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ロッドクラフトⅡ(6)完成

RodCraft 釣り道具

ガイドの取り付け位置が決まった所で、残る作業はガイドのラッピングとコーティング。

ラッピングに使うスレッドは、コストを余り掛けたくないので、FALCON改で使ったスレッドの残りを利用。従って、黒のブランクス小豆色のスレッド飾り糸の金色と全く変わり映えのしない仕上がりとなってしまった(汗)

前回のFALCON改では、コーティングにはウレタンのクリアを使った。これはこれで悪くはないと思うのだが、重ね塗りをしても市販のロッドの様なプックラとした厚みが出ず、何となく貧相に見えたので、今回はわざわざ東邦産業エポキシコーティング剤を購入した。余りコストを掛けたくないと云いながら、矛盾しているが・・・・(汗)

今回、苦労したのはチタンティップへのガイドの取り付け。
最初は他の部分と同じ様に、スレッドでラッピングしてエポキシでコーティングしたのだが、一寸力を入れてガイドに触ると、ヌルッとした感触と共に動いてしまうことが分かった

改めてティップの肌を良く観察すると、鉄模で使っている真鍮洋白よりもずっと木目の細かい感触があり、如何にもエポキシの喰い付きが悪そうな感じがする。
そこで、先端部分の2個のガイドを取り外して、ティップにサンドペーパーで軽く足付けをした上で2液性のエポキシ接着剤でガイドを接着してみた。果たして、この方法が正解なのかどうか判らないのだが・・・・。

RD-2014-007Rガイドのコーティングが乾いた所で、重量を測ってみると、59g強
56g位で収まるかと思っていたので、少々意外だったが、今更作り直す気持ちもないのでこれで完成としよう!!!

ロッドクラフトⅡ(5)ガイド位置

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リールシートを再塗装して何とか見られるものになったので、次の段階のガイドの位置をどうするか・・・。

前作のFALCON改を参考に、次の様にトップからの位置を仮決めしてチェックした。
RD-2014-005R#1 T-KTSG3.5J    4.5cm
#2 T-KTSG3.5J  10.5cm
#3 T-KTSG3.5J  18.0cm
#4 T-KTSG4.5J  28.1cm
#5 T-KLSG5.5L  42.5cm
#6 T-KLSG8M  65.6cm
#7 T-KLSG12H 100.0cm

写真はガイドを仮止めして66.5gの錘をぶら下げた様子で、ベンディングカーブもソコソコ綺麗(自己満足)

RD-2014-006Rそして同じ66.5gの錘をぶら下げた状態でラインの通り具合を写したのがこの写真。
ラインが目立つ様にテレビの前で撮影したのだが、各ガイドを頂点にした左右のラインの角度もマァマァ(これも自己満足)。

と云う訳で、難しいと思っていたガイドの位置決めが、すんなりと終わってしまった。

正に怪我の功名とはこのことだが、良かった良かった!!

因みに、チタンティップとカーボンの継ぎ目は#3の位置。
空読さん海猿さんの作品に比べると少々長過ぎるかも知れないが、何もかも真似をするのも考えものなので、これでGO。

ロッドクラフトⅡ(4)塗装

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ロッドクラフトⅡ(2)に書いた通りHolts塗装はがし液を使って、殆ど疵を付けることなく綺麗に元の塗装を剥がし終わったブランクスを見ると、カーボン繊維の綾とダークグレイの色の具合が非常に良い。
そこで、これを活かすためにクリアを吹いて塗装しようと思ったが・・・・・。
結局、無難な所で又黒のウレタンを吹いた。

塗りの回数については、前作のFALCON改では1度しか吹かず、後になって2~3度重ねてムラを消すべきだったと後悔したこともあって、今回は2度塗りとした。お蔭で、直射日光の下で見ても下地が透けて見える様なムラは出ないで済んだ。しかし、エアブラシの折り返し部分とそうでない部分の塗料の厚みが違って、光沢に違いが出ている
長尺ものをエアブラシで吹いて塗装する場合、何か工夫する必要がありそうだ。

そして、残った塗料でグリップにも黒の塗装を施した。

塗料の密着性を高めるためにミッチャクロンマルチを下塗りした後、黒のウレタンを吹いた手順は前作通りで、その結果も同じ梨地肌の仕上がりとなった。
前作ではそのまま使うことにしたが、今回は水研ぎをした上で、2度塗りをした。その結果は、完全に梨地を消すことは出来なかったが、まぁ、合格点・・・・

RD-2014-004Rそして、2日おいた今日、リールの足を締め付けるスライドフードにクリアのウレタンを吹き付けたついでに、グリップにも吹いた。
常に手に触れている部分なので塗装の被膜を強くするためにそうしたのだが・・・・・。
暫くして様子を見ると、見事に縮緬じわが出来てしまっている。

縮緬じわは、後から重ねた塗料の溶剤が先に塗った塗料を溶かすのが原因で、それを避けるためには、先に塗った塗料に使った溶剤より強い溶剤を使うことは厳禁であることは知っていた。しかし、今回は、同じメーカーの同じ溶剤を使っていたのでこんな事態になるとは思いもしなかった。しかも、クリアを重ねた部分全てに縮緬じわが出来ているなら納得も出来るが、不思議なことに部分的にしか出来ていない

何が原因なのだろうか?????

どちらにしても、このまま済ませる訳には行かないので、水研ぎをして再度塗らなければ・・・・(涙)

ロッドクラフトⅡ(3)バランス

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塗装を剥がし終わった所で、ロッドの全長が180cmになる様に2番を切断。

リールシートのグリップを切断した余りを利用して作成したバットグリップ、ワインディングチェックを仮付けして重量を測ってみると、約53g
これにガイドを取り付け、塗装すると重量増加は2~3g程度。だとすると出来上がりは56g以内には収まりそう。
FALCON改58gだったので、まぁ合格ラインと云った所だろう

RD-2014-003Rそして、この状態でリールを取り付けて全体のバランスをチェックした所、写真の通り。
欲を云えば10mm程リールの足に近い所まで持って行きたい
そうするためには、ティップの形状記憶合金の長さを詰めるか、バットエンドにウェイトを掛けるか?と云った所だが・・・・。

写真のリールは軽いVanquishのC2000なので、重たいTwinPowerであれば丁度狙った位置に支点が来るかも知れない。
と云ってもTwinPowerは持っていないので、確認のしようがないが・・・・(笑)

深く考えずに、このまま進め様と思う。

ロッドクラフトⅡ(2)塗装剥し

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RD-2014-002R前回のFALCON改の場合は、サンドペーパーを使って元の塗装をシコシコと削り取った。

言葉で表すとたった2行で終わってしまう作業だが、実際には、240番、400番、600番とサンドペーパーの番手を替えながら3度もやらなければならなかったし、それよりも粉塵が舞い上がって大変だった

それに懲りて今回はPaintRemoverを使ってやってみた。PaintRemoverも色々とある様だが、ウレタンの様な強固な塗装を剥がせるものは、所謂ホームセンター等にはおいていない。そこでネットでチェックして見た所、Holts塗装はがし液がウレタン塗装剥がしに使えること、そしてAB等の車用品の量販店に売られていることが分かった。

早速、近所のABに出向いて現物を確認すると、使い方の説明に、ハケでたっぷり塗りつけて20~30秒後にヘラ等ではがし、水洗いすると書いてある。
塗りつけて10~20分も待たされるのは、ただでさえ気が短い小生には使い難いものがあるが、20~30秒なら何とか待てる値段も1,000円強なので、失敗してもそれ程財布にダメージはない。

と云う訳で、そのまま現物を手にレジに向かって・・・・・。

小生はヘラの持ち合わせがなかったのでプラスティックの定規の角を使って見たが、これは塗装面を滑ってしまって上手く剥がせなかった。そこで、カッターの背を使って軽く擦る様にすると、塗装がポロポロと面白い様に剥がれて来て、ダークグレイの地が綺麗に表れて来る。

丁寧に元の塗装を剥がした所で、念のため、重量を測ってみると何と26.9gしかない。昨日の状態では28gだったので、塗装が1gもあったことになる。

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