※ 月別アーカイブ:6月2013 ※

2013年釣行記(38)-FF

2013年 FlyFishing 釣行記

場所:SKM-R 釣果:ナシ 同行者:単独

アオリ狙いではボーズ続きで、6月に入ってから獲物の引きを全く楽しんでいない。
そこで江戸の仇を長崎でじゃないけれど、気分転換の意味も込めてSKM-Rでの今季初のFFをしようと出掛けた。

現地には7:00頃到着を目標にして、5:00頃自宅を出発。
予報では一日中曇りだったが、走り出すとフロントガラスに小さな水滴がポツリポツリと・・・。小生はFFではドライ一辺倒なので雨は願い下げだが、酷くなる様子はない。

まぁ、何とかなるだろう!

釣り場に向かう渓流沿いの道路の高度が上るにつれて、山々の中腹まで雲がドンヨリと垂れ込めていて益々降り出しそうな雰囲気。しかし、ここで引き返す勇気などある訳はなく、兎に角、溪の様子だけでも見ておこうと、何やら自分自身に言い訳をして・・・。

駐車スペースに着いたのは予定通りの7:00頃。地面は濡れ、雲は手の届きそうな高さまで下がっているが、雨は降っていない。

1年振りのウェーダーを穿いて溪に降り立ち、キャスティングを始めたのは7:30頃。
フライは茶色のボディのパラシュート。フライにはそれこそ多種多様なものがあるが、巻き方が簡単で丈夫、しかも水面に浮かぶ際の姿勢も非常に安定しているので、小生は昨年から専らパラシュートフライを使っている。

水量は、岸辺の草が水没しているので、多いのかと思ったが、見覚えのある岩々の濡れ具合から見ると通常よりも少し少ない位。どうも、渇水状態が続いていたので雑草が勢力範囲を拡げた所に、何日か続いた雨で水量が回復したために水没状態になっただけの様。

水温は15℃。

キャスティングを始めて30分位経った頃、流れに乗って流下していたフライがスッと消え・・・。
反射的にロッドを煽ると軽いショックが伝わって来て、今シーズン最初のヤマメだ!
と思ったのだが、水中できらりとヒラを打たれた瞬間にフッと軽くなって、敢え無くフック・アウト
バラシたこと自体は当然悔しかったが、比較的早い時間からライズがあったので、今年も溪魚達は健在だったかと安心する気持ちの方が強く余裕があった。

所が、それからは全くアタリらしいアタリも出ない。
脱溪点付近に達した時になって、やっと薄日が差して来た上に鉄板ポイントなので、1匹位はフライを加えて呉れるだろうと期待したが、フライを追い掛けて来る溪魚の姿は全くなかった。

増水時には脱溪点にある堰のプールに溪魚が集まることがあり、事実、良い思いをしたこともあるので、念のためチェックして見たが、それも無駄骨。
結局、11:30頃StopFishingとした。

その脱溪点でのこと、堰のプールの際にある大きな岩に腰を掛けて、遅い朝食と云うか早い昼食と云うかコンビニで買った握り飯を頬張っていると・・・。

何やら動く物がチラリと視界を掠め、無意識の内に目をそちらに向けると、1mもありそうな薄茶色の細長い物体がくねくねと身を捩じらせてプールを泳ぎ渡って来て、小生が座っている岩に辿り着いた所。
何よりもが苦手な小生は、頬張ったばかりの握り飯を落とさんばかりに驚き、飛び退いたことは云うまでもない。

2013年釣行記(37)-EG

2013年 Eging 釣行記

小潮 場所:KD-KGN 釣果:ナシ 同行者:単独

長~い長~いトンネル・・・・

何とか抜け出すには、これまでと同じことをしていては駄目!!

足場の良い漁港で見様見真似で始めたエギングも、ブームの高まりと共に増えて来たエギンガーを避けるために、小生の釣り場は漁港から地磯中心に変わり、その地磯にもこの前のOHMの様に狭い磯に6人ものエギンガーが押し掛けて来て・・・・・。

加えて7連敗・・・・

と云うことで、最近雑誌にも特集が組まれたサーフ・エギングで何とか挽回しようと、試しに仕入れた百海(どうみ)サーフを2個、懐に忍ばせて急遽KD-KGNに行くことにした。

このサーフは2年程前に一度だけトライしてみたことがあるので、今回が二度目となる。しかし、その時は波が高くて殆どキャストも出来ずに引き揚げたため、海岸を徘徊しただけに終わったので、今回が事実上の初体験。

21:00少し前に自宅を出発、最寄りのコイン駐車場に到着したのが22:20頃。

早速、支度に掛かったのだが、この暑い時期にチェスト・ハイのウェーダーでは、ダイエットならいざ知らず、とてもじゃないが耐えられそうにない。そこで、波が低いとの予報でもあったので今回はヒップ・ウェーダーにしたのだが、これは大正解でこの時期にしては比較的快適なEgingだった。

ロッドはサーフ用に用意しておいたもので、今回が二度目の出番となるダイワのSTX-EG 1102H-SVと云う長尺もの。
この長いロッドでキロ・アップを掛けると引きが一段と強く感じられるので面白いだろう・・・。
しかし、期待とは裏腹で、長くて重たいロッドを振り回すのは慣れるまでが大変だった。しかも、だだっ広いサーフとあっては目標物が全くなく、何処に向かってキャストすれば良いのやら。更には、ロッドが長い分だけこれまでよりも遠くまで飛んでいることは判るが、エギの着水点は見えずブラインド状態、・・・・。

ロッドに慣れるまでは、これまで使っていた普通の3.5号のエギを結んで8分程の力の入れ具合で、暗い沖に向かってキャストを繰り返したが、エギの着底が覚束ない。
40~50カウントをとっても手応えが何もなく、シャクリながらリーリングして来て波頭が崩れる辺りに差し掛かったと思われる所からコツコツと固い感触が伝わって来るだけ。

ロッドの長さに慣れて来た所で、エギを百海(どうみ)サーフに替えてみた。
この日持参して来たこのエギは3号と一回り小さいが、重さは23gと10%程重く出来ている。しかも、謳い文句には垂直に沈むとある。従って、従来のエギよりも沈むスピードは速いだろうと想像した通りで、実際にこのエギを使ってみた所、確かに沈むスピードは遥かに速い。
しかし、このエギでも着底の判断が出来ない。カウントを60~70と増やしても、海藻も掛かって来ない。
考えられる理由は二つで、
先ず第一に水深が想像以上にもっとあること
第二に海底が砂地のため感触が伝わり難いこと
だろうと思う。

小生が参考にさせて貰っている坊主上等さんのブログを読ませて頂く限り、根掛かりすることもあるようで、寧ろその様な場所を探して歩いておられる様なので、これじゃエギングにならないのも道理で、明るい内に何度か通って地形やエギの癖を把握しなければならないだろうと痛感させられた。

つまり、初めてのサーフで、従来とは全く違ったコンセプトで開発されたエギを始めて使って、直ぐに結論を出せる程、甘くはないと云うことだろう(涙)

交通事故の様な出会い頭のアタリもなく、25:00頃、スゴスゴと引き揚げて来た次第で、これで8連敗

2013年釣行記(36)-EG

2013年 Eging 釣行記

中潮 場所:KSKST 釣果:ナシ 同行者:単独

長いトンネルから何とかして脱出しなければ・・・。

この梅雨の時期にしては珍しい台風が伊豆諸島付近でモタモタして、その影響を受けた梅雨前線が活発になり、月曜日の前回の釣行以来ズーッと雨と風に祟られて、出たくても出られない状況。
その台風が北上も出来ずに太平洋上で泡の如く消滅してしまったので、漸く雨雲が高くなって来た。
そうなると抑え付けられていた釣りの虫がゴソゴソと動き出し、先ずは、天気予報のチェック。すると、風も1~2mと弱い。これを見た途端、反射的に行く気になっていた。

場所は何処にするか?
今回は気分転換にKSKSTでやってみよう。
ここはMebaringで通った場所で、一説にはメバルとアオリイカのポイントは重複していると云われている上、更に、両側をアオリイカの名ポイントに挟まれているので、アオリイカの実績を耳にしたことはないにしても、何とかなるかも知れない・・・・
と云うよりも、同じポイントで6回も、7回も連続してボーズを喰らってしまうのは二度と立ち上がれない位にショックが大きいので、無意識の内に保険を掛けたのかも知れない。
それにしても、弱気な・・・・。

若干出遅れた感はあるが17:00頃、自宅を出発。
途中、大きな渋滞もなく、現地駐車スペースには19:00少し過ぎに到着。

土曜日を控えた金曜日の夕方で、しかも、久し振りに釣りが出来る状況になったので、先行者が多いのではないかと心配したが、果たして、3台の車が止めてある。
先行者を心配しながら道具を担いで急な坂を下り、木々の間から眼下の磯を見ると、磯には先行者の姿がない。どうも名ポイントと云われている突堤の方に入っている様子。

Mebaringでは岸寄りに入ることが多いのだが、今回はEgingなので、海に突き出した最先端に釣り座を構えた。
海はさざ波程度の凪状態で、風は全くないと云って良い位にない。釣りには風はない方が良いのだが、梅雨のこの時期では蒸し暑さに繋がるので、贅沢を云う様だが、少しでも吹いて貰いたい所で、道具を肩から下ろした途端、汗がドッと吹き出して来た。

19:30頃、キャスティングの開始。
25から30カウントまで沈めると海藻が掛かって来る。エギをロケッティア仕様にして遠投しても変わらないので、どうも遠浅になっていて大きな地形の変化はない様子。

水深が余りなくても回遊はして来る筈だが、そのルートは?

蒸し暑い中、立ち位置を変え、方向を変えしてキャスティングを繰り返したが、ルートを見付けることが出来ず、まぁ、一度だけの観察で判る筈もないが・・・。
蒸し暑さに粘る気もなくなり、結局、22:30頃StopFishingとしたが、これで7連敗
あぁ、長いトンネルに入ってしまったなぁ(涙)

2013年釣行記(35)-EG

2013年 Eging 釣行記

大潮 場所:OHM、YMST 釣果:ナシ 同行者:Dr.TJさん

6回目のEging釣行。
今回は久し振りにDr.TJさんとのコラボで、朝間詰め狙いのために3:00に現地駐車場で待ち合わせ。

相模湾沿いを走りながら連絡を入れると、Dr.TJさんは小生より10分程遅れて走っているとのこと。そこで道中の中程にある釣り道具屋で落ち合って、先導する格好で現地に。
これまでの経験から月曜日は思いの外アングラーの姿が多いので、先行者がいることを心配したが、幸いなことに釣り場近くの駐車スペースには1台の車も止まっておらず、先ず釣り場の確保に成功!

早速道具を担いでダラダラとした坂を下ってゴロタ浜を抜けて磯に出ると、風はなく海も穏やかで前回とは様変わり。しかもDr.TJさんとの貸し切りで第二関門も無事通過とあっては、いやが上にも期待感が膨らんで来る。

残るはアオリの姿を拝めれば今回のミッションは成功なのだが・・・・・・。

小生はいつもの腰掛、Dr.TJさんYTさんが1.4kgを出した実績磯に釣り座を構えてキャスティングを開始。

しかし、日の出時刻を過ぎて周囲が明るくなっても、潮が満潮を過ぎて下げに入っても、煽りからの信号は全く感じられず、8:00を回った頃、遂に場所の移動を提案。

半島の反対側のKTGHMの駐車場に車を止めて、YMSTの離れ磯に向かったが、潮は充分に下がっておらずブーツで渡礁するのは無理。
と云うことで、暫く時間つぶしをして潮が少しでも下がるのを待ち、何とか渡礁に成功。

新しい場所で気分転換をしてOHMでは切れていた気持ちを繋いでキャスティングを開始したが、早くも2~3投した所でもう一つ釣れる気がしなくなってしまった。

こんな時の予感は当たるもので、こちらでもアオリの気配は感じられず、結局、もう少し遊んでから帰ると云うDr.TJさんを残して10:30頃StopFishingとした。

あぁ、これで6連敗(涙)
その間、アオリの信号らしいものを感じたのは2回だけ。それも今になって思い出してみると、アオリではなくて海藻だった様な・・・・。
この長いトンネルから抜け出せるのは何時になることだろうか?

2013年釣行記(34)-EG

2013年 Eging 釣行記

大潮 場所:OHM 釣果:ナシ 同行者:YTさん

前回のTKURでは、波も風もなく絶好のEging日和だったが、アタリのアの字もないパーフェクト・ゲームを喰らってしまった(涙)
そこで、付近では一番海藻の繁茂状況が良いと思われるOHMで何とかトンネルを脱して、緑のアイシャドウをしたアオリイカの引きを味わいたい・・・・

16:30頃、YTさんをピックアップして釣り場近くの駐車スペースに着いたのは予定通りの17:30頃。
他のアングラーに先行されたくなかったので、少し早目に着く様に時間設定をした積りだったが、駐車スペースには軽トラックと軽ワンボックスが1台づつ止まっており、窓には釣り具メーカーのステッカーが貼り付けてある。

これでは乗りたい磯には乗れないかも知れない
と云っても、他のポイントでは海藻の状況が良くないのでここを外す気になれず、兎に角、行ってみようと云うことになり、道具を担いでダラダラ坂を下って行くと、道半ばまで進んだ所で波音が聞こえて来る。
磯を見渡せる場所から様子を窺うと、岸壁の上にヤエン師が1人、小生のお気に入りの腰掛けにはヤエン師とエギンガーが其々1人都合3人の先行者が入っている。しかし、幸いなことにその先には人影がないので、何とか二人で掛かることは出来そうなので、釣り座を構える場所の問題は解決したが、所が、ウネリが大きくてあちらこちらで波しぶきが高く上がっているのが見える。

と云う訳で、YTさんと小生は大きな潮溜まりを回り込んでその磯に乗った。
この磯は周囲よりも一段高いので潮をかぶることはないけれど、先行者が入っている腰掛け付近では、時折足許まで波が這い上がっているのが見える。

ファースト・キャストは18:00頃。日没時刻まで1時間程もあるので、先ずアタリがあることはないだろうと、様子見のキャスティングを繰り返していたが、押し寄せて来るうねりがザワザワと何となく落ち着かない。

そうこうする内に、日没時刻を過ぎて、いよいよゴールデン・タイムに突入・・・かと思ったが、何事も起きずに・・・・。

干潮時刻の21:50を過ぎて、潮が上げ始めたら、ひょっとして地合いが出るかも知れない。

しかし、上げ潮に代わってもアオリイカからの信号はなく、一旦おさまり掛けたウネリが徐々に高くなって来て・・・・。

結局、日付が変わる直前まで頑張ったが、その努力は報いられることなく、またまたパーフェクト・ゲームに終わってしまって、これで五連敗(涙)

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