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2022年釣行記(33) – TC

2022年 Touching 釣行記

日 時:06月13日(月) 18:20~21:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

予報には傘マークが全く付いていない梅雨の中休みで、雨に降られる心配もないので、何があっても今季2度目の刀狩りMHR-KGNUMB-FPですることにしていた。所が、夜間帯の風は東風が3~4mと少々強目とのこと。
こうなるとMHR-KGNでは横風になり、UMB-FPでは真正面からの向かい風になるので、どちらにしてももう一つ。南風なら迷うことなくMHR-KGNにする所だが、強い横風の中ではライン・コントロールがやり難くて仕方がない。対して、向かい風になるUMB-FPであれば、飛距離が出ないことを我慢すれば、まだ釣りにはなりそう。と云う訳でUMB-FPに行くことにした。

自宅を17:00頃に出発し、現地到着は18:00頃。
この点は予定通りだったが、驚いたことに、週の初めの月曜日にも拘わらず、駐車場は混んでいて、ほゞ満車状態。

この分で行けば、釣り場の混み具合はかなりのものだろう。それでも一人位なら何とか潜り込む隙間はあるだろうと思いながら、岸壁に出てみると、想像した通り大勢のアングラーが等間隔に並んで長い竿を振っていて、一寸見ただけでは、入る隙間はなそう。出来れば第一スロープ付近に入りたかったが、それは到底出来ない相談なので、入れそうな空きを探しつゝブラブラと奥に向かったが、結局、見付からず仕舞い。仕方がないので、第一スロープ付近で空くのを待つ積りで折り返しに入った所で、中央のトイレ付近で帰り支度をしている二人組みを見付けた。激混みの状況なので、好き嫌いを云うのは贅沢の極み。兎にも角にも、場所を確保することが先決と、彼らに入れ替わって釣座を構えることにした。

今回もタックルは、前回と同じSephia S809M/Fのロッドに、ドジョウを結び付けた快適波止タチウオテンヤSS SSの組み合わせ。しかし、ラインは強い向かい風を考えて前回よりも細い0.6号のPEに替えた。

キャスティングの開始は18:20頃。
強い向かい風に吹かれて海面はバシャバシャと波立っており、何となく落ち着かない。時間的には、日没前の時間帯だが、厚い雲が空を覆っているため何となく薄暗く、気の早いタチウオがその辺を泳ぎ回っていそうな雰囲気がある。
1投、2投。
正面にキャストしたテンヤが、少し左手から戻って来るので、潮の動きもあって期待充分。

しかし、期待に反してコンタクトはない。

日没時刻を過ぎ、周囲が暗くなったが、赤や青の電気ウキが極端に少ない。左右を見渡しても左手の奥側に3つ見えるだけ。どうやら、向かい風を嫌って敢えて釣りに来なかったと見える。
その数少ない電気ウキの灯りも、波に揉まれて上下しているだけの様に見える。

シーズンは始まったばかりだし、まだ魚影も薄いのかも知れないなぁ・・
と考えながら軽くリフト&フォールを繰り返していると、突然、コン。
考えるよりも先に手が動いて、ガツン。まるで根に掛かってしまった様にロッドが止まり、次の瞬間にはギューンとロッドを引き込む様なタチウオ独特の引きが伝わって来て、今シーズン初の刀狩りに成功。
サイズは指3.5本強・4本弱と云った良型タチウオで、時刻は19:15頃のこと。

タチウオは群れで回遊しているので、付近にはまだ仲間がウロウロとしている筈だと、直ぐにフォローのキャスティングを入れたが、これには反応はなくい。

回遊して来る筈。
回遊して来い。
回遊して来て。

近くをウロウロとしていることを信じて、レンジを替え、アクションを替え何とかテンヤを見付けて貰おうとしたが、全く音沙汰がないまゝ時間だけが過ぎて行き、気が付けば、入る隙間がないほど並んで向かい風に逆らってロッドを振っている物好きなアングラーは、ポツリポツリ。

予報にも拘わらず、体感的には5m以上と思える程の強い風に正面から吹かれ続けていると、6月とは云え、風邪を引いてしまいそうになる位に身体は冷えてくる始末。それでもコンタクトさえあれば我慢も出来るが、全く梨の礫では集中力を保つのも難事で、20:00を回った頃には、引き揚げるタイミングを謀る程。

結局、20:30頃になり、我慢も限界に達した所で、実績のある第一スロープ付近に移動してタチウオの気配を探ったが、こちらにも寄って来ていないと見えて、完全に無反応に終わり、少し早めの21:00頃、StopFishingとした。