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2018年釣行記(77) – AJ

2018年 Ajing 釣行記

日 時:11月25日(日)~26日(月) 16:00~05:00
潮回り:中潮(↑↓↑)

場 所:孤島
釣 果:アジ x 16、カサゴ x 1、ヒイカ x 1
同行者:AKTさん、INUEさん、(HGEさん、NMTさん、MSDさん他)

11月に入ってから巡り合わせが悪くて、その積りになっている日に限って雨が降ったり、強い風が吹いたりで結局孤島には出撃出来ないまゝ時が過ぎ、気が付くと11月も下旬に入ってしまった。今シーズンは海水温が高いので、もう暫くの間は釣れるかも知れないが、時期的にはソロソロ終盤戦に差し掛かっている頃。
と云う訳で、雨風の自然条件面では問題のない25日の日曜日か、26日の月曜日に釣行しようと考えている所に、AKTさんから日曜日に孤島に行くとの連絡。どうせ行くなら、気の合った友人と一緒の方が楽しい。と云う訳で、日曜日に孤島釣行することに決定。

そして月曜日の昼頃、釣りの準備をしている所に、先行して釣り場に入ったAKTさんから連絡があって、釣り場は満員状態のため、入れる場所は裏しかないので、一晩裏側で頑張しかないとのこと。裏側は表側が釣れない時の逃げ場的な要素が多少あるが、一晩、腰を落ち着けてジックリ粘って見るのも面白そう

孤島の岸壁には16:00頃に到着。
流石に3連休の最終日とあって、表側のポイントとされる街灯下には沢山のアジンガーがロッドを振っていて、AKTさんが連絡を入れてくれた通り小生が入る余地はなさそう。そこで、裏側の2段下に荷物を広がているAKTさんの隣りに道具を置いて、準備に取り掛かった。

今回、持ち込んだロッドは、ライト・キャロ用に硬めのソリッド・ティップのFalcon改ジグ単用に8320#1BSoare改の3本で、先発には、Armored F+pro 0.1号をセットした8320#1Bを選び1gのJHを結んで、16:40頃キャスティングを開始。
Armored F+pro 0.1号は、前回のヒイカ狙いのライト・エギングで使い始めたもので、YGWさんによれば感度は非常に良いが、風には弱いとのこと。小生が使って見た結果、感度の良さよりも寧ろ夜間の視認性が非常に良かったのが印象的で、視認性の良さがアジングにも活きるのではないかと考えたもの。

日没時刻のを過ぎ周囲の暗さが徐々に増して来るにつれて、足許の灯りの中にはセイゴが泳ぎ回る姿が見え、賑やかになったが、肝心のアジからのコンタクトがない。その内、セイゴに紛れて大きなシーバス黒鯛まで現れて、時折、目の前でライズする始末。

18:00を回った頃、風も波もなく海は穏やかなので、フォール・スピードを遅くするためにJHを0.8gの軽めに替えて、中層をドリフトさせてみた。特に成算があった訳ではなく、Armored F+pro 0.1号に0.8gのJHの組み合わせが、どんなものか試したかったのが動機だが、これぞ正しく怪我の功名で、ハッキリと手許に感じるコンとこの日初めてのアジのアタリ。
20cm内外のリリース・サイズで物足りないが、ボーズ逃れの嬉しい1匹。
これに気を良くして後続を狙っても、これまでは空振りに終わるのが常だったが、この日は様相が違っていた。アタリがなくて首を傾げているAKTさんを隣りにおいて、その後も2匹、3匹と掛けて滅多にない絶好調。

この夜のアジングで、いつもと違っていたことは、ラインが見えるか、または、見えないか。今回は、闇の中に浮かんで見えるArmored F+pro 0.1号の白さが印象的だった。
つまり、これまでは見えなかったために、ある意味で暗中模索状態。換言すれば疑心暗鬼。確信の持てない想像の世界の中のことでしかなかったラインの動き、向き、角度など全てが手に取る様に見えたのが、非常に新鮮に感じた。そしてラインがハッキリと見えたことで、これまでYGWさんが色々と説明してくれたことが、成る程、こう云うことだったのかと合点することばかり。ラインが見えることでその先に結ばれているJHの動きまで想像出来たのは、目から鱗。
と、ラインの動きが見えることに感激しながら、キャスティングを続け、5匹目を獲った頃からアタリがなくなってしまって・・・・・。

孤島では特等席の表側にもアジが寄っていない様子で、孤島全体が静寂状態に陥ってしまい、タチウオだけが高活性状態で、あちらこちらでワインディングをしているロッドの風切り音が伝わって来る。

日付が変わる頃、正面から吹き付けて来る冷たい北風に逆らって、ヒイカを狙って見ることにした。孤島ヒイカが出るとの確証はなかったが、時間潰しを兼ねてバッグに忍ばせていたナオリーを引っ張り出した。

最初は、ライト・キャロでボトムを狙ってみたが、何も感じるものがない。
あれ程、騒いでいたシーバスの姿も見えなくなっていたので、中層を狙う積りでエギ単に変更して2投目。
ジワーッと重たくなる違和感で、見事にヒイカをゲット。下手な鉄砲がマグレで当たった格好だが、兎に角ヒイカがいることは判った。

お土産にアジを持ち帰るのが本望だが、釣れなければ仕方がないヒイカ狙いにターゲットを替えたが、これが上手く行く筈もなく、この目論見は泡と消えてしまった。

アジが駄目、ヒイカも駄目、冷たい北風は強いと来ては息も消沈。AKTさんと並んで小休止して時間を潰して、2:00を回った頃。
満潮の潮が効き始めた頃を見計らって、アジングを再開。するとAKTさんがポツリポツリとアジをモノにし始めた。サイズも一回り良くなっている様子に、気分も新たに集中したが、小生にはアタリがなく、夕方とは逆の様相。
その内来るだろう!! 来てくれ!!
と念じながら、キャスティングを続けていると、3:00少し前になって漸く小生にもコンタクトが出始め、ポツリポツリだが退屈することもなくアタリが続き、StopFishingとした5:00頃には、都合16匹の釣果。逆算すると、3:00頃からの2時間程で11匹なので、爆釣とまでは云えないが、サイズも25cm以上の良型揃いで満足して、帰路に着くことが出来た。

所で、最近の孤島人気はうなぎ登り。今回の様に満員御礼状態になることも屡々で、以前の様に貸し切りになることなど夢のまた夢になってしまった。ゆっくり釣りを楽しむためにも、新しい釣り場を探したいと思ったが、そんな釣り場が、近場に都合良くある筈もない。
今回は、混雑を避けるためにAKTさんの好判断で裏側に徹した訳だが、灯台下暗し。結果を見る限り、直ぐ近くに釣り場があった訳で、表側に固執する必要はサラサラないと思った次第。

次回も、今回の様に裏側でArmored F+pro 0.1号を使ったアジングを、再度、試してみよう。