがない。今は潮止まりだから、上げに入ってからだろう!
とのこと。

対岸に来て見ると10人近いアングラーが強い横風を物ともせず頑張っている。どうも街灯の光りが明るいこの辺がポイントの様で、最初に入った岸壁を見ると真っ暗闇。
ポイントの選択を間違えたのかも知れない・・・・。
ISBSさんを見付けて様子を訊ねたが、全く駄目だとの悲しい返事。
上げ潮が効き始めて、風が少しでも弱くなれば釣れるのではと都合の良い期待を胸に、ロッドも振らずに釣り談義で時間を潰したが、地元の餌釣り師の赤い電気浮子もユラユラと浮かんだまゝ。強い北風も一向に弱まる気配も見せず、身体が冷え込んで来たのに耐え切れず、20:00頃、車を止めている岸壁に移動。

この岸壁は街灯の灯りは余り強くはないが、風が背後からのフォローになるので、キャストもし易いし、寒さも余り感じない。と云っても、ヤリイカからのコンタクトが期待出来る訳ではないが、首の皮一枚で繋がっている気持ちを持たせるには効果がありそう。

21:15頃、邪道エギをフォローの風に乗せてキャストして25カウントした所でシャクルと、ゴミか海藻の塊を掛けてしまった様な重たさが伝わって来た。

イカが釣れないのに、ゴミ??

少しガッカリし、半ば腹立ち紛れにリーリングをすると、微かにラインを引っ張る感触があり、海面を滑って来たのは、待ちに待ったヤリイカ
アオリイカであれば、ドスッと衝撃が伝わって来るし、その後の引きも強いので、これはこれで楽しいが、ヤリイカでは少々物足りない。と云っても、やっと来た本命のヤリイカなので、ヤル気が甦って2杯目を狙ったが、何事も起こらず正に交通事故

そして、22:00を回った頃に、同じ様なアタリで2杯目を追加したが、この日のエギングは、事実上これで終わり。気が付けば地元のオッチャンの電気浮子もいつの間にかなくなっており、粘っても結果は出ないだろうと切りの良い23:00を合図にStopFishingとした。

2018年釣行記(9) – MB&LEG

2018年 Eging Mebaring 釣行記

日 時:2月23(金)
潮回り:小潮(↑)

場 所:HYKW
釣 果:ヤリイカ X 1
同行者:AKWさん

金曜日だがODWRでサーフ・エギングをするか、YSKWさんから頂いた情報を元にアオリイカヤリイカが釣れているらしい南端に行くか迷っていた。そんな所に、AKWさんから電話があり、彼が得た情報では、HYKWで良型メバルが出始めた由。しかもその上、ヤリイカのアタリも結構多かったとのこと。
と云うことは、良型メバルもヤリイカも狙える又とないチャンス!!と誠に都合の良いことを描いて、ODWRでもなく南端でもなくHYKWに行くことにした。

AKWさん早めに釣り場に入るとのことだったので、日没時刻前の17:00頃に到着する様に、15:30頃、自宅を出発。途中、大きな渋滞もなかったので、現地には予定通りの17:00過ぎに到着。

先着して釣り座を確保してくれていたAKWさんに挨拶をして、タックルの準備に取り掛かった。
今回のロッドは、エギング用のSephia S806ML-S。これは、NGTBNでの良型メバル狙いのプラッキングで試した結果、充分使えることが解ったので、今回の様なプラッキング&エギングには好都合と云う次第。

明るい内は、メバルヤリイカも出る可能性は低いので、肩慣らしのキャスティングを繰り返して、時間潰し。
17:30頃の日没時刻を過ぎ、周囲が徐々に暗くなり始めた所で、AKWさんと並んで期待に張り裂けんばかりに胸を膨らませて、集中してキャスティングを続けたが、コンタクトはない。SOFKZKでは夕間詰めにヤリイカのアタリが多かったので、ヤリイカなら来るかと邪道エギに替えたが、状況は変わらず仕舞。

時間が過ぎ、左手前方に赤い電気浮子の灯りがハッキリと見える状況になり、いつコンタクトがあってもおかしくはない時間帯に入って来ても、コツリとも来ず、釣り場全体に生命感が感じられない。

19:15頃、AKWさん状況が変わる見込みもないと諦めて引き揚げて行ったが、小生は老いの一徹。ここで諦めてなるものかと独り居残って、プラグにしたり邪道エギにしたり、キャスティングを繰り返したが無駄な努力。

21:30頃、時折背中から吹いて来る北寄りの風に、指先がジンジンと冷たくなるのを我慢していたが、一向に埒は明かない。
そこで、22:00を区切りに頑張ることにして、これまでのシャクリ方のパターンとリズムを変えてみた。

すると、待望の生命体の反応があってプシューッ・プシューッと海水をジェット噴射させながら、海面を滑って来たのはヤリイカ。実釣開始後、実に4時間後に手にした獲物。
ヤリイカは群れで回遊しているので、近くには未だ居る筈
切れ掛かった気持を入れ替えて集中してキャストしたが、後続はないまゝ定刻の22:00になったので、StopFishingとして帰路に着いた。

2018年釣行記(8) – MB

2018年 Mebaring 釣行記

日 時:2月20(火)
潮回り:中潮(↑↓)

場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル X 14
同行者:単独

実は、昨日チェックした予報では、SOFKZK方面は19:00頃から西風が1~2mの予想だったので、すっかりその気になっていたのだが、当日の予報では、東風が吹く時間帯が延びて、西風に変わるのは21:00頃からに変わってしまっている。これでは実釣時間が少なくなるので、2時間半掛けて100kmも走って行くには物足りない。
行くべきか行かざるべきか大いに悩んだが、結局、SOFKZKは諦めることにしたが、釣りには行きたい。と云う訳で、前回に続いてMHR-KGN円らな瞳の可愛娘ちゃんと遊ぶことにした。

自宅を出たのは、16:00頃。前回と同じ様に高速を使おうかとも思ったが、時間的な余裕もあるので、今回は一般道をエッチラオッチラ。幸い渋滞もなく、現地には17:15頃到着。

釣り支度をして岸壁に出て見ると、予報では南東の風が2m程だったのに、全くの無風状態。MHR-KGNから140kmも離れているSOFKZK方面も同じ様に無風だとは限らないが、SOFKZKに行けば良かったかなと、ふと考えてしまった程。
大潮直後の中潮の満潮時刻間近だったこともあって、潮位は高くて所々にテトラが頭を出しており、波もなく穏やかで、メバリングには好条件。

17:30頃、への字じカーブの先からキャスティングを開始。タックルは、Falcon改0.5gのJHに、ワームは来る途中立ち寄った上〇屋で手洗いを拝借したお礼に買い求めたママワームのダートスクイッド
何年か前は良かったこのへの字カーブは、最近は殆ど出なくなったので、期待は出来ない。と云っても、来た以上は一寸様子だけでも見ておこうと云った所だが、やはり気配は皆無。

そこで、18:00頃、凸部の先に移動。
移動後の第一投目で、モゾと感じるこの日最初のアタリ。合せも決まってリーリングを始めると、思いの外引きが強くて、ロッドが2度3度とお辞儀をしている。
これはデカイ!!
とロッドを頭上に高く立てたが、根に潜られたと見えてガッチリと動かない。ラインは0.35号のエステルなので、無理は出来ないため、ラインを張らず緩めずで根から出て来るのを待ったが、その気配もなく、残念ながら高切れしてしまった。
開始早々のライン・ブレイクは頂けないが、可愛娘ちゃんの活性は高そうなので、今回は良い釣りがが出来る予感が・・・・

ライン・システムを組み直して、同じ0.5gのJHダートスクイッドでキャストし直すと、コン。今度は根に潜られることもなく抜き揚げた可愛娘ちゃんは、ぽっちゃりとした体形の22cm。そして、その直後に20cm程を追加。

その後、2回連続でバラシたが、18:30頃に3匹目の釣果で、予想通り活性は高そう。
しかし、3匹目を獲ってから、スレて来たと見えてアタリが遠くなって来た。

そこで目先を変えるために、ルアーをワームからプラグに変更してみた。プラグはBEAGLE SSRigge 35SSGracy SFと色々と取り換えて使ったが、全く反応がない。最後の手段とばかりにMHR-KGNでの実績ルアーのFinluckMInnow30Sをキャストするとこれには反応がある。と云ってもアタリが続くわけではなく、ポツリポツリと云った程度。

所が、19:00を回った辺りから、全く反応がなくなってしまった。困った時の神頼みではないが、これまでも何度も窮地を救ってくれた0.3gのJHクリオネを組み合わせも、全くの不発に終わってしまった。

潮が下げに入り動き出せば、状況は変わるかも知れない。
夕食用のパンを齧りながら、時間を潰して満潮時刻の19:36を待ち、19:45頃からキャスティングを再開。

すると状況は若干良くなって、忘れた頃にアタリが出る様になった。
と云っても、同じ場所でアタリが続くことはなく、蟹の横這い釣法で拾うことしか出来ない状況で、ツ抜けを達成出来たのは21:00頃。

その後、4匹追加した所で西風が強く吹き出して来たので、22:30頃StopFishingとした。

今回は、前回よりも風の面では遥かに条件は良かったが、期待した程の結果ではなかった。これは良くあることで、驚く程のこともない。しかし、鬼に金棒0.3gのJHクリオネの組み合わせが不発で、1匹しか釣果を出せなかったのは、全くの想定外のこと。全幅の信頼を置いていただけに、少々気に掛かる結果だった。

2018年釣行記(7) – MB

2018年 Mebaring 釣行記

日 時:2月16(金)
潮回り:大潮(↓)

場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル X 12
同行者:単独(Dr.TJさん)

天気予報では、金曜の夜は珍しく、小生の良く行く釣り場付近は西も南も、風が弱いらしい。贅沢なもので、何処でも好きな所に・・・となると、かえって何処に行くか迷ってしまう。季節限定のヤリイカを狙うのも良いし、プラグで磯メバルを狙うのも捨て難い。
色々と迷ったが、翌日の土曜日には鉄道模型関係の用事があるので、その前日に余りヘビーな釣りは出来ない。そこで、手軽に入れるMHR-KGN円らな瞳の可愛娘ちゃんと思う存分遊ぶことにした。

15:50、自宅を出発。
この日は一般道を走るのが何となく億劫に感じたので、高速を使ったため、途中で魔界に寄り道をして時間を潰したにも拘わらず、現地には17:00過ぎに到着。

日没時刻の17:24までは時間もあるので、ゆっくりと支度をして岸壁に出て見ると、大潮の満潮時刻を過ぎたばかりなので、潮位が高く、テトラ帯の殆どが水没しており、海原が広く見える。
風は、予報と違って右手から左手の横風になる東風が結構強く吹いる。こうなると、MHR-KGNでいつも使っている0.5gのJHでは、とても釣りになりそうもない。と云っても、生憎、この日はMHR-KGNなので0.5gを超えるJHは持って来ていない。そこで、何かないかとバッグをゴソゴソと探してみた所、ワームを刺したまゝの0.8gのJHが出て来た。これは孤島でのアジングで使ったもので使い差しだが、針先は錆びていないので、何とかなるだろう。

自宅を出る時には、いつも通り凸部の先に入る積りにしていたが、予定より早く着いたので時間はタップリとある。そこで、先ず、以前良く入っていた階段下をチェックすることにして、17:20頃、Falcon改のロッドに探し出した0.8gのJHを組み合わせてキャスティングを開始した。

所が、風の影響で全く、操作感はなく、何をやっているのかサッパリ。だからと云って、これ以上重たいJHは持ち合わせていないので、我慢して続けたが、可愛娘ちゃんからのラブ・コールはない。次にへの字カーブの先もチェックしたが、はやりここでもコンタクトが感じられない。
階段下への字カーブの先も、かつては良かったが、ここ2~3年は余り良くないので、直ぐに見切りをつけて、当初の予定通り凸部の先に移動することにした。

時間的には、18:00を回って可愛娘ちゃんから音沙汰があってもおかしくない頃になったが、風は強さを増して右から左に吹いていて、JHが何処にあるのかも良く判らない。それどころか、一寸油断をすると海面下に沈んでいるテトラに根掛かってしまいそうになる。
諦めて引き揚げようかとも思ったが、物は試しとJHよりは重たいプラグをキャストして見ることにして、先ずはBEAGLE-SSを結んでみた。しかし、正面にキャストしても帰って来るのは左横からで、思ったコースを通すことが出来ず、正に風任せの状態。

次に、ルアーをFinluckMInnow30Sに替えて、斜め左方向にキャストして見た。上手く行けば、ラインが風に流されるので、岸壁際を通せる筈との計算。
すると、これがビンゴ!!

18:30頃、コツンと軽くルアーに触れる感触に続いて、グンと手許に感じるアタリで、MHR-KGNでは良型に属する21cm位の可愛娘ちゃんをゲット。

どんな場合も、最初の獲物は嬉しいものだが、これは計算通りに答えが出たので、一際面嬉しく思えた。

その後、同じ様な流し方で2匹を追加した所で、Dr.TJさんも来合わせていることが分って、久し振りのコラボ・メバリングをすることに。

しかし、その頃から徐々にFinluckMInnow30Sへの反応もなくなって来たので、今度はJHに変更。すると岸壁の壁際に流された時には反応がある。しかし、ラインが吹かれているので、合わせが遅れてしまうと見えて、針掛かりしても直ぐにバレてしまう。

そんなことを繰り返している内に、20:30を回った頃から、幾分風が弱くなって来た気配なので、思い切ってJHを0.5gにしてみた。すると、テンポは相変わらず良くないが、ポツリポツリとコンタクトが出て来て、21:00頃に何とかツ抜けを達成。

そして、JHを更に軽い0.3gにして、2匹を追加した所で、21:30を回った頃に、小生のメバリングは事実上終わって、その後は、Dr.TJさんの釣りを見ながら戻って来て、22:30頃StopFishingとした。

今回は、予報が外れて横風が強かったため、思う存分可愛娘ちゃんと遊ぶと云う目論見は外れたが、プラグに良い反応があったこと、そしてDr.TJさんとの久し振りのコラボで、楽しめたので、結果オーライとしよう

2018年釣行記(6) – MB

2018年 Mebaring 釣行記

日 時:2月13(火)
潮回り:中潮(↓)

場 所:NGTBN
釣 果:メバル X 1
同行者:単独

予報では火曜、水曜、木曜と連日で風が強く吹く予想が出ていて、一寸釣行するのは無理だろうと半ば諦めていた。所が、NGTBN方面の予報を見ると、夕方までは西寄りの風が強いものゝ、夜になると2m程に弱まるとなっている。ここは西風であれば風裏になるので、多少強くても何とかなる。と云う訳で、今季初めて磯メバルを狙いにNGTBNに行くことにした。
しかし、問題は、大潮になる前日の中潮の下げの時間帯になるので、大潮並みに潮の下げ幅が大きく、14:43に126cmの潮位が21:46には18cmにまで下がってしまうため、実釣時間が少ないこと。

15:40頃、自宅を出発。
途中、渋滞や順法精神旺盛の車があったりして、現地到着は予定より遅れて17:40頃。
直ぐに支度を整えて海岸に出て見ると、予報と違って南寄りが結構強く吹いている。この分だと、いつもの磯に乗ると沖に出ている分、風も強く吹いている筈と思い、サーフの中程にある小磯でやり、いつもの磯には風が弱くなってから移動しようと考えた。

サーフは、ズリッと足許が沈みこむので歩き難くて仕方がないが、岸辺付近では沖に向かってのフォローになる西からの風に変わっており、これはラッキー。
ヘッドライトの灯りを頼りにサーフを歩き、記憶にある小磯の岩礁付近に到着。しかし、目的の小磯が見付からない。小磯があった筈の場所には、確かに岩礁はあるのだが、様子が違っている。一昨年、昨年に来た時とは潮位が違うので、印象が変わって見えるのかも知れないとヘッドランプで念入りに確認したが、平らになった天井部分がない。誰もが見落としそうな小さな岩礁だが、足許が平らでバランス感覚の衰えた小生には釣り易くて気に入っていたのだが・・・・。
余り、周囲をヘッドランプで照らして、メバルに余計な警戒感を与えては良くないと、その岩礁の脇でサーフ・メバリングをすることにして準備を始めた。

この日のロッドは、エギング用のSephia S806ML-S。このロッドのティップ部はメバリング用のSoare S803ULT30よりも柔らかいので、敢えて使って見ようと考えた次第。ルアーはサーフであることを考えて遠投の効くYURAMEKIをチョイスし、キャスティングを開始したのは、19:00少し前。

この頃になると、潮位は既に45cm程度とかなり低くなっており、至る所に頭を出している岩礁が見える。そんな岩礁の近くを通す様に何度かキャストしたが、何となく釣れる気がしない。しかも、予報通り風も弱くなって来ている様なので、元々乗る積りだった磯に移動を敢行。
しかし、風が弱くなっていると判断したのは間違えで、時折身体を揺らす程の風が南西方向から吹き付けて来ており、弱まる気配も感じられなかったため、直ぐに隣りの低い磯に移動。こちらの磯は、岸に近い分風も弱いが、肝心のつぶらな瞳の可愛娘ちゃんからのコンタクトがない。
実釣開始後2時間も経たないのに、この頃になると、もうボーズの文字が脳裏に浮かんで来る始末。

ボーズを喰らうことは仕方がないにしても、このまゝ、おめおめと引き下がる訳には行かない。せめて小磯の場所を見付けなければ・・・・。

又々、サーフに戻って暗い中をヘッド・ランプの灯りを頼りにウロウロと徘徊したが、どうしても見付からない。
もう少し先だったのかも知れない。
と範囲を拡げて捜索してみた所、天井が平らな岩礁が目に入って来た。しかし、探していた岩礁よりも高さがあるので、違うことは確かだが、念のためよじ登って周囲の様子を見た。するとその岩礁は沖にまで伸びており、周囲にも頭を出した根が至る所に見えて、とてもキャスト出来そうにもないが、潮位が低いためその岩礁の先にまで出ることが出来そうに見える。そこで、ヒジキでヌルヌルと滑る足元に注意をして先端にまで出て見た所、かつて、一度だけ、乗った記憶が甦って来た。その時は、全くアタリがなかったのだが、他に移動する場所もないので、駄目元でやって見ることに。

先端にまで出ると、磯の沖に向かった延長線上に海面から頭を出した根が見えるが、その左右には障害物が見えない。そこで、ルアーをMEBARU Small Bait50に替えて、根の右際を通すと、コツンとこの日最初のコンタクト。
オッ、居る!!
これで一気にやる気になったが、アタリが続かない。しかし、居ることは確かなので、続けて何度か同じコースを通すと、又々、コツン。
しかし、掛けたのは根の際ではなく、直ぐ、足許。根の際からルアーを追い掛けて来たのか、それとも、足許に潜んでいたのかは判らないが、今季初の磯に住んでいるつぶらな瞳の可愛娘ちゃん
しかし、この可愛娘ちゃんは、産卵直後のお嬢様と見えて、体長こそ25cm程だがガリガリに痩せた貧相な体型。とは云え、ボーズを覚悟していただけに嬉しい嬉しい1匹。
こうなると現金なもので、2匹目、3匹目を狙って鼻息も荒くキャスティングを繰り返したのだが、アタリは2度、3度とあったものゝ掛けられず残念ながら空振り。同じ場所を攻め続けるとスレさせてしまうので、場所を休めるために、マグレを狙って他の場所をウロウロしたがこれは無駄な作業に終わってしまい、可愛娘ちゃんの目先を変えるためにルアーをワームに替えたりもしたが、コンタクトはサッパリなくなってしまい、潮位も極端に下がってしまったので、21:00過ぎにStopFishingとした。

それにしても、探していたサーフの岩礁は何処に行ったのだろうか?
昨年は台風も数多かったが、それでもたった1年で形が変わってしまうとは考えられず、考えられるのはサーフの砂の堆積か、あるいは、潮位が低くて印象が違って見えたのか?
そう云えば、サーフのあるワンドが小さく見えたのは、潮位が低かったのが原因だろう。潮位が高い時に確認して見る必要がありそうだ。

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