※ 月別アーカイブ:5月2018 ※

2018年釣行記(30) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:5月27日(日)~28日(月) 17:00~5:00
潮回り:中潮(↓↑)

場 所:孤島
釣 果:アジ × 3、カサゴ × 11
同行者:AKT、YGW、INUEさん(TD、MSD、SKUCさん)

今回はAKTさんYGWさんINUEさんとのコラボ。濱アジングの手練れの3人に囲まれての釣りになるので、些か気が引けるが、逆に彼らの技を学ぶには良い機会であるえる上、何よりも気の合った仲間との釣りは、釣れても釣れなくても愉しいので、正に一石二鳥

この日も17:00頃に孤島の岸壁に着く様に、16:00頃に自宅を出る予定にしていた。所が、道楽部屋に引いている通信回線のNTT光からSoftBank光への切り替えが上手く行かず、その対応でバタバタしている内に出遅れてしまい、一時は到着が送れることを覚悟した。
しかし、何とか滑り込みで間に合わせることが出来て、先行していた3人に出迎えられて予定通りの17:00頃、岸壁に到着。

岸壁によじ登って周囲を見渡すと、流石に日曜日のこともあって、大勢のアングラーの姿が見え、アジングではポイントとされる表側には餌釣り師が長いロッドを振っている。その他に見掛けたことのないアジンガーの姿もあって、釣り場は満員御礼状態で、直ぐに釣り座を構えることは、到底出来そうにもない。加えて、東寄りの風が予報よりかなり強めに吹いて来ており、竿を出してもいないのに、何となく気持ちが削がれてしまった様な・・・。

とは云え、これでも、老いたりと云えどもアングラーの端くれ。釣りに来た以上、何もせずに引き揚げることなど出来る訳もなく、釣り支度を始めた。

今回のラインナップは、Soare改8320#1Bの2本にライトキャロ用の8326#1Bを加えた3本で、夫々1gのJH1.3gのJHのジグ単体とし、8326#1Bには2.2gの自作シンカー+0.2gのJHを組み合わせたキャロシステムで準備完了。
支度は整ったが、表側にはキャストする場所がない。そこでライトキャロで裏側でやって見ることにしたが、風は追い風になるものゝ、潮が左から右に向かって飛ぶ様に早く流れていて、とても釣りに集中出来ない。表側の餌釣り師達が引き揚げて行った後に入らせて貰うしかない。これまで夜通しで釣りをする餌釣り師を見掛けた記憶は殆どないので、何とかなるだろう。それまでの我慢だと自分に云い聞かせながらキャスティングを続けて時間を潰していた。

17:30頃になりアジが回って来たと見えて、航路側の継ぎ目付近の餌釣り師が竿を曲げだした。見るとソコソコサイズのアジで、その後は二人の餌釣り師は交互に竿を曲げて順調に釣果を伸ばしていた。

18:00頃、登場して来たスマイリーTDさんも、余りのアングラーの多さに唖然としながら、小生達に見倣って時間潰しのキャスティングを開始。

18:30頃になると、アジの群れが去ったと見えて、餌釣り師もロッドを曲げなくなり、彼らも休憩に入ったしまう程の短い時合で、何となく先行きに不安を感じる位。

20:30頃になると、粗方の餌釣り師が引き揚げて行き、入れ違いにMSDさんSKUCさんが登場して、岸壁には10人以上のアジンガーがズラリと並ぶ程の盛況振り。

所が、アジンガーの多さに逆比例して、アジからのコンタクトは殆どなく、誰かがアジを掛けると、オォーと何処からともなく歓声が上がる程で、22:00を回る頃には、岸壁はがら空き状態になってしまう程状況は良くなく、この時点で小生は孤島でのボーズを覚悟した。

この日、小生が初めてアジを掛けたのは、日付も変わった24:10頃のこと。

足場の細くなった所で、隣りのYGWさんからレクチャーを受けながらのことで、クッと感じるアタリに反射的に手が動いて得た獲物。
それまでは、アタリと云うあたりは悉くカサゴ、しかも10cm程のロリ・カサゴばかりだったので、海面に白い姿を見るまではアジだとは思えず、孤島では最も時間が掛かったファースト・フィッシュだった。
これを機に、パタパタと余り時間を置くことなく2匹追加出来、しかも強く吹いていた風も収まり釣り易くなって来たので、これまでの遅れを取り戻そうと期待を込めてキャスティングを続けたが、その後は音無しの状態に逆戻りしてしまい、この日の孤島アジングは、アジ3匹のこの上ない貧果で事実上の終了。

この日は、YGWさんに色々とレクチャーをして頂いた。釣りに忙しければそう云う訳には行かなかっただろうが、幸か不幸かこの日は流石のYGWさんも苦戦を強いられる程、釣れない時間帯が長かった状況だったこともあって、小生の下手さ加減に見ておれず、時間を割いて呉れたのだと思う。
ラインの張り方、潮の流れの対処法等々、全てが論理的で理に適った方法だと思うが、その理論通りに実践出来るかどうかが問題。頭では解っていても身体が動かなければ理論倒れに終わる道理で、正に肩から先の問題に帰結するのだろう。
しかし、レクチャーの最後に指摘された点、つまりロッドを立て過ぎることと、リールを巻き過ぎることは、論理ではなく癖の問題で、肩から先には全く関係がない。と云う訳で、少なくともこの癖は矯正しようと強く思った次第。

何れにしろ、YGWさんには貴重な時間を割いて色々とレクチャーして頂いたこと、改めてお礼を申し上げたいと思う。有難うございました。

2018年釣行記(29) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:5月21日(月)~22日(火) 17:00~5:00
潮回り:小潮(↑↓)

場 所:孤島
釣 果:アジ × 19、カサゴ × 6、メバル × 1、フッコ × 1
同行者:単独(HGEさん、NMTさん)

今回は久し振りに単独での孤島釣行。
単独だが、現地に行けば誰かしら知った御仁はいるだろうと思っていた通り、17:00頃、孤島の岸壁に到着すると、小生に向かって手を振るアングラーが目に入って来た。生憎、小生は眼が悪くて遠くが良く見えないので、そのアングラーの顔は判らないが、赤いフローティングベストを着用していることは判る。孤島で赤いフローティングベストと云えばHGEさんだろうと思いながら歩を進めると、果たしてその通り。そして、体格の良いHGEさんの後ろからNMTさんが明るい笑顔で出迎えてくれた。
独りで徹夜をするよりは、顔見知りの仲間がいる方が、何かと安心出来る。
良かった!!

荷物を降ろして、様子を窺うと、風は斜め右前方から強目に吹いており、海は穏やかだが赤潮の帯があちらこちらに漂っている。足許の海水も薄く黄土色に濁っていて、1週間前とはすっかり様子が変わっており、雰囲気はもう一つ良くない。
とは云え、ここまで来た以上、何もせずに引き揚げる訳には行かないと釣り支度に取り掛かった。

今回、持ち込んだロッドは、3g以上のシンカーを使ったキャロ用のSoare-S610LS30、2g以下の軽いシンカーを使ったキャロ用の8320#1B、そして通常のアジング用のSoare改の3本。
その中で、今回の主役は8320#1B。と云うのも、前回の釣行で、軽めのシンカーを使ったキャロシステムが色々な場面で使えるのではないかと、強く思ったのがその理由。しかも、今回は獲物をお持ち帰りする様にとのご下命がないので、釣果は余り気にしなくても良く、実験には丁度良い。

と云う訳で、0.35号のエステル・ラインと0.8号のフロロのリーダーの通常のアジング・システムに、0.5号の中通しおもりで自作したシンカーを通しリーダーには0.3号のJHを結んで、キャロシステムを組んで準備完了。

出来れば、航路側の継ぎ目付近に入りたかったが、生憎餌釣り師が長いロッドを振っていたので、その右の陸側、NMTさんの左側に釣り座を確保。

直ぐにキャスティングを始めようと思ったが、左側のアングラーはシステムが全く異なる餌釣りなので、お祭りし易いだろうし、まだ明るい時間帯なので、本格的にアジングをするには間がある。
確保した釣り座でじっくりとアジングするのは、エサ師が引き揚げて行ってからにしようと、風を背にする裏側に移って17:30頃キャスティングを開始。
ライト・キャロでの記念すべき最初の獲物は、残念ながら赤い色をしたカサゴ。しかも10cmを少し超える程のロリ・カサゴでガッカリ。少しずつ場所を替えながらキャスティングを続けたが、アタリを出して来るのはカサゴばかり。魚からのコンタクトがないのは寂しいものがあるので、外道とは云えロッドを曲げてくれる相手があるのは、良しとしたい所だが、そうも行かない。

結局、エサ師の左隣りまで移動して来た所で、初めての本命からのコンタクト。
まだ、明るい17:45頃のことで、揚がって来たのは22cm位のアジ。一時期よりは一回り程小さいとは云え、ライト・キャロで獲った初めての獲物で嬉しい1匹。

赤潮の影響が心配だったが、杞憂に終わりそうな気配で一安心し、後続のコンタクトを期待したが、しかし、いつものことながら、これは期待外れ。
少しずつ場所を替え拾う様に釣っていたが、中々テンポが上がらない。それでも、19:00過ぎまでに、ポツリポツリながら何とか6匹を追加出来たので、前回よりは良いペースだと思ったが、19:30頃からどう云う訳かサッパリ音沙汰がなくなってしまった。
周囲の様子を見ても、ロッドを曲げている場面を目にすることは殆どなくなり、代わりにアジの居所を求めてウロウロするアジンガーの姿が目立つ程。そうこうする内、20:00を回る頃には、諦めて休憩に入るアジンガーが多くて、岸壁は閑散となる始末。

20:30頃、数人のアジンガーが引き揚げ、入れ替わりに2人程のアジンガーがやって来て、この夜の徹夜組はウィーク・デイにも拘らず10人を超える大盛況で、まるでトップシーズンを思わせる程だが、アジが寄って来る気配は見えず、状況は変わらないまゝ。
とは云え、キャストし続けていなければ、一隅のチャンスをものにすることも出来ない。ライト・キャロを諦めて1gのJHを結んだジグ単用のSoare改に持ち替えて、キャスティングを続けて、久し振りのコンタクトを感じたのは23:00を回った頃。
その後は、比較的良いテンポでアタリがあり、ツ抜けは24:00少し前に達成。
漸く調子が出て来た。さぁ、これからだ・・・・
しかし、良い状況は直ぐに終わって仕舞い、又々、間遠い状況になってしまった。

そんな状況でも、隣りのNMTさんはポツリポツリとテンポが良いとは云えないが、1キャスト:1フィッシュ状態で着実に釣果を伸ばしている。
そこで、ジックリと拝見させて頂くと、キャストしてワームをボトムに届けてから、ジッとアタリを待っていて、暗くて良く判らないが、殆どアクションも加えていない様に見える。
そこで、見習って試したが、小生は根掛かりの連発で結果が伴わない。

結局、何とか切りの良い20匹目前まで漕ぎ着けたものゝ、2:00近くになって疲れも出て来たので、休むことにして、東の空が白み始めた3:00過ぎに再開。
所が、朝間詰めのゴールデンタイムと云うのに、全く、気配がない。こうなると気持ちが切れるのも早く、4:00過ぎには事実上のStopFishingとして、片付けに入ってしまった。

今回、試したライト・キャロだが、場面によっては出番がありそうな印象がある。特に底建ての苦手な小生の様なアジンガーにとっては、ジグ単体よりも重たいシンカーを使える点はメリットだろうと思う。ただ、重たくしただけ根掛かりのリスクも高くなるが・・・・・。

2018年釣行記(28) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:5月14日(月)~15日(火) 17:00~5:00
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:孤島
釣 果:アジ × 21、カサゴ × 6
同行者:AKTさん、INUEさん

前回の金曜日、MHR-KGNからスゴスゴと引き揚げて来て、次回の釣りのことを考えながらリールやロッドをシャワーで洗っている最中に、次は孤島のアジかな?と考えるともなく考えていた。
そこで日曜、月曜の予報をチェックすると、日曜の夜は強い雨、月曜の夜は北東の風が3m前後とのこと。となると、行くなら月曜日しかない
この時点で、すっかり、月曜の夜、孤島に行く積りなっていた。所が、当日の月曜の朝、予報を改めてチェックすると、日付が変わる頃には1m程度まで収まるらしいが、夜は北東の風が5mも吹く予想に変わっている。
5mの風では無理だろうと半ば諦め気味で準備をしている所にAKTさんからLineの着信があって小生が行くなら、AKTさんも行くとのこと。渡りに船とは正にこのことで、コラボすることに即決。更に、15:00を回った頃に、INUEさんから孤島に行く旨のメールが入って、3人で孤島アジングを楽しむことになった。

17:00頃、孤島の岸壁に到着。
岸壁では、東寄りの風が、予報よりもかなり強く体をグラリと揺らす程吹き付けていて、ラインをガイドに通すのにも難儀する程。時刻は未だ未だ明るい時間帯でもあり大勢のカゴ師や黒鯛師が引き揚げて行った後からの釣りになるので、慌てる必要はない。のんびりと準備を整えていた。

所が、AKTさんINUEさんは、先行者の居ない裏側で早くもキャスティングを始めている。
まだまだ明るい時間帯なので、アジにはまだ早いだろうと様子を見ていると、何とAKTさんがその数投目でアジをゲット。続いてAKTさんの航路側に入ったINUEさんがゲット。
こんな場面を目にしてはゆっくりとしていられない。急いで準備をした。

今回持ち込んだロッドは、キャロ用のSoare-S709ULTSoare改8320#1Bの3本。
キャロでのアジングは、釣った感がなかったので興味をなくしていたのだが、前回、キャロで好調にロッドを曲げていたINUEさんにコツを教えて頂いたので、Soare-S709ULTは、その方法を試して見る積りで敢えて持ち込んだもの。

17:30を廻った頃、6gのシンカー0.3gのJHでキャロシステムを組み上げて、小生もキャロでのアジングを始めた。
所が、小生には全くコンタクトがない。と云うよりもキャロでのアタリを出せていないと云った方が正解だろう。ロッドの長さ、リーダーの長さ、シンカーの重さ等々色々と要素は考えられるが、何をどの様にすれば判らないまゝキャスティングを続けたが、その最中にも、AKTさんINUEさんは順調にロッドを曲げている。

何とか肖りたいと立ち位置を替え、カウント数を替えなどして何とかアジからのコンタクトを得ようとしたが、この日最初にロッドを曲げて呉れたのは、ロリ・カサゴ。全く魚の感触がないよりは、ある方が楽しい。その内アジのアタリがあるだろうとキャロを続けたが、揚がって来るのはカサゴばかり。

18:00少し前、カゴ師が帰り支度を始めたので、彼らに入れ替わって小生が最も航路側の継ぎ目、小生の右隣りにINUEさん、更にその右隣りの中央付近にAKTさんが釣り座を構え、この夜の孤島アジングをすることになった。

この日のファースト・フィッシュは19:10。
出足は悪かったが、漸く群れが回って来た!
と思ったが、後続がある筈とするの期待は見事に外れアタリが続かない。

20:30頃、アジンガーの入れ替えが終わって、7人が徹夜をすることになったが、状況は変わらず岸壁全体にまったりムードが漂う始末。
小生などは、日付が変わる時刻になってもカウンターの数は4のまゝ増えることもなく、今晩のツ抜け達成は出来ないかも・・・・・と覚悟を決めた程。

日付が変わった頃、あれ程強く吹いていた風が、珍しく予報通りに徐々に収まり、釣り易くなって来た。
そんな時、AKTさんから裏に居ますヨと有難い情報があり、直ぐに場所を移動した所、ポツリポツリとアタリがあって、24:30頃、漸くツ抜け達成

2:00頃、折角持って来たのだから、もう少しやって見ようと、シンカーを手持ちの中では最も軽い4gにし、リーダーも長めに替えて再度キャロに挑戦することにした。
そして、キャスティングを繰り返していると、ラインを滑って落ちて行ったシンカーがスイベルに当たった感触の後暫くして、コツとした別の感触が伝わって来た。この時はロッド操作をしていなかったので、これは魚からのコンタクトであることは確実。と云っても、その瞬間は、それとも判らず、右腕が勝手に反応していたと云うのが正直な所で、次の瞬間、ロッドを絞り込む引きにアジであることを確信した次第。
INUEさんが、キャロでもジグ単と同じ様なアタリで獲れるヨと云っていたことに納得出来た瞬間で、その後は、同じ様なアタリで獲れて、何とか20匹超えが出来た一晩だった。

所で、キャロシステムだが、小生は4gのシンカーにして何とか答えが出た格好だが、INUEさんAKTさんは1.8gのシンカーを使っていた由。しかも、ロッドの長さも6ft前後で、小生の7ft強のSoareよりはかなり短い。
ここまでシンカーが軽く、ロッドも短いとなると、敢えてキャロシステム用にPEのラインを使わなくても、これまでのアジングシステムのまゝでも充分出来そうな気がする。
とすると、これまでは風が強い時の対策として重たいJHを使うのが普通だが、その代わりに軽めのシンカーを使ったキャロシステムが有効ではないかと思った次第。

2018年釣行記(27) – MB

2018年 Mebaring 釣行記

日 時:5月11(金) 19:00~23:00
潮回り:若潮(↓↑)

場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル × 5
同行者:tommyさん

前回の釣行日の2日は、天気予報が良い方に外れてボートでの釣りを楽しめたが、その翌日の3日からは風が強かったり雨が降ったりで釣行出来ず、悶々としている内に気が付けば、10日近くも経っていた。
このまゝでは、今週の釣行はゼロになってしまう。

生憎、予報では南南西の風が6mとかなり強めで条件は悪いが、MHR-KGNであれば背中からの風になるので、何とかなるだろう。兎に角、行くだけ行って見ようtommyさんを誘って行くことにした。

17:00過ぎに、拙宅に到着したtommyさんのタックルを小生のリムジンに積み替え、自宅を出発。途中、上〇屋に寄り道をしたので、現地到着は18:45頃。
直ぐに準備を整えて、岸壁に出ると風は予報通り強目に吹いているが、陸風に吹かれた海は穏やか。干潮時刻までは間があるが、潮位は低くてテトラ帯が海面から姿を現しており、海藻があちらこちらに波紋を出している。

スマホを取りに戻ったtommyさんをおいてポイントの凸部の角に到着したのは19:00頃。
tommyさんが来るまで、様子をチェックしておこうFalcon改のロッドに0.5gのJHでキャスティングを開始したが、斜め左後ろからの強い風にラインが引っ張られて、操作感が全くしない。潮位が低い上にこれから更に下がるので、根掛かりが気になるが、MHR-KGNでは滅多に出番のない少し重めの0.8gにJHを変更。

しかし、直ぐにでもあるだろうと高を括っていた可愛娘ちゃんからのコンタクトはなく、tommyさんも中々戻ってこない。
????これは変だぞ!!!!
スマホを取りに戻っただけなのに、時間が掛かり過ぎている。どうしたのだろう

19:30頃、背後を通り過ぎて行くアングラーに気が付いたが、そのまゝ先に進んで行くので、どうやらtommyさんではないらしい。
アタリがないので場所を替えたかったが、月もなく暗い岸壁を動き回ってしまっては、tommyさんが小生を見付け難くなるだろうと同じ場所でキャスティングを継続。
19:40頃、ラインの着信があり追い越した!!のメッセージ。
先程背後を通って行ったアングラーはtommyさんだったらしく、どうやら岸壁の端にまで行ってしまったらしい。

この日の最初の可愛娘ちゃんが来てくれたのは19:50頃。
戻って来たtommyさんの釣り支度が終わるのを待ちながら、岸壁と平行にキャストしてゲットした10cm内外のロリ・メバル。この所、出れば20cm以上のサイズが殆どだったので、このサイズには拍子抜け。
しかも、アタリはコンでもなくガツンと引っ手繰って行く様なものでもなく、何の前触れもなくいきなりグーンと引っ張り込む様なアタリの釣れちゃった感一杯で、もう一つも二つも面白さのないものだった。

その後は厭になる程間を開けて、同じ様な釣れちゃった感一杯交通事故で何とか2匹を追加したが、サイズも小さい幼稚園生ばかり。

20:30頃、余りにもコンタクトがないのに嫌気が差し、滅多にないことだが、小休止を取ることに。
階段に腰を掛けて夕食のパンやおにぎりにパクついて時間を潰すことにしたが、tommyさんにしろ小生にしろ、釣り場の海を目の前にしてジッと出来る訳もなく、15分程で休憩を切り上げてキャスティングを再開。

その再開後の1投目で、又々釣れちゃった感一杯で同サイズを追加出来た。干潮時刻は20:24なので潮が上げに入ったばかりだが、少しだけかも知れないが状況に変化があったのでは?
これまでがこれまでだっただけに、期待が膨らんだが、膨らんだ期待が萎んで行くのに時間は掛からず、直ぐに元の木阿弥に。

22:00を回って、実釣時間が5時間も超えて来ると、疲れが溜まって腰に鈍い痛みを感じる様になってしまった。現金なもので釣れている時には気にならない痛みも、この日の様な状況では、殊更に強く感じてしまう。
こうなると集中力もなくなってしまい、集中力がなくなると根掛かりすることが多くなる負のスパイラル。

そこで気分転換に、20:30頃、への字カーブの先に戻って狙うことを提案。
ポイントに戻って最初のキャスト。
0.8gのJHでは、テトラ帯と岸壁の間に入れられているテトラに根掛かりし易いため、少し軽めのJHにすべきだが、この時はJHの交換も面倒に感じてしまい、根掛かったらStopFishingとする積りでキャスティングをして、少し沈めてリーリング。
すると、コンとこの日初めてメバルらしい明確なアタリがあって、21cm程をゲット。この日はロリ・メバルばかりだったので、このサイズでも引きも殊更に強く感じ、少し離れて場所にいるtommyさんに向かって、来たヨ~と叫んでいた。

しかし、これがこの日の最後の可愛娘ちゃんで、その後は交通事故もなく結局23:00過ぎにフラストレーションを溜めたまゝStopFishingとした。

2018年釣行記(26) – SL

その他

日 時:5月2(水) 7:00~17:00
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:SUN-CAT(BOAT)
釣 果:タイ × 4、ホウボウ × 1、サバ × 4
同行者:YSKWさん、CKYUさん

世の中は、ゴールデン・ウィークの真っ最中で、この時期は何処に行っても混雑している。釣り場も同じで、この時を楽しみにしている大勢の現役組のアングラーで混み合っているので、正直に云って、365連休の小生にとっては余り有難くない。とは云え、この小生も現役の時には、この時とばかりに釣行していたので、文句を云える筋合いではないのは、百も承知。
と云う訳で、この時期は現役の皆さんに楽しんで貰い、小生は釣行するのは控えようかと考えていた所に、YSKWさんからタイとマゴチ狙いでボートを出すが、行きませんか?と有難いお誘いを頂いた。混雑とは無縁なボートでの釣りなので、お断りする理由は何処にもない。寧ろ有難い位で、直ぐにお願いしますと返信を打っていた。

7:00過ぎに岸払い。
実は、予報では風が強く吹くとのことだったので、タイのポイントに行くのは無理だろうと前日の夜、YSKWさんから連絡があった。折角、この日のために買い揃えたタイラバが無駄になるとガッカリはしたが、危険と隣り合わせの遊びのこと故、安全第一とここは潔く諦めるしかない。
所が、海は、予報とはまるで違っていて、風もなくベッタリの凪状態
そこで、風が吹き出すまでタイを狙おうと、船長のYSKWさんの決定で、タイ・ポイントに向かうことに。
約30分近くボートを走らせて、タイのポイントに到着。ポイント付近には、何を狙っているのか定かではないが、沢山の釣り船やプレジャーボートが浮かんでいる。

8:00少し前、TD-S 602MFB-Sのロッド、ベイトリールのTDX-105Hiでタイ狙いの釣りを開始。

TD-S 602MFB-STDX-105Hiも、30年程前のバス・フィッシング用の物だが、タイラバの釣りはルアーを着底させた後直ちに巻き上げを開始するのが肝とのこと。この点から、スピニングよりはベイトリールが有利とのことだが、生憎、海用のベイトリールは持っていない。唯一持っているベイトリールは、淡水用だが、出番もなく押入れの片隅に転がっているだけなので、海水で駄目になっても惜しくはないと敢えて車のトランクに入れて来ていた。
しかし、タイは無理だろうとのことだったので、マゴチ用に用意したSoare-S709ULTだけを持ってボートに向かおうとして所、CKYUさんから折角だから持って行った方が良いですよとのアドバイスを頂き、車に取りに戻ったもの。

YSKWさんによれば水深は10m程。そこで手持ちの中では最も軽い40gのタイラバ・シンカー黄緑色のスカートのトレーラーをセットして、2投目か、3投目。
ルアーの着底を確認して、ゆっくりとリールのハンドルを回していると、コンコンと何かがルアーに触れている様子が伝わて来た。実は、その時はそれがタイのアタリだとは全く分からず、合わせるタイミングも掴めなかったので、そのまゝリーリングをしていた。結果的に、前アタリで合わせてはならないとするタイラバの釣り方に、図らずも合致していたことになり、正に怪我の功名。その内、グングンとロッドを絞り込む魚の動きに、生まれて初めてタイを釣ったので、知らない筈にも拘わらず、何故かタイだと確信

YSKWさんに玉網入れして貰ったタイは、22cm程度で大きいとは云えないまでも、初めて手にする嬉しいピンク色をした綺麗なタイ
尾びれの縁が黒いので、正真正銘の真鯛。

この日は、ボートを水深10m付近から30m付近まで流しながらの釣りだったが、24~25m付近が最もアタリが多かった様な印象で、その付近では流す度にコントクトがあった。結局、この日のタイの釣果は、32cm程を筆頭に4匹だったが、アタリはその倍程もあっただろう。
面白いもので、タイのアタリに慣れて来るとコツコツとした前アタリに、ピクリと手が反応する様になってしまったことで、これさえなければ、釣果はもっと伸びたかも知れない。
加えて、ネクタイの色。何も考えずに目についた黄緑色のネクタイのトレーラーを選んだのだが、3人並んで同じ向きだったにも拘らず、YSKWさんCKYUさんよりも遥かに小生の方がアタリが多かった。偶々この日だけのことだったのかも知れないが、こんなにも色に対してシビアな魚だったとは思いもしなかった。

その後YSKWさんイナダと格闘したり、ホウボウを釣ったりしたが、10:00を過ぎてタイのアタリがなくなったので、マゴチ狙いにターゲットを変更。
タイ・ポイント付近の水深4~5m浅場を流したが、マゴチからのコンタクトはないまゝ、浅場を探しながらボートを走らせていた時に、ナブラを発見。
直ぐにボートを停めてCKYUさんが調査に着手。その結果、ナブラの主がサバであることが判り、小生も10gのメタルジグをキャスト。すると、直ぐにググッと引っ手繰る様なアタリでサバをゲット。CKYUさんカツオの一本釣り宜しく次から次にサバを掛けて、瞬く間にバケツの水は血で真っ赤になり満杯。釣り過ぎても後の処理に困るので、適当な所で止めたが、その頃にはボートがナブラでぐるりと囲まれてしまう程。

後ろ髪にひかれながらサバ・ポイントを後にして、マリーナ付近に引き返してマゴチを狙ったが、全く音沙汰がないまゝ時間が過ぎ、アッと云う間に14:00。
このまゝでは終われないと、今度はバチコンでアジを狙おうと孤島を越えて移動したが、どうした訳か全くアジの反応がない。念のため、メバル・ポイントを含めて色々な場所をチェックしたが、全て空振り。

17:00を回る頃、ついにポツポツと雨が降り出したのを機に、沖上がりとして、10時間にも及ぶボート・フィッシングを終えた。

今回、初めて挑戦したタイラバの釣りは、アジングの様にアタリを取りに行く様なものではなく、どちらかと云えば、向こう合わせの印象が強く、面白さから云えばアジングの方に軍配が上がるように思う。

とは云え、釣りに来て魚の感触を味わえない程詰まらないものはない。
今回のタイラバの釣りで、結果を出せたのは、CKYUさんのベイトを持って行く様にとのアドバイスと、YSKWさんの海の状況を見てタイ・ポイントに行くとする機転を利かせた決断のお蔭で、このどちらの一つでも欠けていれば、こんな満足の出来る結果にはなっていなかったことだろう。

お二人には、この場を借りてお礼を申し上げたいと思う次第である。