※ 月別アーカイブ:11月2020 ※

2020年釣行記(57) – TC&AJ

2020年 Ajing Touching 釣行記

日 時:11月29日(日)~30日(月) 14:30~05:00
潮回り:大潮(↑↓↑)
場 所:孤島
釣 果:タチウオ x 0、アジ x 8
同行者:AKT、INUE、(IKD、KRT)各氏

釣りにとってはベスト・シーズンとも云える10月から11月だが、今年に限っては、どう云う巡り合わせなのか、日曜から月曜に掛けて風が強く吹く週が続いたので、YGWさんAKTさんから、幾度となく声を掛けて頂いたにも拘らず、涙を飲んでパスしなければならなかった。
しかし、師走を目前にした11月最後の日曜日になって、やっとチャンス到来。と云っても、予報では、日付が変わってから4m程に強くなる時間帯がある予想なので、少々懸念は残るが、10月18日以来久し振りに孤島に行くことにした。

孤島と云えば小生に取ってはアジングの聖地なので、当然アジを狙いたい所だが、まだ右肘が本調子ではない。そこで、右肘を休めるために、左手で何とかキャスト出来るベイト・ロッドでタチウオをメインにして、アジは合間に狙う程度に抑えることにした。

14:00過ぎ、AKTさんINUEさんと連れ立って孤島の岸壁に到着。
日曜日とあって、岸壁には大勢のアングラーの姿があるが、幸いにして街灯下の中央から陸側の半分が空いているので、迷わず椅子を置いて場所を確保。

初冬の時期になり日没時刻は16:30頃とかなり早くなっているが、まだ2時間以上もある。アジにしろタチウオにしろ釣り始めるにはまで早過ぎるので、ゆっくりと支度に掛かった。と云っても、今回使用するロッドは、タチウオ用のXRFC-704M-MBとアジング用の8320#1Bの2本だけのため、然程時間も掛からずに準備が終わってしまった。そこで、先ず、ベイトリースのブレーキをジックリと調整したり、AKTさんと釣り談義で時間を潰したり。

16:00過ぎに引き揚げて行った殆どのアングラーと入れ替わる様にしてIKDさんKRTさんが5~6名のアジンガーと共に登場。冬のこの寒い時期になったのに、敢えて徹夜をする程酔狂なアングラーはそんなに居ないだろうと思っていたが、結局、10名程が一夜を共にすることになった。メディアによると三密を避けることが出来る遊びとして釣りがブームになっているとのことだが、その影響があるのかも知れない。

日没時刻間近になった所で、IKDさんKRTさんと並んで航路に向かってテンヤをキャストしてタチウオを狙って見たが、全く気配が感じられない。釣りに来た以上、魚からのコンタクトを感じられないのは、如何にも寂しい。右肘を休めるために、タチウオをメインにとの初心は何処にやら、右肘の様子を見るためにも、少しなら良いだろう8320#1Bにロッドを替えてアジングを開始。

風は左から右に少々強目だが、何とかライン・コントロールは出来る程度。
1.0gのJHで、2投、3投・・・・・・。

30カウント程してアクションを付けるためにロッドを少し煽ろうとすると、何故か少し重たさがある。アレッと思いつゝラインを張って様子を窺うと、微かな生命体の反応が伝わって来た。そこで改めて軽く合わせを入れ、抜き揚げたのは23cm位のアジ。時刻は未だ明るい16:25頃のことで、釣った感には少し乏しいものゝ、嬉しい1匹。そして、次のキャストで、やはり30カウント程沈めた所で、今度は小さいながらもはっきりと判るチクッで、連チャン。
これには、釣った本人もビックリしたが、隣りのAKTさん始め他の手練れの皆は、いつもアタリがないとボヤいているヘボが、皆に先駆けて連チャンするのを目の当たりにして、小生以上にビックリしたことだろう。
小生に先を越されて目を丸くしている皆の顔を見て、余り大きな声では云えないが、少し気持ちが良かったのは、正直な所。

今日はアジの日か・・・?
腰を落ち着けて後続を狙ったが、その後はコンタクトがない。小生に触発されて一段と集中力を上げた他のアジンガーのロッドも曲がらない。

19:00頃だったか19:30頃だったか記憶が定かではないのだが、航路側で粘っていたIKDさんが2匹目のタチウオをぶら下げて来た。見れば5F位の良型で、ボトムをネチネチと狙った結果だとのこと。そこで、小生もタチウオ狙いに切り替えたのは云うまでもないことだが、短めのベイトロッドでは思った程距離が出ず、ボトムを取っても直ぐに岸壁の基礎にガリガリと当たってしまう。元々、表層近くに浮いて来ているタチウオを釣る前提の仕掛けなので、距離を稼ごうとして力を入れてキャストするとどうしてもバック・ラッシュする危険も高くなるので、無理は禁物。
先週のタチウオの地合いは朝方だったとのAKTさんの情報もあったので、暗い時間帯はアジングに専念することにして、足場の狭くなったポイントに移動してみた。

すると20:00少し前(?)、コツと微かなアタリが伝わって来た。合せも決まって久し振りにアジを掛けたと思いながらリーリングをしていると、突然ドラグがジーッと鳴って、次の瞬間にはプツン。
どうやら掛けたアジシーバスが持って行った様だが、兎に角アジが居るらしいことが分かったので、キャスティングを続けていると、コツ。キャストしてからアタリがあるまでじれったい程の時間が掛かって、小生に取っては極めて苦手にしている釣り方だが、仕方がない。ポツリポツリと拾って、6匹を追加。
この調子で行けば、22:00頃にはツ抜け・・・・?
所が、その後はサッパリ。ウンともスンとも云わなくなったので、タチウオに切り替えたが、こちらもお留守。

取り敢えず、老夫婦の刺身用とお隣へのお土産用のアジは確保出来たので余り無理をする必要はないと、21:00過ぎには、早くも1回目の休憩に入った。
軽いアジングロッドを振る分には、右肘にも大きな負担にはならないだろうと思ったのだが、徐々に痛みが消えなくなって、この頃にはだらりと腕を下げた状態でも痛みがある。痛いと云っても激しいものではなく、ズーンとした鈍いもので、我慢出来ない程のものではないが、普通は痛みを感じる場所ではないだけに、何となく気持ちが悪い。しかも、腕を曲げたり捻ったりすると、その方向によってはピリッとした痛みが手首から肘に掛けて走って、具合が悪い。

1回目の休憩以降も、少しの間キャスティングをしては、コーヒーを飲んだりカップ麺を喰ったり、又、ウツラウツラとまどろんでみたりで、殆ど釣りにならないまゝ明け方を迎えた。

AKT情報では、ソロソロ、タチウオが回って来ても良い頃。
IKDさんKRTさんは航路側と裏側でタチウオを狙い出し、小生も倣ってやりたいと思った。
しかし、その頃にはリールのハンドルを回すのも控えておいた方が良かろうと思える位に肘の痛みが酷くなっていたので、無理をしないで肘を休ませることにして、未練を断ち切るべく思い切りよく片付けに入った。

すると、裏手からKRTさんの叫び声が聞こえ、4F位のタチウオを持って姿を現した。
片付けるのが早過ぎたと思ったが後の祭り。改めてシステムを組み直す気力もなく只々指を咥えて見ているだけだった。

結局、この日のタチウオは夕間詰めにIKDさんが2匹、朝間詰めにKRTさんが2匹で、AKTさんと小生はボーズの結果。アジAKTさんINUEさん他の手練れが苦労する程で、全体としては余り芳しい状況ではなかった。
とは云え、気の合った仲間達と並んでロッドを振る楽しさを再確認出来た一夜だった。

2020年釣行記(56) – TC

2020年 Touching 釣行記

日 時:11月26日(木) 16:00~21:30
潮回り:中潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:ナシ
同行者:単独(NGHMさん、SKさん)

予報を見ると、精々2m程の弱い風が、夕方までは南寄り、夜に入ると北寄りに変わるとのこと。南寄りの風が22:00頃まで続いて呉れるならMHR-KGNに行く所だが、夜に入って直ぐに北風に変わるとすれば実釣時間が僅かしかない。であれば北風に強いFRYか? しかし、前回04:00前に到着したにも拘らず、危うくアブレそうになる程激混みだったことを考えると、夕方から入るのはリスクが高過ぎる。
と云う訳で、南寄りも北寄りも横風になってやり難そうだが、何れにしてもそれ程強く吹くことはないと云う予報を頼りに、DKKに行くことにした。小生に取ってDKKと云えばアジング・ポイントなのだが、前回も前々回も良い結果が出ていないので、目先を変えて今回はタチウオを狙うことにした。

15:00過ぎに自宅を出発。現地には16:00少し前に到着。
いつもの場所には5~6台の車が駐車しているので、些か心配だったが、岸壁に出て見た所、入り口付近にルアー釣りの若者が1人、そして最奥に地元のオッチャンが2人だけで、ヤレヤレ。
取り敢えず中央付近に荷物を置いて、最奥のオッチャンに挨拶を兼ねて様子を訊ねると、これからアジを釣って、それを餌にタチウオを狙うとのこと。

今回持ち込んだロッドのXRFC-704M-MBSephia S806ML-Sの2本の内、XRFC-704M-MBを先発に選んで準備に入った所で、海を見ると、小生の立ち位置の正面に、オッチャンの赤い浮子がプカプカと浮かんでいる。幸い場所は広く空いているので、オッチャンから離れる様に少し入り口方向に移動して改めて準備をしていると、何と云うことか、小生の移動前の場所でキャスティングを始める始末。しかも、投げ方が悪いのか、敢えて狙っているのかは判然としないが、着水点はまたもや小生の正面。
挨拶をした時の話しぶりからしても、わざと意地悪をしている様には思えないが、こんなことでは、先が思い遣られる。
君子危うきに近寄らず
だと、再度、移動。

と云う訳で、キャスティングを始めるまでに思いの他時間を取られてしまい、5.5gのSSSSのテンヤにサンマの切り身ワームのハイブリッド仕様で最初のキャストをしたのは16:30頃。

17:00頃、ふと入り口付近を見ると、いつの間にか若者アングラーの姿が消えている。実は、前回入り口付近でタチウオが複数釣られているのを見ていたので、最奥の代わりのポイントとして考えていた。そこで、この日3回目の場所移動をして、ようやく落ち着いて釣りに集中することが出来る様になった。

しかし、サッパリ気配がない。
結果から云うと、この日は小生はアタリ一つないパーフェクト・ゲームを喰らってしまい、後から来たNGHMさんカサゴコノシロSKさんアジを1匹、カサゴを数匹獲れただけで、ノーヒット・ノーランと云っても良い貧果だったので、特段、書くべきことはないが・・・・・。

17:30頃(?)、NGHMさんが登場。小生は入り口付近で頑張っているので、岸壁の出入りは全て判る。この時もアングラーが後ろを通って行ったのは判っていたが、それが誰だか判らず、また、誰かも気にしていなかったので、声を掛けられてビックリした次第。

それから30分程経った頃(?)、今度はSKさんが登場。
思いがけずNGHMさんSKさんと並んで釣りが出来ることになり、気持ちも新たにタチウオからのコンタクトを待つことが出来たが、全く、音沙汰がない。
アジングの二人に様子を聞いても、アタリがないとのことで、全体として活性が乏しい様子。

アジからもタチウオからもコンタクトがないまゝ時間ばかり過ぎて行き、20:30を回った頃(?)腹がへったSKさんが引き揚げて行き、NGHMさんと小生は居残って頑張ったが、21:00過ぎにNGHMさんが、続いて21:20頃、StopFishingとした。

今回は、8gのSSS5.5gのSSSS、3.7gのSSSSSと3種類のテンヤを使って見たが、どれにも反応がなかった。餌釣り師の浮子が海中に没したのを見たのは1度だけだったし、タチウオが抜き揚げられた様子もなかった。
しかし、タチウオ狙いの餌釣り師は、何人も来ていたので、今回はたまたまタチウオのご機嫌が悪かったのかも知れず、シーズン・オフと云うにはまだ早いのかも知れない。
今回は、潮回りが下げの時間帯で潮位も低かったので、次回は上げ潮の時間帯に試すことにしようと思う。

2020年釣行記(55) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:11月19日(木) 17:15~20:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 7
同行者:単独

予報を見れば木曜日の夜は、何処も南寄りの風が強くなりそう。となると南風に強いMHR-KGNしか、頭に浮かんで来ない。と云う訳で、実の所、タチウオアジを狙いたかったのだが、ターゲットをメバルに変えることにした。

15:15頃、自宅を出発。現地到着は16:45頃。
車から出て見ると、予報では南南西が4mとあったにも拘わらず、思いの外強い風が吹いて来る。少なくとも、車を止めている場所は高い建物の陰になっているので、南風であれば風裏になる筈なのに・・・・

久し振りにNSL-S702UL/BFを手に岸壁を俯瞰すると、地元のオッチャン連中の姿が余り見えない。強い風を嫌がったのだろうと思いつゝ60番スポットに向かうと、意外なことに、いつもは居ないへの字カーブの先に3~4人入っており、60番スポット付近にも電気浮子の赤い灯りが浮かんでいる。
そこで、今回は60番スポット付近から凸部の手前角をジックリとやってみる積りだったが、予定を変更して52番スポット付近から始めることにした。

予報とは違って、風は西南西でしかも4mよりも遥かに強く吹いており、現場では殆ど真横から風を受けるため、極めてやり難そう。満潮間際で潮位が高い海は、それ程波もなく、海面直下に沈んでいるテトラ帯付近が時折波立つ程度で、この点は問題なさそう。
当初はPEラインを使う積りだったが、風が強いので、予備のエステル・ラインに替えて、17:15頃、キャスティングを開始。
正面にキャストすると、風に大きく吹けたラインに引っ張られて何もしなくても、ドンドン手前に流されて来て、どうしようもない。と云う訳で、斜め右にしかキャスト出来ない。

2投、3投・・・・。

期待も空しく、全く気配が伝わって来ない。
そこで蟹の横這い釣法可愛娘ちゃん達の居場所を探したが、見付からなず、アッと云う間に60番スポット付近に到達してしまった。そこには先行者が入っていたので迂回して、61番スポット付近から改めて調査を始めた所、ゴソゴソと感じる違和感が伝わって来た。

アタリの出方が変だったが、反射的に手が動き、リーリングを始めた所、明らかに生命体の反応があって、姿を見せたのは少々小振りだが15cm位の可愛娘ちゃん。時刻は17:45頃で、実釣開始30分後のことで、ヤレヤレ。

写真には写っていないが、この可愛娘ちゃんの腹はペチャンコになっていて、少なくとも満腹状態ではないことは確か。であれば、もっと積極的に餌を追い掛けても良いのに・・・・・

その後も蟹の横這い釣法を続けたが、音沙汰がない時間が続き、2匹目を獲ったのは18:30頃。場所は71番スポット付近で、以前良かった70番スポット付近では掠りもしなかった。

3匹目は、それから30分後の19:00頃の74番スポット付近。この娘は着水と同時に喰って来たので、どちらかと云うと、向こう合わせ的で釣った感に乏しかったが、ロッドを曲げてくれるだけでも良しとしなければ。
そして4匹目も同じ様に、着水と同時。
やっと活性が上がって来た・・・・

いつぞやを思い返しながら、5匹目、6匹目を期待してキャスティングを続けたが、コンタクトがない。3匹目、4匹目を連荘で掛けた時は、たまたま風が弱まったタイミングだった様で、風が元の様に強くなると、同じポイントに通すことが出来ず、何とか通そうと角度を変えても見たが全て無駄な足掻き。

そこで蟹の横這い釣法に戻って、可愛娘ちゃんを探すことに。
前回、前々回とも、可愛娘ちゃん達がテトラ帯と岸壁の間には入って来ている気配がなかったので、今回もテトラ帯付近を中心に狙っていた。と云っても風に吹けるラインに引っ張られて、直ぐに岸壁に寄って来てしまうのだが、80番スポット付近にまで来た時、テトラ帯を外れて岸壁に寄って来たルアーを回収せずにそのまゝゆっくりとリーリングしていると、コツコツと反応が返って来た。
残念ながら、このアタリは取れなかったが、19:25頃、再度同じ様に流して5匹目をゲット。そして6匹目。
今日は、手前に寄って来ている!?

今度は、テトラ帯と岸壁の間を集中して狙って見たが、反応があったのは2匹だけ。

20:00頃になって、益々風が強くなって来て、キャストするタイミングが取れなくなって来たので、引き返しながら風の止み間を狙って1匹を拾った所で、20:30頃、StopFishingとした。

2020年釣行記(54) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:11月15日(日) 16:30~22:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 2、カサゴ x 2
同行者:単独

この日は久し振りに孤島に行く予定にしていたが、カミさんの用事が長引いてしまい、結局孤島行きはキャンセル。しかし、一旦火が付いた気持ちは収まらず、南西の風4mとの予報を考慮してMHR-KGNに行くことにした。
と云っても、日曜日なので、混雑していることは必至。
そこで、日中組が引き揚げて行った後に入る積りで、16:00過ぎに自宅を出発。現地到着は、予定通りの17:20頃。

道路から岸壁を俯瞰すると、日没時刻を過ぎ辺りはすっかり暗くなっている波間に、赤い電気浮子の灯りが点々と漂っているのが見える。しかし、への字カーブの先には1~2個しか見えないので、小生のお気に入りポイント方面は問題がなさそう。

SSQC-742LT-BF-KRを手に道路を歩き、17:50頃、60番スポット付近からStartFishing

予報の云う4mある筈の風は、背中からソヨリと吹いて来る程度で、急ぎ足で歩いて来た身には少々物足りない位。大潮の満潮時刻を過ぎたばかりなので、殆どのテトラ帯は水没しており、一段と高くなっている一部分だけが、所々、波間から顔を出しているだけ。波もなく、春の海の様にノタリノタリとしているだけ。

いつもの様に、0.5gのJHで表層を距離を変え向きを変えて探ってみたが、全く気配が感じられない。
そこで、5カウント程沈めて見ると、やっとモゾモゾしたアタリがあって、この日最初の可愛娘ちゃんが顔を見せてくれた。
サイズは、この釣り場のアベレージの16cm位だが、実釣開始後それ程時間も経っていない18:00頃のことだったので、ヤレヤレ。

可愛娘ちゃんの着き場も分かった所で、続いてコンタクトがあるものと思ったが、これが期待外れで、ウンともスンとも云って来ない。

前回良かった70番スポット付近で2匹目のドジョウを狙おうと思ったが、そこにはカップル・アングラーが入っていたので、パスせざるを得ず、そのまゝ蟹の横這い釣法で探したが、見付からず仕舞い。

結局、2匹目の可愛娘ちゃんを手にしたのは、約1時間後の19:00を回った頃で、それまでは全くアタリを感じることはなかった。

19:45頃、バック・ラッシュ。
前回もそして今回も実釣を開始してこれまでの間、バック・ラッシュすることがなかったので、全く気にもしていなかったのだが、何がどの様に悪かったのか、久し振りにバック・ラッシュを起こしてしまった。これまでにバック・ラッシュを起こした時も、何とか解いて釣りを続行することが出来たので、この時もその瞬間はそれ程心配をしていなかった。所が、いざ解きに掛かって見ると、今回に限っては可成り重症。ここはジックリと腰を落ち着ける必要があると、座り込んでグシャグシャになった0.3号のPEラインを解こうとしたが、ヘッド・ライトの光りだけが頼りでは、どうしようもない。
そこで、0.8号のフロロを巻いたスプールに取り換えたのだが、ここで考えられない大チョンボをやらかしてしまった。
つまり、スプールを交換する際に、マグネット・ブレーキを最も弱い位置にしていたのをすっかり忘れて、キャストしてしまった。着水点が全く見えない暗い中で、サミングのタイミングも判らず、キャストした瞬間にブレーキの戻し忘れに気が付いたのだが、どうにもならず、第一投目でグチャグチャ。

可愛娘ちゃんのご機嫌も良くないし、このまゝ引き揚げようか・・・。
しかし、釣りは始まったばかりだと考え直し、ラインを解こうとしたが、これも儘ならず、結局フロロ・ラインを半分程切り詰めてキャスティングを再開した。
この時、時刻は20:30頃で、結局1時間近くもバック・ラッシュと格闘していたことになる。

こうしてキャスティングを再開したものゝ、この時刻になると潮はかなり低くなっているため、テトラ帯と岸壁の間に置かれたテトラが頭を出し列をなしている。フロロなのでPEよりもスレに強いとは云え、ワームを通すルートが限られてしまっていて、やり難く、カサゴを拾っただけで、21:00頃StopFishingとした。

2020年釣行記(53) – TC

2020年 Touching 釣行記

日 時:11月13日(金) 04:00~06:00
潮回り:中潮(↓)
場 所:FRY
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

前回のDKKでは、右肘に負担を掛けない様にフル・キャストはしなかったのだが、やはり知らず知らずの内に負荷を掛けていたと見え、右肘の痛みがぶり返して来て、結果的に賢者の道を外すことになってしまった(汗)
となると、痛みが完全になくなるまで、釣りを休止するしかないかも知れないが、それは到底出来ない相談。次善の策は、右手を休ませるために、左手でのキャスティングを徹底すること位しか考えられない。と云う訳で、ベイト・ロッドであるXRFC-704M-MBを急遽導入した。

今日はそのXRFC-704M-MBのデビュー戦で、当初はDKKに行くことにしていた。所が、予報では北風が4m程吹くとなっているので、DKKでは横風になってやり難そう。加えて、前回は何とか入れさせて貰ったが、アブレる惧れも高い。
と云うことから、今回は北風に強いFRYに行くことにした。しかし、FRYにしても、昨年の台風15、19号の影響であちらこちらの釣り場が閉鎖されているため、釣り場を求めて難民化したアングラーで混雑しているとの情報もある。であれば、朝、未だ明け切らない内に入って、朝間詰めを狙う様にすれば、アブレることはないだろう

03:30頃、自宅を出発。夜明け前の道路は、交通量も少なくて気持ち良く走れ、現地の駐車場に到着したのは03:50頃。
着いて見ると、駐車場には沢山の車が見え、未だ明け切らない内に・・・は甘かったかも知れない。少々不安な気持ちを胸に、岸壁に出た所、2番街灯3番街灯の間にスペースがあるのを見付け、一旦荷物を置いて、取り敢えず場所を確保。出来ればもう少し奥に行きたいので、闇を凝らして見ると少々広めだが一定の間隔でアングラーが入っていて、スペースはなさそう。自宅を出る直前に見たFRYでタチウオが出ているとの情報があったせいかも知れない。

と云う訳で2番街灯3番街灯の間の3番街灯寄りに釣り座を構えて、準備に入った。

キャスティングを始めたのは、04:00を少し回った頃。先発テンヤは、慣れない左手でキャストすることを考えて、持ち込んだ中では最も重たい11gのSS。エサ(?)は例によってサンマの切り身ワームのハイブリッド仕様。
未だ未だ暗いので、表層から探ることにして、着水と同時にゆっくりとリトリーブを開始。するとその1投目。岸壁から5~7mまで来た所で、何かが触った感触が伝わって来た。ロッド操作が左手なので、少しタイミングが遅れて針掛かりさせられなかったが、ひょっとすると本命のタチウオかも知れない
期待を込めてキャスティングを繰り返したが、その後は何も感じず仕舞い。

その内、来るだろうと思いつゝキャスティングを繰り返し、フト隣りのアングラーの様子を見ようとした所、視野の片隅に何やら動物の姿が入って来た。
釣り場には付き物のだと思ったその動物は、よくよく見れば立派なで、アングラーを恐れる様子もなく、小生から1m程の所にまで寄って来て、岸壁に落ちているコマセか何かを一生懸命喰っている。
前回のMHR-KGNでのアオサギと云い、今日のと云い、最近は動物付いているが、それにしても、湾奥の埋め立て地にも進出して来ている野生の命の逞しさに、只々感心するばかり。

今日の目的の一つは、小生にしては少々硬めのXRFC-704M-MBでのキャスト感覚を確認することでもあったので、テンヤの重さを敢えて8gのSSS5.5gのSSSS 3.7gのSSSSSと軽いものにしたり、元の11gのSSに戻したりと色々と取り換えて試していた。
そして、最も軽い5.5gのSSSS 3.7gのSSSSSにした時のこと、ゆっくりとリトリーブしていると、いきなり何の前触れもなくゴゴンとタチウオのアタリがあって、3.5Fをゲット。見事にXRFC-704M-MBの鱗付け成功。時刻は04:40頃の下げに入って1時間程経った頃。

その後、05:00頃にもアタリはあったが、これは空振り。

その頃から、徐々にアングラーの数が増えて来て、気が付けば、両側4m程の所にも長いロッドをビュンビュンと振り回す若者が現れて、少々窮屈になって来た。しかも、足音もさせずに入って来て、いきなりビュンと風切り音が聞こえて来たので、ビックリして隣りを見ると、若者だったと云う訳。
同好の士なのだから、一声掛けてくれても良いのに・・・と感じるのは年齢のなせる業か?

結局、すっかり明るくなった06:00頃、後からやって来たアングラーに場所を譲ってStopFishingとしたが、その頃には入る隙がない程の間隔でアングラーがいて、釣り座を構えるだけでもかなりの激戦であることを改めて知った次第。

今日は、XRFC-704M-MBでの試釣の意味合いがあったので、2時間程の小生にしては短い実釣時間だったが、5.5gの軽いテンヤでも何とかキャスト出来ることが確かめられ、その上、本命の釣果もあったので満足・・・。
しかし、余りにも時間が短かったせいか、何かしら物足りなさも残っている。

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