※ 月別アーカイブ:9月2014 ※

2014年釣行記(47)-MK

2014年 Ajing 釣行記

潮回り:小潮 場所:YNGSM 釣果:メッキ x 3 同行者:単独(STHさん)

前回のメッキ開幕戦は見事に討死
幸い台風17号は沖合を通り過ぎたとは云え、土曜日(27日)から月曜日(29日)に掛けてはやはりウネリは高い状況だった。そこで、月曜日は止めて火曜日にリベンジ釣行をすることにした。天気予報を見ると火曜日は、午前中は北寄りの風で昼を廻る頃から南寄りに変わるとなっている。基本的に南が開けているYNGSMでは、出来れば北風の方が釣り易いし波も立たない。

と云う訳で、日の出と共に入って朝間詰めを重点的に狙うことにして、4:30頃に自宅を出発。現地には5:40頃到着。

海には心配していたウネリは殆どなさそうで、サーファーの姿も全く見えない。風も予報通りの北寄りの冷たい風がそよ風程度で、メッキ狙いには申し分のない位。しかも、石積み突堤のNSHM方面にはアングラーの姿が多く集中しているが、小生が行きたい突端方面には見えず、期待度は急上昇。
ヨシ!
と思い、そのまゝ歩を進めて暫くして石積み突堤をフとみると、何時何処から現れたのか、黄色い上着のアングラーが石積み突堤を先端方向に向かっているではないか・・・・。
平日なので先行者が居ることなど考えもしなかったが、仕方ない。出勤前の釣りをしに来たアングラーだろう。であれば8:00頃には引き揚げて行く筈と勝手に決めつけて、彼の後を追って先端に入り、挨拶を兼ねて最近の様子を訊ねると、台風前は何処でも出ましたヨとのこと。
その彼は先端の岸寄りの場所から西向きにキャストしている。小生は、当初から西向きは捨てゝ南向きの外海側を狙う積りでいたので、これは勿怪の幸い。
しかし、俯瞰した時には殆ど収まっている様に見えていたウネリは前回程ではないにしても結構残っていて、時折足許にまで這い上がって来る。

這い上がってくるウネリを避けるために、一段と高くなった角の折れたテトラに乗ってキャストを始めたのは6:00を回った頃。
広い海原に向かって5gのD-Contactを結んでロッドを振り抜くと、追い風に乗って面白い様に飛んで行く。これはこれで爽快だしストレスの発散にもなるが、メッキを釣りに来た以上メッキが釣れなければ・・

期待を込めてキャスティングを繰り返したが、メッキからのコンタクトはない。
少しづつ立ち位置を替えながら外海側・ワンド側をチェックして見たが、ルアーを追い掛けて来る影も見えない。余り眼が利かない小生にははっきりとは分からないが、どうやらベイトが居る気配もない。
そうこうしている内に、第一ブロックを一周してしまい元の場所に戻って来てしまい、さて、どうするか?

又々、テトラに乗ってキャスティング・・・・。
ひょっとするとメッキは沈んでいるのでは・・・・・と、キャスト後15カウントまでルアーを沈めてから、エギングの様に縦にロッドを煽って見た。
メッキをルアーで狙う際のアクションは、高速でのトゥイッチが原則的で、殆どの皆さんはその様なアクションを付けているが、小生は直ぐに手首が疲れてしまって上手く出来ないので、ロング・ジャークを多用している。
今回は、思い付いてジャークの様に横にロッドを煽るのではなく、縦に煽ってみたのだが、最終的にはメタル・ジグの様なリフト&フォールのアクションになっていた。

MK-2014-002Rそして、7:30頃、その様なアクションを繰り返していると、フォールしているルアーにジャレれ付く様なアタリ
青く澄んだ水中でキラリと白く光った魚影は18cm程のサイズだったが、待ちに待った今季の幕開けを告げるメッキ。

小生のファースト・フィッシュを見届ける様にして先行者は引き揚げて行き、イヨイヨ釣り場は小生のみの貸切になった所で、気分を新たにキャスティングを続けたが、アタリが続かない。
8:00少し前のこと、今度は、いつもの様に着水と同時にロング・ジャークしてみると、ジャークを始めた途端にガツンとアタリがあって15cmを追加。

その後はまたアタリが遠退き、忘れた頃の8:30過ぎに3匹目の18cmを最後に本命のメッキではなく有難くないダツばかりが当たって来る様になって来たので、10:00頃に井桁突堤に場所移動。

井桁突堤に来てみると、時折やって来る少し大きめのウネリで波を被ってしまいそうになるので、先ずはサーフでやって見ることにしたが、偶然そのサーフで会ったIKWさんの友人のSTHさんと暫くおしゃべりをしている内に、キャスティングを続ける気持ちも薄らいで来たので11:30頃、StopFishingとした。

 

 

2014年釣行記(46)-MK

2014年 Ajing 釣行記

潮回り:中潮 場所:YNGSM 釣果:ナシ 同行者:TKUCさん

孤島での徹夜釣行から中1日おいただけでは、歳のせいか疲れが完全に取れると云う訳ではないが、来週早々は台風17号が接近して来るので海には到底出られないだろう。
と云う訳で、メッキが出始めているとの情報もあり、メッキングの2014年幕開けのためにYNGSMに出掛けた。

朝間詰めを狙うため早朝から釣り場に入ることも考えたが、仕事を終わってから来ると云うTKUCさんに久し振りに会いたかったので、午後からの上げ潮にタイミングを合わせることにした。
流石に昼間の時間帯なので交通量が多く時間が掛かるのは想定して早目の10:00頃に自宅を出発したので、現地到着は予定通りの12:00少し前。

久し振りにチェストハイのウェーダーを穿いて釣り場に向かって歩きながら海の様子を見ると、意外とウネリが高く、数名のサーファーが波間に浮かんでいるのが見える。前日の木曜日は南風だったが、夜中からはずっと北風だったので波も収まっていると思っていた。しかし、これは予想外だった。既に台風17号の余波が来ているのだろうか?

井桁突堤の周囲は濁りが入っているのでパスして、その先の石積み突堤に・・・・。

風は予報通り少し東が入っているが、ほゞ北からの風が少し強め。このYNGSMは北風ならばフォローになるので多少強くても全く問題はない。寧ろ、北風の方が波が抑えられるので好都合なのだが、それよりも問題はウネリで、石積み突堤を見下ろせる場所からは、時々高い波しぶきが打ち上がっているのが見える。

石積み突堤の上り口付近からキャスティングを開始。
しかし、丁度その頃から風向きがより東寄りに変わって来て、ラインが大きく右に膨らんでしまう。それでもウネリを避けながら我慢してキャスティングを続けていたが、風向きが完全に東に変わってしまい、強さも益々増して来たので、どうにも出来なくなり、止む無く東風を背負える突堤の先端に移動。

突端に釣り座を構えて西向きにキャスティングを始めたが、グンッとロッドが重くなる様なアタリで来たのは、メッキ狙いでは付き物のダツで一時はワン・キャスト:ワン・ダツの状況。

MK-2014-001Rダツは表層を泳いでいることが多いので、カウント15までルアーを沈めてダツを避けようとしたが、ルアーを咥えて来るのはサヨリ・サイズの可愛いダツで、上から下までダツが泳ぎ回っている様子。

ダツからのアタックを避けたい所だが、強い東風のためキャストする方向を替えることも出来ず、西向き以外には狙うことも出来ない。

仕方がないので、TKUCさんが来るまでメッキは諦めてダツと遊ぼう・・・・

14:30頃に登場したTKUCさんでもこの風にはお手上げ状態。
それでも、潮が高くなるのを待ちながら休み休みキャスティングを繰り返したが、やはりメッキからのコンタクトはなく、16:30頃に河口に移動。

河口付近では17:30頃まで頑張ったものゝ、TKUCさんが極小さなメッキを掛けただけで、小生はボーズに終わり、前途多難を思わせるメッキングの幕開けだった。

ただ、TKUCさんの感触では、昨年よりもメッキの数が多そうだとのことで、この言葉を頼りに通って見ようと思った次第。

2014年釣行記(45)-AJ

2014年 Ajing 釣行記

潮回り:大潮 場所:孤島 釣果:アジ x 14 同行者:単独(FKTさん、HSMTさん)

前回の孤島での徹夜アジングの疲れが残っていて、何となく身体にダルサを感じていたが、悪徳さんに教えて頂いたことを忘れぬ内に復習しておかなければと思い孤島に出掛けた。

孤島着は前回と同じ17:00過ぎ。
釣り場の突堤には先端付近に5名程のエサ釣り師が陣取っており、彼らに並んでアジンガーが3名そして、他には黒鯛狙いが3~4名程。
海は比較的穏やかだが、予報では南寄りの風が2~3mとあったにも拘わらず、それよりも遥かに強い風が右から左に吹いていて、状況としては余り良くない。海に突き出した突堤なので、予報よりは強く吹くのは当たり前と云っても、もう少し予報の精度を高めて貰いたいものだ。しかし、観測点が海上ではないので無理な注文なのだろうか・・・・・。

先行のアジンガーに様子を訊ねると全然アタリがないとのこと。
前回は明るい内から掛けているのを目撃しているので、一寸意外な感じがしたが、小生は徹夜前提の長丁場なので、まぁ、何とかなるだろう・・・・・

18:00少し前になってエサ釣り師の一人が帰り支度を始めたので、その後に入れさせて貰って、取り敢えずベスト・ポジションの確保に成功!
潮の高さや風の強さを考慮して手持ちの中では最も重い1.5gのJHでキャスティングを開始。時間帯としては大潮の下げに入っているので、きつい筈だと思っていた潮の流れは、右に行ったり左に行ったりと落ち着かない。

アジからのコンタクトは、先行者の云う通り全く感じられない。
前回は、小生一人が蚊帳の外に置かれた感じだったが、この日はその様な疎外感を抱くこともなく・・・・・。

20:00過ぎになって帰り支度を始めたエサ釣り師が後ろで見ている中で、コツンとハッキリとしたアタリで、本日の第一号。その後、暫くおいて第二号が来て、イヨイヨ、アジング・タイムの到来か・・・・・と思ったが、その後はダンマリ状態

20:30を廻りエサ釣り師や先行のアジンガーが引き揚げて行き、突堤には18:00過ぎに登場した2名のアジンガーと黒鯛師他の数名が残って、前回の徹夜組の人数の半数が明朝までの9時間程を過ごすことになった。
新たに登場したアジンガーは前回もここで一緒になったFKTさんHSMTさんと仰るアングラーで、3人仲良く並んでアジングに精を出したのだが・・・・。

結論から云うと、この日の状況は、前回とは真逆の激シブ
激シブと云っても、活性が低くてルアーに見向きもしないと云うことではなく、魚影が薄かったのではないかと思う。
と云うのも、アタリは全てコツンとハッキリしたもので、モゾ等の微かなアタリはなかったし、シャンクの長いサーティー・フォーのダイヤモンド・ヘッドを飲み込んでしまう個体も多かったので、活性の高いアジも結構居たのではないか? にも拘わらず忘れた頃にしかアタリがないと云うことは、群れの規模がことの他小さかったか、群れからはぐれた単独行動を取っているアジばかりだった筈で、アタリがあっても単発に終わってしまい、2連荘は一度あっただけと云うのも、それを査証するものではないだろうか?

結局、この様な状況は一晩中続いて、一度も爆釣状況に変わることなく夜明けを迎えてしまい、忘れた頃に来るアタリを拾う釣りに終始して、何とか前回を上回る14匹の釣果を得ることが出来た。
14匹の釣果は、徹夜での結果としては決して多いとは云えるものではない。
しかし、前回、小生の倍以上の釣果を得ているFKTさんHSMTさんが1桁だったことを考えれば、満足すべき結果と云うべきで、これは、前回、悪徳さんに教えて頂いたレンジをキ-プすること、アクションを従来より少し大きくすることを心掛けてアジングを通したことが要因だろうと思う次第。

2014年釣行記(44)-AJ

2014年 Ajing 釣行記

潮回り:若潮→中潮 場所:孤島 釣果:アジ x 13、カサゴ x 4 同行者:単独(かずともさん、悪徳さん他)

今週の火曜から水曜にかけて、カミさん中学時代の友人宅を訪ねて千葉に行っていたので、週の前半の釣行はお休み。
そして、19日の金曜日。土曜日が後ろに控えているので、釣り場が混雑することが予想されたが、アジングの手解きをして頂いた空読さん中村(海猿)さんに逢えるかも知れないとの期待もあり、敢えて孤島に行くことにした。

孤島には17:00過ぎに到着。
金曜日とは云え平日なのでこれでも充分に早い到着だと思っていたが、残念ながらベスト・ポジションには既にアジンガーが二人が入っており、まだまだ明るい時間帯にも拘わらず良型アジをポンポンと掛けている。
実は、夕間詰めにはタチウオを狙う積りで準備して来たのだが、アジの活性が高い様なので最初からアジを狙うことに方針を変更して、彼ら二人から7~8m程岸寄りに釣り座を構えてキャスティングを始めた。

風は南風で右から左の横風になるが、普段から風の強いこの釣り場では寧ろ弱い方に属する条件。しかも明るい内からアタッて来る程アジの活性も高い。

今日こそは爆釣か・・・・・・?

しかし、期待に反して小生にはアタリがない。
小生の左で時を同じくしてアジングを始めた若者に訊ねると、アタリはあるが乗らないとのことだったが、暫くしてパターンを掴んだ様でパタパタと上げ始めた。そうこうする内に、今度は小生の右側に入っていたアジンガーもロッドを曲げだし、間に挟まれた小生だけが一人蚊帳の外に置かれた状況。

直ぐ両隣にアタリがあって小生にはナイのはどうしたことか?
否、これはアタリがないのではなくアタリが出せていないのだ!

と云う所までは解ったが、それでは、
どの様にしてアタリを出すのか?
どの様にしたらアタリが出せるのか?

自分なりに色々と考えてルアーを替えたりJHの重さを替えたりしたが、どうしても芳しい結果にならず、その内何が何だか分からなくなり・・・・・

20:00を回った頃、先端付近のアングラーが引き揚げて行ったので、気分転換のために先行アジンガーの左側に釣り座を移動し、その後は何とかポツリポツリと掛けられる様になった。
普段の小生であれば、これでも満足している筈。
しかし、先行者は小生の倍以上のペースでコンスタントに釣果を伸ばしているのを目にすると、年甲斐もなく焦りを感じてしまう
訊けばその先行者は中村(海猿)さんとも懇意にされているかずともさんと仰る御仁で、道理で上手い筈。

20:30を回った頃、6~7人のアングラーが登場して来て、釣り場は一気に賑やかになり、その内の一人が昨年もここでお世話になった悪徳さん

悪徳さんは、小生の左に釣り座を構えて間もなく最初の1匹を掛けてからペースを掴んだ様で、コンスタントに釣果を揚げ始め、小生はまたまた上級者に挟まれた格好になってしまった。

そして、小生のアジングを見るともなく見ていた悪徳さんは、余りの下手さ加減に堪らなくなったのだろう、アクションの付け方やフォール時間の取り方、潮の流れとの関係等々、色々とレクチャーして下さった。その内容の一つ一つが、小生の様な感覚的なものではなく、極めて理に適っていることを痛感した次第

日付が変わって暫くして、それまで穏やかな南寄りの風が一変して強い北寄りになり、パイプ椅子が煽られて岸壁から海の中にドボン・・・・。
そんな強い風にロッドが叩かれて、条件の良い時でさえアタリを出せていない小生は益々苦戦を強いられているのに、かずともさん悪徳さん他皆さんはコンスタントにアジを掛けておられ、腕の差を見せつけられてしまった。

AJ-2014-010R結局、この日の釣果は13匹で終わってしまい、かずともさんや彼の仲間、悪徳さん他のアジンガーの皆さんには遠く及ばない結果だったが、皆さん、気持ちの良い若者で和気あいあいと本当に楽しい一夜だった

2014年釣行記(43)-SF・AJ

2014年 Ajing SaltLure 釣行記

潮回り:中潮 場所:MHRC-GNPK,UMB-FP 釣果:アジ x 1 同行者:単独

およそ一週間振りの更新となるが、実は9日の火曜日にも釣行はしていた。場所は横須賀のうみかぜ公園でこれまでも何度か調査したことはあるポイント。残念ながらアジの釣果は一度もなかったので、アジングのポイントとしては小生の頭からは消してしまっていた。
所が、この日は南風が5mと強く吹く予報だったので、南風に強い釣り場としてのうみかぜ公園を考え、アジが駄目でもタチウオなら可能性がある筈と狙いの比重をタチウオにおいて、敢えて行くことにした。勿論、タチウオの地合いを過ぎた夜になってからはアジをとの助平な魂胆を持っていた。
そして、結果はタチウオアジも出せず、肩を落としてスゴスゴと引き揚げたのだが、ボーズよりも更に面白くないことがあった。
面白くないことなので、こと細かく書く積りはないが・・・・。

思い出すだけでも腹が立って来るが、小生より後に入って来た地元の常連釣り師のまるで自分の釣り場であるがの如く思い違いしている様な振舞・・・・。同じ様なことは熱海の網代漁港でも経験し、以来網代に行くことはなくなったが、このうみかぜ公園も今後は行くことはないだろう。
小生が行かなくなればそれだけ地元以外から来る釣り師の数が減る訳で、そうすることは地元の常連釣り師の思う壺かも知れないが、楽しみを求めて行っても不愉快な思いを持ち帰ることになってしまうのは本末転倒だし・・・・。

と云う訳で、今回は夕間詰めにMHRC-GNPKタチウオを狙って夜になってから会場をUMB-FPに移してアジングに切り替える予定で15:00過ぎに自宅を出発。
第一会場のMHRC-GNPKには17:00頃到着。

タチウオ用の大きくて重いクーラーを肩に岸壁に来てみると、タチウオが出ている情報があるせいか平日にも拘らずほゞ等間隔でアングラーが入っている。少しでも空いている場所はないかと岸壁沿いを歩き、二つ目の駐禁の看板の少し手前に何とか割り込ませて貰ってサーベル・フィッシング(SF)を開始。

SFは今回で2度目で、ロッドはこの所出番がなかったエギング・ロッドを流用した。
しかし、アオリイカを追い掛けている頃には、平気で振っていたエギング・ロッドがズシリと重たく感じられて仕方がない。これまでアジング用の極めて軽いロッドばかりを振っていたので、殊更に重たく感じるのだろうと思うが、歳のせいかも?

時間的にはタチウオの活性が上がる夕暮れ時なので、期待を胸にキャスティングを続けたが、この日は群れの寄りが悪かったのか1度もアタリがなく、目撃出来たのは岸壁全体で1本だけ。
18:30頃には、タチウオを諦めて第二会場のUMB-FPに移動することにした。

UMB-FPでは連休前の金曜日の夜と云うこともあってか、沢山の電気浮子の赤や緑の光が等間隔に波間にユラユラと揺れていて、果たして入れる場所はあるのか・・・・
岸壁を進み、第一街灯まで来て何とか少し空いている場所を見付け、先行者に断わって釣り座としたが、この先行者はどうぞ!良いですヨ!と云いながら釣り座をずらして間隔を少し拡げてくれた。うみかぜ公園の常連とは正反対の何とも気持ちの良い対応

この先行者は、夕間詰めにタチウオを1本だが釣り上げた由で、アタリがなくなったのでアジに切り替えた所だとのこと。

早速、軽いTenryu改Pinky0.2号1gのJHでキャスティングを開始した。
早くもその第一投目でクンとしたアタリがあり、運よく合わせも決まったのだが、これは抜き揚げる際にポチャンと海に帰って行ってしまった。
良し、行ける!と思ったがその後はアタリがない。

棚を替え、ルアーのアクションを替えして、何とかアジの関心を引こうとあれこれしている内に、小生の左側に移動した先行者が、ポツリポツリとアジを拾い始めた。
見ていると、仕掛けを投入してからアタリがあるまでジーッと待っており、赤いLEDの光が海中に引き込まれて行ってから一呼吸置いて合わせると、アジが掛かって来ていると云った具合。仕掛けはウキフカセ。アタリがあるポイントも岸壁から5m程の極近場で、コマセは全く使わずエサはアオイソメとのこと。

いつもはアタリがないとアジが寄って来ていないと思っていたが、隣りでコンスタントにアジを釣り上げている以上直ぐ近くにアジが来ていることだけは確実で、これならアジングでも何とかなる筈・・・・・
しかし、ルアーには一向にアタリが出ず、先行者の好調な釣りを指を咥えて見ているだけ。

釣果の1匹は、その先行者が釣ったアジをクーラーに入れ、餌を交換するために釣り座をはずしている隙に、彼のポイントにルアーを通して掛けたもの。それ以外にはアタリらしいアタリが1度だけあったのみで、結局、口を使わせることが出来ないまゝ21:30を廻ってしまった。

意気消沈しながら帰り支度を始めた小生に向かって、有難うございましたと先行者は一足早く帰って行った。
タチウオも釣れず隣りでアジを好調に釣り上げられて、面白くない釣行であったが、気持ちの良い先行者のお蔭で、何かしらスッキリとした気分でStopFishingとすることが出来た。

さて、今こうして、釣り場での様子を思い起してこのブログを書いている訳だが、ふと気が付いたことがある・・・・。
現場でアジに口を使わせるべく色々と工夫した筈だが、JHの重さを軽くしてルアーをフワフワと漂わせる様な釣り方をしていなかったことに気が付いた。
先行者のエサは浮子に吊り下げられて海中をフワフワと漂っていた筈で、この日のアジはこの様な動きにしか反応しなかったのかも知れない。にも拘わらず、小生はその点に全く思い至らずJHは1gのまゝ変わらずズーット通していた。
果たして、これが正解かどうかは分からないが、試してみる価値は充分ある訳で、今となっては遅すぎた感はあるが、現場ではもう少し冷静になる必要があると感じた次第。

« 古い記事