2025年釣行記(53) – TC
2025/08/19
日 時:08月19日(火) 18:40~22:00
潮回り:若潮(↓↑) 150→142→147cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独
定例釣行日である昨日の月曜日は、南寄りの風向きで条件としては良かったが、潮回りは潮の動きのない長潮だったので、1日順延することにした。と云っても、火曜日の潮回りは若潮で長潮よりは干満の差があるとは云え、殆どないと云っても差し支えはなく大同小異。しかし、ほんの気休めにしかならないが、ないよりはましと云った所。
18:10頃、現地に到着。
岸壁には、この日もアングラーの姿が見えず、相変わらず調子は良くなさそう。
誰も居ない岸壁をゴロゴロとキャリヤーを引っ張って歩いて行くと、入りたかった26番スポット付近には人影がある。仕方がないので24番スポット付近に釣り座を構えることにして、支度を始めた所に26番スポット付近の御仁がツカツカと近付いて来る。何事だろうと思ったが、その御仁は前回も一緒になった年配のアングラーで、タチウオの釣り方を色々と訊かれた記憶がある。その御仁はテンヤの引き釣りではなかったが、簡単に狙い方などをレクチャーしてから準備に入った。
今回のタックルは、
ロッド:ベイト・ロッドのNeostage AY 90MLB-S・4
リール:0.6号のPEラインを巻いたSilver Wolf SV TW PE SP
テンヤ:11g
と前回と全く同じ構成にした。
前回は、この構成でブレーキ調整のために軽くキャストした1投目で敢え無く高切れしてしまったため全く出番がなかったので、今回はその出直しと云った所。
18:40頃、潮位が高くてテトラ帯の頂上だけが海面から頭を出している海に向かってキャスティングを開始。
前回の轍は踏むまいと極力軽くキャストしてみると、何の問題もなくスルスルとラインが出て行く。2度、3度と肩慣らしのキャストを続けて問題がないことを確認したうえで、本格的にタチウオを狙うことにした。
日没時刻の18:26を回っており、徐々に周囲の光量が減って来て良い雰囲気になって来たが、タチウオからの返事は返って来ない。
19:00を回って今にも反応が返って来そうな気配が漂って来た所で、恐れていた高切れが発生。この頃には何も問題がないことに安心し切ってキャスティングを繰り返していたのだが、思い掛けない事態に茫然自失。
これにはガックリと来てしまったが、気を取り直してリールをSLX DC 70HGに交換して刀狩りを続けた。このリールはベイト・リールを使い始めて最初に購入したもので、抜群の飛びと対バックラッシュ性能を獲得したとの謳い文句に喰い付いたもので、この日は念の為にバッカンに入れておいた。所が、実際にキャストしてみると飛距離が全く出ない。
そこで、リールを予備のRevo ALC-BF7に替えてキャスティングを続けた。
しかし、タチウオからはウンともスンとも反応がない。
20:00を回り、ソロソロ何か変化が出て来るかもと期待をしたが、これも外れに終わり、今日は、駄目かも知れないと弱気の虫が頭をもたげて来た。
それでも、ひょっとすると、反応があるかも知れないと自らを鼓舞して良い知らせを待ったが、逆にテトラ帯に根掛かって高切れさせる始末。
仕方がないので、リールをSilver Wolf SV TW PE SPに替えてライン・システムを組み直して仕切り直しをしたが、タチウオには見向きもされないまゝ。
21:00を過ぎて26番スポット付近の御仁は、お先に・・・と云って引き揚げて行ったので、残った小生はその後に移動して足掻いてみたが、又々キャスト時の高切れに見舞われてしまった。
普段の小生であれば、ここで気持ちも切れてStopFishingとする所だが、老いの一徹でこの日はどうにも諦め切れない。何としてでもタチウオを獲りたいとSLX DC 70HGを引っ張り出して、未練タラタラのキャスティングを繰り返した。
その結果、高切れで紛失した筈のテンヤを取り戻すことは出来たが、肝心のタチウオには見向きもされないまゝ、22:00頃になり、遂に精根尽き果てゝStopFishingとして肩を落として帰路についた次第。
それにしても、これまでに経験したことのない高切れの頻発。
飛距離が欲しいため、どうしてもキャスト時に変な力が入っていたのだろうか?
それとも、鮎用のロッドでキャストしようとした、所謂、ロッドとの相性の問題なのか?
どちらにしてもMHR-KGNでの刀狩りではスピニング・ロッドを使うべきだと改めて思い知らされた一晩だった。