※ 月別アーカイブ:8月2020 ※

2020年釣行記(39) – TC

2020年 Touching 釣行記

日 時:08月31日(月) 02:00~05:45
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:UMKZ-P
釣 果:ナシ
同行者:単独

前回の刀狩りでは、たった一度、銀色の姿をちらりと見ただけの悔しい結果に終わってしまったので、今回はそのリベンジ。
と云っても、アングラーの数に対して圧倒的に少ない釣り場の幾つかが、昨年の台風の影響で閉鎖されているため、残された釣り場は一極集中状態の激混み。前回は、丁度引き揚げようとしていたアングラーと入れ替わりに入ることが出来たが、これはラッキーと云うべきで、下手をすると何時間も待つか、或いは、ロッドを振ることなく引き揚げるか、何れにしても釣り以前の問題を乗り越えるのが大前提。
しかし、夜中であれば、少しは混雑状況も緩和されているのではないだろうか・・・。

と云う訳で、夜中過ぎに釣り場に入って、朝間詰めを狙う算段で、00:30頃、自宅を出発。草木も眠る夜中の走行なので、交通量は少ない上渋滞もないので、順調に距離を稼ぎ現地到着は約1時間後の01:30頃。
直ぐに車から降りて、最も気になる混み具合をチェックしてみると、何と云うことか、一般の人達なら夢を貪っている時間帯にも拘わらず、大勢のアングラーが一定の間隔でロッドを振っており、完全に出鼻を挫かれた格好。
参った!!
少しは空いているかと思ったが・・・・・・。
しかし、このまゝ引き揚げる訳にも行かない。兎に角、入れそうな場所を探してみようと、道具を手に岸壁を歩いてみたが、少し広めに空いていると思っても、その間に割って入るには、少々躊躇いを感じる位で、何とも中途半端。結局、そのまゝ歩いてスーパーの建物の陰になる所まで来て、何とか一人分の空きを見付け釣り座を確保することが出来た。
ヤレヤレ、これで何とか釣りをすることが出来る。
道具を置いて釣りの準備に取り掛かったが、ねっとりとした暑さが身体に纏わり付いてどうしようもない。風でも吹いていれば幾分は凌げるだろうが、背後の建物に遮られてソヨリとも空気が動かず、汗が噴き出して来て瞬く間にビッショリ。その内、何となく気分まで悪くなって来た様で、熱中症の言葉が浮かんで来る。遊びに来て熱中症になるのは愚の骨頂。慌ててクーラーから冷たいお茶を取り出し、ガブガブ飲んで何とかやり過ごした。

今回は、DAIKO BARS-86EMLのロッド、テンヤはDAIWAの快適波止タチウオテンヤSS SSサンマの切り身ワームを重ねて結び付けるハイブリッドで、キャスティングを始めたのは02:00頃。

周囲を見回すと沢山のの電気浮子の灯りが暗い水面に浮かんでいて幻想的だが、タチウオが海中に引き込む様子もなく、のんびりとした雰囲気が岸壁に漂っている。

小生の狙いは朝間詰めなので、それまでは時間潰しの様なものだが、キャスティングを始めるとやはり当たって来ることを期待してしまう。棚を5カウント、10カウント・・・・と色々と変えて見るが、コツンとも来ない。
右隣りの若者に声を掛けても、早い時間帯は中央付近で揚がっていた様だが、この時間帯はサッパリですネとのこと。

03:30頃、左手10m程離れた若者たちが歓声を上げているのが聞こえて来た。何事かと思って目をやると、夜目にも鮮やかな銀色の長い魚体が岸壁でパタパタと跳ねているのが見え、3本半だねの声も聞こえる。
よし、回って来た!!
少しの違和感も見逃すまいと集中力を高めたが、残念ながら音沙汰がはないまゝ。その内、若者達も大人しくなってキャストする際の風切り音が聞こえて来るだけ。

05:00を回り東の空が白んで来て、イヨイヨ、ゴールデン・タイムの到来と期待をしたが、音沙汰はない。
その内、右隣りの若者の更に右手からバチバチとタチウオが岸壁を叩く音が聞こえて来た。

F4程の良型の様子を見て、一段と期待は高まったが、何も変化はなく、どうやら小生や右手の若者を飛び越して行ってしまった様子。

すっかり夜が明け明るくなってから、メタルジョグバイブレーションを投げても見たが、何れも空振りで、今回は一度もタチウオの感触もない完全試合に終わり、05:45頃、StopFishingとした。

今回、小生が現認したタチウオはこの2本だけ。
周囲でもっと釣果が出ていれば、小生が釣れなかった原因はハイブリッドの餌にあると云えるが、これだけの貧果であれば、その判断も出来ない。
ここはタチウオの寄りが悪かったことが、釣れなかった原因であることにしておこう。

2020年釣行記(38) – TC

2020年 Touching 釣行記

日 時:08月25日(火) 18:30~22:45
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:UMKZ-P
釣 果:ナシ
同行者:単独

カミさんの体調は回復したので、喜び勇んで釣りを再開したのも束の間、今度は背中が痛いと云い出した。どうやら、後遺症で背中に痛みが残ってしまった様で、今度は痛み止めを背中に塗る必要が・・・・。しかも、その痛みは就寝中に強く出るので、就寝前に塗らなければならないことに。
仮に患部が背中でなく、自身で塗れる範囲であれば、何も問題はないのだが、手が届かず見えない背中とあっては、どうしようもない。不承不承ながらも、同居人としては手を貸してやらなければ、この先、どの様な事態を招くかは、火を見るよりも明らか。塗るために要する時間は1~2分だが、そのたった2分のために、夜の外出は控えなければならず、釣り動画を眺めて自身を慰めていた。
そんな生活が1週間、2週間、3週間と続くと、連日の猛暑もあって、徐々に釣りに行きたい気持ちが薄れて来て、稀に行けそうなタイミングがあっても、準備をするのさえ何となく億劫になって、結局、モヤモヤした気分で過ごしていた。

そんな時にYGWさんから23日(日)の夜中から翌朝までの予定で釣りに行きましょうとのお誘いを頂いた。
釣りに行かない日が更に続けば、そのまゝ釣りを止めてしまうことに繋がるかも知れないと、小生の状況を心配してのことだと思うと、殊更に嬉しく、有難く受けさせて頂き、久し振りに釣りに行く気になっていた。
所が、残念なことに月曜日に入っていた用事の日程がどうしても動かせず、泣く泣くYGWさんにはお断りの連絡をさせて頂いた。

丁度その頃になって、背中の痛みもなくなり薬を塗る必要もなくなったので、通院には付き合う必要が残るが、夜は解放されることになった。

と云う訳で、実に1か月近くのブランクを挟んで、釣行することにした。
で、狙いは・・・・。
空振り続きのアジを先ず第一に考えたが、釣り動画に触発されてUMKZ-POHT-FP刀狩りをすることにした。しかし、最近は余り情報が聞かれなくなった。と云うことは、一頃のピークは過ぎたと見るべきで、そうなると空振りに終わる惧れが強いが、テンヤを試したかったのがその理由。

テンヤと云えばドジョウを餌にするのが一般的で、AKTさんKRTさんドジョウテンヤをしているが、餌にするドジョウの入手が少々問題。通販でも買えるが思いの外値段が高く、送料まで込めるとコスパは良くない。それよりも何よりも、幼い頃に遊び相手をしてくれたドジョウを餌にするのは、なんとも忍びない。

と云う訳で、小生はサンマの切り身を餌にするテンヤをやってやってみようと考えた。サンマの切り身なら2年前にタチウオの浮子釣りで使った残りが、冷凍庫に残っている筈。

16:30頃、自宅を出発。UMKZ-Pには予定より若干遅れて18:15頃到着。
車から降りて岸壁を見ると、大勢のアングラーが竿を振っていて、割り込む隙も見当たらない。昨年の台風15号、19号の影響で入釣出来る釣り場が限られているため、アングラーが集中するのは仕方がないが、これ程の激混みになっているとは思いもしなかったので、これにはビックリ。
OHT-FPに転戦するか、場所が空くまで待つか迷っていると、丁度、目の前の若者グループがどうやら片付けを始めた様子。駄目で元々と声を掛けると、引き揚げる所とのこと。
と云う訳で、激混みではあったが、幸運にも、難なく釣り座の確保に成功し、早速準備に掛かった。

今回持ち込んだロッドはZENAQ ASSAUT Shore S96のみ。
動画ではサンマの切り身をテンヤに巻き付けているアングラーがあったが、小生はサンマの切り身の上にワームをセットするハイブリッド釣法。
これで来てくれるかどうかは、全く判らないが、タチウオが居れば来るだろうとの読み。

8月も最終週になると日没時刻が18:18頃と早くなっており、アッと云う間に周囲の光量が減り、暗い海面には至る所に赤や青の電気浮子の灯りが揺れて、何とも幻想的は雰囲気。
風は、予報通り南風が背後から優しく吹いて来る。不思議なことに、夏の夜釣りには切っても切れない蚊の襲来がなく、快適。
これで、ギラギラと銀色に輝く魚体をくねらせてタチウオが来て呉れれば申し分ないが・・・・・。

周囲の様子を見ながらキャスティングを続けたが、アタリはなく、海中にジワーと引き込まれる浮子も見当たらない。
時間的にはいつ来ても良さそうな時間帯の筈だが、やはりピークは過ぎているのかも知れないと思いつゝ、キャストし小さくリフト&フォールを繰り返していると、19:30頃のこと。ゴミでも掛かった様な重さが伝わって来た。
この日のライン・システムは、1.2号のPEライン60lbのナイロンリーダーの組み合わせなので、多少のことではブレイクしない。少々強引にリーリングをすると、いきなり生命体の反応が伝わって来た。
オッ、タチウオだ!!
久し振りに感じるタチウオの引きを楽しみながら、リーリングを続け海面に浮かんで来た銀色の魚体を見ると、アングラーの欲目かも知れないが、結構な良型。
これで明日の夜は焙りが喰える!!
と喜んで、抜き揚げに掛かった所で、手摺に魚体がぶつかって敢え無くフック・オフ。
この釣り場には、転落事故防止のための柵が張り巡らされており、魚を抜き揚げる際には注意をする必要があるのだが、柵の高さが若干高めであることに加えて、体長のあるタチウオでしかも良型で重さもあったため、充分な高さにまで揚げられなかったのが、原因だろう。
もう少し慎重になれば良かったと思ったが後の祭り。柵にぶつかって針が外れ、柵の外側に出っ張った岸壁の縁に落ちてから、銀色の残像を置き土産にしてタチウオは海に帰って行ってしまった。

この日のハイライトはこれが最初で最後。
その後は全くアタリもなく、周囲でも揚げた様子はなく、気が付けばあれ程波間に浮かんでいた浮子の灯りも疎らになり・・・・・。

何とかマグレでも来てくれないかと22:45まで粘ったが、それも夢に終わってStopFishingとして、帰路に着いた。

今回試したサンマの切り身とワームのハイブリッド釣法だが、結構行けるのではないかとの印象を得た。
この日は、周囲の状況を見てもタチウオが寄っていなかったと見るのが妥当で、ターゲットが居ない所で、幾らアピールしても空振りに終わるのは道理。仮に寄っていたとすれば、それなりの反応は得られた筈なので、又々、やってみようと思う。

それにしても、あの激混み振りは何とかならないものか。台風被害の修復をやっていると云っても、もう1年も経つ。コロナ禍があるにしろ・・・。
次回は、朝間詰めを狙って見ることにしよう。そうすれば、少しは混雑緩和に繋がるだろう。