※ 月別アーカイブ:7月2020 ※

2020年釣行記(37) – LEG

2020年 Eging 釣行記

日 時:07月30日(木) 19:10~23:00
潮回り:長潮(↑)
場 所:南端
釣 果:ナシ
同行者:単独

カミさんの体調が回復して、ようやく夜の外出が出来る様になったので、10日振りの釣行。
そこで、天気予報をチェックすると、北東の風が1~2m。であれば、MHR-KGNでのメバリングは一寸辛い。DKKアジングにするか、南端メトウイカにするか迷ったが、コンでもチクッでもないヌメーとしたアタリが懐かしく、そろそろ終盤に差し掛かっている筈のメトウイカを狙うことにした。

現地到着を18:30頃に設定して、16:30頃自宅を出発。道中、大きな渋滞もなく、現地にはほゞ予定通りの18:40頃に到着。
所が、着いて見ると、岸壁の入り口にバリケードがあって、一般車進入禁止の看板が取り付けられている。新型コロナ緊急事態宣言が出された頃には、一帯の岸壁は立ち入りが禁止され、釣りが出来なくなったことはニュースで知っていたが、外出自粛が解除されたので、解禁されたと思っていただけに、これにはビックリ。
2時間も運転して来たのに・・・・と思いつゝ岸壁を見ると、凡そ漁業関係とは思えない乗用車やバンが沢山止まっており、ロッドを持っているアングラーの姿さえ見える。
と云う訳で、進入禁止の看板は見ない振りをして、1台分の間隔の空いたバリケードの隙間から、そっと岸壁に乗り入れた。

車から降りて岸壁を見回し釣り座を構える場所を探した所、5番街灯付近に何人かアングラーは見えるが、その手前は空いている。5番街灯付近は5年前に初めてメトウイカを手にした場所なので、迷わずそこに入ることにした。

クーラーやロッド、バッカン等々を手に、エッチラオッチラ岸壁を歩き、先行者に断わって荷物を置かせて貰い、久し振りのLightEgingの準備に掛かった。

準備をしながら周囲の様子を見ると、5番街灯の直下から沖側にメトウ師が4人入っており、長いロッドを振っている。と云うことは、終盤に差し掛かっているメトウイカだが、まだ少しは釣れている証と一安心。
風は、予報通り弱い北東からの冷たい風で心地良く、寧ろあって有難い。

タックルは、Tenryu改AURIE-Q RSの1.6号LBIの組み合わせにして、19:00頃キャスティングを開始。
日没時刻を過ぎたばかりで、まだまだ明るい時間帯なので、メトウイカは沈んでいる筈と考え、5年前の記憶を頼りに、40カウントしてから、軽くシャクリを入れ・・・・・。
すると正面にキャストしたエギが、斜め左から帰って来る。2年前の8月にメトウイカ狙いで1度だけ来た時の記憶が甦って来る。その時は同じ様に右から左への強い流れに弄ばれただけに終わってしまい、何となくその時の二の舞になりそうな予感がして来た。

幸い、小生の右には誰も入っていないので、斜め右にキャストして、何とかエギを沈めようとしたが、思った様に沈んでくれない。そうこうする内、辺りはすっかり暗くなって来たので、イカが浮いて来ているかも知れないと考え、表層、中層とエギを通して見たが、一向にコンタクトがない。
メトウ師の長いロッドの先に付けているケミホタルの白い灯りも、上下に揺れているだけで、取り込んでいる様子も伺えない。

21:00頃になって、右から左への強い流れが緩んでチャンス到来!!
これまで以上に集中したが、流れが緩んだのは一瞬のことで、今度は左から右へ強く流れ出して来た。
それでも、せめて顔だけでも見たいとキャスティングを続けたが、全く音沙汰がないまゝ時間だけが過ぎて行き、22:00になった頃、この日2度目の根掛かりで、高切れ。
それと同時に気持ちもプツンと切れて撤収することに。

入釣した時と同じ様に、クーラーやバッカン、ロッドなどを抱える様にして車に戻った所で、海の様子を見ると、何となく雰囲気が違う様な気がして来た。
ひょっとすると・・・・・釣りたい虫がゴソゴソと動き出して来た。
とは云え、高切れしたラインシステムを組み直すのも面倒。
と云う訳で、車に入れておいた予備のNSL-S702UL/BFを引っ張り出して、改めてキャスティングを始めたが、何事も起きず、23:00頃StopFishingとして、スゴスゴと帰路に着いた。

そして、その帰り道のこと・・・・。
道路は三桁とは云え100番台の国道。片道一車線でセンターラインは黄色。そして制限速度は50km。
交通量も少ないこんな時間帯なので、決して褒められたことではない上、推奨する訳ではないが、普通の感覚の持ち主ならば50kmを越えた速度で、場合によっては60km近い速度で走るのが一般的ではないかと思う。
所が、この日、小生の前を走る軽四輪は40km内外でトロトロと走っていた。メーター読みで40kmなので、実際には35~36kmと云った所だろう。50kmをキープしているのであれば、順法精神が旺盛なドライバーだなと半ば呆れながらも、そう思う所だが、制限速度を10kmも下回る速度しか出していない。
後ろに別の車が付いていること、自分は制限速度を10kmも下回って走っていることの自覚があれば、端に寄せて道を譲るなどしても良い筈だが、全くその素振りも見せないまゝ、トロトロと走り続けている。

追い越し禁止でなければ当然追い越し、何事もなく終わる所だが、それも出来ない。これまでであれば、パッシングなどしてもう少し速度を上げる様に促す所だが、道路交通法が改正され煽り運転が厳罰化された以上、迂闊にパッシングなどする訳にも行かず、延々と付き合わされてしまった。

穿った見方をすれば、意図的に煽り運転を誘い、その瞬間をドラレコで記録して、後日、警察に持ち込んで道路交通法違反の罪に問う愉快犯の可能性だってある。煽り運転は現行犯でなくても、証拠があれば、後になって貶めることだって出来てしまうので、こんな輩が居てもおかしくはない。

確かに煽り運転は危険なので取り締まる必要はある。しかし、煽り運転を誘う様なこんな走り方をするドライバーを取り締まる必要はないのだろうか?

2020年釣行記(36) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:07月20日(月) 19:20~24:00
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 7、カサゴ x 3
同行者:単独

先日からカミさんが体調を崩しているので、幾ら何でも昼間から大手を振って遊びに行く訳には行かない。行きたい気持ちは山々だけれど、そこはジッと我慢をして外出自粛。しかし、夜ならば文句を云われることは、それ程ないだろう。
と云う訳で、前回のMHR-KGNでのリベンジを果たすべく天気予報をチェックすると、月曜日の夜は南風が1~2m、傘マークも付いておらず、絶好の条件。そこでtommyさんをお誘いすると、指の怪我のためロッドが振れないので、残念ながらパスとのことで、今回は単独でリベンジすることにした。

18:00過ぎに自宅を出発。当初は一般道で行く積りだったが、自宅を出て直ぐに渋滞に巻き込まれてしまい、時間を稼ぐため急遽高速を使ったので、現地到着は19:00を回った頃。

直ぐに車のトランクを開けて支度に取り掛かった所、風が吹き抜けて行く。しかも、予報とは違う強い西風で、東風でないことは救いだが、果たして釣りになるか心配になる程。

19:20頃、61番スポット付近に到着し、Falcon改1.0gのJHの組み合わせでキャスティングを開始。
心配だった風は、弱い風が背後から吹いて来るだけで、車を止めた場所で吹いていた強い西風は、どうやら背後に立っている高いマンションの影響だった様子。前回、帯状になって漂っていた夥しいゴミの帯は見えず、波もなく海は穏やかなので、メバリングにとっては絶好の条件。

これならば、今日は数釣りが楽しめそうだ・・・・・

しかし、数投しても、音沙汰がない。
アレッ、どうしたんだ?
キャストする方向を変え、立ち位置を変えて可愛娘ちゃんの居場所を探したが、何処に行ってしまったのか、ウンともスンとも云って来ない。
おかしい、変だ!! このまゝでは前回の二の舞になって仕舞う!!
そこで、岸壁から身を乗り出して、岸壁に平行になる様にワームを通してみると、コン。どうやら可愛娘ちゃんは、岸壁や岸壁とテトラ帯の中間に入れられているテトラには、着いている様子。

と云う訳で、同じ様に岸壁と平行に流して、この日の口開けの可愛娘ちゃんをゲット。

時刻は、実釣開始後20分経過した19:40頃のことなので、出足は良いとは云えないが、悪いとも云えずまぁまぁと云った所。
そして、直後に2匹目をゲットしたが、その後が続かない。

そこで、駄目元でプラグに替えて見た。
するとコツン・コツンと反応が返って来る。どうやらこの日の可愛娘ちゃんはワームには興味はないが、プラグには興味がある様子で、岸壁沿いでなくても反応が帰って来る。

そして20:00を回った頃、プラグで追加。プラグはDUOTOTO42S

今日はプラグの日だtommyさんに報告を入れて、後続を狙ったが、コン・コンとアタリはあるが針掛かりさせられない。
そこで必殺のプラグのFinluckMInnow30Sに替えて見たがやはりショート・バイトばかり。
こうなると、何とか針掛かりさせようと、熱くなるのはアングラーの性。
最近ではワームの釣りが中心なので、プラグは保険のためにしかバッグに入れて来ていないため、それ程種類がある訳ではないが、色々と取り換えて見たが状況は変わらず仕舞い。
たまに針掛かりしても、抜き揚げる際にボチャンと海に帰って仕舞う。

そこで蟹の横這い釣法で場所を替え、ワームとプラグを付け替えて可愛娘ちゃんを探し回ったが、結果は出ず。ひょっとしたらと淡い期待を胸に凸部の向こうの角110番スポット付近にまで足を延ばしたが、これも無駄足掻き。

21:45頃、折り返しに入ったが、この頃になるとプラグとワームを入れ替える気力もスッカリなくなって、ワーム一辺倒。と云っても、JHの重さだけは0.5g、0.8g、1.0gと変化させ、交通事故の様に忘れた頃に突然来るアタリを取って、都合7匹。

何とかツ抜けを達成したいと、最近では入ることのなかった階段下岸壁入口付近でもキャストして見たが、全く効果なく、右手首だけではなく右肘にまで痛みが出て、キャストそのものがし難くなって、結局、リベンジには程遠い結果しか得られないまゝ、24:00頃、StopFishingとした。

と云う訳で、tommyさんに無理をして来て貰わなくて良かったとこれだけが救いになった1日だった。

2020年釣行記(35) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:07月16日(木) 19:00~24:00
潮回り:若潮(↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 1、カサゴ x 2
同行者:tommyさん

今回は、tommyさんが新調したロッドの鱗付けの目的に加えて、心優しいMHR-KGN円らな瞳の可愛娘ちゃんに慰めて貰う目的でMHR-KGNに出張ることにした。
つまり、前回の孤島アジングでは雨風に祟られただけでなく、肝心要の白衣の天使には全く相手にされることもなく、身も心もボロボロになって引き揚げて来る結果だった。と云う訳で、ズタズタに引き裂かれた心身を癒して貰おうと、文字通り江戸の敵を長崎でを地で行く様なことを考えていた。

そして当日の午前中に天気予報をチェックした所、日付が変わる頃に、向かい風となる北に変わるものゝ、それまでは東南東の風が2mとのこと。MHR-KGNでは、東寄りの風は横風になってやり難いが、翌日の金曜日は一日中雨模様となっているので、風が2mと余り強くはないことを拠り所に、予定通り木曜日に決行することにした。

17:00頃、拙宅に到着したtommyさんの車に、小生の道具を積みこんで出発。現地到着は18:40頃。

直ぐに支度を整え、沢山の可愛娘ちゃんに会えることを夢見ながら、岸壁に出て見ると、風の向きは予報通り東寄りだが、微風で時折止むこともある程で、釣りには殆ど影響はなさそうで、ヤレヤレ、助かった。

気の合った仲間と取り留めのない話をしながら歩くと15分がアッと云う間で、19:10頃、への字カーブの先の60番スポット付近に到着し、Falcon改1.0gのJHを組み合わせてキャスティングを開始。

可愛娘ちゃんのご機嫌が良い時は、直ぐにでも反応がある筈だが、ない!!
メバリングは始まったばかりで、時間はタップリある。
しかし・・・・・・・、コンタクトがない。
アレッ、どうした?

蟹の横這い釣法で少しづつ立ち位置を移動しながら、可愛娘ちゃんの居場所を探したが、何処にも居ない。
これは、どうした。
MHR-KGNの素直な可愛娘ちゃんでも、ご機嫌の悪い時はあるが、そんな時であっても、キャスティングを繰り返していると何かしら雰囲気は伝わって来るものだが、この日はサッパリ。

そうこうする内、悪いことに、20:00を回った頃から、徐々に風が強く吹き出して来てしまった。こうなるとラインが大きく風に吹けてしまって極端にやり難い。前回、前々回のMHR-KGNではこれ以上に強い風だったが、南が入っていたので、未だ良かった。しかし、今回は真横からの東風で最悪。
しかも、岸壁から3m程離れた所に、ゴミが1~2m幅の帯状になって切れ目なく漂っており、キャストの度に千切れたアマモがJHに掛かって来て、五月蠅くて仕方がない。
こんな状況でも、可愛娘ちゃんのご機嫌次第では、何匹かは獲れるものだが・・・・・。

21:00頃、念の為、予報をチェックしてみると、夜中まで変わらず東南東の風が2mとのこと。しかし、現場に立ってみると6~7m位はありそう。

21:30頃、最近は余り良くない凸部を越えて先に移動。こちらはテトラ帯までの距離がないので、或いはと期待したが、全く音沙汰がない。
こうなるとなす術がなく、風が少しでも弱くなってくれることを祈るだけ。

すると、年寄り二人の願いが通じたのか、間もなく風が心なしか弱くなって来た様な・・・。

そして、この日最初の可愛娘ちゃんがロッドを曲げてくれた。時刻は22:00頃のことで、実釣開始後5時間にして初めてのアタリ。

勝負はこれからかと思ったが、後続はなく、まるで交通事故。

その内、収まっていた風が、今度は正面からの北風に変わって、時間の経過と共に強くなって来て、最悪。

結局、74番スポット付近でロリ・カサゴを2匹獲っただけで、可愛娘ちゃんの追加はなく、24:00頃、諦めてStopFishingとした。

と云う訳で、tommyさんロリ・カサゴだけで鱗付けは成った様な、成らなかった様な、何とも中途半端に終わり、そして、小生は、江戸の敵を討つこと叶わず、返り討ちにあって白衣の天使に見放されただけではなく、円らな瞳の可愛娘ちゃんにも相手にされず、老いた心に深いダメージを受けて帰って来た。

2020年釣行記(34) – AJ

2020年 Ajing 釣行記

日 時:07月12日(日)~13日(月) 18:30~06:00
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 1、メバル x 1、カサゴ x 多数
同行者:AKT、INUE、YGW、(IKD、KRT、YRO)各氏

先週の孤島アジングは、強い雨風の予報が出ていたので、高齢の身には無理は禁物と考えて已む無くパスさせて頂いた。所が、後日聞いた話では、実際には風も雨もなく、しかも、爆釣の結果だった由。釣りの世界には良くある話しだが、それを後になって聞かされると、やはり心穏やかならざるものがある。表面的には武士は食わねど高楊枝で冷静な素振りをしていたが、内心では切歯扼腕。多少の無理は覚悟の上で行くべきだったと後悔しきりだった。
そして、今回の孤島アジングだが・・・・。
YGWさんから声を掛けて頂いた6月末の頃の予報では、喜んで釣行するには少し躊躇する様な状況だったが、釣行日が近付くにつれて良くなって、最終的には、雨はなく風も2~3m程度。気になるのは、向きが真横からになる北東の風と云う点だが、強さが2~3mならば、何とかなるだろうと前回の悔しさもあったので、今回は参加させて頂くことにした。

孤島の突堤には、AKTさんIKDさんの出迎えを受けて18:00過ぎに到着。
いつものことだが、AKTさんIKDさんには、重たい荷物を街灯下まで運んで頂き、本当に有難いこととこの場を借りてお礼を申し上げる次第。
このお二人の他、2段高くなった街灯下からニコニコと手を振っているYROさん、声掛けをして頂いたYGWさん始めINUEさんKRTさんの姿もあって、これでいつものメンバーが勢揃いした格好で、楽しい一晩を過ごせそう。

所が、小生の到着と殆ど時を同じくして、まるで小生が連れて来たかの様に冷たい北東の風が強く吹き出して来た。空には黒っぽい雲が流れていて、丁度寒冷前線が通過している時の様な状況で、これにはビックリ。
自宅を出る直前に見た予報では、夕方頃に傘マークはないものの降水確率が50%の時間帯があったので、恐らくこれが当たったのだろう。であれば、一時的なものである筈で、暫く待てば回復する・・・・。しかし、雨こそ落ちて来ないものの、風は弱まるどころか、益々強くなり、海はバシャバシャと波立ち、白いウサギがあちらこちらで飛び回る始末。

真横からの爆風で、しかも、足場が高くて海面から距離のある孤島とあっては、小生の出番は到底ある筈もなく、この時点でモティベーションは急降下。仕事の都合で20:00頃に揚がると云うYGWさんと一緒に引き揚げようかと思った程。

そんな状況なので、釣り支度をする気持ちにもならず、専ら皆と当たらない天気予報をネタに釣り談義をしていた。しかし、こんな中でもロッドを振っているINUEさんYGWさん流石に上手い人はこんな場合でも、ロッドを振るんだなぁと半ば呆れながら感心していると、INUEさんが丸々と太ったアジを抜き揚げ、それを見てAKTさんYROさんが改めて釣り座についてアジングを開始。
20:00に引き上げるにしても、何もせずに尻尾を巻く訳にも行かないと、持ち込んだ4本のロッドの内Falcon改にのみラインを通し、YGWさんの助言で重たい3.0gのJHをセットしてキャスティングを始めたが、小生の腕では如何ともし難く、ただただ風に弄ばれるだけで何をしているか判らず仕舞い。

20:00を過ぎた頃、YGWさんが引き揚げて行き、突堤には、本命のタチウオのアタリがないので引き揚げるかどうするか散々迷っていたKRTさんを含め、我々6名と初めて顔を見るアジンガーの4人、そしてヘチ釣り師の11人で、夜を徹することになったが、天候は一向に改善する気配はない。

やっぱり引き揚げるべきだったと後悔する気持ちはあったが、居残ることを決めた以上、何もせずに朝を迎える訳には行かない。覚悟を決めてキャスティングを続けたが、まぐれアタリもない。

そうこうする内、21:30頃になって、ポツリと手の甲に当たるものがある。時間的には満潮時刻間近なので、波のシブキだと思ったが、どうやら空が泣き出した模様。暫く我慢をしてキャスティングを続けていたが、雨粒は大きくなって来る上激しさも増して来て、とうとう耐え切れず、構築物の陰で雨宿りをすることにした。
構築物の陰とは云え、屋根がある訳ではないが、この時ばかりは強い横風のために雨が横殴りになるのがかえって幸いで、風裏に入れば何とか雨は凌ぐことは出来た。しかし、時間の経過と共に雨脚は益々強くなり、遠くのビルの灯りは完全に雨のカーテンに隠れてしまい、ライトを照らすと白い壁が浮き上がって見え、アッと云う間に周囲は水浸しになり、バッグの中も濡れて来る始末。
九州地方や長野・岐阜に被害をもたらした50年に一度の大雨これまでに経験したことがない位の大雨とまでは行かないだろうが、それにしても凄い雨だった。しかし、降りしきる雨を物ともせずに黙々とキャスティングを続けていたIKDさんINUEさんの後ろ姿は、悟りを開いた坊さんの様で、思わず手を合わせたくなってしまった。

そんな強い雨も、日付が変わる少し前に上がったが、強い北東の風は相変わらず止むこともなく吹き続けており、潮は下げに入っているので、海面までの距離が広がるため、益々風の影響が強く出る様になる。そこで、気分転換を兼ねて、釣り座を裏側の陸寄りに移して再開したが、一向にコンタクトがない。
普段であれば休憩に入って一眠りする所だが、至る所水が溜まっている上、風を避ける場所もない。仕方がないので、小生には珍しく粘りに粘ったが、全くアジには相手にされず、ロッドを曲げてくれるのはカサゴばかりでウンザリ。

空が白み始めた頃になって、この日のアジングを諦め、裏側の釣り座を撤収して元の場所に戻った所で、時合が来たと見えて、代わる代わるロッドを曲げだした。
そんな中に居たAKTさんが、釣り座を譲って呉れた所で、この日最初で最後のアジの引きを味わうことが出来た。時刻は道具の片付けに入るべき05:00を少し回った頃。

それにしても、孤島に通う様になって何年も経つのに、この嫌われ様はどうしたことだろうか?
前回、前々回と2回連続でパーフェクトに抑えられ、3度目の今回は、雨風はないとの予報にやる気満々で来たのに、この体たらく。今回は辛うじて9回の裏に、何とかバント・ヒットでパーフェクトに押さえ込まれることを回避出来たとは云え、精神的にはにはパーフェクトを喰らったと変わらず、実質的には3連続パーフェクトの敗戦。
YGWさん他の手練れの皆さんと同じ位とは、到底、云える筈もないが、せめてツ抜けぐらいはしたいし、させて貰いたいものだ。

所で、今回、自宅を出る間際に降水確率50%の予報を見て、念のためと思ってバッグに入れて来たレイン・ウェアがあったので助かった。
昼間は30度越えの猛暑だったので、防寒対策など念頭になく、雨に濡れるのが嫌で、急いでバッグに放り込んだのが幸いした。濡れた身体に、止むことなく吹き付けて来る冷たい北東の強い風、加えて、明け方の冷え込みで、もし、レイン・ウェアがなければ、ひょっとすると新聞種になっていたかも知れない。
と考えると、INUEさんを見倣ってもう少し慎重に考えるべきかも知れない。

2020年釣行記(33) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:07月10日(金) 19:30~24:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 39
同行者:単独

7月も中旬に差し掛かってきたので、ソロソロ梅雨明けするのではと思っているのだが、九州や岐阜・長野方面では、連日の様に線状降水帯が貼り付いていて、令和2年7月豪雨と名称が付けられる程の大規模な豪雨被害が発生している。
幸いにして、小生が住んでいる神奈川県東部では、被害が出る程の雨風ではないにしろ、それでも注意報や警報が出される毎日。アングラーの中には気象条件を選ばず、雨風がある方が釣り場が空いているので或いは魚の活性が高くなるからと云って、寧ろ、その様な厳しい条件の日を選ぶ猛者も居る。しかし、小生は、高齢の軟弱アングラーなので、先ず雨の日は駄目。風は3~4mを超えると気持ちが萎えて来る。と色々と条件を付けるので、釣行出来るタイミングが難しい。

と云う訳で、週末の釣行をどうするか、日に何度も天気予報をチェックしていると、予報が変わって金曜日の夜の傘マークは取れており、第一関門を通過。第二関門の風はと云うと、南寄りの風が5m程度で、夜が更けると6mに強くなるとのこと。これまでであれば行くか行かざるべきか迷っている所だが、前回は8~9mの風の中、釣りをして来たことが自信になって、大丈夫、出来る!!

17:15頃、自宅を出発。今回は道路代を節約するために一般道を使ったのだが、思いも掛けない渋滞に2度も3度も捕まってしまい、現地到着は19:00頃。
直ぐに支度をして岸壁に出て見た所、風はそれ程強く吹いてはいないが、南から北に流されている黒い雲のスピードは、結構、早いので、時間が経てば強くなりそうな気配は濃厚。

への字カーブの先の60番スポット付近でキャスティングを開始したのは19:30頃。今回もタックルはFalcon改に0.4号のエステルライン。JHは前回の使い差しの1.0g。

この日の最初のアタリがあったのは19:45頃。
キャストを始めてからの15分間は、全く音沙汰がなかったので、ひょっとしたらと嫌な思いが頭を過ぎっていたので、一安心。
サイズはアベレージの17cm位だが、プロポーションの良いグラマーな可愛娘ちゃん
そして、それから程なくして2匹目をゲット。

所が、その後はピタリと音沙汰がなくなってしまった。

20:45頃、忘れ物を取りに一旦車に戻って、60番スポット付近で再開したのは21:10頃。
その1投目で、コツンとご挨拶があって、場を休めたのが良かったと喜んだのも束の間。後続がない。そこで蟹の横這い釣法可愛娘ちゃんの居場所を探ったが、単発的なアタリはあるが、中々連続してアタッて来ない。それでも、何とかツ抜けを達成したのは22:00頃のこと。
連続してのアタリはなく、拾いながらの釣りだったので、余り釣れていない印象だったが、再開後1時間足らずで8匹の釣果は、マズマズと云った所。
そして、その様な状況で74番スポット付近に到達した所で、可愛娘ちゃん達が屯している場所を発見し、23:00頃、20匹目をゲット。ツ抜け達成から約1時間で10匹となる計算だが、その殆どは22:30からの30分間の釣果だったので、一時は入れ掛かり状態。

都合20匹を獲った所で、折り返しに入り、ポツリポツリと追加しながら58番スポット付近で、又々可愛娘ちゃん達の溜まり場を発見し、30分後の23:30頃には更に10匹を追加。そして、40匹目を掛けたものゝ、海中のテトラに巻かれてライン・ブレイクしたのを機に、24:00頃StopFishingとした。

所で、74番スポット付近で20匹目を獲った時のことだが、アタリに首尾良く合わせも決まって、リーリングに入った途端、プツリと軽いショックを残してラインが切れてしまうことが、3回も連続して起きてしまった。と云う訳で、20匹目は4回目に組み直したシステムで獲ったものだが、何故、こんなことが起きてしまったのだろうか?
ラインがテトラに触れた感触もなく、リーリングに入ろうとラインを張った瞬間のことで、それまでと比べて格段に大きな負荷がラインに掛かったとも考えられず、しかも、その後はこの様な切れ方をしたことは皆無だったので、何か釈然としないものがある。
唯、帰宅後チェックしてみると、このラインは2018/03/29に新品を巻いたもので、釣行後は必ず冷水シャワーで潮抜きをする等メインテナンスはしていたのだが、2年も経つと経年劣化をするのだろうか・・・・?

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