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2025年釣行記(49) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:08月05日(火) 19:20~22:10
潮回り:中潮
(↓↑) 150→139→140cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

昨日の月曜日は南風だが9~10m/sの強風のため釣行を見送り、6m/sと若干弱くなった火曜日のこの日に釣行することにした。
しかし、何を狙うか・・・・?
KMI’sアジは調子が落ちて来ており、HGS-OGSMマゴチを狙うには風向きが悪い上に強過ぎる。しかし、MHR-KGNであれば南寄りの風は背後から受けることになるため、多少強くても何も問題はない。
と云う訳で、MHR-KGNタチウオ調査をすることにした。

現地到着は18:30頃。
いつもの場所に車を止めてドアを開いて一歩外に出た途端、モワーとした暑さが纏わり付いて来て一気に汗が吹き出して来る。
そんな暑さをものともせずに、キャリヤーにクーラーやバッカンを積み込んで岸壁に出てみると、アングラーの姿が見えない。連日の40℃超えの猛暑・酷暑を避けて自宅に引っ込んでいるのかも知れないが、どんな時でも一人二人のアングラーは居るのに全く見えず、何となく不安な気持ちになって来る。

キャリヤーをゴロゴロと引っ張って誰も居ない岸壁を進んでMHR-KGN刀狩りをする際には好んで入っている24番スポット付近に到達し、釣り座を構えて準備に入った。

所が、ここで大失敗が発覚!!
何と、肝心のドジョウがクーラーの中に見当たらない。
小生の刀狩りドジョウ・テンヤの引き釣りスタイルなので、これでは釣りにならない。我が眼を疑いつゝ再度クーラーの中を見たが、やはり見当たらず、思い返しても自宅でドジョウをクーラーに入れた場面が思い出せない。
やっちゃった!!
この期に及んで釣りを諦めて引き返すのも詰まらないが、ドジョウがなければ仕方がない。と云って、引き返すにしてもこの時間帯であれば、途中で渋滞に巻き込まれることは避けられない。
何か手はないかと思いつゝバッカンをひっくり返してみた。すると、DAIWAリアル・ドジョウがセットされた快適波止テンヤSSSと片目の取れた11gのスパーク・テンヤが出て来た。リアル・ドジョウ刀狩り引き釣りで始めた頃にかったワームだが、実績どころか出番も全くなく、バッカンの肥やしになっていたものだが、これで時間潰しが出来ると考えて、準備を再開した。

先ず、快適波止テンヤSSにセットされているリアル・ドジョウスパーク・テンヤの11gにセットし直して、BlueCurrentⅢ 82/Bのロッドを手に19:20頃、時間潰しのキャスティングを開始した。

すると、その1投目でいきなりコンコンと反応が返って来た。
ベイト・ロッドを使う場合の最初の2~3投はブレーキ調整が目的で、しかも今回はドジョウならぬドジョウもどきのワームを使った時間潰しが目的だったので、完全に予想外の事態。そのために、全く手が出せず見送ってしまったが、いきなりの反応に大失態をやらかしたことも忘れて、キャスティングを繰り返したが、それっきり。

その後は誰も居ない22番スポット付近や26番スポット付近を行ったり来たりしてタチウオからの反応を待ったが、時々コツと反応があるだけで喰い込むまでは行かない。本物のドジョウだったらどうだろう?とどうしても思考方向はそちらに行ってしまうが、ない物はどうしようもない。

アクションを付けずにタダ巻きにしたり、フォールを長めしたり、リフト&フォールのピッチを替えたりと、色々と試してみたが反応が返って来ない。ドジョウを忘れて来ていなければ、テンヤの重さを替えたりもしただろうが、それも出来ない。
そこで、今度は狙う層を深めにして見た。余りテンヤを深く沈めると岸壁から10m程の所に配置されているテトラ帯の餌食になってしまうが、背に腹は代えられない。根掛かりしない様に注意をしながら軽くリフト&フォールを繰り返していると、ジワーとした重さが伝わって来た。タチウオであれば強く締め込む独特な引きがある筈だが、それはない。ロッドを煽ればジワーと上がって来るが、ロッドを下げればまたジワーと戻って行く。まるで高切れをした誰かのラインが掛かっている様で、仕掛けが足許にまで戻って来るまで、そう思っていた。
所が、足許に戻って来た仕掛けを覗き込むと、白く輝く細長い魚体が目に入って来た。
アッ、タチウオだ!!
抜き上げた獲物は指2.5本程度のベルト・サイズだったので、写真も撮らずにノータッチで海にお帰り願った。時刻は20:33のことで、渋滞も収まった頃なので引き上げても良い時間だったが、これに気を良くしてもう少しやってみよう!

しかし、後続はなく21:00になった所で片付けに入った。
そして、クーラーやバッカンをキャリヤーに積み込んで歩き出した時、ここまでやったんだから、もう少しやってみれば・・・と悪魔の声が聞こえて来た。
この種の誘惑には全く抵抗力のない小生は直ぐその気になり、26番スポット付近に立ち位置を替え、ロッドもスピニングのSephia S809M/Fにして、改めて刀狩りを始めた。

しかし、26番スポット付近や24番スポット付近では全く反応が得られず、22番スポット付近で針掛かりさせられずに終わった反応が1回あっただけで、延長線は敗退し、22:10頃、StopFishingとした。

所で、家に置き忘れたドジョウだが・・・・。
自宅に帰り着いて冷蔵庫の冷凍室をみると置き忘れた筈のドジョウがない。
エッ、嘘だろう!
ドジョウは何処に行った?
と思いつゝクーラーに入れておいた保冷剤を冷凍室に戻していると、何と保冷剤の下からドジョウの入ったジップ・ロックの袋が出て来た。
どうやらドジョウはちゃんとクーラーに入れて現場に持ち込んでいたにも拘わらず、保冷剤の下になっていたため見付けられず、クーラーに入れた場面の記憶がすっかりなかったので、てっきり忘れたとばかり思っていた。
クーラーに入れた記憶さえあれば、現場ではもう少し念入りに探して見付け出していただろうが、記憶がなかったのでてっきり入れ忘れたと思い込んでいた。
古い記憶は残っているが、新しい記憶がないと云うのが認知症の症状だとのこと。とすると後期高齢者の小生にも認知症の気が出て来たのかも・・・。