※ 月別アーカイブ:4月2010 ※

2010年釣行記(15)

2010年 釣行記

潮回り:大潮  場所:OHM  釣果:ナシ 同行者:単独

今日は4月30日の金曜日。
今日休めば、昨日から一週間連続の大型GWになるので、仕事を休む人も多いだろうことは目に見えている。 毎日がGWの身分としては、何もあえてこんな時に釣行しなくても良いのだが・・・・・。

2:00、起床。 2:30、出発。
MyPointのTKURの駐車場には、4:00少し前に到着。
金曜日とは云え、祝日の谷間なので、当然先行者はあると思っていたが、小生が一番乗り。

これはラッキー!! と思ったが、世の中、そんなに甘くない。

支度をして九十九折を下って行くと、途中に路駐している車があり、更には、湘南ナンバーの軽四輪がテクテクと歩いている小生を追い越して行く。
案の定、乗りたかった磯には人影がシルエットになって見えるし、ゴロタ浜を挟んでその対岸になる方面は、潮が高くて途中越えられそうにもない。

さて、どうするか?
YMSTに行くことも考えたが、隣りのOHMに移動。

ダラダラとした坂を下った所にあるワンドの入口付近に、白いウキの灯りが波間に浮き沈みしているのが見える。 ここは、以前から乗りたいと思って入るのだが、ルートが分からず、いつも指を咥えているだけ。
今回も、その灯りを横目にいつもの磯に乗ろうと取り付き口の岩によじ登って海の様子を見ると、大きなウネリで波飛沫が高く舞い上がっている。 気が付かなかったが、こちら側はウネリの来る方向にまともに面しているので、余計にその影響が大きい様だ。
さて、どうするか?
暫くの間、付近をウロウロしたが、意を決していつもの磯に乗ることにしたものゝ、そこに行き着くまでが難事だった。
大潮の満潮時に近いため潮が高いことに加えて、大きなウネリの寄せ波が流れ込んでいつも以上にタイドプールが大きく深くなっていて、膝下までしかないニーブーズでこのプールを越えて行くのは心許ないことこの上ない。
寄せ波のタイミングを見計り、少しでも浅い箇所を探しながら、漸くいつもの磯に辿り着き、波にさらわれることも考えられるので、道具を背負ったまゝ準備をして、5:30頃に第一投。 辺りはすっかりと明るくなっていた。

200~300m程沖で操業している漁船はそれ程大きく揺れている様子はないのに、磯にぶつかったウネリは大きく飛沫を上げ、真っ白なサラシを広げ、時には足元まで這い上がって来る程。
こんな状況では、落ち着いた釣りなんか到底覚束ず、引き返そうにも辿り着いたルートさえ定かではなくなり、潮が引くまではどうしようもない。 更に悪いことには、昨日の強風のためか、このウネリのためかは判らないが、夥しい程の切れ藻が流れており、殆ど一投毎に海藻が引っ掛かって来る。 ラインのダメージも心配だが、エギが沈んでいるのかどうか、着底しているのかどうかも判然としない。

無理をするんじゃなかったと後悔しても後の祭り。

20100403R.jpg
1時間経ち、2時間経ってもウネリは収まる気配もなく、スーッと下がって行く海面を見ていると吸い込まれそうな妙な感じ。 次には、グーッと盛り上がって来たかと思うと、大きな音と共に砕けることの繰り返し。

ある時、時間稼ぎのキャスティングをして掛かって来た海藻をエギから外しながら、フト後ろを振り返ると、色鮮やかな小鳥が小高い岩にとまっているのが見えた。
慌ててカメラを取り出し撮ったので、ピントも合わず構図も悪いが、綺麗な鳥だった。 何と云う鳥なんだろうか?

この鳥が飛び去って暫くして潮も引きルートが出来たのを見て、9:30、StopFishing
帰途のダラダラ坂の途中、直ぐ間近に聞こえた鶯の鳴き声が慰めになった1日だった。

2010年釣行記(14)

2010年 釣行記

潮回り:中潮  場所:DKN  釣果:1.27kg X 1 同行者:釣do楽さん、ノリちゃん

漸く、江之浦沖の海水温が17℃を瞬間的にでも超える様になって来たので、次の釣行日には三浦の先端に行こうかと考えて、色々と情報を集めていると、携帯メールの着信・・・・・。

何と、久し振りの釣do楽さんからのエギングのお誘い!!!
突然ですが今晩ノリちゃんと海を見に行けそうですのでご一緒にイカがでしょうか?

こんな有り難いお誘いをお断りすることなど考えられず、リアクション・バイトで即OKの返信メールを入れ、24:00頃現地で落ち合うことにした。
このお二人と並んでシャクるのは、昨年4月13日以来丁度一年振り。

22:15、自宅を出発し、先ず車の腹ごしらえ。
値段を見てビックリ!! セルフ・スタンドなのにレギュラーが136円にもなっている。 年金暮らしの身分には、少々キツイが仕方がない。

集合場所には、24:00を少し回った頃に到着。
お二人は既にシャクリ始めているとのことなので磯に急行し、再会のご挨拶を簡単に済ませた後、こちらもシャクリを開始。
ウネリは余りないものゝ、岸からの風が少々きつく吹いている。

先行のお二人は風を背に受けて沖向き、小生は横風になるが好きな岸寄りの釣り座で、3人の貸切状態。
このPでの岸からは、北・北西の風になるので、寒いことこの上なく、我慢出来ずに小生はレインウェアのズボンを穿き、釣do楽さんは車にまで取りに行く始末。 それでも指先が冷たくなり、時々クシャミまで・・・。
これでアオリからの信号でもあれば、集中力も続くのだろうが、余りの寒さに3人共切れがちになり、ノリちゃんは2:30頃まで休憩と云い、釣do楽さんは岩のクボミに横になって風を避け、小生も隣に腰を掛けて休憩。

こうして暫くの間雑談で時間を潰し、予定通りの2:30頃からエギングの再開。
程なくして、釣れたヨ~!! のノリちゃんの声に振り返ると釣do楽さんのロッドが曲がっている。
上がって来たのは500g位の食べ頃サイズ。
冷たい風で海水温も下がり気味になり釣り難い中での貴重な一杯。 流石、釣do楽さん!!!

小生は、右前方からの風で体が冷えてしまったので、背中から風を受けられる釣do楽さんの横に移動させて貰って小一時間。

20100402R.jpg
今日は釣do楽さんの一杯で終わりだろうと、集中力もなくなって諦めかけた時、エギが着底してから1~2分も放っておくことが良い場合もあると読んだのを思い出し、100カウントしてシャクルと・・・。
何~だ、根掛かりかと思った途端、グィ~ン・グィ~ンと重たくロッドがお辞儀をしており、春らしいサイズ。

これで、俄然やる気になってエギを替えシャクるリズムを変え、日の出を迎えても色々やって見たが、結局徒労に終わり、5:00過ぎにStopFishing

<釣り道楽さん、ノリちゃん>
お疲れ様でした。 お陰さまで1年振りの再会も出来て、楽しい釣りでした。
今日は、ノリちゃんにまでツキが廻らず本当に残念でしたが、気の合う仲間との釣りは何ものにも代え難く良いもんですネ~。
単独釣行だったら、あの寒い中、あんなに粘ることもなく、とっとと諦めて帰っていたでしょう。
風邪など引いたりしない様に、気を付けて下さい!!

2010年釣行記(13)

2010年 釣行記

潮回り:小潮  場所:YMST  釣果:ナシ 同行者:単独

折角上昇を始めた海水温も、先週末に41年振りに振った雪などここ両日冷え込んで冬に戻ってしまった影響なのか、また下げに転じてしまった。 今年は中々アオリの本格的な幕開けにはならない様だ。
と云うことで、客観情勢は余り芳しくはないが、一旦ついてしまったアオリの火は消える筈もなく、結果を期待せずに(?)釣行した。

釣行日前日の儀式-ネットでの天気予報チェックをすると、MyPoint方面以外は風が出る予報となっている。
であれば、Point選択に迷う必要もなく、2:30頃、自宅を出発。
所が、横浜新道に乗ったあたりで、パラパラと雨
ウン? 予報じゃ午後からの筈なのに・・・・
幸い、雨は新道を降りる頃にはあがったが、今度は風。
西湘バイパスの吹流しは、海風に吹かれて真横になっており、当然、小生の愛車のハンドルもグラグラと取られる位。
兎に角、行くだけ行ってみよう!!

4:00少し前にYMSTに到着。
風の様子をチェックするために堤防の先端まで行ってみた所、追い風にはなるが、結構強く吹いているので、風裏となる筈のTKURに移動。
所が・・・・・、海から吹き上げて来る風で木々はザワザワ、ザワザワ。
暫く、駐車場で様子を見ていたが、元のYMSTに戻ることにした。

4:30頃、前回来た時に見付けたルートを探して、何とかテトラに降り、キャスティングを開始した頃には、すっかりと夜は明けていた。
海は前回と違ってウネリもなく、風さえなければ絶好のエギング日和になるのだが、生憎、風は後ろから、右から、左からとグルグルと回って、風に吹かれた漣が海面をサーッと走り回りやり難いことこの上ない。 が、我慢してシャクルか、引き上げるか?

7:00頃、堤防の先端付近のテトラにエギンガーが登場し、ここでアオリが出るとの話は聞いていたが、小生自身の実績もなく半信半疑だったので、小生以外にもシャクリに来るエギンガーを実際に目にして、一安心。
これで、シャクル手にも力が入ろうと云うものだが、アオリからの信号は受信出来ず・・・。

この御仁は、東京から来たとのことで、昨日今日の連チャン・・・。

暫く、話をしただけで旧知の間柄の様に打ち解けた程非常に気さくな人柄で、11:00過ぎに小生は先にStopFishingとしたが、又、会えることを期待してこの御仁の車のワイパーに小生のメルアドを書いて挟んでおいたのだが、見て呉ただろうか? 見て呉れても、書き殴りの汚い文字が解読出来ただろうか?

何れにしても、この御仁のお陰で結果は伴わなかったが、非常に楽しい一日だった

2010年釣行記(12)

2010年 釣行記

潮回り:大潮  場所:YMST,TKUR  釣果:350 X 1 同行者:単独

漸く江之浦沖の海水温が15℃を超え16℃近くになって来た。
まだ少し早いかも知れないが、我慢出来ずに駄目元で釣行することにした。

2:30に自宅出発。
昨夜はかなり荒れた様で、国道から半島に入って山道に差し掛かった付近から、結構太めの枝や葉っぱが至る所に落ちていて走り難いことこの上ない。

TKURの駐車場着は予定通り4:00。
早速、支度をして磯への降り口に間で来てみると、ると、何やらザ~ッと波音が聴こえて来た。 風は余り吹いていないので、昨夜の影響でウネリが残ているのかも知れないと思いつゝ、磯を見渡すことが出来る地点にまで降りると、夜目にもサラシが白く広がっているのが見える。
これじゃ、無理だUターンして、尾根を挟んで反対側のYMSTに移動。

こちら側のウネリは若干残っている程度。
場所替えが当たったと思ったが、暫くして風が徐々に強くなり、その後は向きも横風から正面に変わり、それにつれて波が打ち寄せて来る様になった。
エギは飛ばないし、波飛沫がかかって来そうになるし、と云うことで、最初のTKURに移動。

祝祭日でもない水曜日だと云うのに、駐車場には5台程の車が止まっている。
これでは入る場所がないかも知れないと心配しながらゴロタ浜に来てみると、入りたかった磯には4人も見える。
折角、二度も降りて来たのだからシャクルだけでもして様子を見ておこうと、ワンドを挟んだ対面に入ることにした。
ウネリも残っており風も時より強く吹いて来るが、YMSTより状況は良い。

とは云え、手許に戻って来るエギはヒンヤリと冷たく、やはりまだ早い?

9:00を回った所で、集中力も切れ、引上げにかかり戻る途中でシャクッている若者エギンガーに声を掛けると、はやり釣れる雰囲気はないが、もう少し回遊を狙うとのこと。

20100401R.JPG
この言葉に刺激され、元の位置に引き返しシャクリを再開して程なく、風に吹かれて膨らんだラインがプンッと引かれる動きに、反射的にアワセをいれると微かな生命体の反応が伝わって来て、上がって来たのは、秋と季節を間違えそうなサイズのアオリ。

その後はアタリもなく、根掛かりで高切れしたのを機に10:00頃StopFishingとした。

退職お祝い会

その他

思いもよらないことに、Fly Fishing仲間が小生のリタイアお祝い会を開いてくれた。

小生は、この4~5年、専らエギングにハマってしまって、FFから遠ざかっている。 そんな事情なので、勢い、FF仲間とも会う機会が減っていたのだが、ある日突然、リタイアお祝い会をするから、との連絡を頂いた。
これには、正直、ビックリした。

と云うのも、40年の現役生活は、今、振り返ってみると長い期間であることは間違いはない。
しかし、小生自身は、日々の積み重ねの結果、終わってみれば40年経っていただけのこととしか思っていない。 だから、最後に職場を離れるその瞬間も、感慨に耽ることもなく、寧ろ、これで仕事のことを考える必要はなくなったと、肩の荷がス~ッと降りると同時に開放感が胸一杯に広がって来るのを感じていた。
従って、家族が労を労ってくれることは考えられても、同好の士達がそのために集まってくれるとは思いもしていなかったからである。

小生は完全な下戸で、ビールのワン・フィンガーでも酔っ払ってしまう程なので、酒の席は苦手にしているのだが、このお誘いは有り難く受けさせて貰った。

DSC00387R.JPG
で、連絡を頂いた場所に出掛けて、メンバーの4人との楽しい語らいのひと時。 

この中で、小生はダントツの年長なのだが、そんな年齢差を感じることもなく、気が付いてみれば制限時間を40分もオーバーしていた。

DSC00385R.JPGそしてオヒラキになる直前のこと。
突然、天井の灯りが消えて店内が真っ暗。 こんな時に停電かと訝しく思っていると、3本のローソクが灯ったチーズ・ケーキと花束が登場。

思いもかけなかったお祝い会に加えてこのサプライズで、情けないことに唯々ビックリするだけで声も出せなかった。
こんな仲間を持つことが出来て、幸せを痛感した一瞬だった。

皆さん、有難う。 本当に、有難う。

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