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2025年釣行記(42) – MB

2025年 Mebaring 釣行記

日 時:07月07日(月) 19:20~23:30
潮回り:中潮
(↓↑) 130→124→140cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:メバル x 7、カサゴ x 21、ムツ x 2、トビウオ x 1
同行者:単独

まだ梅雨明けはしていない筈なのに、雨は殆ど降らずにどうやら空梅雨模様。しかし、湿気だけは一人前に高くて茹だる様な蒸し暑さの毎日で、この高い湿気のためか、道楽部屋から見えるランド・マークが白く霞んでいる。
こんな日は道楽部屋に籠もっているのが正解だろうが、敢えてMHR-KGNに行くことにした。

現地到着は、19:00過ぎ。
直ぐに岸壁に出て様子をチェックすると、テトラ帯の殆どが海中に没しており、南南西の風3m/sの予報とは違って風は殆ど感じることもなく、海辺に居るのに蒸し暑さが纏わり付いて来る。風がなく湿気が高いためか、モヤが立ち込めていて目に入る景色全体が白く霞んでいて、遥か遠くに見える筈のランド・マークは全く見えない。そんな蒸し暑さを嫌ってか、先行者の姿はなく遠くに赤い電気ウキの灯りがポツンと見えるだけで、岸壁は閑散としている。

今回使用するロッドは手に入ったばかりのXMBC-742ULT-BF
このロッドはAbuGarciaが出したメバル専用のベイト・ロッドだが、メバリングもシーズン・オフ直前のこの時期に新調することもないのだが、0.8gのルアーが扱えるとの説明文に、思わず知らず飛びついてポチッとしていた。0.8gのルアーが扱えると云っても、それはプロなりベテランが使用する場合であって、小生の如き老いぼれアングラーでは到底無理な重さではあるが、50%増しの1.2gのルアーであれば何とかなるのではないか・・・
そう考えて衝動的に注文してしまったのだが、新しいおもちゃを手に入れた子供と同じで届いたからには使ってみたい・・・・

先ず、ロッド以外は前回と全く同じ構成にするため、リールはRevo ALC-BF7を選び仕掛けも同じ1.3gの錘0.5gのJHを使ったスプリット・ショットを組んで、19:20頃、10番スポット付近から開始した。
今回は、ロッドの使い心地を確かめることが第一なので、最初にすべきことは飛距離の確認。と云う訳でキャスト後目を凝らして着水点を探したが、日没時刻から30分程経過しており周囲が少し暗くなり掛かっているため、良くは見えない。しかし、テトラ帯が配置されているライン近辺までは飛んでいる様子。前回のBlueCurrentⅢ 69/Bよりも長いロッドなのでもう少し距離が出ても良いと思うが、ロッドに慣れてくれば距離も伸びるだろう

そんなことを考えながら、1投毎に立ち位置を替えてキャスティングを繰り返していると、いきなりコツンと反応が帰って来た。こんなに早い時間帯から反応して来るとは思いもしなかったので、びっくりしたがロッドの曲がり具合を確認しながら抜き上げてみると、その主はトボケ顔のカサゴ
ニュー・ロッドのウロコ付けがなったと一瞬期待をしたが、最近は残照がある時間帯に来るのはカサゴであることが多いのでやっぱり、君か・・・

最初の内はマグネット・ブレーキを1投毎に調整し、バック・ラッシュをしない様に慎重にキャスティングをしていたが、慣れて来るに連れて可愛娘ちゃんの顔を拝みたくなって来るのは、釣りに来ている以上は当然のこと。しかし、反応を返して来るのはカサゴばかりで、本命のメバルは完全に音無しの構え
かつてのお気に入りポイントの59番スポット付近も空振り。そこから先の71番スポット付近までは細かいピッチの蟹の横這い釣法可愛娘ちゃんの居場所を探したが見付けられず仕舞い。
やっぱり、シーズンは終わったんだなーボーズを覚悟した。しかし、前回はYTさん凸部付近に足を伸ばして居場所を見付けたとのことだったので、小生も昔を思い出して先に進むことにした。

21:00過ぎに凸部90番スポット付近に到着。
そしてキャストをすると、コツ。カサゴはこの時までに10匹近くをものにしていたが、この日初めてメバルらしい反応の仕方でドキッとしたが、手も出せずに見送り。しかし、近くに居る!と続けてキャストするとコツ。今度は合わせも決まってやり取りを始めたが、これは海面をバシャバシャとさせたて海にお帰りなってしまった。
それでも、漸く反応が出始めたことに気を良くしてキャスティングを繰り返したが、反応はそれっきり返って来なくなってしまった。
そこで、凸部蟹の横這い釣法でチェックすることにした。しかし、何事もなく終わり、結局凸部の先にも歩を進めることにした。そして、凸部の角付近のかつてのお気に入りポイントでキャストしてみると、何やら反応がある。正体を確かめるため何回かキャストして、抜き上げた主は、やはりトボケ顔のカサゴ

と、ここで仕掛けを替えてみることにした。
実はこの日は1.3gの錘0.5gのJHを使ったスプリット・ショットで始めて、慣れて来たら1.2gのJHでのジグ単を試してみる算段だった。そこで、駄目で元々と、それをここで実行することにした。
そして1.2gのジグ単に仕掛けを替えて試してみたのだが、操作感にもう一つ頼りがない。このまゝ続けようかとも考えたが、ふと閃いた。
これまでのスプリット・ショットは1.3gの錘と0.5gのJHの組み合わせだったが、これを逆にすればどうなるか?
つまり
0.5gの錘に1.2gのJHの組み合わせにすれば全体の重さは殆ど同じだが、伝わって来る情報はジグ単に変わらないのではないか?

思い立ったが吉日
早速、仕掛けを作り直してキャスティングをしてみると、0.5gの重量の違いにも拘らず、キャスティングのし易さが全く違うので、これで通すことにした。
そしてこの仕掛けで最初に来た獲物は、何と30cmを超えるトビウオだった。しかし、肝心の可愛娘ちゃんからの音沙汰はやはりないまゝ。そこで、折角、ここまで来たんだからと久し振りにこの先にも行くことにした。

こちらにまでやって来た時は必ず試してみることだが、凸部の根元付近の112番スポット付近に立ってテトラ帯と岸壁の狭い間を狙って、今回もキャストしてみた。
すると、すぐに結果が出て、この日の最初の可愛娘ちゃんをゲット。
サイズはアベレージの17cm程だが、苦労してやっと手に出来た獲物であり、ウロコ付けも出来たので、嬉しさも一入と云った所。時刻は実釣開始後2時間半も経過した21:52のことだった。

この1匹をゲットするまでは、今日はボーズでも仕方がないと諦めていたが、現金なもので本命の顔を見た途端に欲が湧いて来て、俄然やる気が出てきたが、同じポイントでは後続がない。
そこでテトラ帯とテトラ帯の切れ目を狙って
22:00 2匹目 18cm 115番スポット付近
22:05 3   18cm 117
22:11 4   20cm 119
22:23 5   18cm 123
と拾った所で、折り返しに入った。

復路に入った凸部ではカサゴが2匹、3匹と遊んではくれるがメバルには相手にされず、
23:00 6匹目 18cm 88番スポット付近
23:03 7   20cm 87
と拾うことが出来、続けて入れば反応が返って来る気配も感じていたが、時間も時間だったので、23:30StopFishingとした。

所で、この日始めて使ったXMBC-742ULT-BFだが、慣れれば1gでも扱えそうな気がするので、慣熟のためにもアジングにもお供させようと思う。