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2025年釣行記(52) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月15日(金) 18:40~21:50
潮回り:小潮
(↑↓) 150→177→160cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 4
同行者:単独

毎年この時期には両親の墓参りをした後、その帰りに近場のUMB-FPMHR-KGNに立ち寄って刀狩りをしており、今年もその例に従ってMHR-KGNに行くことにした。

現地到着は、18:10頃。
早速、道具をキャリヤーに積んで岸壁に出てみると、この日は2~3人のアングラーの姿があった。盛期に比べると少ないが、前回、前々回とも誰も居なかったので、何故か少しホッとした気分になった。
海の様子を見ながらキャリヤーをゴロゴロと引っ張って岸壁を進んで行くと、残念ながらお気に入りの26番スポット付近には、その数少ないアングラーの一人が入っている。仕方がないので、今回はその手前の24番スポット付近に釣り座を構えることにして、支度を整えた。

今回使用するロッドは、ベイト・ロッドNeostage AY 90MLB-S・4。このロッドはルアーで釣る新しい釣りに興味があったので、手に入れたもの。しかし、日陰のない真夏の炎天下で釣りをするのが億劫になって、結局、出番がなくなってしまった。しかし、背負えるルアーの重さが3~21gとのことなので、小生が使う8~11gテンヤであれば全く問題はない。
と云う訳で、敢えて引っ張り出してみた。
そして、0.6号のPEラインを巻いたSilver Wolf SV TW PE SPのリールを組み合わせ、11gのテンヤをセットして、軽くキャストしてみた。ベイト・タックルを使用する場合は、リールのブレーキ調整を先ず第一にしなければならないため、最初の2~3投は軽くキャストすることにしており、この時もその様にした筈なのだが・・・・。
振り被ったロッドを前方に降り出し、テンヤが着水したのを見届けてリールを巻き始めた。所が、手応えが全く感じられない。不審に思って確認すると、ガイドを通って前方に伸びている筈のラインが見えず、どうやらラインが高切れてしまった様子。普通、キャスト時に高切れを起こす際には何らかの違和感やショックがあるものだが、この時は全く何も感じることはなかったので、巻き始めるまで気が付かなかった。

刀狩りを始める前の事故で、機先を制せられた格好だが、このまゝ引き下がるのは昭和男児の沽券に関わる。ライン・システムを組み直すのも面倒な上、夕マヅメのチャンス・タイムを逃してしまうことになるので、予備に持って来ておいたスピニング・ロッドのSephia S809M/Fに切り替えることにして直ちに準備に入った。

18:40頃、刀狩り本番を開始。
風は、予報通りの南風が背後から少し吹いて来ており、波はなく海は穏やかで、眼の前に横たわっている筈のテトラ帯は左手に僅かにその頭が波間に見え隠れしているだけ。

前回、最初の1匹を掛けたのは19:45頃のことだったので、その頃までは反応はないだろうと覚悟はしていた。とは云え、心の奥底ではひょっとしたら、反応があるかも・・・と期待しているのは正直な所で、何も気配がないと徐々に心配になって来る。しかし、相手は神出鬼没幽霊魚との異名を持つタチウオなので、いつ何時反応して来るかも知れず、気配がないからと云って油断は出来ない。少しの違和感も見逃すまいと集中してキャスティングを繰り返したが、ラブ・コールはない。

19:00頃、ふと隣りの26番スポット付近を見ると、人影がなくなっている様子だが、暗くて良く判らない。そこで少し寄った所でキャストしながら確かめると、いつ引き揚げて行ったのか、もぬけの殻になっている。
と云う訳で、24番スポット付近に比べてキャスト出来る範囲が少し広い26番スポット付近に移動することにした。

この日の口開けの1匹が来たのは、移動して間もなくの19:28のこと。
この直前に違和感が伝わって来ていたので、心の準備も出来ており、コツとした反応にタイミング良く合わせが決まって、タチウオ独特の引きを楽しんだ。
しかし、抜き上げた獲物は指3本サイズで、この点はもう一つだが、シーズンに入ったばかりのこの時期の陸っぱりなので、これ以上太いサイズは望むべくもない。
それでも、1匹は1匹でボーズ回避に成功。
ヨシ、ヨシ、やっと回って来たか・・・・。
一人ほくそ笑んで後続の反応を期待をしてキャスティングを繰り返したが、それきり、何も返って来なくなってしまった。

その頃になって、東京湾を挟んだ対岸で花火が打ち上がっているのに気が付いた。場所としては恐らく富津辺りになると思うが、間には何も障害物がないので赤く真円に広がる輪が綺麗に見え、時には打ち上げ時の音さえ微かに聞こえて来る。
そんな花火を楽しみながらキャスティングを続けた。

この日の2匹目を掛けたのは、20分後の19:50のことだった。これは精々指2.5本しかなかったので、ノータッチ・リリースとしたが、直後の19:53指3本サイズの追加に成功。
時間を置かずに続けて来たので、イヨイヨ群れの本体が近付いて来たのではと期待をしたが、この時も思惑とは違って偶々反応が続いただけの様で気配は完全に消えてしまった。

しかし、アングラーは良かった時のことを常に頭に描いている生き物で、小生もアングラーの端くれ。御多分に洩れず前回の反応が続いて来た時のことを思い出して、キャストする度に
次は、来るだろう!
次は、来るだろう!
の繰り返し。
にも拘わらず、3匹目をゲットしてからの1時間は気配もないまゝ過ぎ、20:554匹目となる指3本を掛けた際にも
やっと、群れが回って来た・・・
と期待を抱いたのだが、これも単独行動の1匹だった様で、その後の1時間程の間も又々梨の礫

結局、21:50頃になって腰の痛みが強くなって来たのを機に、踏ん切りを付けてStopFishingとして片付けに入った。

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19:28 1匹目 F3
19:50 2 F2.5
19:53 3 F3
20:55 4 F3