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2017年釣行記(85) – EG

2017年 Eging 釣行記

日 時:12月29(金)
潮回り:中潮(↓)

場 所:SOFKZK
釣 果:ナシ
同行者:単独

29日、30日はアジングの仲間のYGWさんINEさんNGHMさん孤島で忘年会の予定だったが、生憎、天気予報では北寄りの風が5~7mも吹く予想となっている。吹きっ晒しの孤島で、こんなにも強い北風に耐えて夜通しの釣りが出来る程の自信は、小生にはない。無理をして参加しても、YGWさん達に迷惑を掛けてしまうことにもなり兼ねず、それでは申し訳ないと、パスさせて頂くことにした。

所が、29~30日の強風に対して、28~29日にかけては、静穏、あっても1mしか風が吹かないとなっている。こんな予報を見てしまっては、家でじっといていることなど出来る筈はなく、急遽、緑のアイシャドウをした可愛娘ちゃんに会いにSOFKZKに行くことにした。
どうせ行くなら早めに出てと思ったが、殆ど完徹状態の前回の釣行では、酷く疲れを感じたので、ソロソロ徹夜の釣りが出来る程の体力はなくなって来ているかも知れない・・・・。そこで、少しだけでも休んでからと2時間程仮眠を取ってから、1:15頃に自宅を出発し、現地の駐車場には、3:00過ぎに到着。
街灯もなく真っ暗な駐車場には、3台の車が止まっており、その内の2台は、松本ナンバーと多摩ナンバー。遠隔地からやって来て、こんな時刻に駐車しているのは、はやり、この2台は釣り人だと考えるのが自然だろう。
だとすると、あぶれて入れないかも知れない。心配しながら、磯道を下り、磯を先端に向かって進んだが、前方にはヘッドランプの灯りが見えない。
ひょっとしたら、車の主は釣り人じゃなかったのかも・・・
淡い期待を胸に磯の先端にまで来た所、徹夜の釣りで仮眠中だったらしい先行者がゴソゴソと起き出して来た。
あぁ、やっぱり先行者が居た!
闇を透かして良くよく見ると、先行者は3人組で、これじゃ先端には入れそうにもない。
ガッカリしたが、この3人は先端の中央付近から最も奥にかけて釣り座を構えているので、先端の右角付近にはスペースがある。ここは、今年の始め、貸し切りになった時に結構美味しい思いをした所なので、これは寧ろラッキー。先行者の一人に断って、その角に入ることにした。

3:30頃、Sephia XTUNE S806ML-S3.5号のエギを組み合わせてキャスティングを開始。
風は予報通り殆ど感じられず、寒さ対策のためにダルマ状態になった服装で磯道を歩いて来て汗ばんだ身体には、寧ろ物足りない位。海も穏やかで波もなく、エギングには絶好の状況。

今回こそは、必ず可愛娘ちゃんをモノにしようと、いつもより慎重且つ丁寧に近場の表層から中層に掛けて、扇状に探ったがコンタクトががない。続いて近場の中層からボトム付近。遠投して沖目の表層から中層、中層からボトム付近と色々と探ったが、一向にアタッて来る気配がない。

餌釣り師の赤い電気浮子も海中に引っ張り込まれることがなく、海面を漂っているだけで、前回と同じ様に、潮の動きも生き物の気配もまるで感じられない。唯一、小生に遅れて隣りに入った餌釣り師が、6:00頃、30cm程のメジナを釣ったのが例外で、磯全体に活性がなく静か。
暗い夜は駄目でも、明るくなれば来るかも知れない。
儚い夢を持ちながら、小生には珍しく、すっかり明るくなった7:30過ぎまで粘ったが、その甲斐もなく空振り。

8:00前になって、風が吹き出し、腰の痛みも強くなって来ると同時に気持ちはプツリと切れて遂にStopFishing
実釣時間は4時間少々と、それ程、長い時間ではなかったが、1度もアタリのないエギングに心底疲れた身体を引きずって急な磯道を上って汗びっしょりとなって車に辿り着いた次第。

と云う訳で、2017年の釣り納めなので、何とか可愛娘ちゃんをお土産にしたかったが、今回も、残念ながら、パーフェクト・ボーズ

帰りの道すがら、釣れなかった理由を色々と考えたが、ひょっとすると、時期が一ヶ月程早過ぎたのかも知れない
アオリイカヤリイカが釣れていれば、エギンガーの一人や二人は必ず姿を見せる筈だが、前回、今回ともエギンガーは小生のみ。このSOFKZKに来る様になった今年の2月頃には、ヤリイカ狙いのアングラーが何人も入っていた。その時にヤリイカだけでなくアオリイカも掛けたことを考えると、アオリイカヤリイカの群れと一緒に回遊している様に思える。
そう考えると、年明けの1月中旬以降にが釣り期になるのかも知れない。

所で、このSOFKZKでは1度だけメバリングを試したことがある。その時はアタリもなく、以降はエギングばかりをして来た。しかし、来る度に磯の根元の小さなゴロタ浜が気になっていた。
そこで、今回は後学のために磯からの帰り、寄り道をして様子見て来た。
このゴロタは相模湾に直接面した小さなワンドなので、波が高い時はとても入れそうにはないが、凪いでいる時は、如何にもデカメバルが潜んでいそうな雰囲気がある。しかし、これまで1度もアングラーが入っている所を見掛けたことがない。
所謂、竿抜けポイントなのか、釣れないので人気がないのか、定かではないが一度ジックリと攻めてみようと思う。

2017年釣行記(84) – EG

2017年 Eging 釣行記

日 時:12月25(月)
潮回り:小潮(↓)

場 所:KMKM、SKN
釣 果:ナシ
同行者:単独

前々回、前回とも、残念ながら緑のアイシャドウをした可愛娘ちゃんには会えず、正月用の食材の確保には失敗してしまったので、何とかしなければ・・・。
しかし、年内は残す所1週間となり時間がなく、釣行出来るのは精々2回だけ。その内、1回はアジングの仲間達との忘年アジングが予定に入っているので、エギングに行けるのは1回のみ。

このチャンスは、確実にモノにしなければならないので、より確度の高いSOFKZKに行くことを予定していた。予報でも西寄りの風が2mと弱かったので、すっかりその気になっていたのだが、その日が近付くに連れて西寄りの風が強くなる予想に変わり、前日の予報では4~5m。西寄りならば、釣り場は山陰になるので何とか出来るとは思うが、過去にも予報に裏切られたことが2度程あった。2時間半も運転して行ったのに、釣り場に入れないのは辛い。
と云う訳で、SOFKZKは諦めざるを得ず、仕方がないのでSKNに行くことにした。SKNは実績もあって良く通った釣り場なので、運が良ければ可愛娘ちゃんに会えるかも知れない。

22:15頃、自宅を出発、現地の駐車場には23:30頃、到着。
駐車場には軽が1台、ポツンと止まっており、KMKMには青白いヘッドランプの光が1個だけチラチラしているので、先行者は1人だけ。KMKMは良い釣り場との評判が高いものゝ、小生には殆ど実績はなく、余り得意ではない釣り場。しかし、手軽に入れるので、様子を見るには好都合。

と云う訳で、先ず手始めにKMKMの突堤に出て先行者に挨拶がてら様子を訊ねると、ヤリが1杯出ただけとの返事で、もう一つの感がアリアリ。
彼は、突堤の先端左角に陣取っていたので、小生は右の角に入ってSephia XTUNE S806ML-S3.5号のエギを組み合わせてキャスティングを開始。
風は、少し強めの西風が吹いているが、突堤の先端に立つと、左斜め後方から右斜め前方に向けて吹き抜けているので、この方向に投げている限り問題はない。海は、予想外に大きなウネリが入っていて、海岸にある大きな岩に当たった波が、白いシブキを高く上げているのが見える。

小生が入釣して暫くして、もう一人のエギンガーが登場。彼は突堤のクランクした角に入ったので、ポイントと云われている突堤の3つの角を、3人が夫々に占めてシャクルことに。

24:00を廻った頃、先行者が引き揚げて行ったので、小生は彼の後に移動し、後から来たエギンガーは、元小生がいた場所に移動して、コンタクトを待ったが、一向に気配がない。
左手のワンドを狙ったり、突堤のクランクからもキャストしたり、色々な方向を試してみたが、風にラインが吹かれて思い通りにエギを通せず、結局、元の先端に立ってキャストする羽目に。

アオリイカどころかヤリイカからも音沙汰がないまゝ時間が過ぎ、2:00頃になって今年の食材確保を諦め掛かったが、
今回の本命釣り場はSKNの筈。なのに、様子見で入ったKMKMだけで諦めて、正面に見えるSKNをチェックしないで引き揚げる手はない。

そこで、ワンドを大きく回り込んでSKNに移動してキャスティングを再開。
この釣り場は、今年の1月以来、久し振りだが、相変わらずコマセが釣り場を汚している。いつも思うことだが、旅の恥は掻き捨て的な感覚があるのか、釣り場を汚して平気でいるエサ師が、何と多いことか。海が荒れれば、波が綺麗に洗い流してくれると平気な顔をしている輩も多いのは、何とも嘆かわしい限り

この釣り場は、根がきつくて水深も余りないので、根掛かりが心配で最初の内はシャロー・タイプのエギを使っていたが、嘘の様に根掛かりがない。
そこで、横風の影響を出来るだけ避けたいと考えて、試しにエギを普通のタイプに替えたが、それでも根掛かりはない。ここに通っていた頃は、少しエギを沈め過ぎると、直ぐに根掛かりして、カジメなのどの海藻がカンナに掛かって来て、煩わしかったが、それが全くない。根掛かりがないのは有難いが、可愛娘ちゃんからのコンタクトもない。

と云う訳で、4:00頃まで粘ったが、今回もパーフェクト・ボーズに終わってしまい、正月に来る孫達にアオリイカの刺身を喰わせてやろうとする目論見は、儚くも思いだけで終わってしまった。

所で、少し前に、ウニが異常発生したために、三浦半島では海藻が激減したとの報道があった。海藻が減ったのは、小生自身も釣りに行って強く感じていた。
三浦半島ばかりでなく、MNDR方面でも、海藻が殆どなくなって根掛かりが減った印象が強いが、KMKMやSKN付近でも、海藻が減ってしまったのだろうか?
とすると、アオリイカの産卵床がなくなるので、産卵のために寄って来るアオリイカが減ってしまうだろうし、それによって、生まれて来る稚魚の個体数の減少につながるのではないだろうか?
藻場は、アオリイカばかりではなくメバルやその他の魚類の産卵床や、稚魚が育つ寄り場にもなっているので、生態系に及ぼす影響も少なからずある筈で、この点からも心配している次第。

2017年釣行記(83) – EG

2017年 Eging 釣行記

日 時:12月22(金)
潮回り:中潮(↑)

場 所:KTGHM
釣 果:ナシ
同行者:ケンケイパパさん

今シーズンのエギング幕開けとなる前回のSOFKZKでは、100kmも走ったにも拘らず、1度もアタリがないパーフェクト・ボーズで、目論んでいた正月用食材の確保も叶わず、スゴスゴと引き揚げて来た。そのリベンジと云う訳ではないが、何とか緑のアイシャドウをした可愛娘ちゃんを捕獲しようと、2回目のエギングをすることに。

天気予報では、関東地方は風の弱い穏やかな天候との予想なので前回のSOFKZKに行きたい所だったが、23日の土曜日は、週末要因祝日要因が重なっている上、2017年の納竿のために訪れるアングラーで混むことが考えられる。2時間以上も運転して行っても、あぶれることになっては面白くない。
と云う訳で、近場に行くことにして準備に掛かっている時に、ケンケイパパさんを思い出した。彼は週末には殆ど必ず出撃しているので、お訊ねメールを入れると、やはり、出撃の予定だと云う。
こうなると話は早く、KTGHMで落ち合うことになった。ただ、その時点では、現役の彼はまだ仕事中で、釣り場に着く時間がはっきりしない由。そこで、現場到着予定時刻の連絡を貰うことにして、休んでいる内に、いつの間にかウトウト。そして、ふと我に帰って、メールをチェックした所、既に23:30頃現場到着する旨のメールが着信している。時計を見ると、何とその23:30。

慌てて自宅を飛び出して、現場に急行。自宅から70kmの距離だが、この時ばかりは、酷く長い距離に思えた。

現場到着は、日付が変わった1:30頃。
駐車場に車を止めて、眼下の磯場に見えるヘッドライトの白い光に向かって声を掛けると、正しくその主がケンケイパパさん。遅れたお詫びついでに様子を訊ねると、どうも捗々しくない様子。

磯場の階段付近に道具を降ろして、Sephia XTUNE S806ML-Sにラインを通している所に、場所替えを終えたケンケイパパさんが戻って来たので、再度様子を確認すると、どうも海の中が荒れている様だとのこと。この所、荒れた天候の日はなかったので、海の中が荒れていると云うのもおかしいが、要は気配がないの意味。

丁度、干潮時刻に当たっているので、潮位は低いし、潮の動きもない。状況が変わるとすれば、上げ潮が効き始めてからだろうと、二人並んで階段に腰を掛けて、釣り談義で30分程時間を潰し、キャスティングを始めたのは2:00頃。

このKTGHMケンケイパパさん魔の海峡と呼んでいる程、水深が余りない上に根がきついので、一寸油断をするとエギのロストに繋がってしまう。実際に、小生自身も、これまでに沢山のエギを奉納させられているので、油断がならない。
そこで、シャロータイプのエギを結んで、カウント20から恐る恐る深くしていたあが、意外なことに根掛かりがない。5カウントづつ探る層を深くして40カウントまで来ると、手前に寄った所で、ゴツゴツとエギが根に触れる感触が伝わって来る。
結局、中層から底付近まで、可愛娘ちゃんを探したことになるが、どうも留守にしている様子。更に沖目を調査すべく、エギを通常タイプのものに替えたが、やはり、根掛かりもなければ可愛娘ちゃんからの信号もない。

4:00頃、エギを3個も奉納してケンケイパパさんはヤル気をなくし、小生は足場の悪い岩の上で立ち続けて、足腰が疲れたので、熱いスープで小休止。
そして、気分を新たにキャスティングを続けたが、状況は一向に変わる気配を見せず仕舞い。

5:00頃になって、ケンケイパパさん車で寝ると云って引き揚げて行き、小生は、朝間詰めを狙おうと独り居残りキャスティングをすることにした。所が、丁度その頃から西風が、左から右に少し強めに吹き出して来た。そこで、少し左前方に向かってキャストした所、その一投目で根掛かり。
これまで、このKTGHMでは厭と云う程根掛かりをして、幾つものエギをなくしていたのに、この夜はこれまで全く根掛かりもなく、不思議に思っていたが、どうしてこんな時に・・・・・。

この瞬間に、ラインが切れるのと同時に気持ちも切れてしまって、ケンケイパパさんを追い掛ける様にして、5:20頃StopFishingとした。

と云う訳で、今回も前回に続いてパーフェクト・ボーズを喰らう結果に終わってしまった。
2017年も残す所1週間しかないので、残されたチャンスは1度だけ。次回は何とか緑のアイシャドウをした可愛娘ちゃんをものにしたいと思う。

2017年釣行記(80) – MK

2017年 Mekking 釣行記

日 時:12月13日(水)
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:HRTK
釣 果:メッキ x 1
同行者:単独、(AKWさん、YTさん)

前回は土・日のイレギュラーな釣行だったため、次に釣行する予定の週末まで間がある。そこで、真ん中の水曜日に、バッグ一つの身軽な道具立てのメッキを狙う積りで準備を整えていた。
所が、仲間から得た情報では、状況は既にかなり厳しくなっている様子。しかも、6:00頃の気温はマイナスの予報になっているのを見て、気持ちは急激に萎んでしまって・・・・。

行くか行かないか迷った挙句、いつもの様に早朝からではなく、気温が上がって少しでも暖かくなる10:00頃から釣りを始めることにして、8:40頃自宅を出発。
予定通り、10:00少し前に釣り場に到着。直ぐにロッドを手に釣り場に向かうと、見覚えのあるバイクが目に入って来た。
アレ~ッ!!
まさか・・・・。
岸壁を見ると、黒っぽい服装をしたアングラーが蹲っているのが見える。そのまゝ近付いて彼の顔を良く見ると、何とAKWさんが食事をしている所。
AKWさんは、昨日も来ているので、まさか二日連続して来るなどとは露程にも思っていなかったので、ビックリ。
しかし、寒い中、あるか・ないか判らないアタリを待って独り黙々とキャスティングを繰り返すのは、幾ら好きな釣りと云えども辛いものがある。しかし、同好の輩が隣りに居るなら話は別。

直ぐにSoare XTUNE S709ULTにラインを通し、B-VIB30を結んでキャスティングを開始。
所が、一投目から根掛かり。
しまった!!
と思いつゝラインを手に巻いて引っ張った所、ズルズルと動くので、慎重にラインを回収すると、掛かっていたのは木の枝。
それから2~3投目で、2度目の根掛かり。これも無事回収出来たが、針に掛かっていたのは、高切れした太いライン。そして、3度目の根掛かりでB-VIB30を奉納。

次にSoare Metal Shot TG 5gに替え、流れの強さによっては7gを結んで色々と向きを変え、立ち位置を替えてキャスティングを続けたが、全く音沙汰がない。AKWさんに様子を訊ねても、状況は同じで、イヨイヨ今シーズンのメッキは終盤に入った気配が濃厚。

10:30頃、陣中見舞いに来てくれたYTさんが30分程居て引き揚げて行った後、AKWさんと相談して少し遠くの導流堤にまで足を伸ばしてみたが、これも空振り。

12:30頃、スゴスゴと元の場所に引き返して来た所で、ジグをB-VIB30に替えて未練のキャスティングを続けていると、ジグにじゃれ付く様な感触があって、22cm程のギンガメをゲット。
メッキも群れを作っている筈なので、2匹目3匹目が来るかと期待をしたが、これは例によって期待外れに終わり、どうも出合い頭の交通事故だった様子。

2匹目、3匹目が期待出来ないとなると、寒い中、釣りを続ける気持ちも消えてしまって、13:00過ぎにStopFishingとして、3時間程の短い釣りを終えた。

今週に入って、メッキの釣果は急激になくなってしまい、この日はAKWさんと二人でキャストし続けたのに、アタリは小生に来た1回だけ。年内は何とかメッキを楽しめると思っていたが、こうなると、次回からターゲットをメバルに替えるか・・・・・・。

2017年釣行記(79) – AJ&TC

2017年 Ajing Touching 釣行記

日 時:12月09(土)~10日(日)
潮回り:小潮(↑↓↑)

場 所:孤島
釣 果:アジ x 12、タチウオ x 3
同行者:MZOさん、YGWさん、ICHRさん

12月08日の金曜日に、昨年の12月以来1年振りにMZOさん孤島に行く約束で楽しみにしていた。所が、木曜日に発表された予報では、生憎、金曜日は雨と風とのこと。雨は夕方には上がりそうなので、この点は何とかなりそうだが、夜には爆風となるとあっては、已む無く中止せざるを得ず、土曜日に順延することにした。
そんな所に、YGWさんから遠慮がちに土曜日の孤島行きのお誘い連絡があって、これには反射的に即バイト。

孤島にはMZOさんと彼の友人のICHRさんより一足早く、14:00少し前に到着。週末の土曜日なので、釣り座の確保が難しいことを予想していたが、思いの外先行者は少ない。ざっと見渡してみた所、岸壁の航路側先端の繋ぎ目付近に餌釣り師、足場が狭くなる繋ぎ目付近でメタルジグをキャストしている若者、暖かい日差しを浴びながら建物に寄り掛かって昼寝を決め込んでいる若者くらい。
YGWさんは航路側の餌釣り師の隣りに、小生はその餌釣り師が引き揚げた跡に釣り座を構えることにして準備に入ったが、向かい風になる東寄りの風がかなり強く吹いて、少々やり難そうな感じ。
そうこうする内に遅れていたMZOさんICHRさんが登場。MZOさんは街灯真下、ICHRさんは足場の細くなった付近に入って、この夜の釣り座を確保。

時刻は14:00を過ぎたばかりで、アジにしろタチウオ狙いにしろ、まだまだ早過ぎる時間帯なので、時間潰しを兼ねて、MZOさんICHRさんとお喋りを楽しみながら殊更にゆっくりと支度をしたのだが、ここで事故が・・・・。
持ち込んだEarly+81Mにラインを通しRANGE VIB 70ESを結んでSoare改の準備に掛かった時のこと、何かの拍子にRANGE VIBの針が左手の人差指にチクリ。
危ない!!
反射的に針から逃れようと身体を捻ったのが良くなかった。針が外れるどころか、逆に、ブスリと深く突き刺さってしまった。直ぐに針を抜こうとしたが、簡単に抜けてくれない。そこで、良くよく針が刺さっている個所を見ると、針のバーブは完全に入ってしまっていて、これでは簡単に抜ける筈はない。
こうなると針を抜くには、
イ)針を貫通させた上でバーブを潰すか、
ロ)傷口が広くなるのを覚悟で、無理やり針を抜くか
しかない。しかし、針を押し込んで敢えて指を貫通させる程の勇気は、残念ながら、持ち合わせていない。となると、無理にでも抜くしかない。
そこで、フィッシング・プライヤーを右手に持って、目を瞑り覚悟を決めて、
エイヤーッ!!
針を抜くことには成功したが、血がポタポタ・・・・・・。
ICHRさんにティッシュペーパーを頂いて、傷口を抑え、こんな時のために常備しているバンドエイドを巻いたが、直ぐにガーゼに血が滲んで来て真っ赤。

実釣を開始する前にこんなお粗末があって、どうにも気持ちが湧いてこない。新作のロッドの調子を見るためにキャスティングをしているYGWさんの横に座り込んだり、MZOさんICHRさんと釣り談義をしたり・・・・・。

この日の実釣開始は、16:00頃。
先発にSoare改1.0gのJHの組み合わせを選んで、キャスティングを始めたが、アジからのコンタクトは感じられない。日没時刻の16:30を回り、周囲の光量が減って、何らかの変化があってもおかしくはない頃になっても、梨の礫。早々に、元の釣り座を離れて前回座った付近を探査しても、アジの居所は判らず仕舞いで、何となく、前回と同じ様に釣れそうにもない雰囲気が色濃く漂っている。

この日の口開けの1匹は、18:20頃の23cm。
陸ッパリでは良型と云っても良いサイズで嬉しいには違いがないが、実釣開始後2時間半も経っての1匹なので、前途多難な孤島アジングの幕開けと云った所か・・・・・。

その後は、ポツリポツリと忘れた頃のアタリを待っての持久戦で、この夜の圧巻は21:00頃に移動して入った裏側。
正面から吹き付けて来る冷たい北風を我慢してキャスティングを繰り返して、風で吹かれているロッドの揺れの中に感じる微かな違和感で4連続ゲット出来た30~40分がピーク。

22:00頃にツ抜けとなる1匹を獲ってからは、全くアタリもなくなってしまったので、タチウオに狙いを変更。
前回のHGEさんによれば、ワインディングよりもただ巻きが良いとのことだったので、ただ巻きに徹してやったが、全くアタリがない。これまでに9回になるタチウオ狙いを通して、アタリを何回か感じるだけに終わっていたので、10回目になるこの夜も駄目なら、今シーズンのタチウオは諦めるかと思いながらリーリングをしていると、隣りでアジングをしているYGWさんがやりたそうな表情をしてこちらを見ている。
やって見る?
すると、小生のタックルを手にしたYGWさんは、何と1投目か2投目で、指4本程のタチウオを掛けてニコニコしているではないか。
直ぐに結果を出す所などは流石としか云い様がないが、今シーズンのタチウオのために新調したEarly+81M鱗付けをされてしまった悔しさ、もう少し続けていれば小生に来たのかも知れないと後悔したり・・・。
すると、タチウオには鱗はないから、鱗付けは合わないと神経を逆なでするYGWさんの憎まれ口。タチウオを見事に掛けたのはYGWさんなのは確かなので、その言葉に返す言葉もなく切歯扼腕

そして、その後、小生がタチウオを諦めてアジングをしていると、入れ替わりにワインディングを始めたMZOさんが、来た~ッ!!

釣りを始める前に自分の指を釣ったことと云い、YGWさんMZOさんタチウオを先に釣られてしまったことと云い、やること為すことが後手後手に回ってしまっている様な印象。

2:00を回っても、アジからのコンタクトは相変わらずないので、2:30頃に仮眠を取ることにして、風裏になる物陰に入った。しかし、回り込んで来る風が冷たくて、到底眠ることが出来ず、結局3:00頃には仮眠を諦めて起き出して、釣りを再開することに。

タチウオを諦めるにしてもやるだけやって見ようEarly+81Mをてにして、又々ただ巻きを始めた所、3:20頃にグンと引っ張り込むアタリ。
何と呆気なく答が出て、今シーズン初のギラギラと銀色に輝くタチウオを手にすることが出来た。

それまでは、出ることはないだろうと半ば以上に思いながらリーリングを繰り返していたのに、1匹を獲ってからは出るだろうと思っていることが真逆になっているのに、我ながらげんきんな奴と笑ってしまった。

結局、この夜のアジは12匹しか獲れなかったが、サイズは23cmが最低、25cmが中心となる良型ばかり。MZOさんICHRさんは尺物や泣き尺をものにしていたので、量より質と云った所か。どちらにしても、シーズンの終わりに近付いた様相だった。

これまで空振り続きだったタチウオは都合3匹も獲ること出来、嘘の様な結果だった。
アタリは何れも直ぐ足許でグンと引っ張り込む様なもので、遠投する必要もなく軽くアンダーキャストすれば良く、又、ロッドを煽る必要もなかったので、身体は楽だったが、ワインディングの様にガツンとアタッた直後にギューンとロッドを絞り込む強烈な引きを楽しめなかったのが、残念と云えば残念。
とは云え、空振り続きだったタチウオを獲ることが出来たので、満足出来る一夜だったし、小生と同じ様に念願のタチウオをお土産に出来たMZOさんも喜んでくれたことだろう。

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