※ 月別アーカイブ:8月2006 ※

釣行記(22)

2006年

場所:世附川C&R区間  釣果:ヤマメ23cm X 1 同行者:ナシ

先週に引続いて世附川へ釣行した。先週はFFの師匠である冨さんにガイドをして貰ったが、今週は月曜日なので単独。
現地には丁度日出の時刻の5時に到着。月曜日なのでゆっくりで良いと思ったのに、駐車スペースには既に3台の車。
あぁ、出遅れたか?(涙)
と一瞬思ったが、来た以上竿を出さずに帰る訳にも行かず、何とかなると受付で様子を尋ねると、どうやらC&R区間は余り人気がないものと見えて、誰も入っていないとのこと。
早速、入漁券を買い求め、先週は大又沢に行ったので今日は本流筋をジックリと見てやろうと考え、1番スポットから入渓。
空はどんよりと曇り、幾分暑さも凌ぎ易くなっているので、先週よりもズット楽。
これで山女が出て呉れれば・・・・云うことなしだが、減水気味のせいか中々出てこない。プールの静かな水面にジッと目を凝らしても、恐らく深みの岩盤にピッタリと張り付いてしまっているのだろう、ライズも全く見えない。
結局、この日はC&R区間を一番下から一番上まで色々と手を変え品を変えして釣り上がったが、フライにライズして来たのは3回だけ。
内、1回は合わせ切れずスッポ抜け、
1回は針掛りした途端にバレ、
それでも何とか23cm位の山女を1匹ゲットしたのだから、打率は3割強。野球なら立派な一流打者だが・・・・。
この1匹は、大きな岩陰に身を隠して、リーダーとティペットだけで丸でテンカラの様にしてキャストしたフライを、川底からモヤーッと上がって来たヤマメがディンプル・マークも見せずに吸い込んだ所を疑心暗鬼に合わせたもので、釣趣としては今一つ。
水の流れに乗って流れて来るフライに向かって飛沫を上げてライズして来たのもではないだけに、FFの醍醐味など皆無だったが、○ボー逃れの貴重な1匹。
次回は、このC&R区間の直ぐ上に流れ込んでいる悪沢をトライして見ようと思いつつ約5時間のFFを終了とした。
足の方は、先週も同じだったが、岩だらけの足場の悪い所を長時間歩くとやはり負担が掛る様で、踝の外側や踵に痛みが出て来て辛いものがある。だからと云って家にじっとしているのも性に合わないので、リハビリを兼ねて釣行しようと思う。
さて、帰宅後、悪沢用にフライを結ぼうとタイイング・セットを引っ張り出して来たが、1年半も結んでいなかったので、段取りが悪いことこの上もない。
1工程を終わる度に道具や材料を探し回る始末。
まぁ、これも徐々に復旧する以外にないか????

釣行記(21)

2006年

場所:世附川C&R区間  釣果:ヤマメ23cm X 1 同行者:冨さん

暑い!! 尋常じゃない暑さだ。
ウェーダーの補修も終わり、ラインも巻き替えた所で、久し振りのFF釣行をした。 2005年の正月以来だから、約1年半振りとなる。
場所は、最近冨さんが入れ込んでいると云う丹沢の世附川。 WEB等で見ると、丹沢湖に注いでいる世附川を含めて3本の川は、どれも2時間ほど歩いてから入渓するのが普通らしいのだが、昨年からここにC&R区間が設定されたとのこと。
出来ればより自然に近い渓に入りたかった。 しかし、この暑さの中2時間も歩くのは願い下げだし、やっと骨折も直ったばかりで自信がなかったこともあり、何よりも魚の顔を見たかったのでC&R区間に決めた。
約束の2時半より早く冨さん宅に到着。 早速荷物を積み込んで出発したが、現地には予定よりかなり早い4時前に着いてしまった。 
暫くダベッて時間を潰してから入漁券を購入し、冨さんの懐中電灯の明かりを頼りに未だ暗い中を入渓点に向かって林道を歩き始めた。
夜が明ける直前は一日の中でも最も気温が下がる筈なのだが、暑くて堪らない。 湿度の高い熱さが纏わり付いて離れない。 入渓する前から首に巻いたタオルはジットリと重たくなって来ている。
入渓地点に着いてシステムを組んで後、入渓。
木々が両岸から張り出して来ていて、渓の様子は北海道の昭園川に似ている。
一投・二投・・・・。
フライが翳んで良く見えない。 未だ明け切っていないからなのか、と思ったのは気のせいで、実は、驚くことに、眼鏡のレンズが曇っている。 夏のこの時期なのに、である。 湿度100%、それ程湿気が高い。
目は翳み、汗はダラダラ。 しかも魚は出て来ない。
前途多難を思わせる幕開け。
C&R区間だから、と期待したのは間違っていた。
北海道の魚の方がズット素直に出て来た。 ネイティブだからアプローチの仕方やフライの流し方には気を付くが、それさえ上手く出来れば、魚は素直にフライを咥えに出て来て呉れた。
所が、この世附川の魚は、余程苛められているのだろう。 出て来ない。 それ所かフライを見てプイとソッポを向いてしまう奴までいる。
ウ?ン、こいつは手強いゾ。
結局、11時過ぎに上がるまでの約6時間、殆ど休憩することもなくキャスティングしまくったのに、魚信は3回、釣果は23cm位のヤマメ1匹。 辛うじてボーズは免れたものの。何かしらすっきりしない一日だった。
足ははやり途中から踵に痛みが出て来た。
その痛みと、蒸し暑さ、久し振りのトレッキング・・・。 帰りの林道ではフラフラ状態だった。

ウェーダーの補修

釣り道具


アオリのシーズンが終わり、10月のシーズン・インまでの間、何をして過ごそうかと茹だる様な暑さに只々、ダラダラとした休日を過ごしていると、釣り仲間の一人であるT氏から今度、丹沢湖の世附川に行こうヨとのお誘い。
絶好のタイミングと云うか、最悪のタイミングと云うか、まるで当方の状況を見透かした様なお誘いで、思わずライズしてしまったのであるが、実はこの御仁、FF(フライ・フィッシング)の腕も相当なものだが、何故かしら人間を釣るのが事の外上手い。
このブログの2005年1月に4人のFF仲間で写した写真があるが、右から2人目の本人以外は、僕を含めた3人とも、この御仁の口車に乗せられた哀れな被害者(笑)なのである(因みに一番右がこの僕)。
とは云え、北海道での単身赴任生活を大いに満喫出来たのも、この人物からFFを教えられたからで、その意味では幾ら感謝しても、し切れるものではないが・・・・。
このFFの師匠からの有難?いお誘い。思わずライズしてしまったのも無理のない所だと思うのだが、FFの道具を引っ張り出して準備する段階になって思い出した。肝心のウェーダーに穴が開いている筈である。
実は2005年に道志川に単独でFFに行った際、股の上にまで水が来る深場に立ち込んだ所、右のケツにジワーッと冷たい水の感触が広がった。水がドーッと流れ込んで来る様であればいざ知らず、ジワーッ・ジワーッと滲みて来る程度では釣りを止める事が出来ないことは、このブログを読んで頂いている方ならご理解頂けるものと思う。兎に角我慢をしていたが、結局釣り終わった頃にはパンツをびっしょりと濡らしてしまう結果になった。北海道の4年間、毎週の様に穿いていたウェーダーであり、この程度の事はあっても不思議ではないのだが、濡れたパンツのままで車を運転することの気色悪さ。
直ぐに修理をしておけば良かったが、その直後からアオリを追い駆けだしたのでそのままに放っておいた。
早速、風呂場で水漏れ検査をすると、右のケツの部分からプツプツと云った感じで泡が出て来る。見ると写真の様な状態。詰り、このウェーダーの構造は、正確かどうかは解からないが、3層構造になっていて、一番外側の布には一見損傷はなさそうだが、一番内側の細かいメッシュ部分との間の中間層部分が派手に破れている。恐らく、一番外側の布に開いたピン・ホールから入り込んだ水が、中間層で食い止められなかったのではないかと思う。
幸い、補修用の当て布もあるので補修は可能だと思うが、接着剤は何を使う? 師匠に電話をして尋ねると「セメダインCの軟質ビニール用が使えるヨ」との回答。直ぐに買いに出掛け様と思ったが、フライ・ラインも交換しなければならないことを思い出した。近くの釣具屋にはフライ関係は殆ど置いていないので、ネット通販で購入しようと検索していると・・・。
TIEMCOの修理窓口アクアシール3Aウルトラフレックスがウェーダーの補修には最適である旨載っていた。
で、今は、ラインとアクアシールの到着待ち。