※ 月別アーカイブ:3月2014 ※

ロッドクラフトⅡ(4)塗装

RodCraft 釣り道具

ロッドクラフトⅡ(2)に書いた通りHolts塗装はがし液を使って、殆ど疵を付けることなく綺麗に元の塗装を剥がし終わったブランクスを見ると、カーボン繊維の綾とダークグレイの色の具合が非常に良い。
そこで、これを活かすためにクリアを吹いて塗装しようと思ったが・・・・・。
結局、無難な所で又黒のウレタンを吹いた。

塗りの回数については、前作のFALCON改では1度しか吹かず、後になって2~3度重ねてムラを消すべきだったと後悔したこともあって、今回は2度塗りとした。お蔭で、直射日光の下で見ても下地が透けて見える様なムラは出ないで済んだ。しかし、エアブラシの折り返し部分とそうでない部分の塗料の厚みが違って、光沢に違いが出ている
長尺ものをエアブラシで吹いて塗装する場合、何か工夫する必要がありそうだ。

そして、残った塗料でグリップにも黒の塗装を施した。

塗料の密着性を高めるためにミッチャクロンマルチを下塗りした後、黒のウレタンを吹いた手順は前作通りで、その結果も同じ梨地肌の仕上がりとなった。
前作ではそのまま使うことにしたが、今回は水研ぎをした上で、2度塗りをした。その結果は、完全に梨地を消すことは出来なかったが、まぁ、合格点・・・・

RD-2014-004Rそして、2日おいた今日、リールの足を締め付けるスライドフードにクリアのウレタンを吹き付けたついでに、グリップにも吹いた。
常に手に触れている部分なので塗装の被膜を強くするためにそうしたのだが・・・・・。
暫くして様子を見ると、見事に縮緬じわが出来てしまっている。

縮緬じわは、後から重ねた塗料の溶剤が先に塗った塗料を溶かすのが原因で、それを避けるためには、先に塗った塗料に使った溶剤より強い溶剤を使うことは厳禁であることは知っていた。しかし、今回は、同じメーカーの同じ溶剤を使っていたのでこんな事態になるとは思いもしなかった。しかも、クリアを重ねた部分全てに縮緬じわが出来ているなら納得も出来るが、不思議なことに部分的にしか出来ていない

何が原因なのだろうか?????

どちらにしても、このまま済ませる訳には行かないので、水研ぎをして再度塗らなければ・・・・(涙)