※ 月別アーカイブ:12月2009 ※

釣り人の死亡事故

その他

昨日からニュースで茨城県鹿島港で3名の釣り人が行方不明になっていると報道されている。
釣り人が波にさらわれたり、乗っている釣り船が転覆したりする事故はそんなに珍しいものではなく、亡くなった3名の釣り人には申し訳ないが、今回もあぁ、またかとそんな感じでこのニュースを聞いていた。 所が、ふと気が付くと、この3名は立入禁止区域に入り込んで事故にあったらしいと繰り返しており、やけに立入禁止を強調している様に思えて仕方がなくなって来た。

時を同じくして、13日付けの朝日新聞朝刊に規制強まる”好釣り場”の見出しで、横浜の立ち入り禁止となっている防波堤では、県警が事故防止のため積極検挙する方針になったとの結構大きな扱いの記事が載っていた。 実際には、警告の看板に気付きながら入り込んだ場合など悪意があると判断された場合は、軽犯罪法違反容疑で検挙され、写真撮影や指紋を取られたり2時間以上もの長時間にわたり取調べられたりすることもあるとのこと。

確かに立ち入り禁止の看板を無視することは良いことではないと云うよりも、無視すべきものではない。
しかしながら、そうすると釣り場が極端に少なくなるのも事実だし、特に首都圏では、現在でも、獲物の数よりも釣り人の数の方が圧倒的に多い状態で、取締りを厳格に実施されると岸壁からの釣りは事実上出来なくなってしまう。 それでなくても、何とか条約の影響で、首都圏の岸壁は立入禁止の看板どころか高い金網で仕切られてしまって、海が直ぐ傍にあるにも関わらず釣りが出来ない状態になっている。 その規制から免れ、長年釣りで立ち入ることを黙認されて来たポイントからも、こうして締め出されるとしたら、釣り人はどこに行けば良いのだろうか?

当局のこの様な方針転換の理由の一つに、事故の際の責任を遺族から訴えられるケースが出て来ていることもある様だが、これは自己の責任を他人に転嫁しようとする遺族の意識が問題なのであって、それに事なかれ主義の当局の考え方が相俟って生まれた解決策でしかないように思えて仕方がない。
つまり、釣りに限らず自然を相手とする遊びなりスポーツは、常に危険との隣合わせであることを前提として、自己責任の範囲内で楽しむべきものである。 その意味で先の遺族の方々は、釣行する家族にライフ・ジャケットやスパイク・シューズ等の着用を促し、強要していたのであろうか? 加えて、ライフ・ジャケットやスパイク・シューズ等を着用していたからと云って、それで100%ではないことも認識しておくべきfだろう。 最近では、自分の子供が学校の校庭で転んで怪我をしても、学校側の管理責任を問う保護者がいると聞くが、敢えて云わせて貰えれば、それと同じ様に、全くもって非常識な考え方だと云わざるを得ない。

危険だからと云って、登山が禁止になることはない。 それは登山家が充分な準備や装備で臨むからであって、そうでない者が遭難したら、無謀と云われるだけのことである。 それと同じ様に、釣りも危険だからと云って禁止されない様に釣り人側できちんとした対応をする必要があると思う。

2009年釣行記(34)

2009年 釣行記

潮回り:中潮  場所:KWUS  釣果:ナシ 同行者:単独

久し振りにAKYに行こうと考えていたのだが、何となく一度しか行ったことのないKWUSが気になっていた。
そこで、釣行前の占いをやって見ると、AKYは北寄りの風が2mに対しKWUSは1m。 2mも1mも実際には違いがある訳ではないが、少しでも条件が良い方が良いだろうとPをKWUSに決めて3:15に出発。

現地駐車場には予定通り5:00に到着。 駐車場には先行車は1台もなく、暗くて広い駐車場にポツンと止まっていると、良い歳をしているのに、何だか心細くなって来る。
暗い中、支度をして磯に立ったのは5:20頃。
風は若干吹いているものの、これは問題がない範囲。
問題はウネリで、結構大きい。 以前乗った岩で暫く様子を見ていたが、時々やって来る大きなウネリの波しぶきが高く上がり、満潮に向かうだけに頭から潮をかぶって仕舞う危険性が高い。ここは、君子危うきに近寄らずで、最も高い岩に移動。

第一投は5:30。
ウネリの影響で海はザワザワとして何となく落ち着かない。
夜明けが近づくに連れて釣り師が一人二人と登場して来て、最終的には小生を含んで4名がロッドを振っている。 その中でエギングは小生のみ。 やはりこの磯はエギングの実績は余り期待出来ないのかも知れない。

031-R.jpg
イカ様からの音信がないままに夜明けを迎え、左手に見える三つ石の横から昇る朝日の綺麗なこと。 余りの美しさに、エギングを中断して暫しご来光を拝み、何枚か撮った写真の内の1枚がこれ。
来年の年賀状に使えそう!!!!

8:00頃、若者エギンガーが登場し、小生の右横の磯に乗って暫くしゃくっていたが、やはりウネリの波を被りそうになるので、早々に引き揚げて行った。
実は、その頃には小生も引き揚げようかと思ったのだが、ちょっと出遅れてしまい、潮が上がって来て退路を絶たれてしまった
仕方がないので、潮が下げるまで気のないシャクリで時間を潰し、結局11:00頃になってようやく戻れた次第。