※ 月別アーカイブ:3月2014 ※

ロッドクラフトⅡ(6)完成

RodCraft 釣り道具

ガイドの取り付け位置が決まった所で、残る作業はガイドのラッピングとコーティング。

ラッピングに使うスレッドは、コストを余り掛けたくないので、FALCON改で使ったスレッドの残りを利用。従って、黒のブランクス小豆色のスレッド飾り糸の金色と全く変わり映えのしない仕上がりとなってしまった(汗)

前回のFALCON改では、コーティングにはウレタンのクリアを使った。これはこれで悪くはないと思うのだが、重ね塗りをしても市販のロッドの様なプックラとした厚みが出ず、何となく貧相に見えたので、今回はわざわざ東邦産業エポキシコーティング剤を購入した。余りコストを掛けたくないと云いながら、矛盾しているが・・・・(汗)

今回、苦労したのはチタンティップへのガイドの取り付け。
最初は他の部分と同じ様に、スレッドでラッピングしてエポキシでコーティングしたのだが、一寸力を入れてガイドに触ると、ヌルッとした感触と共に動いてしまうことが分かった

改めてティップの肌を良く観察すると、鉄模で使っている真鍮洋白よりもずっと木目の細かい感触があり、如何にもエポキシの喰い付きが悪そうな感じがする。
そこで、先端部分の2個のガイドを取り外して、ティップにサンドペーパーで軽く足付けをした上で2液性のエポキシ接着剤でガイドを接着してみた。果たして、この方法が正解なのかどうか判らないのだが・・・・。

RD-2014-007Rガイドのコーティングが乾いた所で、重量を測ってみると、59g強
56g位で収まるかと思っていたので、少々意外だったが、今更作り直す気持ちもないのでこれで完成としよう!!!

ロッドクラフトⅡ(5)ガイド位置

RodCraft 釣り道具

リールシートを再塗装して何とか見られるものになったので、次の段階のガイドの位置をどうするか・・・。

前作のFALCON改を参考に、次の様にトップからの位置を仮決めしてチェックした。
RD-2014-005R#1 T-KTSG3.5J    4.5cm
#2 T-KTSG3.5J  10.5cm
#3 T-KTSG3.5J  18.0cm
#4 T-KTSG4.5J  28.1cm
#5 T-KLSG5.5L  42.5cm
#6 T-KLSG8M  65.6cm
#7 T-KLSG12H 100.0cm

写真はガイドを仮止めして66.5gの錘をぶら下げた様子で、ベンディングカーブもソコソコ綺麗(自己満足)

RD-2014-006Rそして同じ66.5gの錘をぶら下げた状態でラインの通り具合を写したのがこの写真。
ラインが目立つ様にテレビの前で撮影したのだが、各ガイドを頂点にした左右のラインの角度もマァマァ(これも自己満足)。

と云う訳で、難しいと思っていたガイドの位置決めが、すんなりと終わってしまった。

正に怪我の功名とはこのことだが、良かった良かった!!

因みに、チタンティップとカーボンの継ぎ目は#3の位置。
空読さん海猿さんの作品に比べると少々長過ぎるかも知れないが、何もかも真似をするのも考えものなので、これでGO。

2014年釣行記(13)-MB

2014年 Mebaring 釣行記

潮回り:小潮 場所:MHR-KGN 釣果:メバル x 22 同行者:単独

16:40頃、自宅を出発。
現地には日没時刻を少し過ぎた18:00頃到着。

予報では南寄りの風が、18:00で3mとのことだったが、体感的にはもう少し強く吹いている様な印象。但し、ここは南寄りであればフォローの風になるので、実釣にはそれほど問題にはならない。
しかし、岸壁に出てみると、南は南だが西が入ったり東が入ったり、くるくると風向きが変わって落ち着かない

風の影響を少しでも避けるべく重めのJHを使うには、干潮時刻を過ぎたばかりの時間帯なので水深のないこのポイントでは根掛かりの連発になってしまい、釣りにならない。
そこで、止むを得ずいつも通り0.5gJHを使い、風向きによってキャストする方向を変えることにして、お気に入りのポイントに直行。

この時刻では、潮位が50cm程度とかなり低いので、テトラ帯とテトラ帯の間に海面には海藻が顔を出しているため、根掛かりに気を付けながらキャスティングを開始。

MB-2014-011Rワームは、ママワームのクリオネ1.8インチのケイムラ

しかし、期待に反して反応が全くなく、前回の厳しい状況が頭に浮かんで来た。

そこで、潮位がもう少し高くなるまで他のポイントをチェックしようと考えて、テトラ帯を一つづつ移動しながらキャストを繰り返した所、お気に入りのポイントの二つ隣りのテトラ帯で、初めてのアタリ。
揚がって来たのは、アベレージよりも一回り大きめの20cmで、前回が前回だけにホッと一息。そして、その後間もなくして2匹目。

今日の着き場はこっちだったか・・・・・

しかし、2匹目を出してからはサッパリとアタリがなくなったのでワームをママワームのカーリーの1.5インチに変更した所、何とかアタリが出る様になり20:00頃までに15匹。
このまま行けば前回の厭なイメージは払拭出来るのでは?、とほくそ笑んだ途端、アタリが遠くなり、21:00過ぎまでノーアタリ
その後は、アタリが出始めたと云っても、ポツリポツリと拾う様な状況でStopFishingとした23:00頃までに何とか7匹、合計22匹の釣果だった。

このMHR-KGNは型さえ問題にしなければ、いつ行っても、岸壁の何処でもメバルが遊んでくれる癒しポイントだと思っていたが、前回はアタリを出すことにも四苦八苦する状況だったし、この日はこの日で、出る場所がお気に入りポイント周辺に限られ、ワームもカーリー以外は殆ど反応を示すことがないと云った極端な状況だった。

所で、この日、ここでは初めての経験が・・・。
22:00過ぎのこと。
釣り上げられて、ぶら下がってバタバタと暴れてメバルを目掛けて、黒い影が飛び掛かるのが・・・。
何事かと目を凝らしてみると、暗闇に猫の目が光っているのが見えた。
そこで、試しに針から外したメバルを投げ与えると、飛び出して来て両手で押さえ込んだと思ったらそのまま咥えてスタコラと何処かに消えて行ってしまった。
漁港ではよくあることだが、猫の姿を殆ど見掛けることのないここで・・・・と些か驚いた次第。

ロッドクラフトⅡ(4)塗装

RodCraft 釣り道具

ロッドクラフトⅡ(2)に書いた通りHolts塗装はがし液を使って、殆ど疵を付けることなく綺麗に元の塗装を剥がし終わったブランクスを見ると、カーボン繊維の綾とダークグレイの色の具合が非常に良い。
そこで、これを活かすためにクリアを吹いて塗装しようと思ったが・・・・・。
結局、無難な所で又黒のウレタンを吹いた。

塗りの回数については、前作のFALCON改では1度しか吹かず、後になって2~3度重ねてムラを消すべきだったと後悔したこともあって、今回は2度塗りとした。お蔭で、直射日光の下で見ても下地が透けて見える様なムラは出ないで済んだ。しかし、エアブラシの折り返し部分とそうでない部分の塗料の厚みが違って、光沢に違いが出ている
長尺ものをエアブラシで吹いて塗装する場合、何か工夫する必要がありそうだ。

そして、残った塗料でグリップにも黒の塗装を施した。

塗料の密着性を高めるためにミッチャクロンマルチを下塗りした後、黒のウレタンを吹いた手順は前作通りで、その結果も同じ梨地肌の仕上がりとなった。
前作ではそのまま使うことにしたが、今回は水研ぎをした上で、2度塗りをした。その結果は、完全に梨地を消すことは出来なかったが、まぁ、合格点・・・・

RD-2014-004Rそして、2日おいた今日、リールの足を締め付けるスライドフードにクリアのウレタンを吹き付けたついでに、グリップにも吹いた。
常に手に触れている部分なので塗装の被膜を強くするためにそうしたのだが・・・・・。
暫くして様子を見ると、見事に縮緬じわが出来てしまっている。

縮緬じわは、後から重ねた塗料の溶剤が先に塗った塗料を溶かすのが原因で、それを避けるためには、先に塗った塗料に使った溶剤より強い溶剤を使うことは厳禁であることは知っていた。しかし、今回は、同じメーカーの同じ溶剤を使っていたのでこんな事態になるとは思いもしなかった。しかも、クリアを重ねた部分全てに縮緬じわが出来ているなら納得も出来るが、不思議なことに部分的にしか出来ていない

何が原因なのだろうか?????

どちらにしても、このまま済ませる訳には行かないので、水研ぎをして再度塗らなければ・・・・(涙)

2014年釣行記(12)-MB

2014年 Mebaring 釣行記

潮回り:大潮 場所:MHR-KGN 釣果:メバル x 5、カサゴ x 2 同行者:単独

つぶらな瞳の可愛娘ちゃんに遊んで貰いたくて、またもやMHR-KGNに出撃。
潮は、17:30頃、潮位165cmの満潮、23:50頃の干潮時には33cm迄落ちる大潮の下げなので、18:00頃から21:00頃までしか出来ないが、ご老体の身には寧ろ歓迎すべき条件

16:00過ぎに自宅を出発、現地着は予定より若干早くて17:40頃。

岸壁に出ると意外に南西の風が強く吹いていて、やゝ横風気味。
満潮時刻を過ぎたばかりなので、岸壁に平行して入っているテトラが海面から僅かしか出しておらず、海が広く見える。

第一投はまだ残照の残る18:00頃。
可愛娘ちゃんからコンタクトがあるのは、もう少し光量が落ちてからの筈なので、気も入れずに時間潰しのキャスティング。

そして、それから20分程経過して光量もかなり落ちて来たので、このMHR-KGNでは最も実績があってお気に入りのポイントに移動して、僅かな変化も見逃さない様に集中してキャスト&リトリーブを続けたが・・・。

この日はどうしたことか、可愛娘ちゃんからのコンタクトは全く感じられない
こんな筈はあり得ない・・・と、小一時間粘って見たが状況は変わらず、堪らず場所を移動することにした。
所が、この日は思いの外アングラーの数が多くて、クランクしている所から出っ張った所までは殆ど10m位の間隔で人影が見える。
曜日の関係なのか、好調とのニュースが流れでもしたか?

MB-2014-010R19:00頃。途中に一ヶ所広めに間隔が空いている場所があったので、チェックする積りでキャストしてリトリーブをしていると、ハッキリとしたものではないが違和感が伝わって来た。

居るかも知れない・・・。

果たして、次のキャスト&リトリーブで聞く様にして合わせて、漸くこの日の初釣果。サイズは18cm位のこのポイントでのアベレージだが、どんな場合でも最初の釣果は嬉しいもの。

しかし、2匹目が続いて来る気配がないので、そのまま足を延ばして出っ張りの角に移動。
そこでの2投目か3投目のこと。リトリーブして来てかなり岸壁に近付いて来た所で、根掛かり・・・、と思ったが、ロッドを軽く煽るといきなり沖に向かって走り出す魚の強い引き。
アタリだとは全く思っていなかったので少々焦ったが、何とか取り込んだのは、ここでは良型に属する23cmのメバル。釣ったのではなく釣れたので、良型だが嬉しさも半減。

更に出っ張りの向こうまで足を延ばしたが、これまでの実績ポイントでも殆ど気配がない。たまに交通事故の様なアタリを何とか拾えれば良し・・・。
それにしても考えられない程活性が低く、21:00頃に折り返して戻って来た頃には、あれ程いたアングラーの姿は殆ど消えてなくなっており、その正直さに思わず笑ってしまった。

かく云う小生も21:40頃にStopFishingとしたので、同じ穴の狸か・・・・。

(2014/3/21追記)
MHR-KGNでのMebaringでは、バスロッドをAjing用に改造したFALCON改を専ら使っているが、この日はFALCON改に一寸手を加えていて使えなかったので、34のAdvancement HSR-610を久し振りに持ち出した。
6’10”のこのロッドは、小生の手持ちの中では短い部類に入るのだが、FALCON改はそれよりも更に短い5’10”程度の長さしかなく、FALCON改に慣れきってしまった身にはHSR-610の長さが気になって仕方がなかった。扱い易さも全く違っていて、FALCON改の方が遥かに取り回しが楽だった。
小生は長竿派で、少しでも長いロッドを好んで使っていたが、ショートロッドの良さを認識させられた次第。

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