※ 月別アーカイブ:6月2022 ※

2022年釣行記(34) – TC

2022年 Touching 釣行記

日 時:06月17日(金) 19:00~22:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 7
同行者:単独

予報では南西の風が3~4mとのことなので、UMB-FPにしろMHR-KGNにしろ、どちらでも釣りには好都合。こうなると、どちらにするか、かえって迷ってしまう。

MHR-KGNと云えば、小生にとっては、専らメバリングで癒やして貰う場所であり、刀狩りUMB-FPで楽しんでいた。
しかし、UMB-FPはいつ行っても混んでいて、釣座を構えるのも苦労することが多い。その上、22:00には締め出されてしまうので、場合によっては物足りなく感じる場合もある。一方、MHR-KGNUMB-FPに程遠くない位置にあり、しかも、刀狩りをしているアングラーを見掛けたこともあったことから、可能性はある筈。
そこで、今回はその調査並びに確認のために、MHR-KGNに行くことにした。

17:00少し前に自宅を出発し、現地到着は18:00少し前。
バッカンを肩に斜め掛けにし、重たいクーラーを左手に、ロッド・ケース水汲みバケツを右手に持って岸壁に出てみると、長いロッドを振っている3人の地元のおっちゃんアングラーが眼に入って来た。
前回来た時も、辺り一面海藻がビッシリと繁茂していて、とても竿を出せる状態ではなかったが、眼の前の海には殆んど海藻が見えず、3週間程の内に随分と様子が変わっており、こんな所にも季節の移ろいを感じられる。

MHR-KGN刀狩りでは初見参なので、兎にも角にも、タチウオ狙いのおっちゃんが好んで入っていた凸部に向かうことにした。
しかし、躯体だけでも重たいのに、更に複数の保冷剤や600mlのペットボトルが入っているため腕が千切れる程重量が増えたクーラーを持って、700mの距離をエッチラオッチラ歩くのは修業に等しく、何度も妥協して途中で釣座を構えようと思った程。だが、僅かとは云え海藻がアチラコチラに浮かんでいるので、安易な考えを捨てゝ老いた身体に鞭打って歩を進めたが、凸部に辿り着いた頃には息はゼイゼイ、背中は汗ビッショリ。
所が、息も絶え絶えになった小生が目にした光景は、テトラ帯の切れ目にはことごとくアングラーが入っており、割り込む空きもない程混み合った凸部の様子。
折角、重たい道具を持って長い距離を歩いてきたのに・・・半泣き状態になったが仕方がない。暫くの間、休んで戻ることにした。

出遅れ感はあるが、UMB-FPに行こうかなどと考えながら、引き返していたが、調査なので凸部付近でなくても良い筈と考え直し、竿が出せそうな場所を探した。

MHR-KGNでの刀狩りでは、岸壁から7~8mの所に配置されたテトラ帯を越えた先の沖目を狙うことになるため、テトラ帯の位置や長さを確認しておくことが必須。とは云え、何だかんだと無駄な時間を過ごしたため、竿を出せたのは満潮時刻の約1時間前で、テトラ帯の殆どが海面下に沈む程潮位が高くなっていて、所々に頂上部分が出ているだけ。となると、通い慣れたMHR-KGNと云えども、テトラ帯の位置も長さも良く判らない。しかし、岸壁の一箇所に水に濡れた所を見付けた。恐らく、先行者が釣り終わりに水を流して掃除をした跡だと判断して、そこを頼りに22番スポット付近に落ち着くことにした。

と云う訳で、いつもの様にSephia S809M/Fのロッドに、ドジョウを結び付けた快適波止タチウオテンヤSS SSの組み合わせでキャスティングを開始したのは、岸壁に到着してから1時間も経過した19:00頃のこと。

西の空に広がる綺麗な夕焼けを眺めながらキャスティングを続けたが、音沙汰はなく、気配も感じられない。
シーズンは始まったばかりで、実績も情報も全くないポイントなので、タチウオの回遊があるかどうかも判らない。
だからこそ調査なのだが・・・・。

この日、最初のコンタクトがあったのは、19:20頃。
キャストして軽いリフト&フォールを始めようとした途端、ゴゴン。大きくハッキリとしたアタリだったが、これは合わせ切れず空振り。正体はサバの可能性もあるが、兎に角、近くに回って来ているらしいことが判って、一気にテンションがアップ。

次は来るだろう。次は来るだろうと、キャスティングを繰り返していると、19:30頃、テトラ帯の直ぐ沖目で吸い込む様な違和感があり、MHR-KGNでの初めてのタチウオのゲットに成功。
抜き上げたのは指3.5本程度のまぁまぁサイズで、一安心。

やっと回って来た!
所が、タチウオは群れで回遊している筈にも拘わらず、後続がない。タチウオの餌釣りと思われる電気ウキの灯りは、遠くに一つ二つ見えるだけで、様子は全く判らない。

シーズン早々なので魚影が薄いのか・・・・、
それとも回遊ポイントから外れているのか・・・。

その様な事を考えながら、キャスティングを繰り返していると、コツと小さなアタリがあって
20:09 2匹目をゲット。そして、これを皮切りに
20:11 3匹目
20:13 4匹目
とテンポ良く強い引きを楽しむことが出来た。

そして、少し時間を置いて
20:32 5匹目
20:45 6匹目
20:57 7匹目
と退屈しない程度の間隔で来てくれたが、何れも指3本に届くか届かない位で、少々物足りないサイズ。

こうして19:30頃から21:00頃までの1時間半程の間は、何かと感じられていた反応が21:00を回るとピタリと消えてしまった。それでも、後3匹追加して何とかツ抜けを目指したが、1度もコンタクトがなく、結局、22:00頃、StopFishingとした。

この日の調査の結果、MHR-KGNではメバリングだけではなく、テンヤの引き釣りが楽しめそうなことが分った。しかし、この結果がフロックではないことを確認するためにも、これから先、何度か通ってみる必要はあるだろう。
どちらにしても、引き出しの一つになり得る釣り場を確認出来ただけでも、今回の調査の価値はあったと思う。

2022年釣行記(33) – TC

2022年 Touching 釣行記

日 時:06月13日(月) 18:20~21:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

予報には傘マークが全く付いていない梅雨の中休みで、雨に降られる心配もないので、何があっても今季2度目の刀狩りMHR-KGNUMB-FPですることにしていた。所が、夜間帯の風は東風が3~4mと少々強目とのこと。
こうなるとMHR-KGNでは横風になり、UMB-FPでは真正面からの向かい風になるので、どちらにしてももう一つ。南風なら迷うことなくMHR-KGNにする所だが、強い横風の中ではライン・コントロールがやり難くて仕方がない。対して、向かい風になるUMB-FPであれば、飛距離が出ないことを我慢すれば、まだ釣りにはなりそう。と云う訳でUMB-FPに行くことにした。

自宅を17:00頃に出発し、現地到着は18:00頃。
この点は予定通りだったが、驚いたことに、週の初めの月曜日にも拘わらず、駐車場は混んでいて、ほゞ満車状態。

この分で行けば、釣り場の混み具合はかなりのものだろう。それでも一人位なら何とか潜り込む隙間はあるだろうと思いながら、岸壁に出てみると、想像した通り大勢のアングラーが等間隔に並んで長い竿を振っていて、一寸見ただけでは、入る隙間はなそう。出来れば第一スロープ付近に入りたかったが、それは到底出来ない相談なので、入れそうな空きを探しつゝブラブラと奥に向かったが、結局、見付からず仕舞い。仕方がないので、第一スロープ付近で空くのを待つ積りで折り返しに入った所で、中央のトイレ付近で帰り支度をしている二人組みを見付けた。激混みの状況なので、好き嫌いを云うのは贅沢の極み。兎にも角にも、場所を確保することが先決と、彼らに入れ替わって釣座を構えることにした。

今回もタックルは、前回と同じSephia S809M/Fのロッドに、ドジョウを結び付けた快適波止タチウオテンヤSS SSの組み合わせ。しかし、ラインは強い向かい風を考えて前回よりも細い0.6号のPEに替えた。

キャスティングの開始は18:20頃。
強い向かい風に吹かれて海面はバシャバシャと波立っており、何となく落ち着かない。時間的には、日没前の時間帯だが、厚い雲が空を覆っているため何となく薄暗く、気の早いタチウオがその辺を泳ぎ回っていそうな雰囲気がある。
1投、2投。
正面にキャストしたテンヤが、少し左手から戻って来るので、潮の動きもあって期待充分。

しかし、期待に反してコンタクトはない。

日没時刻を過ぎ、周囲が暗くなったが、赤や青の電気ウキが極端に少ない。左右を見渡しても左手の奥側に3つ見えるだけ。どうやら、向かい風を嫌って敢えて釣りに来なかったと見える。
その数少ない電気ウキの灯りも、波に揉まれて上下しているだけの様に見える。

シーズンは始まったばかりだし、まだ魚影も薄いのかも知れないなぁ・・
と考えながら軽くリフト&フォールを繰り返していると、突然、コン。
考えるよりも先に手が動いて、ガツン。まるで根に掛かってしまった様にロッドが止まり、次の瞬間にはギューンとロッドを引き込む様なタチウオ独特の引きが伝わって来て、今シーズン初の刀狩りに成功。
サイズは指3.5本強・4本弱と云った良型タチウオで、時刻は19:15頃のこと。

タチウオは群れで回遊しているので、付近にはまだ仲間がウロウロとしている筈だと、直ぐにフォローのキャスティングを入れたが、これには反応はなくい。

回遊して来る筈。
回遊して来い。
回遊して来て。

近くをウロウロとしていることを信じて、レンジを替え、アクションを替え何とかテンヤを見付けて貰おうとしたが、全く音沙汰がないまゝ時間だけが過ぎて行き、気が付けば、入る隙間がないほど並んで向かい風に逆らってロッドを振っている物好きなアングラーは、ポツリポツリ。

予報にも拘わらず、体感的には5m以上と思える程の強い風に正面から吹かれ続けていると、6月とは云え、風邪を引いてしまいそうになる位に身体は冷えてくる始末。それでもコンタクトさえあれば我慢も出来るが、全く梨の礫では集中力を保つのも難事で、20:00を回った頃には、引き揚げるタイミングを謀る程。

結局、20:30頃になり、我慢も限界に達した所で、実績のある第一スロープ付近に移動してタチウオの気配を探ったが、こちらにも寄って来ていないと見えて、完全に無反応に終わり、少し早めの21:00頃、StopFishingとした。

2022年釣行記(32) – TC

2022年 Touching 釣行記

日 時:06月09日(木) 19:00~21:30
潮回り:若潮(↑)
場 所:UMB-FP
釣 果:ナシ(タチウオ)
同行者:単独

今年は、MHR-KGNメバルの調子が上って来なかったので、少し早いが、刀狩りを始めようかなと考えていた。そんな所に上○屋のHPで、UMB-FP近くで釣り上げられたタチウオの写真を見ては、堪らない。直ぐにタチウオ調査に行くことに心は決まった。

この時期の日没時刻は19:00前後なので、それ程早く家を出る必要はないのだが、いつも使っている高速道路は、交通事故で一部区間が通行止めになっているとのニュースが入って来た。となると、以前の様に一般道を走る以外にない。そこで、少し早めの17:00頃に自宅を出発したのだが、高速道路から締め出された車が流れて来たことも影響しているのだろう、至る所で渋滞に掴まって、UMB-FPの駐車場に着いたのは、19:00頃。結局、高速を使えば1時間、一般道で1時間半の距離に2時間も費やしてしまったことになる。

UMB-FPは22:00には閉門されてしまうので、21:30頃には片付けに入る必要がある。となると、実釣時間は精々2時間半しか残っていない。半ば焦りながらタックルを手に岸壁に出てみると、沢山のアングラーが長い竿を出していて、奥の方にも空いたスペースはなさそう。
弱ったなぁ~! どうしよう?
と思いつゝ少しでも広めに空いた場所を探しながら歩を進めていると、丁度帰り支度を始めたアングラーを見掛けた。
これはラッキー!!
そのアングラーの後に入らせて貰って釣座を構えることが出来た。

キャスティングを始めたのは19:20頃。
ロッドはSephia S809M/F、テンヤはドジョウを結び付けた快適波止タチウオテンヤSS SSの組み合わせ。

それから間もなくして、左手方向から釣り上げられたタチウオがバチバチと暴れている音が聞こえて来た。
上○屋のHPで写真を見てその気になり、やって来たのだが、実の所、タチウオ・シーズンはもう少し先になってからと思っていたので、疑心暗鬼だったと云うのが正直な所。メバルの調子が悪くなければ、まだその気にはなっていなかっただろう。
しかし、百聞は一見にしかず。現場で実際に目撃した所で、意を強くして刀狩りに集中したが、コンタクトはなくい。

居るには居るが、まだ数は少ないのかも知れない。
と思いつゝキャスティングを繰り返していると、20:00を回った頃から、正面から東寄りの風が強く吹き出して来た。こうなるとテンヤは風に押し戻されてしまって、全く飛ばず、更に悪いことには、切れ藻が押し寄せて来て、キャストの度にテンヤに掛かってしまう。

テンヤは、どうしてもゴミを拾い易く、タチウオも海藻を長く引き摺ったドジョウは、喰いたくても喰えないと見えて、全くコンタクトがない。

こんな状態が21:00頃まで続いていたが、21:00を過ぎ、やっと海藻の帯が流れ去り、邪魔をされずにテンヤを引くことが出来る様になった。
そこで、集中してタチウオからのコンタクトを待っていると、コツン。残念ながら、この日初めてのこのアタリには手が出ず、胸をドキドキさせながら追い喰いを待ったが、その願いも虚しくそれっきりに終わって仕舞った。

それでも、近くにタチウオが寄って来ていることが判ったので、集中してキャスティングを続けたが、その後は、又々音沙汰なし状態に戻ってしまい、結局、タイム・アップ。21:30頃、片付けに入った。

今回の釣行は、タチウオ調査が主目的だったので、その意味では、回って来ていることが判った点でも、目的を達したことになる。とは云え、途中で海藻に邪魔をされた時間帯があったにせよ、コンタクトを感じたのは1度だけだったのは、寂しい限り。
これはシーズン開幕したばかりの所以かも知れない。あるいは、冷蔵庫で1年間寝かしておいた超熟ドジョウの故か・・・・・。

兎に角、近々、もう一度同じタックルで挑んでみようと考えている。