2017年釣行記(79) – AJ&TC
2017/12/09
日 時:12月09(土)~10日(日)
潮回り:小潮(↑↓↑)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 12、タチウオ x 3
同行者:MZOさん、YGWさん、ICHRさん
12月08日の金曜日に、昨年の12月以来1年振りにMZOさんと孤島に行く約束で楽しみにしていた。所が、木曜日に発表された予報では、生憎、金曜日は雨と風とのこと。雨は夕方には上がりそうなので、この点は何とかなりそうだが、夜には爆風となるとあっては、已む無く中止せざるを得ず、土曜日に順延することにした。
そんな所に、YGWさんから遠慮がちに土曜日の孤島行きのお誘い連絡があって、これには反射的に即バイト。
孤島にはMZOさんと彼の友人のICHRさんより一足早く、14:00少し前に到着。週末の土曜日なので、釣り座の確保が難しいことを予想していたが、思いの外先行者は少ない。ざっと見渡してみた所、岸壁の航路側先端の繋ぎ目付近に餌釣り師、足場が狭くなる繋ぎ目付近でメタルジグをキャストしている若者、暖かい日差しを浴びながら建物に寄り掛かって昼寝を決め込んでいる若者くらい。
YGWさんは航路側の餌釣り師の隣りに、小生はその餌釣り師が引き揚げた跡に釣り座を構えることにして準備に入ったが、向かい風になる東寄りの風がかなり強く吹いて、少々やり難そうな感じ。
そうこうする内に遅れていたMZOさんとICHRさんが登場。MZOさんは街灯真下、ICHRさんは足場の細くなった付近に入って、この夜の釣り座を確保。
時刻は14:00を過ぎたばかりで、アジにしろタチウオ狙いにしろ、まだまだ早過ぎる時間帯なので、時間潰しを兼ねて、MZOさんやICHRさんとお喋りを楽しみながら殊更にゆっくりと支度をしたのだが、ここで事故が・・・・。
持ち込んだEarly+81Mにラインを通しRANGE VIB 70ESを結んで、Soare改の準備に掛かった時のこと、何かの拍子にRANGE VIBの針が左手の人差指にチクリ。
危ない!!
反射的に針から逃れようと身体を捻ったのが良くなかった。針が外れるどころか、逆に、ブスリと深く突き刺さってしまった。直ぐに針を抜こうとしたが、簡単に抜けてくれない。そこで、良くよく針が刺さっている個所を見ると、針のバーブは完全に入ってしまっていて、これでは簡単に抜ける筈はない。
こうなると針を抜くには、
イ)針を貫通させた上でバーブを潰すか、
ロ)傷口が広くなるのを覚悟で、無理やり針を抜くか
しかない。しかし、針を押し込んで敢えて指を貫通させる程の勇気は、残念ながら、持ち合わせていない。となると、無理にでも抜くしかない。
そこで、フィッシング・プライヤーを右手に持って、目を瞑り覚悟を決めて、
エイヤーッ!!
針を抜くことには成功したが、血がポタポタ・・・・・・。
ICHRさんにティッシュペーパーを頂いて、傷口を抑え、こんな時のために常備しているバンドエイドを巻いたが、直ぐにガーゼに血が滲んで来て真っ赤。
実釣を開始する前にこんなお粗末があって、どうにも気持ちが湧いてこない。新作のロッドの調子を見るためにキャスティングをしているYGWさんの横に座り込んだり、MZOさんやICHRさんと釣り談義をしたり・・・・・。
この日の実釣開始は、16:00頃。
先発にSoare改に1.0gのJHの組み合わせを選んで、キャスティングを始めたが、アジからのコンタクトは感じられない。日没時刻の16:30を回り、周囲の光量が減って、何らかの変化があってもおかしくはない頃になっても、梨の礫。早々に、元の釣り座を離れて前回座った付近を探査しても、アジの居所は判らず仕舞いで、何となく、前回と同じ様に釣れそうにもない雰囲気が色濃く漂っている。
この日の口開けの1匹は、18:20頃の23cm。
陸ッパリでは良型と云っても良いサイズで嬉しいには違いがないが、実釣開始後2時間半も経っての1匹なので、前途多難な孤島アジングの幕開けと云った所か・・・・・。
その後は、ポツリポツリと忘れた頃のアタリを待っての持久戦で、この夜の圧巻は21:00頃に移動して入った裏側。
正面から吹き付けて来る冷たい北風を我慢してキャスティングを繰り返して、風で吹かれているロッドの揺れの中に感じる微かな違和感で4連続ゲット出来た30~40分がピーク。
22:00頃にツ抜けとなる1匹を獲ってからは、全くアタリもなくなってしまったので、タチウオに狙いを変更。
前回のHGEさんによれば、ワインディングよりもただ巻きが良いとのことだったので、ただ巻きに徹してやったが、全くアタリがない。これまでに9回になるタチウオ狙いを通して、アタリを何回か感じるだけに終わっていたので、10回目になるこの夜も駄目なら、今シーズンのタチウオは諦めるかと思いながらリーリングをしていると、隣りでアジングをしているYGWさんがやりたそうな表情をしてこちらを見ている。
やって見る?
すると、小生のタックルを手にしたYGWさんは、何と1投目か2投目で、指4本程のタチウオを掛けてニコニコしているではないか。
直ぐに結果を出す所などは流石としか云い様がないが、今シーズンのタチウオのために新調したEarly+81Mの鱗付けをされてしまった悔しさ、もう少し続けていれば小生に来たのかも知れないと後悔したり・・・。
すると、タチウオには鱗はないから、鱗付けは合わないと神経を逆なでするYGWさんの憎まれ口。タチウオを見事に掛けたのはYGWさんなのは確かなので、その言葉に返す言葉もなく切歯扼腕。
そして、その後、小生がタチウオを諦めてアジングをしていると、入れ替わりにワインディングを始めたMZOさんが、来た~ッ!!
釣りを始める前に自分の指を釣ったことと云い、YGWさんやMZOさんにタチウオを先に釣られてしまったことと云い、やること為すことが後手後手に回ってしまっている様な印象。
2:00を回っても、アジからのコンタクトは相変わらずないので、2:30頃に仮眠を取ることにして、風裏になる物陰に入った。しかし、回り込んで来る風が冷たくて、到底眠ることが出来ず、結局3:00頃には仮眠を諦めて起き出して、釣りを再開することに。
タチウオを諦めるにしてもやるだけやって見ようとEarly+81Mをてにして、又々ただ巻きを始めた所、3:20頃にグンと引っ張り込むアタリ。
何と呆気なく答が出て、今シーズン初のギラギラと銀色に輝くタチウオを手にすることが出来た。
それまでは、出ることはないだろうと半ば以上に思いながらリーリングを繰り返していたのに、1匹を獲ってからは出るだろうと思っていることが真逆になっているのに、我ながらげんきんな奴と笑ってしまった。
結局、この夜のアジは12匹しか獲れなかったが、サイズは23cmが最低、25cmが中心となる良型ばかり。MZOさんやICHRさんは尺物や泣き尺をものにしていたので、量より質と云った所か。どちらにしても、シーズンの終わりに近付いた様相だった。
これまで空振り続きだったタチウオは都合3匹も獲ること出来、嘘の様な結果だった。
アタリは何れも直ぐ足許でグンと引っ張り込む様なもので、遠投する必要もなく軽くアンダーキャストすれば良く、又、ロッドを煽る必要もなかったので、身体は楽だったが、ワインディングの様にガツンとアタッた直後にギューンとロッドを絞り込む強烈な引きを楽しめなかったのが、残念と云えば残念。
とは云え、空振り続きだったタチウオを獲ることが出来たので、満足出来る一夜だったし、小生と同じ様に念願のタチウオをお土産に出来たMZOさんも喜んでくれたことだろう。
太刀魚ゲットおめでとうございます。
HGEです。
先々月はワインドで釣れてたんですがね。
せっかくならワインドで釣りたいのは自分も同じです。
またお会いした時はよろしくお願いします。