2018年釣行記(29) – AJ
2018/05/21
日 時:5月21日(月)~22日(火) 17:00~5:00
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:孤島
釣 果:アジ × 19、カサゴ × 6、メバル × 1、フッコ × 1
同行者:単独(HGEさん、NMTさん)
今回は久し振りに単独での孤島釣行。
単独だが、現地に行けば誰かしら知った御仁はいるだろうと思っていた通り、17:00頃、孤島の岸壁に到着すると、小生に向かって手を振るアングラーが目に入って来た。生憎、小生は眼が悪くて遠くが良く見えないので、そのアングラーの顔は判らないが、赤いフローティングベストを着用していることは判る。孤島で赤いフローティングベストと云えばHGEさんだろうと思いながら歩を進めると、果たしてその通り。そして、体格の良いHGEさんの後ろからNMTさんが明るい笑顔で出迎えてくれた。
独りで徹夜をするよりは、顔見知りの仲間がいる方が、何かと安心出来る。
良かった!!
荷物を降ろして、様子を窺うと、風は斜め右前方から強目に吹いており、海は穏やかだが赤潮の帯があちらこちらに漂っている。足許の海水も薄く黄土色に濁っていて、1週間前とはすっかり様子が変わっており、雰囲気はもう一つ良くない。
とは云え、ここまで来た以上、何もせずに引き揚げる訳には行かないと釣り支度に取り掛かった。
今回、持ち込んだロッドは、3g以上のシンカーを使ったキャロ用のSoare-S610LS30、2g以下の軽いシンカーを使ったキャロ用の8320#1B、そして通常のアジング用のSoare改の3本。
その中で、今回の主役は8320#1B。と云うのも、前回の釣行で、軽めのシンカーを使ったキャロシステムが色々な場面で使えるのではないかと、強く思ったのがその理由。しかも、今回は獲物をお持ち帰りする様にとのご下命がないので、釣果は余り気にしなくても良く、実験には丁度良い。
と云う訳で、0.35号のエステル・ラインと0.8号のフロロのリーダーの通常のアジング・システムに、0.5号の中通しおもりで自作したシンカーを通しリーダーには0.3号のJHを結んで、キャロシステムを組んで準備完了。
出来れば、航路側の継ぎ目付近に入りたかったが、生憎餌釣り師が長いロッドを振っていたので、その右の陸側、NMTさんの左側に釣り座を確保。
直ぐにキャスティングを始めようと思ったが、左側のアングラーはシステムが全く異なる餌釣りなので、お祭りし易いだろうし、まだ明るい時間帯なので、本格的にアジングをするには間がある。
確保した釣り座でじっくりとアジングするのは、エサ師が引き揚げて行ってからにしようと、風を背にする裏側に移って17:30頃キャスティングを開始。
ライト・キャロでの記念すべき最初の獲物は、残念ながら赤い色をしたカサゴ。しかも10cmを少し超える程のロリ・カサゴでガッカリ。少しずつ場所を替えながらキャスティングを続けたが、アタリを出して来るのはカサゴばかり。魚からのコンタクトがないのは寂しいものがあるので、外道とは云えロッドを曲げてくれる相手があるのは、良しとしたい所だが、そうも行かない。
結局、エサ師の左隣りまで移動して来た所で、初めての本命からのコンタクト。
まだ、明るい17:45頃のことで、揚がって来たのは22cm位のアジ。一時期よりは一回り程小さいとは云え、ライト・キャロで獲った初めての獲物で嬉しい1匹。
赤潮の影響が心配だったが、杞憂に終わりそうな気配で一安心し、後続のコンタクトを期待したが、しかし、いつものことながら、これは期待外れ。
少しずつ場所を替え拾う様に釣っていたが、中々テンポが上がらない。それでも、19:00過ぎまでに、ポツリポツリながら何とか6匹を追加出来たので、前回よりは良いペースだと思ったが、19:30頃からどう云う訳かサッパリ音沙汰がなくなってしまった。
周囲の様子を見ても、ロッドを曲げている場面を目にすることは殆どなくなり、代わりにアジの居所を求めてウロウロするアジンガーの姿が目立つ程。そうこうする内、20:00を回る頃には、諦めて休憩に入るアジンガーが多くて、岸壁は閑散となる始末。
20:30頃、数人のアジンガーが引き揚げ、入れ替わりに2人程のアジンガーがやって来て、この夜の徹夜組はウィーク・デイにも拘らず10人を超える大盛況で、まるでトップシーズンを思わせる程だが、アジが寄って来る気配は見えず、状況は変わらないまゝ。
とは云え、キャストし続けていなければ、一隅のチャンスをものにすることも出来ない。ライト・キャロを諦めて1gのJHを結んだジグ単用のSoare改に持ち替えて、キャスティングを続けて、久し振りのコンタクトを感じたのは23:00を回った頃。
その後は、比較的良いテンポでアタリがあり、ツ抜けは24:00少し前に達成。
漸く調子が出て来た。さぁ、これからだ・・・・
しかし、良い状況は直ぐに終わって仕舞い、又々、間遠い状況になってしまった。
そんな状況でも、隣りのNMTさんはポツリポツリとテンポが良いとは云えないが、1キャスト:1フィッシュ状態で着実に釣果を伸ばしている。
そこで、ジックリと拝見させて頂くと、キャストしてワームをボトムに届けてから、ジッとアタリを待っていて、暗くて良く判らないが、殆どアクションも加えていない様に見える。
そこで、見習って試したが、小生は根掛かりの連発で結果が伴わない。
結局、何とか切りの良い20匹目前まで漕ぎ着けたものゝ、2:00近くになって疲れも出て来たので、休むことにして、東の空が白み始めた3:00過ぎに再開。
所が、朝間詰めのゴールデンタイムと云うのに、全く、気配がない。こうなると気持ちが切れるのも早く、4:00過ぎには事実上のStopFishingとして、片付けに入ってしまった。
今回、試したライト・キャロだが、場面によっては出番がありそうな印象がある。特に底建ての苦手な小生の様なアジンガーにとっては、ジグ単体よりも重たいシンカーを使える点はメリットだろうと思う。ただ、重たくしただけ根掛かりのリスクも高くなるが・・・・・。