※ 月別アーカイブ:8月2024 ※

2024年釣行記(55) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:08月26日(月) 18:15~22:10
潮回り:小潮
(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

この所アジング続きだったので、久し振りに刀狩りに行くことにした。

予報では、風は南風の3m。
当初は、真横からの風になるのでやり難そうだが、3mならば何とかなるだろうと思い、UMB-FPに行く予定で自宅を出た。しかし、釣り場近くの街路樹を見ると、風に吹かれて大きく揺れており、予報の3mよりも遥かに強そう。こうなると、隣りとの間隔が余りないUMB-FPではお祭り騒ぎになりかねない。特に、隣りが餌釣り師の場合は、仕掛けを流し放しにするので、尚更。
と云う訳で、急遽、釣り場を南風の背負えるMHR-KGNに変更することにした。

前回このMHR-KGNに入った時は、小生以外にアングラーの姿は全く見えず異様な雰囲気だった。しかし、今回は、何を狙っているのかは判らないが、3~4人のアングラーが岸壁の入り口付近で長いロッドを振っているのが見えて、一安心。

早速、クーラーやバッカンをキャリヤーに積み込んで岸壁に出た所、風は時々息を止める様に止む時もあるが、背後から強めに吹いて来ており、MHR-KGNにして正解だった。しかし、海は潮位が高くて、岸壁から8~10mの位置にあるテトラ帯の殆んどが海中に没していて目視出来ない。となると、釣り座の位置によっては根掛かりラッシュになりかねない。どうしようかと思ったが、前回入った22番スポット付近が空いていたので、ここに釣り座を構えることにして、準備に取り掛かった。

最近はベイト・タックルをメインに使っているので、BlueCurrentⅢ 82/Bがレギュラー・ロッドなのだが、MHR-KGNでは実際に狙うのはテトラ帯の沖側になりテトラ帯と岸壁の間は捨てることになる。となると、どうしても飛距離が欲しい。
と云う訳で、持ち込んだBlueCurrentⅢ 82/BSephia S809M/Fの2本の内、飛距離の面では有利なSephia S809M/Fを手に、快適波止タチウオテンヤSS2Sを組み合わせて、日没時刻の18:15頃にキャスティングを開始。

前回のUMB-FPでのことではあるが、時合は日没時刻を過ぎた極々僅かな時間しかなかった。そのUMB-FPとMHR-KGNはそれ程距離が離れていないので、同じ傾向にあるだろうと思い、集中してタチウオからの反応を待ったが梨の礫。それどころか、海中に没しているテトラに根掛かりして、ラインを高切れさせる始末。そこで、折角のチャンス・タイムを逃してはならじと慌ててBlueCurrentⅢ 82/Bを引っ張り出してキャスティングを続けたが、コンタクトはない。

こうなると、やはり広範囲を探るしかないと考え、改めてSephia S809M/Fを取り出し替えスプールをセットして、刀狩りを続けた。

すると、これが奏功したのか、突然、ガツガツと待ちに待った反応が返って来て、この日初の獲物をゲット。時刻は19:04のことで、サイズはベルト・サイズに毛が生えた様な指3本しかなく、嬉しいには嬉しいが両手を上げて喜ぶには物足りない。
もっと太いものが欲しいと力を込めてキャスティングを繰り返したが、群れをなして回遊している筈なのに、後続の反応はない。逆に、またまた海中に沈んでいるテトラ帯の餌食になって、この日2度めの高切れの憂き目。

仕方がないので、マタマタBlueCurrentⅢ 82/Bに取り替えて刀狩りを続けた。そして、この日3度めの根掛かりで、3個めの快適波止タチウオテンヤSS2Sを奉納してしまい、手持ちの2Sは全て無くなってしまった。

時間的にはまだまだ余裕がある上、指3本が1匹の釣果では満足出来ない。
と云う訳で、快適波止タチウオテンヤSSを手持ちの中では最も軽い5Sを試しに使ってみることにした。しかし、BlueCurrentⅢ 82/B5g程度しかない軽いテンヤをキャストしても飛距離は更に出ず、釣りにならないことははっきりとしている。そこで、再々度Sephia S809M/Fにお出ましを願うことにして、ライン・システムを組み直した。

だが、ここまでしても空振りの連続で、1度だけ合わせ切れなかったアタリがあったのみ。それでも惰性と未練のキャスティングを繰り返したが、何も変化がないまゝ時間が経ち、22:00頃、精魂尽き果ててtopFishingとして、引き揚げて来た。

今回釣り座を構えた22番スポット付近は、これまでも入ったポイントで、その時は根掛かりすることはなかった。そんなこともあって、根掛かりの心配は殆んどしていなかったのだが・・・・。
油断があったのかも知れないが、兎に角、お気に入りの2Sのテンヤを3個もなくしたのは、痛かった。
帰宅後、直ぐに密林に注文したのだが、到着は29日の木曜日になる由なので、次回の刀狩りに間に合わないだろう。

2024年釣行記(54) – AJ

2024年 Ajing 釣行記

日 時:08月23日(金) 18:15~23:00
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 30
同行者:KMIさん

今週の月曜日は突然の天候急変のために、中途半端な状態で引き揚げざるを得ず、その埋め合わせに翌火曜日に出直しアジングに行ったので、図らずも2日連続しての釣行となった。後期高齢者の身では連続釣行の疲れが、いつ取れるのか定かではなく、兎にも角にも、週2回釣行の目標は達成したことになるので、場合によっては週後半の釣行はなくても良いと思っていた。
しかし、いざ金曜日になってみると、釣りに行きたい気持ちがムクムクと湧き上がって来た。そこで、天気状況をチェックした所、南風が5~6mとかなり強めに吹くとのこと。以前であれば、風が強い日の釣行は出来るだけ避ける様にしていた。しかし、連日の酷暑・猛暑続きでは、風が吹いている方が蒸し暑さが幾分緩和される上、嫌な蚊も寄って来ないので、寧ろ、有り難い。更に、ベイト・リールを使う場合は、正面からの風でない限り、バック・ラッシュのリスクが減るので好都合。
と云う訳で、風が吹くことは歓迎すべきだが、過ぎたるは及ばざるが如しで、5~6mとなると強過ぎる感がある。

その様な状況だったので、迷っている所にKMIさんから、今晩、行くよとのお誘いがあり、その瞬間に躊躇する気持ちは雲散霧消。いそいそと支度に取り掛かった次第。

現地到着は17:45頃。
岸壁には中央付近に年配の餌釣り師が一人いるだけだったので、今回も最奥に釣り座を構えることにした。

準備をしながら、餌釣り師に様子を尋ねた所、10:00頃からやって、これまでにやっと15匹。サイズも大きなもので20cmを超える位で、アタリがないので引き揚げる所だとのことで、余り芳しくない様子。前日の木曜日に来た仲間の情報でも豆が多くて、状況が変わった印象だとのことだったので、イヨイヨ海の中にも酷暑・猛暑の影響が及んで来た様子・・・・。

今回、持ち込んだロッドはSoare改8320#1Bの2本。
ベイト・アジングをする様になって、スピニング・タックルの出番はすっかりなくなってしまっていたが、今回は、趣向を変えてスピニング・タックルアジングをしようと思い付いて、8320#1Bをラインナップに加えたもの。

18:15頃、8320#1Bを先発に選んで、キャスティングを開始。

岸壁の際に立ってみると予報通り強い南風が右から左に吹いており、海も波立っているが、潮の流れは殆どない。空には北から北西に掛けて黒い怪しげな雲が広がっており、一雨来ないか些か心配になって来る。

やがて、先行者の餌釣り師は引き揚げて行き、一人っきりになってアジからのコンタクトを待ったが、日没前の明るい時間帯なので、音沙汰がない。

この日、最初に反応が返って来たのは、日没から30分程経った18:50のこと。
サイズは18cm位で若干物足りないが、芳しくない情報を聞いていただけに、早々にボーズ逃れの1匹が獲れて、一安心と云った所。

そして、2匹目を抜き上げたのは18:58で、丁度このタイミングでKMIさんが登場。
4月30日以来3ヶ月半振りの再会となるKMIさんは、机の前水道前の中間付近に陣取り、四方山話をしながらの楽しいアジングが始まった。

KMIさんは、キャスティングを始めた途端にロッドを曲げているが、小生に3匹目が来たのは少し間をおいた19:14。そして、その直後の19:164匹目をゲット。サイズは18cm程度で揃ってはいるが、前回と比べると一回り小さくて物足りなさが残る。それでも、連続して反応が返って来たことに気を良くして追加を狙ったが、もう一つ調子が上がって来ず、パタパタと来て小休止になるパターンで、20:03に何とかつ抜けを達成。

久し振りのスピニング・タックルつ抜けを達成した所で、ベイト・タックルに選手交代。ロッドをSaltyStage改に持ち替えて、ベイト・アジングを始めた。
そして、直後の20:0611匹目を掛けて、これからだと気合を入れ直したが、案に相違してこの後の約40分間がこの日の谷底だった。この間、反応がなくなった訳ではなく、小さなアタリは何度もあったが、針掛りさせることが出来ず空振り続きだった。時折、10cmあるかないかの豆アジが掛かって来ることがあったので、豆アジがワームを啄いているだけだったかも知れないが、この40分間は釣果を伸ばすことが出来なかった。

20:45になってようやく12匹目をゲットし、その後はパタパタ&小休止パターンでポツポツと掛けて21:4825匹目を抜き上げた所で撤収することを考え始めた。
しかし、KMIさんがそれまでに釣り上げたアジを捌き始めたので、鬼の居ぬ間の洗濯とばかりにKMIさんが捌いている間に、何とか追加して30匹を達成しようと思ったのが間違えだったかも知れない。結局、5匹を追加するのに1時間も要してしまって、目標の30匹目をゲットしたのは22:45のことだった。

小生は平日釣行派なので、現役組の仲間と一緒に釣りをすることは余りないのだが、この日は久し振りにKMIさんとのコラボ・アジングで、お陰様で楽しい一時を過ごすことが出来た。
釣果は、粘りに粘って何とか30匹の目標を達成出来たので、まぁ満足と云った所だが、反応が返って来ない時間帯が何度かあった。所謂、中弛みだが、こんな時は、単独釣行の場合はジッと耐え忍んで、次にアジが回って来る時を待つしかない。しかし、気の合った仲間が傍にいると、四方山話や釣り談義をしてやり過ごすことが出来る。
こんな時の話しは、取り留めのない世間話しなのだが、これが又実に楽しい。特に小生の様な後期高齢者ともなると、家には年老いたカミさんしか居らず、会話などないに等しい毎日なので、同好の士との遣り取りはある意味で新鮮にも思える。

所で、相変わらず毎日毎日猛烈な暑さが続いているが、気が付けば背後の植栽から秋の虫の声が聞こえる時期になっている。
秋の虫達が、何をもって彼らの季節になったと判るのか、甚だ不思議だが、この暑さももう少しの辛抱だろう。

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18:50 1匹目   20:06 11匹目   21:29 21匹目
18:58 2匹目   20:45 12匹目   21:37 22匹目
19:14 3匹目   20:48 13匹目   21:44 23匹目
19:16 4匹目   20:49 14匹目   21:45 24匹目
19:31 5匹目   20:58 15匹目   21:48 25匹目
19:37 6匹目   21:02 16匹目   22:06 26匹目
19:48 7匹目   21:06 17匹目   22:28 27匹目
19:51 8匹目   21:12 18匹目   22:29 28匹目
20:00 9匹目   21:16 19匹目   22:42 29匹目
20:03 10匹目   21:27 20匹目   22:45 30匹目

2024年釣行記(53) – AJ

2024年 Ajing 釣行記

日 時:08月20日(火) 18:10~22:30
潮回り:大潮
(↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 32、サバ x 2
同行者:単独

昨夜は、ようやくアジが回って来て、これからだと気合を入れたタイミングで、突然、強い北風が吹き始め、加えて雨も降り出し稲光の間隔が短くなって来てしまった。こうなると、釣りは避雷針を振り回している様なもので、落雷の危険性が高くなるので、結局、諦めて後ろ髪を引かれる思いで泣く泣く引き揚げて来た。

と云う訳で、その出直しアジングに行く積りで翌日の天気予報をチェックすると、降水確率は22:00頃に20%になるが、その他の時間帯は0%で、雨の心配はなさそう。風についても、19:00頃から2~3m程の北風が吹くとのこと。毎回、蒸し風呂の中で釣りをしていることを考えると、冷たい北風に吹かれるのは涼しくて気持ち良いだろうし、寧ろ、好都合。
となると、気象の面では釣行を阻む要素はない。問題は後期高齢者の体力があるかどうかだが、こればっかりは試してみる意外に方法はない。自信はないが、兎に角、行くことにした。

現地には、17:45頃に到着。
岸壁の入り口には、前日にも一緒になったタコ狙いの若者が一人、そして最奥にはルアー・マンが一人と先行者は二人しか居ないので、ガラガラ状態だが、残念ながら好きなポイントは両方とも塞がっている。
今日はお持ち帰りの予定がないノー・クーラー・デイなので、中央付近でノンビリやろうと考えながら歩を進めた所、最奥のルアー・マンは顔見知りの若者であることが判った。この若者は日没後には引き揚げて行くので、彼が帰った後に釣り座を構えることにして、準備に入った。

18:10頃、SaltyStage改1.0gのJHを組み合わせて、水道前付近でキャスティングを開始した。
風は、南風でかなり強く右手から左手に吹いているが、潮は逆に左から右にしかも、かなり早く走る様に流れており、1.0gのJHではアッと云う間に流されてしまう。そこで1.2gのJHに替えてみたが、殆んど効果はない。しかし、手持ちの中では1.2gが最も重たいJHなので、これで何とかするしかない。

18:50頃、ルアー・マンの若者が引き揚げて行ったので、改めて気を入れ直してアジングを始めた。
潮は相変わらず左から右に流れているが、少し緩んで来ており1.2gのJHでも釣りになりそう。昨日は19:00過ぎに反応が出始めたが、今日はどうか・・・・などと考えながらキャスティングを繰り返していると、モゾと微かな反応があった。
時刻は、昨日より若干早い18:55のこと。
どんな場合でも、その日の最初の獲物は嬉しいものだが、抜き上げたアジは所謂豆アジで、最近にない小ささに正直な所少々ガックリした。
それでも、後続を狙ってキャスティングを繰り返し、18:592匹目をゲット。
これも豆アジで、季節が何ヶ月か逆戻りした様だったが、この日は持ち帰る予定はないので、小さくても数を楽しめれば良いと考え直してキャスティングを続けた。
そして、少し間をおいた19:113匹目をゲット。これは最近のアベレージの20cmを超えるサイズで、このサイズならば納得。しかし、残念ながら、その後は反応が遠退いてしまった。
もう一つ調子が出ないなぁとボヤきたくなったが、8月も中旬を過ぎて海水温がかなり高くなっている筈なので、
季節的にはアジの調子が下がって来ても不思議ではない。それも巡り合わせなので受け入れるしかない。
半ば諦めながらキャスティングを続けて、30分近く経った19:35にやっと4匹目をゲット。そして19:3719:3919:475匹目6匹目7匹目と調子が上がって来たと思ったら小休止。

20:00を廻った頃から、風がなくなると共に蒸し暑さが足元から這い上がって来る様になって、やる気は風前の灯状態。それでも天気予報の北風2mに望みを託してキャスティングを続け、20:16つ抜けを達成。
その後は、パタパタと来て少し間を置き、又、パタパタと来て間を置く様な調子が続き、20:40から20:52迄に6匹の本命をゲットした約10分間を除いては、爆発的に釣れることはなかった。

そして、21:0320匹目を抜き上げたのだが、実は、20匹目を抜き上げた時刻は、22:00を廻った頃だとばかり思っており、22:00で20匹なら、充分なので、引き揚げよう。そこで、時刻を確かめようと時計を見ると、何とまだ21:00を廻ったばかり。一瞬、狐につままれたのかとスマホで確かめた次第。

何故、体内時計が1時間も狂ってしまったのか、その理由はサッパリ判らないのだが、であれば、もう少しアジングが出来ると、気を入れ直してキャスティングを続けることにした。

21:15頃になって、ようやく北風が吹き出して来て少しは楽になるかと思ったが、冷たい北風ではなく生暖かい北風でガックリ。それでもないよりはマシと思い直してアジングを続けた。

アジの出方は相変わらずパタパタと来ては小休止の繰り返しだが、20cm超のサイズが揃い、ノー・クーラー・デイとしたのが勿体なく思える程で楽しむことが出来た。

しかし、好事魔多し30匹目を抜き上げた21:54を過ぎた頃から、北風が強く吹き出してそれに連れて潮の流れが早くなり、大量のゴミが目の前に流れ着いてキャストすることも出来なくなったのを機にStopFishingとした。
そして、仲間に釣果報告のラインを入れて片付けに入った所で、海を見るとゴミは綺麗サッパリ流れ去っている。そおで、未練のキャスティングをしてみるとコツン。22:1822:23に追加した所で、踏ん切りをつけて切り上げた次第。

と云う訳で、2日連続のアジング釣行は無事終了した訳だが、その後の疲れの回復具合は・・・・・。
このブログを書いているのは釣行の翌日で、回復具合はいつもの通り横になれば直ぐに眠りに入ってしまう位。今晩一晩寝て回復してれば良いが、明日になっても残っている様であれば・・・・。

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18:55 1匹目  20:23 11匹目  21:06 21匹目
18:59 2匹目  20:24 12匹目  21:18 22匹目
19:11 3匹目  20:40 13匹目  21:19 23匹目
19:35 4匹目  20:42 14匹目  21:28 24匹目
19:37 5匹目  20:45 15匹目  21:29 25匹目
19:39 6匹目  20:47 16匹目  21:34 26匹目
19:47 7匹目  20:50 17匹目  21:39 27匹目
20:10 8匹目  20:52 18匹目  21:44 28匹目
20:11 9匹目  21:01 19匹目  21:52 29匹目
20:16 10匹目  21:03 20匹目  21:54 30匹目
‘                  22:18 31匹目
‘                  22:23 32匹目

2024年釣行記(52) – AJ

2024年 Ajing 釣行記

日 時:08月19日(月) 18:15~19:30
潮回り:大潮
(↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 3
同行者:単独

前回、前々回と連続して刀狩りをしたのだが、昨年と同じで余り状況は良くない印象で、釣れても指3本が精々。そのためにタチウオ狙いのアングラーが少なく釣り場も混んでいないので、この点は歓迎。しかし、肝心の獲物が釣れない、或いは釣れても小さいとなると、通い詰める気持ちもなくなって来る。
と云う訳で、今回は久し振りにKMI’sアジングをすることにした。

17:45頃、現地に到着。
釣り場の岸壁には、この岸壁の主の黒猫が長々と寝そべっており、アングラーはタコ狙いの口髭を生やした若者が一人だけで、お気に入りの最奥は空いている。そこで、迷うことなく最奥に釣り座を構えることにして準備に入った。

18:15頃、SaltyStage改1.0gのJHを組み合わせて、キャスティングを開始。
予報では、風は南風が2~3m程度とのことだったが、現場では殆んど吹いておらず不快な蒸し暑さが纏わり付いて来る。潮は、左から右に向かって軽く流れていて期待充分。とは云え、時間的には日没前の明るい時間帯なので、本命のアジが来るのは少し早いだろうと思いながら、キャスティングを繰り返した。

日没時刻を過ぎ、周囲の光量が減り始めた頃、ミストの様な小さな雨粒が落ちて来た。アレーッ、雨か・・・・と思いつゝ空を見上げると、空一面に雲は広がっているが、白っぽくしかもかなり高いので、本降りになるとも思えない。本降りにならないことを願いながらキャスティングを繰り返していると、今度は、時折、空が白く光りだした。天気が荒れる場合は、内陸方面に当たる北の空に稲光が走ることが多いのだが、稲光は見えず、頭上の空全体がパッと白くなるだけで、雷鳴も聞こえない。

このまゝ何事もなく過ぎて欲しいと願いつゝキャスティングを続けたが、陽が落ち周囲がすっかり暗くなっても、全く気配がない。

そこで、JHを少し重めの1.2gに替えてみた。これは前回or前々回のアジングの際に、早い潮の流れ対策で使っていた1.2gのJHを、流れが収まった後も無精をして使い続けた所、1.0gのJHよりも反応が良かったことを思い出したもので、駄目元2匹目のドジョウを狙ってみた。

すると、これが奏功したと見えて、直ぐにモゾと反応が返って来て、この日の口明けの本命をゲット。
時刻は19:07、サイズは20cm内外で、ようやく反応があったことに安堵して、後続を狙った。

この頃には、雨が上がって一安心したが、空全体が白く光る稲光の方は相変わらずで、寧ろ間隔が詰まって来ている様にも思える。
何とか、このまゝ収まって欲しいと願いながらキャスティングを繰り返して、19:172匹目19:203匹目をゲット。
よし、これからだ・・・と気合を入れた所で、突然、強い北風が左から右に吹き抜けて行く様になって来た。と同時に大きめの雨粒がパラパラと落ちて来た。

突然、北風が強く吹き始めるのは、寒冷前線が通過する際に起きる現象で、過ぎ去ってしまえば、天候は回復する筈
操船免許を取る際に勉強して得た知識だが、遥か昔のこと故、正に錆びついた知識。この日の天候の急変が、これに当て嵌まるかどうか定かではないが、樹の下に避難して夕食のパンを齧りながら暫く様子を見ることにした。しかし、収まる気配はない。
そこで、天気予報をチェックしてみると、自宅を出る前とは真逆に変わっていて、24:00まで傘マークが見事に並んでいる。一過性の悪天候なら待つ積もりだったが、これではどうにもならない。

と云う訳で、19:30頃、あたふたと道具を片付けて車に乗り込んだ次第。

2024年釣行記(51) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:08月14日(水) 18:30~21:30
潮回り:若潮
(↑)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 2
同行者:単独

連日32℃以上の酷暑で、季節はなかなか進まず秋はまだまだ先だと思っていた。しかし、2~3日前からツクツクホウシが鳴きだし、夜には虫の声が聞こえて来る様になって、実感は全くないが確実に季節は進んでいる筈。とは云え、相変わらず猛暑・酷暑の毎日で嫌になって来るが、それでも、直射日光に晒されない夜になると、釣りの虫が蠢き出して来る。

と云う訳で、一般的にはお盆のこの時期に殺生をすることは避けるべきだろうが、墓の住人の一人は小生に釣りを教えてくれた親父なので、許してくれるだろうと誠に都合良く考えて、両親の墓参りをした帰りにUMB-FPに立ち寄って、刀狩りをすることにした。

18:10頃、現地に到着したが、お盆休みに入ったためか、駐車場はほゞ満車状態。
この様子では入る場所はないだろう。MHR-KGNにすれば良かったと思いつゝ、キャリヤーにクーラーやバッカンを積み込んで岸壁に出て見た。すると、心配した通り、大勢の家族連れやアングラーがズラリと並んでいて割り込む余地はなさそう。
どうしようか? 奥に行けば入る空きがあるかも知れない・・・?
などと考えながら、少し進んで行くと、前回と同じ第1ボラード近くに少し広めの空きを見付けた。よくよく見るとその空いた場所の中央付近に水を流した跡があって、直前までアングラーが居た様子。これは、ラッキー!!とばかりに、左右の先行者に断って、その場所に釣り座を構えることにした。

前回は、風がなかったので纏わり付いて来る蒸し暑さが不快に感じる程だったが、今回は弱いながらも予報通りの南風が吹いていて、幾分、まし。これで、湿気がなければ快適だろうと云うのは無い物ねだり。

18:30頃、BlueCurrentⅢ 82/B快適波止タチウオテンヤSS2Sを組み合わせて、キャスティングを開始。

陽が沈んだばかりの時間帯で周囲はまだまだ明るいので、タチウオが反応を返して来るには、まだ早いだろうなどと考えながらキャスティングし小さなリフト&フォールを繰り返していた。
すると、何投目かのこと、ロッドを持つ左手にジワーッとした重たさが伝わって来た。不覚にもそれがタチウオではなく海藻かゴミが掛かったと思って合わせを入れずに回収に掛かったのが悪かった。半分程まで回収して来た所で生命体の感触が伝わって来たが、次の瞬間にはフッとロッドが軽くなって、無念のフック・アウト。

しかし、まだそれ程暗くなっていない時間帯にも拘らず、タチウオの反応があったことに気を良くして、キャスティングを繰り返した。するとキャストの度に気配がある。今日は良いかも知れない・・・と胸をワクワクさせてキャスティングを続けたが、テンヤの近くをウロウロしているだけの様子で、喰いの反応が出ない。
そこでテンヤのアシスト・フックをシングルからダブルに交換してみた。するとこれが功を奏して、19:02にようやくこの日初のタチウオをゲット。
UMB-FPでの今季初の獲物に気を良くしたが、残念ながら太さは指2.5本程のベルト・サイズ。
そこで写真撮影後リリースしようとしていると、近くに居たカップル・アングラーが欲しいと仰る。こんなに細いので、食べる所は余りないよ。それでも良ければと進呈し後続を狙ったが、その後は完全に気配が消えてしまった。

周囲を見回してみても、電気ウキの灯りは2~3個程しか見えず、状況は前回と変わっていない様子で、20:00を廻った頃から、引き揚げて行くアングラーが増えた印象。

それでも、テンヤを1S4Sなど重さを替えて試してみたが、完全に音無しでコツリとも来ない。前回は20:00を廻った頃でも、近くをウロウロしている気配が何となく伝わって来たことが再三あった。しかし、今回は、それもない。

時計は20:30を周り、残り1時間となった所で、ラインを太くすることを思い立った。動画情報によると、関西方面ではテンヤの沈下速度を遅くするために太めのPEラインを使っているとのこと。
であれば、駄目で元々。兎に角、やるだけやってみよう!
1.2号のラインを巻いている予備のリールに取り替えてみた。

するとこれが正解だったのか、20:40にこの日2匹目をゲット。これもギリギリ指3本の太さしかないので通り掛かった若者に進呈して、次を狙った。

しかし、ラインを太くしたのが正解とは早計の至で、この2匹目交通事故だったと見えて、後続の反応は皆無。

前回は21:00前にMHR-KGNに転戦したが、今回は最後まで粘ってみようとキャスティングを続けた。しかし、奇跡が起きることもないまゝ、結局、21:30頃にStopFishingとして片付けに入った。

一昨年迄の様に日没時刻を過ぎてからも、反応が続く状況に戻って欲しいのだが、前回も、今回も、時合は日没時刻の前後を挟んだ極僅かな時間しかなく、昨年からの良くない状況は変わっていない印象。
地上は、猛暑・酷暑、豪雨など異常気象が続いているが、海の中も異常な状況になって来ているのだろう。となると、元の状況に戻ることは考えられないのだが・・・・・。

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