2025年釣行記(54) – AJ
2025/08/22
日 時:08月22日(金) 18:00~22:00
潮回り:大潮(↓) 170→110cm
場 所:KMI’s
海水温 : n.a.
釣 果:アジ x 14
同行者:単独、(ICNH、IMMR、FJKW各氏)
江戸の敵を長崎でではないが、前回のMHR-KGNでの刀狩りはパーフェクトに抑え込まれてしまったので、今回はKMI’sでのアジングで何とか借りを返そうと目論んだ。しかし、仲間からはムツっ子ばかりだとか日付が変わる頃から魚信が出始めたなど芳しくない情報ばかりで、返り討ちを喰らう惧れが大なのだが、こればっかりはやってみなければ判らない。
現地到着は、17:30頃。
岸壁の入り口に一人だけ居た顔見知りの年配アングラーに挨拶代わりに様子を尋ねると、鉛筆カマスばかりでアジも豆が少しだけとやはり余り調子は良くない様子。
今日も釣れないかも知れないが、それも仕方がないと思いつゝ最奥に釣り座を構えることにした。
8月も立秋を過ぎて所謂処暑を迎える時期となり、ソロソロ猛暑・酷暑が収まって残暑の頃。残暑と云う言葉の中には秋の気配が漂っている様に感じられるが、この日も相変わらず残暑には似つかわしくない程の蒸し暑さで、手に入れたばかりの空調服を着ていても汗が吹き出して来て止まらない。
汗を拭きつゝ支度を整えて、キャスティングを開始したのは18:00頃。
この日の先発タックルは、BlueCurrentⅢ 82/Bのロッド、0.6号のPEを巻いたSilver Wolf SV TW PE SPのリールに4号の錘を使った直リグの組み合わせ。まるでマゴチを狙う時の出で立ちそのものだが、今回はマゴチ狙いと云うよりも、前回のMHR-KGNで高切れを頻発させたことから、キャスティング方法を確認するのが主眼。
と云いながら、心の何処かではマゴチの姿を思い描いていたのは、アングラーとしては当然のこと・・・だろう。
しかし、マゴチからの紛れ魚信もなく、18:21の日没時刻を過ぎた頃、アジングに切り替えるべく準備をしている所に、ICNHさんが登場。
今回のアジングはXSC-59ST-Proのロッド、月下美人AIR TW PE SPのリール、1.0GのJHを組み合わせたタックル構成にして、19:00頃、開始した。
大潮の下げに入っているにも拘わらず潮の動きはなく、アジからの魚信はない。いつも、遅れて入って来ても先行者の誰よりも早く本命をものにするICNHさんには、この様な場合はパイロットになって貰いたいのだが、そのICNHさんも首を傾げている。
やはり予想通り、厳しいアジングになりそうだと思いながらキャスティングを繰り返している内に、右手から左に少し潮が動き出した。すると間もなくICNHさんが来たヨ!と云ってロッドを大きく曲げ、20cm超の良型のアジをゲット。
早い時間帯には魚信はないと思っていたので驚いたが、隣りに来たのだからこっちにも来る筈と集中力を高めて魚信が返って来るのを待った。しかし、何の音沙汰もなく、ICNHさんに来たのは単独行動のアジだった様子。
潮の動きは多少あるが、1.0gのJHでは殆んど流されることはない。そこで、JHを軽くしてみることにした。出来ればICNHさんに倣って0.6gのJHにしたかったが、ベイト・タックルで0.6gのJHを扱えるだけの技量はないので、0.8gのJHをチョイスすることにした。1.0gのJHであれば、今では殆んど気を使わずにキャスト出来る様になっているが、たった0.2gの違いだが0.8gのJHではこうは行かない。多少の緊張感を持ちながらキャスティングを繰り返していると、ある時、馴染みきったラインがプルプルと揺れる様な変な動きがあった。
アレッと思った時には腕が勝手に動いていて、生命体の動きを感じながらリールのハンドルを回していた。
来た、来た!!と声を上げながら抜き上げた獲物は20cmを僅かに超える良型の本命アジで、時刻は丁度19:30のことだった。
久し振りの良型アジだったので、背後でジッと小生の釣りを見守っていた黒猫には進呈せずに老夫婦の食卓用にキープさせて貰った。その時の黒猫のガッカリしたもの欲しそうな眼差しが印象的で、一寸、待ってろよと声を掛けつゝ後続を狙ってキャスティングを続けた。
しかし、魚信が続かない。
黒猫用もさることながら、老夫婦の食卓用としても1匹ではどうしようもない。このまゝ終わったらどうしようか・・・・などと考えながらキャスティングを繰り返していた。
すると19:37に2匹目のアジをゲット。これも20cmクラスだったので、黒猫には申し訳ないがキープさせて貰った。
その頃だったと思うが、昨年の11月以来久し振りに会うIMMRさんが登場。以前は、気が付けばタバコを吸っていて、釣りをしている時間よりもタバコを吸っている時間が長い位だったIMMRさんはイヨイヨ禁煙を始めた由。超ヘビー・スモーカーだった小生もタバコを止めて20年程。何とかIMMRさんの禁煙が上手く行って欲しいと願うばかり。
と云う訳で、最奥から小生、ICNHさん、IMMRさんと3人並んでロッドを振ることになった。
この日は2匹目を掛けた後も魚信は続き、19:30頃から20:00過ぎまでの約30分間がこの日のハイライト。一時は二人を差し置いて入れ掛かり状態を演じている小生を見て、隣りのICNHさんが眼を丸くして驚く程。しかし、どう云う訳か魚信があるのは小生の足許ばかりで、ICNHさんやIMMRさんには殆ど魚信がない状態。
所が、潮の流れが右から左に変わるとアジの群れが居なくなったと見えて、20:02に11匹目を掛けたのを最後に魚信は遠くなってしまい、その後は忘れた頃の魚信を取るしかなくなってしまった。
21:30頃、FJKWさんがやって来て最奥の奥に入った所で、マゴチ狙いに切り替えたが事件が起きることもなく、22:00頃StopFishingとして、3人を置いて引き揚げた。
それにしても、この日のアジの偏在振りは異常だった。偶々小生の足許が屯場所だったので、小生は楽しいアジングが出来た。しかし、一歩でもズレていたら、こんなことはなかっただろうし、ラッキーだった。
しかも、この日は、キャストした後斜めに伸びたラインが垂直になった頃、チョンチョンとアクションを加えて一拍置いた後に出るラインがフッと緩んだ魚信を取ったものが殆どで、所謂、コンやチクと云った典型的なアジの魚信を取ったものではなかった。この魚信の出方を見付けられたのもラッキーだった。
しかし、時合が僅か30分で終わってしまうとは・・・・。
これも季節的なものなのか?
(追伸)
長時間待たせた黒猫には、詫びの気持ちを込めて19:52、20:41に釣った18cmのアジをそれぞれ進呈した。
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19:30 | 1匹目 | 20cm | 20:02 | 11匹目 | 20cm |
19:37 | 2 | 20 | 20:27 | 12 | 20 |
19:41 | 3 | 19 | 20:41 | 13 | 18 |
19:43 | 4 | 19 | 21:20 | 14 | 19 |
19:45 | 5 | 20 | |||
19:48 | 6 | 20 | |||
19:52 | 7 | 18 | |||
19:55 | 8 | 20 | |||
19:58 | 9 | 20 | |||
19:59 | 10 | 19 |