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2025年釣行記(53) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月19日(火) 18:40~22:00
潮回り:若潮
(↓↑) 150→142→147cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独

定例釣行日である昨日の月曜日は、南寄りの風向きで条件としては良かったが、潮回りは潮の動きのない長潮だったので、1日順延することにした。と云っても、火曜日の潮回りは若潮長潮よりは干満の差があるとは云え、殆どないと云っても差し支えはなく大同小異。しかし、ほんの気休めにしかならないが、ないよりはましと云った所。

18:10頃、現地に到着。
岸壁には、この日もアングラーの姿が見えず、相変わらず調子は良くなさそう。
誰も居ない岸壁をゴロゴロとキャリヤーを引っ張って歩いて行くと、入りたかった26番スポット付近には人影がある。仕方がないので24番スポット付近に釣り座を構えることにして、支度を始めた所に26番スポット付近の御仁がツカツカと近付いて来る。何事だろうと思ったが、その御仁は前回も一緒になった年配のアングラーで、タチウオの釣り方を色々と訊かれた記憶がある。その御仁はテンヤの引き釣りではなかったが、簡単に狙い方などをレクチャーしてから準備に入った。

今回のタックルは、
ロッド:ベイト・ロッドNeostage AY 90MLB-S・4
リール:0.6号のPEラインを巻いたSilver Wolf SV TW PE SP
テンヤ:11g
と前回と全く同じ構成にした。
前回は、この構成でブレーキ調整のために軽くキャストした1投目で敢え無く高切れしてしまったため全く出番がなかったので、今回はその出直しと云った所。

18:40頃、潮位が高くてテトラ帯の頂上だけが海面から頭を出している海に向かってキャスティングを開始。
前回の轍は踏むまいと極力軽くキャストしてみると、何の問題もなくスルスルとラインが出て行く。2度、3度と肩慣らしのキャストを続けて問題がないことを確認したうえで、本格的にタチウオを狙うことにした。

日没時刻の18:26を回っており、徐々に周囲の光量が減って来て良い雰囲気になって来たが、タチウオからの返事は返って来ない。

19:00を回って今にも反応が返って来そうな気配が漂って来た所で、恐れていた高切れが発生。この頃には何も問題がないことに安心し切ってキャスティングを繰り返していたのだが、思い掛けない事態に茫然自失
これにはガックリと来てしまったが、気を取り直してリールをSLX DC 70HGに交換して刀狩りを続けた。このリールはベイト・リールを使い始めて最初に購入したもので、抜群の飛びと対バックラッシュ性能を獲得したとの謳い文句に喰い付いたもので、この日は念の為にバッカンに入れておいた。所が、実際にキャストしてみると飛距離が全く出ない。
そこで、リールを予備のRevo ALC-BF7に替えてキャスティングを続けた。

しかし、タチウオからはウンともスンとも反応がない。
20:00を回り、ソロソロ何か変化が出て来るかもと期待をしたが、これも外れに終わり、今日は、駄目かも知れないと弱気の虫が頭をもたげて来た。
それでも、ひょっとすると、反応があるかも知れないと自らを鼓舞して良い知らせを待ったが、逆にテトラ帯に根掛かって高切れさせる始末。

仕方がないので、リールをSilver Wolf SV TW PE SPに替えてライン・システムを組み直して仕切り直しをしたが、タチウオには見向きもされないまゝ。
21:00を過ぎて26番スポット付近の御仁は、お先に・・・と云って引き揚げて行ったので、残った小生はその後に移動して足掻いてみたが、又々キャスト時の高切れに見舞われてしまった。
普段の小生であれば、ここで気持ちも切れてStopFishingとする所だが、老いの一徹でこの日はどうにも諦め切れない。何としてでもタチウオを獲りたいSLX DC 70HGを引っ張り出して、未練タラタラのキャスティングを繰り返した。
その結果、高切れで紛失した筈のテンヤを取り戻すことは出来たが、肝心のタチウオには見向きもされないまゝ、22:00頃になり、遂に精根尽き果てゝStopFishingとして肩を落として帰路についた次第。

それにしても、これまでに経験したことのない高切れの頻発。
飛距離が欲しいため、どうしてもキャスト時に変な力が入っていたのだろうか?
それとも、用のロッドでキャストしようとした、所謂、ロッドとの相性の問題なのか?
どちらにしてもMHR-KGNでの刀狩りではスピニング・ロッドを使うべきだと改めて思い知らされた一晩だった。

2025年釣行記(52) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月15日(金) 18:40~21:50
潮回り:小潮
(↑↓) 150→177→160cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 4
同行者:単独

毎年この時期には両親の墓参りをした後、その帰りに近場のUMB-FPMHR-KGNに立ち寄って刀狩りをしており、今年もその例に従ってMHR-KGNに行くことにした。

現地到着は、18:10頃。
早速、道具をキャリヤーに積んで岸壁に出てみると、この日は2~3人のアングラーの姿があった。盛期に比べると少ないが、前回、前々回とも誰も居なかったので、何故か少しホッとした気分になった。
海の様子を見ながらキャリヤーをゴロゴロと引っ張って岸壁を進んで行くと、残念ながらお気に入りの26番スポット付近には、その数少ないアングラーの一人が入っている。仕方がないので、今回はその手前の24番スポット付近に釣り座を構えることにして、支度を整えた。

今回使用するロッドは、ベイト・ロッドNeostage AY 90MLB-S・4。このロッドはルアーで釣る新しい釣りに興味があったので、手に入れたもの。しかし、日陰のない真夏の炎天下で釣りをするのが億劫になって、結局、出番がなくなってしまった。しかし、背負えるルアーの重さが3~21gとのことなので、小生が使う8~11gテンヤであれば全く問題はない。
と云う訳で、敢えて引っ張り出してみた。
そして、0.6号のPEラインを巻いたSilver Wolf SV TW PE SPのリールを組み合わせ、11gのテンヤをセットして、軽くキャストしてみた。ベイト・タックルを使用する場合は、リールのブレーキ調整を先ず第一にしなければならないため、最初の2~3投は軽くキャストすることにしており、この時もその様にした筈なのだが・・・・。
振り被ったロッドを前方に降り出し、テンヤが着水したのを見届けてリールを巻き始めた。所が、手応えが全く感じられない。不審に思って確認すると、ガイドを通って前方に伸びている筈のラインが見えず、どうやらラインが高切れてしまった様子。普通、キャスト時に高切れを起こす際には何らかの違和感やショックがあるものだが、この時は全く何も感じることはなかったので、巻き始めるまで気が付かなかった。

刀狩りを始める前の事故で、機先を制せられた格好だが、このまゝ引き下がるのは昭和男児の沽券に関わる。ライン・システムを組み直すのも面倒な上、夕マヅメのチャンス・タイムを逃してしまうことになるので、予備に持って来ておいたスピニング・ロッドのSephia S809M/Fに切り替えることにして直ちに準備に入った。

18:40頃、刀狩り本番を開始。
風は、予報通りの南風が背後から少し吹いて来ており、波はなく海は穏やかで、眼の前に横たわっている筈のテトラ帯は左手に僅かにその頭が波間に見え隠れしているだけ。

前回、最初の1匹を掛けたのは19:45頃のことだったので、その頃までは反応はないだろうと覚悟はしていた。とは云え、心の奥底ではひょっとしたら、反応があるかも・・・と期待しているのは正直な所で、何も気配がないと徐々に心配になって来る。しかし、相手は神出鬼没幽霊魚との異名を持つタチウオなので、いつ何時反応して来るかも知れず、気配がないからと云って油断は出来ない。少しの違和感も見逃すまいと集中してキャスティングを繰り返したが、ラブ・コールはない。

19:00頃、ふと隣りの26番スポット付近を見ると、人影がなくなっている様子だが、暗くて良く判らない。そこで少し寄った所でキャストしながら確かめると、いつ引き揚げて行ったのか、もぬけの殻になっている。
と云う訳で、24番スポット付近に比べてキャスト出来る範囲が少し広い26番スポット付近に移動することにした。

この日の口開けの1匹が来たのは、移動して間もなくの19:28のこと。
この直前に違和感が伝わって来ていたので、心の準備も出来ており、コツとした反応にタイミング良く合わせが決まって、タチウオ独特の引きを楽しんだ。
しかし、抜き上げた獲物は指3本サイズで、この点はもう一つだが、シーズンに入ったばかりのこの時期の陸っぱりなので、これ以上太いサイズは望むべくもない。
それでも、1匹は1匹でボーズ回避に成功。
ヨシ、ヨシ、やっと回って来たか・・・・。
一人ほくそ笑んで後続の反応を期待をしてキャスティングを繰り返したが、それきり、何も返って来なくなってしまった。

その頃になって、東京湾を挟んだ対岸で花火が打ち上がっているのに気が付いた。場所としては恐らく富津辺りになると思うが、間には何も障害物がないので赤く真円に広がる輪が綺麗に見え、時には打ち上げ時の音さえ微かに聞こえて来る。
そんな花火を楽しみながらキャスティングを続けた。

この日の2匹目を掛けたのは、20分後の19:50のことだった。これは精々指2.5本しかなかったので、ノータッチ・リリースとしたが、直後の19:53指3本サイズの追加に成功。
時間を置かずに続けて来たので、イヨイヨ群れの本体が近付いて来たのではと期待をしたが、この時も思惑とは違って偶々反応が続いただけの様で気配は完全に消えてしまった。

しかし、アングラーは良かった時のことを常に頭に描いている生き物で、小生もアングラーの端くれ。御多分に洩れず前回の反応が続いて来た時のことを思い出して、キャストする度に
次は、来るだろう!
次は、来るだろう!
の繰り返し。
にも拘わらず、3匹目をゲットしてからの1時間は気配もないまゝ過ぎ、20:554匹目となる指3本を掛けた際にも
やっと、群れが回って来た・・・
と期待を抱いたのだが、これも単独行動の1匹だった様で、その後の1時間程の間も又々梨の礫

結局、21:50頃になって腰の痛みが強くなって来たのを機に、踏ん切りを付けてStopFishingとして片付けに入った。

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19:28 1匹目 F3
19:50 2 F2.5
19:53 3 F3
20:55 4 F3

2025年釣行記(50) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月07日(木) 19:20~22:20
潮回り:大潮
(↓) 150→117cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 10
同行者:単独

前回は、肝心要のドジョウを自宅に忘れて来たと思い込み、たまたまバッカンに入っていたDAIWAリアル・ドジョウを使ってお茶を濁さざるを得ず、何とも締まりのないドタバタ劇を演じてしまった。
今回は、同じ轍を踏むことのない様に念入りに持ち物を確認して、MHR-KGNに赴いた。

現地到着は、18:36頃。
岸壁には、前回と同じ様にアングラーの姿は、釣り終わって自転車に乗り込もうとしている地元の年配者以外全く見えない。その御仁に結果を尋ねると、アジが1匹しか釣れず、暑さと貧果続きで誰も出て来ない・・・とのこと。

今回も釣り座を構えるポイントは選り取り見取りだが、26番スポット付近に決めて準備を始めた。

今回使用するロッドは、飛距離を重視してスピニング・ロッドのSephia S809M/Fを選択し、仕掛けは、太めの1.0号のPEラインスパーク・テンヤの11gを組み合わせたものにし、刀狩りでは付き物のケミホタルは2個使うことにした。
と云うのも、海は大潮の下げ3~4分だが、潮位が高いためテトラ帯の殆どが海中に没していて見えず根掛かりが怖い。そのために、仕掛けが何処にあるのかはっきりと把握しておく必要があるので、いつもは1個しか使わない50サイズのケミホタルを今回は2個使用することにして視認性を上げることにした。

19:10頃、キャスティングを開始。
日没後約30分経過している時間帯なので、周囲が薄っすらと暗くなって来ており、雰囲気は申し分がない。風は斜め左後方から少々強めに吹いて来ているが、刀狩りには殆んど問題はなく、寧ろ、暑さ凌ぎになって有り難い。

前回は入釣した途端に反応があったが、この日は何も反応はなく、気長に回遊して来るのを待つしかない。それでもいつ何時反応があるかも知れず、油断なくキャスティングを続けた。しかし、音沙汰はない。

キャスティングを開始して30分程経った頃、隣りの24番スポット付近が気になったので、移動してみた。そしてキャスト後いつもの様に軽くリフト&フォールを繰り返していると、それまでとは違った違和感が伝わって来た。
オッ、ここに居る!!
仕掛けを回収してドジョウを見ると、背中がスパッと切れておりタチウオの仕業であることを確信。
良し、次こそは・・・と集中して反応を待った。すると予想通り反応が返って来る。しかし、合わせが決まらない。それでもキャストの度に反応がある。
こうなると遊ばれてる様な気になって何とか掛けてやろうと熱くなるのはアングラーの性で、何度か空振りを繰り返した後、何とかこの日の口開けの1本をゲット。時刻は19:45のことで、サイズはギリギリ指3本と若干物足りなさはあったが、狙って獲った今シーズン幕開けを飾る1本で嬉しさも一入と云った所。

気を良くして後続を狙ったが、反応がなくなっていたので、元の26番スポット付近に戻ってキャスティングを続け、20:022本目をゲット。サイズはやはり指3本シーズンに入ったばかりなので、こんなものだろうと思いつゝキャスティングを繰り返していた。
すると、やがてキャストする度にズン、ゴツッetcと反応が返って来る様になって来た。所が、オッ!、ウッ!と声は出るがどうしても合わせ切れず切歯扼腕
結局、この時間帯には20:1020:1220:15と連続してゲット出来たが、実際にはそれよりも遥かに多い反応があった。どうやら付近にはタチウオが集結していたと見えタチウオドジョウを喰う反応ばかりでなく、テンヤタチウオの身体に触れる感触も加わっていたのだろう。

やがて、タチウオの群れは何処かに去って行き饗宴が終わって状況は落ち着いたが、こうなると何も反応が返って来ないのは物足りない。
それでも、キャスティングを続けていると、時折、反応は返って来る。群れは去ったが、単独行動のハグレたタチウオがウロウロしている印象。そこで、26番スポット付近を中心にして24番、28番スポット付近を行ったり来たりしながら、忘れた頃にポツポツと返って来る反応を拾うことにして、21:499本目タチウオをゲット。

時間的にも間もなく22:00になる頃であり、テンヤにセットしたドジョウもボロボロになっているので、StopFishingとしようとも考えたが、ツ抜け目前なので、もう1本追加して何とかツ抜けを達成したい。
そこで、前回使ったリアル・ドジョウをセットしているテンヤを取り出して、延長戦を試みた。その結果、22:15、追加に成功して見事にツ抜けとなり、意気揚々と引き揚げて来た。

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19:45 1本目
20:02 2
20:10 3 ノータッチ・リリース
20:12 4
20:15 5 ノータッチ・リリース
21:05 6
21:26 7 ノータッチ・リリース
21:46 8 ノータッチ・リリース
21:49 9
22:15 10 ノータッチ・リリース

 

2025年釣行記(49) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月05日(火) 19:20~22:10
潮回り:中潮
(↓↑) 150→139→140cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

昨日の月曜日は南風だが9~10m/sの強風のため釣行を見送り、6m/sと若干弱くなった火曜日のこの日に釣行することにした。
しかし、何を狙うか・・・・?
KMI’sアジは調子が落ちて来ており、HGS-OGSMマゴチを狙うには風向きが悪い上に強過ぎる。しかし、MHR-KGNであれば南寄りの風は背後から受けることになるため、多少強くても何も問題はない。
と云う訳で、MHR-KGNタチウオ調査をすることにした。

現地到着は18:30頃。
いつもの場所に車を止めてドアを開いて一歩外に出た途端、モワーとした暑さが纏わり付いて来て一気に汗が吹き出して来る。
そんな暑さをものともせずに、キャリヤーにクーラーやバッカンを積み込んで岸壁に出てみると、アングラーの姿が見えない。連日の40℃超えの猛暑・酷暑を避けて自宅に引っ込んでいるのかも知れないが、どんな時でも一人二人のアングラーは居るのに全く見えず、何となく不安な気持ちになって来る。

キャリヤーをゴロゴロと引っ張って誰も居ない岸壁を進んでMHR-KGN刀狩りをする際には好んで入っている24番スポット付近に到達し、釣り座を構えて準備に入った。

所が、ここで大失敗が発覚!!
何と、肝心のドジョウがクーラーの中に見当たらない。
小生の刀狩りドジョウ・テンヤの引き釣りスタイルなので、これでは釣りにならない。我が眼を疑いつゝ再度クーラーの中を見たが、やはり見当たらず、思い返しても自宅でドジョウをクーラーに入れた場面が思い出せない。
やっちゃった!!
この期に及んで釣りを諦めて引き返すのも詰まらないが、ドジョウがなければ仕方がない。と云って、引き返すにしてもこの時間帯であれば、途中で渋滞に巻き込まれることは避けられない。
何か手はないかと思いつゝバッカンをひっくり返してみた。すると、DAIWAリアル・ドジョウがセットされた快適波止テンヤSSSと片目の取れた11gのスパーク・テンヤが出て来た。リアル・ドジョウ刀狩り引き釣りで始めた頃にかったワームだが、実績どころか出番も全くなく、バッカンの肥やしになっていたものだが、これで時間潰しが出来ると考えて、準備を再開した。

先ず、快適波止テンヤSSにセットされているリアル・ドジョウスパーク・テンヤの11gにセットし直して、BlueCurrentⅢ 82/Bのロッドを手に19:20頃、時間潰しのキャスティングを開始した。

すると、その1投目でいきなりコンコンと反応が返って来た。
ベイト・ロッドを使う場合の最初の2~3投はブレーキ調整が目的で、しかも今回はドジョウならぬドジョウもどきのワームを使った時間潰しが目的だったので、完全に予想外の事態。そのために、全く手が出せず見送ってしまったが、いきなりの反応に大失態をやらかしたことも忘れて、キャスティングを繰り返したが、それっきり。

その後は誰も居ない22番スポット付近や26番スポット付近を行ったり来たりしてタチウオからの反応を待ったが、時々コツと反応があるだけで喰い込むまでは行かない。本物のドジョウだったらどうだろう?とどうしても思考方向はそちらに行ってしまうが、ない物はどうしようもない。

アクションを付けずにタダ巻きにしたり、フォールを長めしたり、リフト&フォールのピッチを替えたりと、色々と試してみたが反応が返って来ない。ドジョウを忘れて来ていなければ、テンヤの重さを替えたりもしただろうが、それも出来ない。
そこで、今度は狙う層を深めにして見た。余りテンヤを深く沈めると岸壁から10m程の所に配置されているテトラ帯の餌食になってしまうが、背に腹は代えられない。根掛かりしない様に注意をしながら軽くリフト&フォールを繰り返していると、ジワーとした重さが伝わって来た。タチウオであれば強く締め込む独特な引きがある筈だが、それはない。ロッドを煽ればジワーと上がって来るが、ロッドを下げればまたジワーと戻って行く。まるで高切れをした誰かのラインが掛かっている様で、仕掛けが足許にまで戻って来るまで、そう思っていた。
所が、足許に戻って来た仕掛けを覗き込むと、白く輝く細長い魚体が目に入って来た。
アッ、タチウオだ!!
抜き上げた獲物は指2.5本程度のベルト・サイズだったので、写真も撮らずにノータッチで海にお帰り願った。時刻は20:33のことで、渋滞も収まった頃なので引き上げても良い時間だったが、これに気を良くしてもう少しやってみよう!

しかし、後続はなく21:00になった所で片付けに入った。
そして、クーラーやバッカンをキャリヤーに積み込んで歩き出した時、ここまでやったんだから、もう少しやってみれば・・・と悪魔の声が聞こえて来た。
この種の誘惑には全く抵抗力のない小生は直ぐその気になり、26番スポット付近に立ち位置を替え、ロッドもスピニングのSephia S809M/Fにして、改めて刀狩りを始めた。

しかし、26番スポット付近や24番スポット付近では全く反応が得られず、22番スポット付近で針掛かりさせられずに終わった反応が1回あっただけで、延長線は敗退し、22:10頃、StopFishingとした。

所で、家に置き忘れたドジョウだが・・・・。
自宅に帰り着いて冷蔵庫の冷凍室をみると置き忘れた筈のドジョウがない。
エッ、嘘だろう!
ドジョウは何処に行った?
と思いつゝクーラーに入れておいた保冷剤を冷凍室に戻していると、何と保冷剤の下からドジョウの入ったジップ・ロックの袋が出て来た。
どうやらドジョウはちゃんとクーラーに入れて現場に持ち込んでいたにも拘わらず、保冷剤の下になっていたため見付けられず、クーラーに入れた場面の記憶がすっかりなかったので、てっきり忘れたとばかり思っていた。
クーラーに入れた記憶さえあれば、現場ではもう少し念入りに探して見付け出していただろうが、記憶がなかったのでてっきり入れ忘れたと思い込んでいた。
古い記憶は残っているが、新しい記憶がないと云うのが認知症の症状だとのこと。とすると後期高齢者の小生にも認知症の気が出て来たのかも・・・。

 

2024年釣行記(76) – AJ&TC

2024年 Ajing Touching 釣行記

日 時:11月22日(金) 16:15~21:30
潮回り:小潮
(↑↓)
場 所:KMI’s
海水温 : 17.6℃
釣 果:アジ x 7、タチウオ x 0
同行者:IMMRさん、(ICNHさん、KMIさん)

実は、今週の火曜日、いつもの様に釣行支度をしていた時のこと、中腰が腰に悪いことは知っていたが、直ぐに終わる簡単なことだったので中腰のまゝ作業をしていた所、ピリッとした痛みが腰に出た。この様な症状は、これまでも何度も経験していた上、直ぐに治まっていたので、気にせずに作業を続けていた。所が、この時に限っては、治まる所か徐々に痛みが酷くなって来て、遂にはイテテ、イテテと腰を伸ばせなくなってしまった。それでも、ソロリソロリとではあるが、何とか歩けるので、予定通り釣りに行くことにした。
そして、車に乗り込みエンジンを掛けようとスタート・ボタンを押したが、掛からない。これまでは、ボタンを押せば何事もなく当然の様にエンジンが始動していたので、一瞬、何が起こったのか判らず戸惑ったが、エンジンが動いていないことに気が付いた。そこで、ボタンの押し方が悪かったのかと思い、改めてスタート・ボタンを押してみた。しかし、ウンともスンとも云わない。3度、4度と試してみたが、どう云う訳か反応がない。仕方がないので、車の販売店に電話を入れたが、生憎、その日は定休日で連絡が取れない。そこで、已むを得ずメーカーのサービスに連絡を入れ、彼らの指示に従って色々と試してみたが、結局、エンジンの始動は叶わず、原因も不明のまゝ。
と云う訳で、この日の釣行は泣く泣く諦め、自宅に戻ってネットで色々と調べ、そのうちの一つの方法を試してみると、不思議なことに何事もなくエンジンが掛かった。その方法はイモビライザーのバッテリーが切れた時に取る対策だったのだが、実は6ヶ月程前にバッテリーの交換をしたばかりだったので、バッテリー切れが原因だったとは考え難い。しかし、翌日、念の為バッテリーを新品に交換し、エンジンの掛かり具合を試してみた所、以前の様に素直に始動してくれる。

と云う訳で、20日の水曜日に改めて釣行しようと思ったが、当日は冷たい雨がほゞ終日降っていたので、更に延長して21日の木曜日に出直す積もりでいた。そんな時、IMMRさんが22日の金曜日に行くことが分かった。IMMRさんとは昨年の6月以来会うチャンスがなかったので、小生の釣行日を22日の金曜日にして、1年半振りの再会を果たすことにした。

現地到着は15:00頃。
実は、KMI’sでもカワハギが釣れるのではないかと調査をするために、夕マヅメまでの明るい時間帯は、ハギングをしようと考えて早めに来たのだが、岸壁の入り口中央付近には先行者の姿がある。仲間からの情報では、最近は最奥よりも入り口の方が調子が良いとのことだったので、出来れば入り口に入りたかったが、仕方がない。これまでと同じ様に最奥に釣り座を構えることにした。

先ずは、予定通りカワハギ調査をするために、Sephia S809M/F4号のジェット・天秤ちょい投げカワハギ2本針の仕掛けを組み合わせ、餌には生エビの切り身を使って、15:15頃、キャスティングを開始した。
ハギングと称するからには生エビではなく、パワー・イソメなどを使うべきだろうが、この日はカワハギが居るかどうかの調査が目的なので、少しでも喰いの良さそうな餌を選んでみた。
しかし、何も反応がない。例えカワハギではなくフグベラであっても反応が返ってくれば、まだ希望が持てるのだが、餌の生エビがなくなることもなく、針に刺した時のまゝの状態で戻って来る。
それでも、何処かに居るかも知れないと立ち位置を替えて探ってみたが、全く気配が感じられず、結局、1時間足らずで諦めて調査を終了し、16:15頃、アジングに切り替えた。

この日のアジングは、SMTさんが考案して爆釣を繰り返しているSSシステム(ShimotsuSpecial)を使うことにして、ロッドはSaltyStage改を選んだ。

最近は夕マヅメの極々短時間帯にしかアジの回遊はないとのことなので、多少早過ぎるかも知れないが、アジングを始めたのは、日没前のまだ明るい時間帯で、風も波もなくてアジングには持って来いの状況。

最近は夕マヅメの極々短時間帯にしか回遊がないとのことなので、多少早過ぎると思ったが、いつコンタクトがあって来ても良い様に、心してキャスティングを繰り返した。しかし、何も反応はなく、カワハギ調査の際に浮かんで来た魚が全く居ない海のイメージが脳裏に浮かんで来る始末。

今回、始めてジックリと試すことにしたSSシステムの操り方が悪いのかも知れない。
SMTさんの釣り方を思い出しながら、アーダ、コーダと試行錯誤をしていると突然、タックルを引っ手繰る様な強い反応が伝わって来た。
それまで全く気配がなかったので、ビックリしたが向こう合わせで掛かって来たのは、23cmもある良型の本命アジ

釣れちゃった感満載の結果で、この点は割り引く必要があるかも知れないが、兎にも角にも、のっけから良型をものに出来たのは、SSシステムの恩恵だと云うべきだろう。この点をハッキリとさせるためにも、アジを追加する必要があると、後続を狙ってキャスティングを繰り返していると、やや時間を置いた16:382匹目をゲット。サイズは19cm程でやゝ物足りないが、それでも引きは充分楽しめるので、この際、贅沢は禁物。

丁度、この2匹目をバケツに入れ3匹目を狙ってキャスティングを繰り返している所に、IMMRさんが登場。1年半振りの再会で、積もる話もあったが、時合は直ぐに終わってしまうので、IMMRさんを促してアジングを始めて貰った。

そして、小生が、16:42には3匹目を手に入れたのと前後して、IMMRさんもこの日初の獲物をゲットして手にして、順調な滑り出しにニコニコ。
それから暫くしてICNHさんが登場して来て、3人並んでキャスティングを繰り返すことになったが、肝心のアジの反応は遠くなってしまった。

その内、IMMRさん一人がポツリポツリと調子を上げだしたが、小生の立ち位置では相変わらず、何も反応が返って来ない。試しにIMMRさんの立ち位置でキャストすると、15cm位しかないがアジをゲット出来た。しかし、自分の立ち位置に戻ると、相変わらず梨の礫で、どうやらアジは偏在している様子。

この時点で、小生のお持ち帰り分は3匹だけ。これでは老夫婦2人分の食卓に乗せるには足りない。何とか、2匹追加して5匹にしなければ・・・
切れ掛かる気持ちを、IMMRさんICNHさん、そして会議机をガラガラと押してやって来たKMIさんの会話で何とか保たせてキャスティングを繰り返し、19:1819:22にそれぞれ19cmクラスをものにして、何とか辻褄合わせが出来た。
この2匹を連続して掛けた時は、時合が戻って来たのかと期待をしたのだが、偶然の出来事だった様で、以降は交通事故的な反応が忘れた頃に返って来るだけ。

19:30を回ると、その交通事故もなくなり、釣り場は正に修行の場に変わってしまった。
それでも、仲間と過ごす時間が楽しくて、釣れないと判っているのにも拘わらず、ズルズルと居残って、結局、21:30頃、ICNHさんICNHさんを残してKMIさんと二人連れ立って釣り場を後にした。

と云う訳でSSシステムの効果の程だが・・・。
結局、この日の釣果7匹の内2匹だけがSSシステムのお陰と云えるが、今回の結果だけでは、何とも云い難いとするのが正直な所。
そもそもこのシステムは、アジは居るけれども喰い気がない場合に、何とか口を使わせるためには有効な方法だろう。しかし、この日の様にアジそのもののが近くに居ない場合には、どの様なシステムであっても空振りをするのは当然なこと。
何れにしても、何度も色々な場面で使って見なければ、結論は出せないので、これからも使ってみることにしたい。

又、この日のタチウオだが、合間合間にテンヤをキャストしてみたが、全く気配がなかった。時期的にはソロソロ終わりに差し掛かっている頃だが、昨年よりもオフに入るのが早い様な印象を持っている。
また、来年に期待することにしよう。

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16:31 1匹目 23cm
16:38 2匹目
16:42 3匹目
19:05 4匹目
19:18 5匹目
19:22 6匹目
19:30 7匹目

 

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