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2024年釣行記(49) – AJ&TK

2024年 Ajing Octopusing 釣行記

日 時:08月05日(月) 17:30~22:00
潮回り:大潮
(↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 35、タコ x 3
同行者:単独

拙宅は後期高齢者だけの二人住まいなので、釣果を持ち帰るにしても、それ程の量は要らない。しかし、アングラーは釣ることに夢中になるので、気が付けば、二人の後期高齢者が消費出来る量を遥かに超えてしまう。超えた分は冷凍して保存したり、ご近所に配るなどしていたが、それにも限りがあるので、キャッチ&リリースの日を設けたりしているのだが・・・・。

前回はアジングだったので、今回は刀狩りに行きたかったのだが、タチウオの在庫はまだ残っている上、ご近所さんがタチウオを受け入れてくれるか定かではない。と云う訳で、今回も刀狩りは諦めてKMI’sアジングをすることにしたが、アジの在庫は、前回の釣果は全て仲間に引き取って貰ったにも拘らず、まだ残っている。そこで、今回は良型に限ってのみ持ち帰ることにして出掛けた。

現地到着は、17:20頃。
直ぐに道具を手に岸壁に出てみると、岸壁の主である黒猫が寝そべっているだけ。と云う訳で、人影のない岸壁を奥に進み、お気に入りの最奥に釣り座を構えた。

今回は、明るい時間帯は魔女狩り、夕マヅメにはマゴチを狙い、暗くなってからアジングに切り替える予定なので、先ずBlueCurrentⅢ 82/B3号のエギを組み合わせて、17:30過ぎにキャスティングを開始した。

魔女狩りは、前回の釣行でSMTさんタコを掛けた場面に出会したので、小生も肖ろうと考えたもの。
先ずアンダー・ハンドで軽くキャストして着底を待って、シャクろうとすると何やら重たい。
アレッ、1投目から根掛かりか・・・と思いながらラインを張ってみると、根掛かりではなさそう。そこでハンドルを回してみると、重たいが巻けるので、タコであることを確信。そこで、追い合わせを入れて抜き上げた所、エギを抱いていたのは精々200gもなさそうな新仔ダコ
このは余りにも小さいので、写真を撮影後直ぐにリリース。そして、少し中央寄りに立ち位置を替えて、斜め右前方にアンダー・ハンド・キャストをして着底させ、極々軽くリフト&フォールを繰り返していると、又々、エギが動かせなくなって、2杯目をゲット。これは少し大きくなって250~300gの新仔ダコ。これも小さいので、そのまゝリリースしようと思ったが、今シーズン初めてのタコであり、これ以上大きなタコが釣れる確証もないので、一旦キープ。

そして、更に中央寄りに移動して同じ様にキャスト。すると、又々タコの反応があって、今度は300~400g程度。これは2杯目のタコと入れ替えてキープ。

魔女狩りを始めて時間もそれ程経っていないのに、早くも3杯。しかも、サイズがその都度良くなっている。
この調子で行けばもう少し大きなタコが釣れるかも・・・・・・。
と欲をかいたのが、運の尽き。エギが動かなくなったので、タコだと思って合わせを入れたが、掛かっていたのはタコではなく地球で敢え無くライン・ブレイク
時間は充分あるので、ここでライン・システムを組み直そうとしたが、生憎、太めのリーダーをバッカンに入れ忘れたと見えて、見付からない。残念だが、タコマゴチ狙いはここで断念し、少し、早いがアジングに切り替えることにした。

今回のタックルは、Soare改のロッドにリールはAldebaran BFSX、そして1.0gのJHの組み合わせ。

風は、右手から左手に吹き抜けて行く南寄りで、若干強め。海は少し波立っているものゝ、流れは殆んどない。
明るい時間帯でも反応が返って来ることがあるが、この日は、これまで通り、全く反応がない。夕日でピンク色に染まって青空をバックに浮かんでいる雲を眺めながら、休み休みキャスティングを繰り返して、時間を潰した。

日没時刻の18:41を過ぎ、周囲が薄暗くなって来た頃、この日初めて極々微かなモゾとした反応があって、口明けの1匹目をゲット。時刻は18:58。サイズは20cmに少し足りない大きさだったが、思い掛けなく早い時間から来てくれたことに感謝。
これはリリースしようと思ったが、背後でジッと小生の釣りを見守ってくれていた黒猫にプレゼントし、キャスティングを続けた。すると時を置かずに2匹目をゲット。時刻は19:02のことで、連続して反応があったことに気を良くして一人ほくそ笑んでいた。所が、その頃から何艘もの屋形船が東から西に向かって通り過ぎて行くのが見え、その理由が花火大会であることに思い至った。
道理で、途中の運河を渡る橋の上にカメラを構えた人が沢山居た筈だ
何年か前にも花火大会に遭遇した際、花火の音がドンドンと響き始めた途端、ピタリと反応がなくなったことがあったので、今回も、そうなるのかも・・・と心配しながらキャスティングを繰り返していた。
すると大きなウネリが次から次に押し寄せて来るようになって来た。どうやら屋形船の引き波の影響の様で、潮位が194cmもある大潮の満潮時刻前後のことだったため、時には岸壁に這い上がって来そうになる程。その大きな波にラインが遊ばれてしまってやり難いが、仕方がない。
その内、波も治まる筈だとキャスティングを繰り返していると、波がフッとなくなったタイミングで反応があって、19:133匹目をゲット。
その後も、ポツリポツリと反応があって、それから約15分の間に更に3匹を追加出来た。この調子で・・・と思ったが、19:30を回るとイヨイヨ花火大会が始まったと見えて、背後からドーンドーンと腹に響く音が伝わって来た。
これで、大会が終わるまでは釣りにならないなと覚悟をしたが、この日は様相が違っていて、反応が返って来るペースは変わらず、大会が終わる20:00までの30分間で8匹もゲット。
20:00を過ぎて花火を打ち上げる音が響かなくなりこれで、落ち着いて釣りが出来ると釣果の上積みを狙ったが、逆に反応は間遠くなってしまった。

所が、20:30頃から、潮が左から右に少し動き出して来たのを機に、アジの活性が高くなって20:3117匹目をゲットしてから21:10までの約40分間が、この日のハイライト。この間に14匹もものにすることが出来た。

この日は、良型のみ持ち帰ることにしていたので、それまでに10匹近くをリリースしたり、黒猫に食べてもらったりしていたが、それでも20匹程はクーラーの中に収まっている。
これまでの状況からみて、続ければ更に釣果を伸ばすことは出来るだろうが、これ以上のアジを持ち帰っても、処分に困るだけと考えて、この時点でStopFishingとすることにして、片付けに入った。

しかし、千載一遇のチャンスをミスミス見逃すのは勿体ない
粗方片付けが終わった所で、未練のキャスティングをしてみると、やはり反応が返って来て、21:4031匹目をゲット。こうなると止めるに止められない。キャスティングを繰り返して21:5835匹目を抜き上げた所で、これ以上続けても切りがないと踏ん切りを付けて、泣く泣く釣り場を後にして帰って来た。

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18:58 1匹目 19:52 11匹目 20:41 21匹目 21:40 31匹目
19:02 2匹目 19:55 12匹目 20:46 22匹目 21:48 32匹目
19:13 3匹目 19:57 13匹目 20:50 23匹目 21:50 33匹目
19:16 4匹目 19:59 14匹目 20:53 24匹目 21:56 34匹目
19:20 5匹目 20:01 15匹目 20:54 25匹目 21:58 35匹目
19:27 6匹目 20:11 16匹目 20:59 26匹目
19:37 7匹目 20:31 17匹目 21:03 27匹目
19:45 8匹目 20:33 18匹目 21:07 28匹目
19:47 9匹目 20:35 19匹目 21:08 29匹目
19:50 10匹目 20:37 20匹目 21:10 30匹目

17:36 タコ

2024年釣行記(32) – MG&TK

2024年 Octopusing SaltLure 釣行記

日 時:06月04日(火) 16:30~20:30
潮回り:中潮
(↓)
場 所:HGS-OGSM
釣 果:マゴチ x 0、タコ x 0
同行者:単独

この所、ホームのKMI’sに通い詰めているが、調子はもう一つ。
と云う訳で、今回は目先を替えてタコマゴチを狙ってHGS-OGSMに出掛けて来た。

HGS-OGSMまでは拙宅から24km程度。高速を使えば僅か30分程の距離なので、もう少し足繁く通っても良い釣り場なのだが、首都圏では綺麗に整備された数少ない無料の釣り場ということもあって、いつ行っても混み合っている。しかも、先端付近は地元の常連さんが幅を利かせていて、一見さんが釣り座を構えるには、なかなか勇気が要る雰囲気。
そんなこともあって、自然に足が遠のく結果になり、昨年の8月にタコマゴチを狙って出撃して以来10ヶ月振りになる。その時は見事に空振りに終わったが、今回はどうか・・・・・。

16:00頃、現地の駐車場に到着。
早速、クーラーやバッカンをカートに積んで岸壁に出てみた所、ウィーク・デイにも拘わらず、5m位の間隔でアングラーが入っている。しかも、巻き尺で測った訳でもないのに、見事なまでに等間隔になっているので恐れ入ってしまう。5mも間隔があるので割って入ることも出来るが、そうすると等間隔を崩してしまうためか、何となく気後れしてしまう。
何処かに少しでも広く空いている場所はないかと見渡して3番ベンチから20m程先端に寄った辺りに何とか入れそうな場所を見付けてヤレヤレ。

自宅を出る際にチェックした予報では、東向きの風が3~4mとやゝ強めだったが、西向きの釣り場のため追い風になるので、問題はないだろうと思っていた。所が、一息付いた所で改めて周囲の様子を見ると、予報より遥かに強い風が左後ろから右前方に吹き抜けて行く。今回は、タコにしろマゴチにしろアジング1.0gのJHよりは遥かに重量のある20g以上の錘を使うので、それ程強く影響を受けることはない。とは云えやはりやり難そう。その強い風を受けて海は波立っているが、それよりも気になったのは海の色で、前回のKMI’sと同じ黄土色をしていて、何となく釣れそうな雰囲気がない。

今回持ち込んだロッドは、マゴチ用のZENAQASSAUT Shore S96タコ用のCRX-B722Hの2本で、日没までのまだ明るい時間帯はタコを狙い、夕間詰めから夜に掛けてはマゴチ狙いのプランで、16:30頃、CRX-B722Hを先発に選んでキャスティングを開始。

タコ狙いなので、出来れば岸壁に際も攻めたい所だが、左右の近い所にお隣さんが竿を出しているので、正面の沖目から足元までが今回のテリトリーとなる。
15号(56.25g)の錘を付けたエギをフル・キャストしてズルズルと海底をアクションを加えながら引き摺り、根のある付近では摺り引きせずにエギを動かす様にしてタコを誘ったが、一向に反応を示して来ない。

18:00頃、タコを諦めてマゴチ狙いに変更。
仕掛けは、6号(2.5g)ナス錘を使った直リグマゴチは海底を這っている魚なので、兎に角、仕掛けを浮かさず常に海底を感じる様に摺り引きしてマゴチのから反応が返って来るのを期待したが、これも空振り。
この日はタコよりもマゴチを本命視していたので、直リグジャクソン砂団子ヘビ・キャロに替えて何とかマゴチの興味を引こうと粘ったが、全く梨の礫

時折、ハゼの活餌を使った仕掛けでマゴチを狙っているアングラーが隣りにやって来てキャストすることもあったが、彼らにもコンタクトはなかった。
コンタクトがあれば敢えて小生の隣りに移動して来る必要がなかった訳で、どうやらこの日のマゴチのご機嫌は、全体として良くなかった様子。

結局、20:45頃になって北の空に稲光が光り出して来たのを機に、腰の痛みが強くなって来たこともあって、StopFishingとして道具を片付けた。

タコにしろマゴチにしろ、シーズンはまだ始まったばかり。
しかも、慣れない釣り場で慣れない獲物を相手にして、初手から結果を出そうと云うのは、ビギナーズ・ラックがあるとは云え、少々虫が良過ぎる。
タチウオでは、UMB-FPに通った結果、何とか釣ることが出来る様になったことを考えれば、マゴチも同じ。暫く、通ってみようと思う。

2023年釣行記(47) – SL&TK

2023年 Octopusing SaltLure 釣行記

日 時:08月08日(火) 04:30~08:00
潮回り:小潮
(↑)
場 所:HGS-OGSM
釣 果:マゴチ x 0、タコ x 0
同行者:単独

今シーズンになって始めてターゲットに加えたマゴチだが、これまでの釣果は、マグレで獲った1匹しかない。しかも、サイズは30cmクラスで本来であればリリースする対象。そこで、何とか50~60cmの良型をものにすべく、色々と調べてみると、夕マヅメよりも朝マヅメの方が期待出来るらしい。
小生は、アジングにしろメバリング刀狩りにしても夕マヅメから夜間の釣りなので、この数年の間では朝マヅメ日中の釣りは、殆どすることがなくなっている。と云う訳で、マゴチ夕マヅメから夜間に狙っていたのだが、上述の通り芳しくない結果しか残せていない。
そこで、朝マヅメに釣行することを考えたのだが、前日の夜の睡眠時間が余り取れないことを考えて躊躇していた。しかし、目的を達成するためには仕方がない。意を決して朝マヅメの時間帯に狙うことにして、天気予報をチェックすると、明け方は北東の風が2m程しかない。風の弱さをから考えると向かい風になるKMI’sでも問題はないと思ったが、風を背中から受けるHGS-OGSMの方が良いだろう。

と云う訳で、HGS-OGSMに行くことにした。

04:00過ぎ、現地の駐車場に到着。
直ぐにキャリヤーにクーラーやバッカンを積み込んで岸壁に出たが、HGS-OGSMは滅多に来ることのない釣り場で、様子が分からない。と云う訳で、目の前にあった比較的広く空いている場所に釣り座を構えることにした。

04:30頃、期待のキャスティングを開始。
今回のロッドは、ZENAQASSAUT Shore S96。このロッドは、小生が海釣りを始めるに当たって始めて購入したエギング用のもので、重たいため最近ではすっかり出番がなくなっていた。しかし、今回は出来るだけ遠投したかったので、手持ちの中では最も長いこのロッドを引っ張り出して来たもの。
このロッドに、5号のナス型錘を使ったキャロシステムを組み合わせたのだが、最近には扱ったことのないロッドの長さと重たさ、そして20g近い錘を使ったシステムだったので、頭の中でヨイショと掛け声を発しながらキャストする始末。
その様な調子でキャスティングを繰り返したが、意外にも水深が余りない。4~5カウントで着底してしまう程で、足元から4~5m程の所まで来るとゴツゴツとした感触が返って来るが、それ以外は砂か泥の様子。動画情報では岸から30~40m程は岩礁地帯とあったので、Shore S96を引っ張り出して来たのだが、そこまでする必要がなかったのかも知れない。

ポイントの大凡の様子が解った所で、マゴチからの反応に集中していると、何やら違和感が伝わって来た。
何だろう?
と思いつゝ仕掛けを回収しようとした所、ラインが斜め左から帰って来る。風は左から右に吹いている上、潮の流れも殆んどない状態なので、ラインが左に伸びていることはあり得ない。
?????
と思ったら、10m程離れて左に入っている若者とお祭りをしていたことが判って、ガックリ。
仕掛けを回収して、お祭りを解こうとしたが、何がどうしてこの様な絡み方をしたのか、物の弾みとは恐ろしいもので、2本のラインが見事なまでにグシャグシャに絡んでいる。それでも、最初の内は何とかして解こうとした。しかし、どうにも糸口が見付からない。こんなことで貴重な朝マヅメの時間を使ってしまうのは勿体ないと、お互いのラインを、最も被害が少ないと思われる箇所で切断してお祭りを解いてトラブルを解決した。
そして、システムを組み直した直後のキャスティングで、振り被ったロッドを前方に振り戻した所、何の前触れもなくいきなりテンションが抜けて・・・・。
何事が起きたのかとよくよく見ると、ラインが高切れをしていて仕掛けが何処かに飛んで行ってしまっており、一難去ってまた一難。そこで、ラインシ・ステムを組み直すことも考えたが、時間の節約のため予備のリールを出して来て、キャスティングを再開した。

しかし、マゴチからのコンタクトはないまゝ、05:00、06:00と時間ばかりが経ち、その内、背後から差して来る朝日に首筋がジリジリと暑くなって来る始末。それでも、何とかしてマゴチをものにしたいとキャスティングを繰り返したが、はやり音沙汰はないまゝ。

07:00を回った頃、気分を変えるために場所の移動を決断。
移った先は、動画で見たポイントで、昨年の7月にアップされたその動画では、良型のマゴチワームで数匹掛ける場面があったので、期待充分。しかし、期待に反して全く反応が返って来ることはなく、慰みにキャストしたタコエギタコが抱き着いて来ることもなく、08:00頃、暑さに気持ちも切れてしまってStopFishingとした。

WEBの情報では、マゴチの釣り期は、6~7月頃とのことで、釣り場近くの釣り道具屋の釣果情報でも、8月に入ってから『アタリがあっても針掛かりしない厳しい状況』とのこと。とすると、ピークは過ぎたのかも知れず、マゴチの入門時期としては遅過ぎた様だ。

2023年釣行記(41) – AJ&SL

2023年 Ajing Octopusing SaltLure 釣行記

日 時:07月18日(火) 17:30~22:00
潮回り:大潮
(↓)
場 所:KMI’s
釣 果:ナシ
同行者:単独、(IKOKさん)

前回のKMI’sアジングは、お持ち帰りをしないノー・クーラー・デイだったのだが、そんな時に限って良型が釣れるのは、釣りの世界では良くあること。この時も25cmの良型をゲットしながら、クーラーを持って来ていなかったため、泣く泣く仲間に差し上げた。
今回は、そんなことがない様に持ち帰る前提で準備を進めていたのだが、今回は、マゴチもターゲットに加えることにした。と云うのは、前回、目の前でKMIさんが釣り上げたマゴチを見て、しかも、マゴチ用の2.0gのJHとワームを頂いたので、試してみようと考えた次第。
そして、準備を終え、時間潰しで眺めていた釣り動画の中に、タコ釣りの動画があり、タコも良いなぁと・・・・。

小生は、釣りのターゲットを、例えばアジタチウオの様に複数にして臨むと、どっち付かずになって共倒れになる場合が多いので、どちらかに絞ることにしている。しかし、夕間詰め前の明るい時間帯にはタコ、夕間詰めに入ってからはマゴチ、そして、夜にはアジと云う様に時間帯を区切って、ターゲットを限定すれば、其々が独立した釣りになるので、共倒れになることはないだろう。

と云う訳で、欲張ってタコマゴチアジの三種狙いをすることにした。

17:15頃、現地に到着。
いつもとは違って、今回は三種狙いのためロッドの数も多い上、玉網まで、しかも、今回は持ち帰りが前提なのでクーラーも要る。となるとかなりの荷物となるが、この蒸し暑い中、2度も3度も往復するのも辛いものがある。仕方がないので、バッカンを肩に掛け、両手にロッド・ケースやクーラーを手に、ヨチヨチと狭い獣道を通り抜けて岸壁に出ると、意外なことに誰も居ない。

そこで、迷うことなく最奥に釣り座を構えて、17:30頃、予定通りタコ狙いのキャスティングから開始。
流石に15号(56.3g)の錘を付けたデビル・パラシュートは、重たい。ヨイショと沖に向かってキャストして、ボトムをズルズルと引き摺る様にしたが、思いの外、根や岩の存在が感じられない。何年か前、YGWさんと行ったポイントでは根ばかりで、文字通り、根掛かりとの格闘だった。その根と根の隙間に潜んでいるタコを誘い出していたのだが、それに比べると、何ともアッサリとした海底で、タコが身を隠す場所がない。そこで、テクトロで貸し切り状態の岸壁の際を狙ったが、何も変わりがない。

18:45頃、タコを諦めてマゴチ狙いに変更。
タックルは、Soare30 S803ULT30のロッドに、shimanoのメタルジグの炎月投式を組み合わせてみた。このメタルジグは、かなり昔に購入したものゝ出番がなかったもので、重さは測ってみると8g程。針やスカートが付いたまゝなので、メタルジグ単体ではは7g程度だろう。何年もの間プラスチックケースに入れっ放しだったので、付属のネクタイのゴムは溶けてしまってスカートしか残っていないが、何とかなるだろうと、敢えて引っ張り出して来たもの。
始めてのマゴチ狙いなので、アクションの付け方もアタリの出方も全くわからないまゝ、動画で俄仕込みの知識を試してみたが、全く反応がない。
そこで、これ又買ったまゝで出番がなかったOceanRulerBottomFishUltimateに替えたり、KMIさんに貰ったJHにしたりしたが、空振り。

19:20頃、最後のアジングに変更。
タックルは、SoareGame改のロッドにリールはAldebaran BFS XG1.0gのJHの組み合わせ。タコマゴチと違って遥かに軽い1.0gのJHでは、右から左へ吹き抜けている少々強目の風にラインが流されてやり難い。
直ぐにでも反応が返って来るだろうと期待をしたが、何も音沙汰がない。
前回は、明るい内にコンタクトがあったが、暗くなってからはアタリが遠くなってしまって、苦労したことを思い出し、間詰めの時間帯はマゴチではなくアジをやれば良かったかな?と後悔をしたが仕方がない。
たまにしか来ないであろうコンタクトを待ちながら、キャスティングを繰り返していると、19:45頃、IKOKさんが登場し、入口付近でキャスティングを開始。

アジからの音沙汰がないまゝ時間ばかりが過ぎて行き、流石に嫌気も差して来た所で、気分転換のためにマゴチ狙いに切り替えても見たが、何も効果がない。しからば、夜になって餌を求めて巣穴から出て動き回っている筈のタコに遭遇するかも知れないと重たいタックルを持ち出したが、これも無駄な努力に終わり、22:00頃、精も根も尽き果てて、当初の目論見とは違って、重たい空のクーラーを持ってスゴスゴと引き揚げた。

この日は、アジはどちらかと云うと保険的な意味合いがあったのだが、この日は1度もコンタクトがなかった。7月も半ばを過ぎ、ソロソロ、アジも夏休みに入る頃で、昨年の今頃と同じ様に、これから暫くの間はタチウオに狙いを変えても良いかも知れない。

所で、二兎を追うもの、一兎も得ずと云われるが、この日は欲張りにも三兎を追ってみた。しかし、二兎を追っても一兎も得られないのに、三兎を追えば一兎は得られるのではないかと考える方が、やはり無謀で考えが甘かったと云うべきだろう。
とは云え、三種ともパーフェクト・ゲームを喰らう結果は、やはりショック!!

2020年釣行記(40) – TK

2020年 Octopusing 釣行記

日 時:09月18日(金) 06:30~11:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:Y’s P
釣 果:ナシ
同行者:YGWさん

何だかんだで徐々に釣行することが減り、その内、チャンスがあっても釣り支度をすることさえ何となく面倒臭くなって来て・・・・・。
こんなことは、現役を退いて10年余りの間でなかったことだが、これを切っ掛けにして、あれ程好きだった釣りから足が遠退き、止めてしまうことになるのかも知れないと思い始めた頃、そんな小生の気持ちを見透かしたかの様にYGWさんから18日の午前中、魔女狩りに行かないかとのお誘い。
幸い、18日は他の用事は入っていないので、YGWさんの優しい気持ちを有難く受けさせて頂いた。

そして当日、現地の駐車場でYGWさんと落ち合い、釣り場のY’s Pに到着したのは6:00過ぎ。釣り場には、我々の他には若者アングラーが2人居るだけ。魔女狩りは、タコが潜んでいるポイントを探しながら歩き回る釣りであるだけに、混み合っている釣り場ではやり難いが、今回は総勢で4人だけなので、他のアングラーにそれ程気を遣う必要もなくて好都合。

小生がキャスティングを始めたのは6:30頃。
YGWさんは、小生がロッドを繋ぎリールをセットする等している内に、一足早くキャスティングを始めており、その頃には2番ポスト付近。

予報によると、風は南寄りで7~8mとかなり強く吹くとのこと。出来れば余り強く吹いて欲しくはないが、40gの錘を付けてキャストする魔女狩りでは、それ程気にする必要もない。
所が、釣り場の突堤に立ってみると、時折、身体がグラリと揺らされてしまう程の強さで吹き付けて来ており、足場の細いこのY’s Pの突堤では、油断をするとバランスを崩して落水する危険を感じる程。しかし、これ程強い風であっても、風を背に受けて北向きキャストする分にはそれ程問題にはならない。だが、背後の南側では強い風に吹き寄せられた海水がバシャバシャと波立っており、時折風に吹き上げられた波シブキが足許をザーッと洗って行くので、何とも落ち着かない。

久し振りにロッドを振ることが出来る嬉しさを胸に、背後からの波シブキを警戒しながらキャスティングを続けたが、音沙汰がない。その頃には3番から4番ポスト付近まで行っているYGWさんの様子を見ても、どうやらタコからのコンタクトがあった様子はない。
しかも、悪いことには、南の空には濃いグレーの雨雲が出て来て、雨粒まで落ちて来る始末。

強い風、波シブキ、雨、音沙汰がないことに少々嫌気が差して来たので、休憩をしようとベースにしている建物の陰に戻って、フト時計を見ると、まだ7:00を少し回った頃。6:30頃に釣りを開始したので1時間も経っていないのに、感覚的には少なくとも1時間半位は経っているものと思っていたので、これには唖然。
高齢者は1週間でもベッドにいると、体力がガクンと落ちるとのことらしいが、どうやら20日程殆ど動かない生活を続けていたので、小生も高齢者の端くれ、この例に漏れず、体力が落ちているのかも知れない。

8:00少し前、相変わらず強風が吹き付けてはいるが、潮位が下がり波シブキに濡れる心配もなくなって来た所で、ベースとは反対側にある突堤の西端に移動。このポイントでは昨年、何匹か掛けているので、夢よ再びとばかりに期待して移動して来たのだが、全く気配がない。
その内、あれ程吹いていた南風が徐々に弱くなって来て、かなり釣り易くなって来た。
よし、チャンス到来・・・・!
気を取り直してジックリと腰を落ち着けてタコの居場所を探したが、相変わらずコンタクトがないまゝ。
今に来るだろう!! 来る筈だ!!
自身に云い聞かせる様にしてキャスティングを続けている内、9:00を回った頃から、又々南寄りの風が強く吹き付けて来る様になって来て、結局、釣り易かった時間は1時間程で終了してしまい、再度、強風の中でのキャスティングを繰り返す事態に戻ってしまった。
こうなると気持ちが切れるのは、時間の問題で、10:00頃には西端を諦め、ベースに戻りつゝまぐれアタリを狙うことにしたが、何処にもタコの気配は感じられず空振り。

途中ですれ違ったYGWさんに様子を訊ねると、型は良くないが1匹掛けたとのこと。手練れのYGWさんにして、何とか型を見ただけの状況とあっては、小生が手ブラに終わったとしても何も不思議ではないが、それにしても何が原因なんだろうか?

暫くの間、YGWさんの近くでキャスティングをしたが、久し振りの釣りとあって、足腰や腕に疲れが溜まってしまって、身体全体に怠さを感じる様になってしまった。こんな疲れは、獲物のタコを1匹でも掛ければ、吹っ飛んでしまうものだが、気配も感じられない状況では、それも叶わず、10:30頃に、ベースに戻り着いて、クーラーに腰を掛けて暫し休憩。

クーラーから出した冷たいお茶で喉を潤し、朝の残りのパンを齧って一息ついた所で、突堤に中程でキャスティングしているYGWさんの様子を見ると、丁度タイミング良くタコを掛けて大きくロッドを曲げている所。
これまでであれば、小生も肖りたいと並んでロッドを振らせて貰う所だが、この日はその気にもならず、流石にYGWさんは凄いな~と只々指を咥えて見ているだけ。
そして、続けてロッドを曲げたYGWさんを見ては、幾ら疲れたと云ってもジッとしている訳には行かず、万に一つの可能性を期待して重たい身体を引き摺ってキャティングを再開したが、これは悪足掻き。

結局、11:30頃StopFishingとして、久し振りの釣りを終えて帰って来た。

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