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2019年釣行記(29) – MB

2019年 Mebaring 釣行記

日 時:05月10日(金) 18:30~22:40
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 10
同行者:単独

左手によるベイト・キャスティング(Left Hand Casting=LHC)に挑戦しているが、もう一つしっくり来ない。これまでは円らな瞳の可愛娘ちゃんと遊びながらキャスティングを続てけている内に慣れるだろうと考えていた。
しかし、暗い夜のこの様な安直なOJTでは、プラグが着水する所が見えずサミングのタイミングがどうしても掴み難い。すると、バックラッシュが怖いので、サミングを知らず知らずの内に早目に強くしてしまうことになり、距離が出ない。そのため、距離を出そうとすると、力んでしまいバックラッシュに見舞われることになる。一方で、釣り場に来ている以上、可愛娘ちゃんの顔を見たい気持ちは、どうしても消し去ることは出来ない。しかし、アタリがない。その原因は可愛娘ちゃんの機嫌が悪いのか、キャスティングが下手なせいで思ったコースにプラグを通せていないのか・・・。
結局、フラストレーションばかりが溜まってしまって、釣り以前の問題で躓きかけていた。

そこで、明るい時間帯にLHCだけに集中して練習する必要があると考え、近くのFRYで1時間 x 2日、特訓して来たので、その成果を試すべく、MHR-KGNで実践することにした。

幾ら特訓をして来たとは云え、まだまだ自信がある訳ではない。可愛娘ちゃんが動き出す前の明るい時間帯に復習をしてから本番に臨もうと云う魂胆で、日没時刻30分前の18:00頃、現地に到着。

これ程明るい時間帯にMHR-KGNに来ることは滅多にないので、何処か新鮮な気持ちで岸壁を凸部角の86番スポットに向けて歩いていると、長いロッドをシャクッているアングラーの姿が目に入って来た。このMHR-KGNでイカを狙っているアングラーを見掛けたことがなかったので、一寸興味を持って声を掛けてみた。するとこの御仁が振っていたロッドは、小生がエギングを始めた頃に購入したZENAQ ASSAUT Shore S96と同じもので、懐かしく話し込んでしまった。

20分程の釣り談義の後、この御仁と別れて86番スポットに向かったが、生憎、そこにはアングラーの姿が2~3人見える。時刻は日没直前の18:20頃なので、LHCの復習をするなら、早く始める必要がある。と云う訳で、手前の71番スポット付近で復習をして、86番スポット付近には、彼らが去ってから移ることにした。

今回はLHCの本番なので、ロッドは当然NSL-S702UL/BF。結ぶプラグは練習でも使っていたBEAGLE SS。リールのREVO ALC-BF7のマグネットブレーキを練習の時よりも2ノッチ強く、MAXから6ノッチ緩めた所に調整して始めたが、やはり、完全に身体が覚えていないと見えて、練習の時程は上手くキャスト出来ない。
それでも、何度もキャスティングを繰り返してる内に、徐々に上手く行く割合が増えて来た。

残照でまだ周囲が明るく見える頃、86番スポット付近が空いたので、即移動。しかし、明るく、直前までアングラーが居たので、場を休める必要がある。そこで、86番スポット付近にバッカンを置いて場所を確保した上で、80番スポット付近に戻ってキャスティングを繰り返していると、いきなりグンッと強いアタリ。合せも決まってこの日初の可愛娘ちゃんかと思ったが、海面でバシャバシャと暴れた瞬間に敢え無くフックアウト。
型はそれ程の物ではなかったが、まだ明るい時間帯だったので、最近には珍しく可愛娘ちゃん達の活性は高いかも知れない・・・
と思ったが、いつもの様に後続のコンタクトが全くない。

そうこうする内、フト86番スポット付近を見ると、何と3人ものアングラーが入っているのが目に入って来た。
バッカンを置いてあるとは云え、その主が居ないのだから、誰に入られても文句は云えない所だが、広い釣り場なのに、何も選りによってそこに入らなくても・・・(涙)

薄暗くなり始めた頃、86番スポット付近の3人が居なくなったので、場を休める方が良いとは思ったが、直ぐに移動して、キャスティングを始めた。
しかし、案の定、コンタクトがない。

そこで、2.2gのBEAGLE SSよりも若干重量のある2.8gのTOTO42Sにプラグを替えて、少しレンジを下げてみた所、コン。
抜き揚げたのは、17~18cmと小柄な可愛娘ちゃんで、時刻は19:20頃。

実釣開始後約1時間なので、悪くはないが、サイズの面で不満が残る。お父さんやお兄さんを呼んで来てと直ぐに海にお帰り願ったが、どうも迷子の娘だった様で、コンタクトが続かない。

粘っていても、状況の改善は見込めないだろうと、最近、めっきり釣れなくなった反対側の凸部の角の111番スポット付近から先をチェックするために移動。
しかし、思惑とは違って気配が全くない。
早々に諦めて、途中をチェックしながら、元の86番スポット付近に戻ることにした。そして、滅多にすることのない途中の凸部で、駄目元でキャストして見るとロッドをグンとロッドを引き込むアタリがあって、20cm程をゲット。しかし、やはり単発で続いてのアタリがない。

結局、86番スポット付近に到達してしまったので、この付近で粘ることにした。
この頃になると、どう云う訳かキャスティングが上手く行かないケースが増えて来た。そこで、試しにこれまでの両手でのキャスティングを止めて、左手一本で手首のスナップを余り使わない様にしてみた所、動作はぎこちないものゝ、キャストそのものは上手く出来る様になった。
キャストが上手く行く様になり、少し釣りに集中出来る様にはなったが、相変わらずアタリが少なくて、忘れた頃にあるだけ。しかも、タイミング良く合わせが決まって抜き揚げてみると、どれもが判で押した様に15~16cmのロリばかり。このMHR-KGNでプラッギングをする切っ掛けとなった良型の可愛娘ちゃんは何処に行ってしまったのだろうか。

21:00近くになって、サッパリ音沙汰がなくなってしまったので、への字カーブ60番スポット付近に移動することに。
相変わらず動作はぎこちないものゝ、シングル・ハンドでのLHCを続けていたが、この頃になるとサミングのタイミングもバッチリと決まる様になって来た。暗くて着水点が見えないので、確かな距離は判らないが、ハンドルの巻き数からも距離が伸びているのが判る。何とかこの感触を身体に覚え込まそうと、可愛娘ちゃんからの音沙汰がないことを良いことに、寧ろLHCの練習に比重を置いた格好。

結局、22:40頃になり、疲れから両足の踵から土踏まずにかけて痛みが出て来たのを機に、StopFishingとした。
釣果は、何とかツ抜けを達成出来たと云うものゝ、内容はロリが7匹、マシなサイズの20cmクラスが3匹のみで、満足出来るものではなかった。しかし、収穫はLHCに何とか目途が立った点で、これでLHCでのプラッギングを楽しむことが出来そうだ。残るは1gの軽量リグを扱える様になることだが、これは来シーズン以降の宿題となりそう。

2019年釣行記(28) – MB

2019年 Mebaring 釣行記

日 時:05月05日(日)~06日(月) 23:30~04:00
潮回り:大潮(↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 4
同行者:単独

平成から令和に元号が変わって、初めての釣行。
史上初の十連休なので、ジッと拙宅に籠っていようと思っていたが、一週間も経つとモゾモゾと虫が動き出す始末で、安直な所でMHR-KGNに行くことにした。

この日の潮回りは新月の大潮で、いつもの様に夕方から夜更けに掛けての釣りでは、下げ潮を釣ることになる。小生は余り潮回りを気にする方ではないが、水深のないMHR-KGNでは、潮が低過ぎると釣り難い。
と云う訳で、夜中過ぎからの上げ潮を狙うことにして、22:30頃に自宅を出発。現地には23:30頃に到着。

早速、支度を整えて岸壁に出て見ると、丁度干潮時刻に当たっており、潮位がかなり低くてテトラ帯が点々と見える。潮汐表によれば、潮位は70cmとのことだが、少し入釣が早過ぎた様だ。

今回も、最近、可愛娘ちゃんの反応が良い凸部の角の86番スポット付近からキャスティングを開始。
いつもは保険にジグ単用のロッドも持ち込むのだが、今回はプラグ縛りに徹するため、1本しか持ち込んでいないNSL-S702UL/BFのロッドに、プラグは潮位の低さを考えてGracy SFをチョイス。
しかし、可愛娘ちゃんからのコンタクトはなく、キャストの度に針に千切れた海藻が掛かって来て、五月蠅くて仕方がない。暫く、我慢をしてキャストを続けていたが、MHR-KGN可愛娘ちゃんはスレ易い印象があるので、程々にしておかないと、折角のポイントを潰す結果になり兼ねない。
と云う訳で、24:00頃、凸部の反対側の角の111番スポット付近に移動し、頃合いを見て戻って来ることに。

111番スポット付近は前回も良型を獲ったポイントなので、期待をしたが、音沙汰がない。そこでテトラ帯の切れ目、切れ目を狙って蟹の横這い釣法で探ったが、ウンともスンとも反応がない。
この頃になると、東寄りの風が強くなったり、スーッと弱くなって無風状態になったりで、どうにも落ち着かない。

コンタクトがないまゝ時間が経ち、25:00を回った頃、潮位も幾分上がって来たこともあったので、86番スポット付近に向かって歩いていると、何やら冷たいものが顔に当たって来た。予報には傘マークがなかったので、全く考えもしなかったが、空には黒い雲が広がっている。

雨は、小生の最も苦手にしているものの一つなので、引き揚げることも考えた。しかし、幸か不幸か、雨は霧の様に細かいものなので、びしょ濡れになることはなさそう。
雨は気になるが、この日はまだ一度もアタリがない。このまゝ引き揚げる訳には行かないとプラグをBEAGLE SSに替えて、キャスティングを続けていると、この日初めてのコンタクト。
反射的な合わせは決まったものゝ、残念ながら、これは針掛かりした感触だけ。しかし、実釣開始後2時間経って漸く感じる生命体の反応で、希望の灯りが点ったと云うもの。これに気を良くして、キャスティングを続けていると、この日2度目のアタリ。これも無念なことに、やり取りを始めてリーリングに入った途端にバラしてしまった。

2度もバラシてしまったので、3度目はないだろうと思いつゝキャスティングを続けていると、悪いことに徐々に雨脚が強くなって来て、ウィンド・ブレーカーに落ちる雨音がパラパラと聞こえて来る様になって来た。
こうなると釣り所ではなくなってしまう。已むを得ず引き揚げることにして、岸壁を戻り始めた。所が、途中の60番スポット付近が気になったので、未練のキャスティングをしていると、いつの間にか雨脚が弱くなり、その内、すっかり上がってしまった。しかも、風も吹き止み、釣りをするには持って来いに状況に変わってしまった。

そこで、60番スポット付近から86番スポット付近に向けて、可愛娘ちゃんを探しながら戻ることに。

そして、スポット番号の確認を失念してしまったのだが、2:00頃に、やっとの思いでこの日最初の可愛娘ちゃんをゲット。
体長15cm程のロリと云っても良いサイズだが、苦労してやっと手に出来た嬉しい獲物。
と云っても、ワームより良型が来ることが多いので、最近、プラッギングばかりしているのだが、サイズの面では不満の残る所。

その後、15cm程のロリを2匹、20cm弱を1匹追加した所で、4:00頃になって、又々、霧雨が降り出して来た。
アタリは間遠くて拾う様な釣りにしかならないが、何とか可愛娘ちゃんの顔が拝めるようになって来たので、もう少し粘りたい気持ちもあった。しかし、歩き疲れて踵の痛みが強くなって来ており、例え粘っても、劇的に状況が好転するとも思えないので、雨の降り出しを機にStopFishingとして車に戻った。
そして、後片付けをしていると、雨粒がポツポツと大きくなって来たと思った次の瞬間にはザーッと降り出して来て、粘っていなくて良かったと思いながら帰路に着いた次第。

2019年釣行記(27) – AJ

2019年 Ajing 釣行記

日 時:04月28日(日)~29日(月) 16:00~06:00
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 13
同行者:AKT、YGW、INUE各氏(KRHR、UHR各氏)

今シーズンのアジングの幕開けを孤島ですることにした。
時期的には、通常のGWに加えて、今上天皇の退位と新天皇の即位のため今年限りの祝日が設けられて史上初の10連休に入ったばかりで、孤島に限らず、何処の行楽地も人出が賑わうこと必至。しかも、南風が4mと少々強目の予報なので、どうしようかと迷っていた。
しかし、昼前の予報で南風が3mと弱くなっているのを見て、3mなら何とかなるだろうと行くことにした。

15:20頃、駐車場に到着したが満車状態で、遥か遠くにしかスペースがない。これでは釣り場は超満員状態になっている筈だし、重たい荷物を背負ってこの距離を歩くのは少々辛い。いつもなら、次の機会を狙うことにして引き返す所だが、この日は、偶然、駐車場で1年振りに出会ったKRHRさんUHRさんと色々と話をしている内に、その気もなくなって予定通り幕開けアジングをすることにした。

16:00過ぎ、孤島’に行くと云うKRHRさんUHRさんとは途中で別れて孤島の突堤に、先着していたAKTさんYGWさんINUEさんに迎えられて到着。
風は、向きこそ予報通りの南だが、強さはかなり強目で軽量リグではやり難そう。しかし、それよりもこれまで見たこともない程の混み具合が問題で、とても釣り座を設けられる状態ではない。事実、先着していた3人も、昼間のアングラーが引き揚げて行くのを待っている状態。

先着していた3人と色々と話をしながら、ゆっくりと支度を整えて、裏側の空いたスペースを見付けて、キャスティングを始めたのは、17:30頃。

今回持ち込んだロッドは、1g以下のJH用のSoare改、1.2~1.5g用の8320#1B、キャロシステム用のSoare30 S803ULT30の3本で、先発は、風対策に少々重めの1.2gのJHを結んだ8320#1B
キャスティングを始めたと云っても、裏側の空いているスペースを見付けての釣りになるので、気持ちの面でも落ち着かず、時間潰しが目的。しかも、日没時刻の18:24にはまだまだ間がある明るい時間帯なので、本命のアジが来ることは期待薄だろうし、どうしても気持ちが入らない。

所が、キャスティングを初めて間もなくして、コツ。
合わせも決まって抜き揚げたのは、本命のアジで、サイズは20cm程度だが今季の幕開けを告げる嬉しい初獲物。時刻は17:30頃のこと。

思い掛けなく本命をゲット出来、後続がある様なら腰を落ち着けてと思ったが、得てしてこんな時は竜頭蛇尾に終わることが多い。この時もその例に漏れず、その後はロッドを曲げてくれるのはトボケタ顔のカサゴばかりで、アジ交通事故みたいなもの。

18:00を回った所で引き揚げて行ったアングラーも多少はあったが、それでも突堤には多くのアングラーが残っていて、釣り座の確保が出来ないまゝ。
釣り座の確保が出来たのは20:00頃。それまでの間は、釣り談義や、空いた場所を見付けてのキャスティングで退屈凌ぎをしていたが、南寄りの風が時折身体をグーッと押す程の強さになったりで、モティベーションは益々下がるだけ。
小生の釣り座は、引き揚げる先行者のアジンガーに譲って貰った場所で、街灯直下のベスポジの少し岸寄り。YGWさんは小生の右隣り。AKTさんは、一人置いた小生の左、最も航路側にINUEさんが入って、漸く全員の釣り座が決まった。この夜の徹夜組の正確な人数は不明だが、恐らく小生達を別にして10人は下らない程の盛況振り。

突堤に来て4時間も待って、漸く落ち着いてアジングが出来ると思ったが、風は一向に弱まる気配がない。それでも、ポツリポツリとアタリがあるので退屈し切って厭になってしまうことはないが、サイズがもう一つ。

そんな中、隣りのYGWさんがキャロで良型を揚げ始めたので、小生もSoare30 S803ULT30を持ち出したが、強い風でどうにもロッドが振り難い。実は、当初、キャロ用のロッドとして短めのSoare30 S610LS30を使う積りでいた。しかし、キャロで遠投するなら少しでも長い方が良かろうと考え、自宅を出る直前になってSoare30 S803ULT30に替えたもので、これが裏目に出た格好。強い向かい風の抵抗が強くて思う様にロッドが振れないので、直ぐに諦めてジグ単に戻した。

日付が変わってから、少しづつ風が弱くなって来て釣り易くなったが、釣果は伸びず豆ばかりの8匹だけ。それでも老夫婦二人が刺身を楽しむには充分だと思っていた。
そんな時、3:00頃だったと思うが、YGWさんが小生のSoare30 S803ULT30を手に航路側のカーブ付近に立って遠投して、難なく良型をゲット。そして老夫婦のため2匹欲しいと云う小生の要望に応えて、またまた良型を掛けてニコニコ。
そこで、YGWさんのレクチャーを受けながら試してみると、直ぐに答えが出て良型を抜き上げることに成功。しかも、アタリが続いてあるので、まぐれではなく本物。
結局、小生の5匹にYGWさんに貰った2匹を加えて良型を7匹確保出来、豆アジの8匹の影がすっかり薄くなってしまった。良型が先に釣れていたなら、当然リリースしていた筈の8匹で、少々可哀そうなことをしてしまったと思うが、こればっかりは仕方がない。美味しく頂いて供養にしようと思う。

この夜の特記事項は、YGWさんに色々とご教授頂いたこと。
YGWさんにはこれまでも色々と教えて頂いたが、認知症気味(?)の高齢者の頭脳では中々理解出来なかった。しかし、この夜はどう云う訳かスーッと腑に落ちたのが自分でも意外だった。
腑に落ちたと云っても、それが実践出来るかどうかは別物。
例えばロッドの立て方や寝かせ方等々・・・・、傍目では同じ様に見えている動作一つ取っても、実際には風の強さや潮の流れなどによって微妙に変えている由で、とてもとても小生には出来る芸当ではないと痛感した次第。
と云っても、このまゝ尻尾を巻いて退散する訳には行かない。時間は余り残されていないかも知れないが、兎に角、やるだけはやってみようと思う次第。

2019年釣行記(26) – MB

2019年 Mebaring 釣行記

日 時:04月25日(木) 18:30~23:45
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 5
同行者:tommyさん

今回は1年振りでtommyさんとのコラボ釣行。
彼は、文字通り病膏盲で、退職後にnorthwoodsと云う会社を立ち上げて、フライフィッシング用のタイイングツールやアクセサリーの企画、設計開発、 生産を行っておられる程フライフィッシングに傾倒されており、小生のフライフィッシングの師匠筋にあたる御仁。
そう云う訳で、tommyさんは滅多に海釣りをすることはないが、年に1~2度位の割でメバリングにお付き合い頂いており、何度か都合が合わずに流れた後、平成の終わりに近付いたこのタイミングでコラボすることになった。

tommyさんには拙宅まで来て頂き、タックルを小生の車に積み替え17:30頃、自宅を出発。現地には18:30頃に到着。

今回は、tommyさん円らな瞳の可愛娘ちゃんと遊んで貰うことが主目的なので、凸部の手前の76番スポット付近にから始めることにした。と云うのは、これまで実績が高く好んで入っていた凸部の先は、ここ何回かの結果から余り期待が出来ず、寧ろ76~86番スポット付近の方が反応が良かったことから、この様に判断した次第。

日没時刻を過ぎて薄暗くなって来た中、tommyさんと並んで岸壁を歩いたのだが、いつもは一人で歩いているので、距離が遠くに感じられる道程も、気の合った仲間と喋りながら歩くと、アッと云う間に着いて仕舞う。

可愛娘ちゃんを釣るのはtommyさんに任せて、小生は左手キャスティングの練習をする積りで、19:00過ぎ、NSL-S702UL/BFのロッドにBEAGLE SSの組み合わせで、キャスティングを開始。
所が、キャストの都度、ラインとリーダーの結束部分がガイドに当たるショックが伝わって来る。実は、昨日見た動画で、フィネス・ベイト・フィッシングにはロング・リーダーがお勧めとあったので、それに習って今回はリーダーを二ひろにして来たのが原因で、ショックと云っても軽いものなので、気にする必要はないのかも知れない。しかし、左手でロッドを扱うことに慣れていない身には、バックラッシュの原因となりそうな要素は出来るだけ排除しておく方が賢明だろうと、リーダーを短く詰めることにした。

そして、リーダーを詰め終わっての第一投。リーリングを始めた所BEAGLE SSが泳いでいる気配が伝わって来ない。
アレッ、どうした・・・・。
何が原因なのか、全く分からないが、回収し終えたラインは見事に高切れしており、下ろしたばかりのBEAGLE SS可愛娘ちゃんと一度もまみえることもなく、海の藻屑と化してしまった(合掌)

仕方がなくFGノットでリーダーを結束し直した所で、tommyさんの様子を見ると、ヘッドランプの灯りを頼りにまだ何かの作業の最中で、キャスティングは一度もしていないとのこと。
訊けば、ラインとリーダの結束が上手く行かないとのことで、小生には考えられないことだが、最初からラインとリーダーの結束を現場で行う積りだった由。

兎にも角にもtommyさんのライン・システムも完成し、少し離れた位置で其々にキャスティングをし始めたが、全く可愛娘ちゃんの気配が感じられない。
そこで、tommyさんには凸部の角近くの86番スポット付近でやる様に伝え、小生は逆方向に戻った所で左手キャスティングの練習をすることにした。
時刻は定かではないが、左手キャスティングを繰り返していると、右手の闇中からドラグ音らしい音が聞こえて来たので、目を向けるとヘッドランプの灯りが白く光っている。
近付いてみるとtommyさんが良型の可愛娘ちゃんを撮影している所で、訊けばアタリは3回あったとのこと。獲れなかったアタリの内の1回は、大物を予感させる強いアタリだったとのことで、獲れなかったことを悔しがっていた。
とは云え、1年振りのメバリングで、良型を手に出来たことで喜んでいたし、小生も一安心と肩の荷を降ろせた次第。

このMHR-KGNでは同じポイントで何匹もメバルが出ることは少ない上、獲れなかったアタリが2度もあったとのことなので、場を休める必要があることをtommyさんに伝えて、元のポイントに戻ったが、小生には1度もコンタクトがない。

今回は左手キャスティングの練習だと割り切って考えてはいるものゝ、出来れば1匹位は何とかしたい。tommyさんに様子を訊ねると、以降はアタリがないとのことなので、凸部の先に移動することを提案。
そして、角の111番スポット付近に先着したので、物試しのキャストをして軽いバックラッシュを解いていると、いきなりグッグンとBEAGLE SSを引っ手繰る様なアタリ。

慌てて合わせを入れて抜き揚げたのは、22cm程のグラマーな可愛娘ちゃん
時刻は21:20頃のことで、実釣開始後約3時間にして、この日初めてのアタリで何とかボーズを逃れることが出来たが、釣れちゃった感満載で、もう一つも二つも物足りない結果だった。

その後も、小生は暫く111番スポット付近で粘ったが、アタリは続かない。
そこで、凸部の先に移動して、保険に持って来ていたTenryu改0.5gのJHでワームに替えてみた所、小さなアタリがある。これまでコンタクトがなかったので、アタリがあるだけでも嬉しくなるが、針掛かりさせられない。何度か空振りした後、何とか針掛かりさせ抜き揚げたのは、ネンブツダイサイズのロリコン・メバル。やはり、ワームにすると良型が口を使うよりも早くロリが来てしまう様だ。

このポイントで、ロリを2匹、17cmクラスを1匹追加した所で、音沙汰もなくなったので、目ぼしいポイントをチェックしながら戻ることに。

そして、先ず、凸部の角の88番スポット付近。ここはtommyさんが良型をものにした立ち位置とは逆サイドから狙うことになり、凸部の先で暫く遊んだので、場も充分に休んだ筈で、上手くすれば夢よもう一度が叶うかも知れないと考えた。しかし、事はそう上手く行く筈もなく、見事に空振り。

その後、狙うポイント、狙うポイントも悉く外して、60番スポット付近に到達。このポイントは、かつては好きで通っており、最近でも、場合によってだが、2匹、3匹と良型が出ることもあった上、時刻も23:00を回っているので、最後の頼み。
tommyさんにはキャストする方向などを説明して、キャストして貰い、小生は逆方向にキャストしていると、皮肉にも小生の方に答えが出て、この日一番の23cm程の良型をBEAGLE SSで掛けた所で、この日のメバリングは事実上の終わりで、23:45頃、StopFishingとして帰路に着いた。

2019年釣行記(25) – MB

2019年 Mebaring 釣行記

日 時:04月23日(火) 18:00~22:45
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 18
同行者:単独

この所MHR-KGNでのメバリングが続いており、しかも、最近は釣果が伸びていないこともあって、些か食傷気味になって来た。だからと云って、年寄りが独りで安全に釣りを楽しめる場所は、それ程ある訳ではないので、今回も又MHR-KGNに出撃することにした。
しかし、仕事が忙しくて、釣りに行きたくても行けない現役諸兄に云わせると、行けるだけマシで、贅沢な悩みだと云うことになるのだろうが・・・・・。

17:00頃に自宅を出発し、現地到着は18:00頃。

実は、最近になって、右の手首と肘に時々ピリッとした痛みが出る頻度が高くなって来た。原因は、加齢による肉体的な衰えもさることながら、釣りによる負担の掛け過ぎだろう。だからと云って、釣りがしたくて勤続延長の要請を断って強引に退職した人間にとっては、釣りを控えることなど到底考えられる訳がない。であれば、症状が酷くなって、右手が使えなくなった場合を考え、左手でのキャスティングやリーリングの練習をしておく必要がある。
と云う訳で、これまでも何度か、今日は左手しか使わないぞと固く心に決めて釣りに臨んだことがあった。しかし、スピニングリールではどうしてもラインをリリースするタイミングが掴めず上手くキャスティングが出来ない。しかも、リールのハンドルを回すのもカクカクとぎこちなく、ストレスが溜まる一方で、いつの間にか元に戻して右手を使っていた。

所が、昔、嵌っていたバスフィッシングでベイトリールを使う場合は、キャスティングこそ右手を使っていたが、ロッド操作は左手で行っていた上、ハンドルもスムーズに回していたことを思い出した。
そこで、最近流行り出したと云うソルトのベイトフィネスフィッシングを試して見ようと考え、MalorCraftNSL-S702UL/BFAbuGarciaREVO ALC-BF7を導入した。

前置きが長くなったが、この様な事情で、今回持ち込んだロッドはNSL-S702UL/BF、バックラッシュでREVO ALC-BF7が使えなくなった時の保険にTenryu改の2本。

岸壁に出て見ると、風は予報通りの弱い南風。海は波も静かで潮位もソコソコ高くメバル狙いのプラッギングには良い条件。と云っても、今回は左手によるキャスティングの練習が主目的なので、釣果は要らないと云えば嘘になるが、NSL-S702UL/BFREVO ALC-BF7の入魂が出来れば恩の字と云った所。

と云う訳で、18:20頃、への字カーブ付近からキャスティングを開始。
ルアーはZIPBAITSRigge35SSをチョイス。NSL-S702UL/BFの扱えるルアーの負荷は1.5~5gなので、自重が2.2gのこのルアーであれば充分にその範囲内だが、思った程も飛距離が出ない。丁度、テトラ帯と岸壁の中間に入れられているテトラ付近に、着水の波紋が広がっている。
アリャー、これじゃベイトフィネスのプラッギングは成立せんぞ!!
投資したロッドやリールは無駄になるかも・・・・・。
飛ばそうとして、力を入れるとバックラッシュしてしまうし、しかも、ラインは0.2号の細番手のPEなので、一旦、バックラッシュさせてしまうと解くのは難しくそれこそ命取りになってしまう。そんな事態に備えてTenryu改も持っては来ているのだが、出来れば初心貫徹NSL-S702UL/BFだけで済ませたい。

今日は可愛娘ちゃんに会うのが目的じゃない。ベイトのキャスティングに慣れるのが目的だから・・・・。
と云っても、キャスティングの練習だけが目的だとすると、40kmも走って来る必要はなく、近くのFRYでも充分練習は出来る。にも拘わらず、MHR-KGNを選んだのは、釣果も欲しいとする卑しい気持ちの表れで、Tenryu改に替えて仕舞おうと云う誘惑の陰が徐々に大きくなって来る。
それでも、自分自身を宥めすかして、恐る恐るマグネットブレーキを緩めながら距離を伸ばそうとしたが、余り効果がある様には見えず、ストレスが徐々に溜まって来る始末。と云っても、明るい内はスプールの回転が見えるため、バックラッシュし掛かっても直ぐに対応が出来るので大事に至らなかった。しかし、暗くなると全てが手探り状態になってしまうので、バックラッシュのリスクが高くなる。そこで、サミングを早目早目にすることになり、益々飛距離が落ちる結果になる。

飛距離も出せず、可愛娘ちゃんからのコンタクトもないストレスを抱えたまゝ凸部の先にまで行ってみたが気配がないので、引き返して海が広い88番スポット付近から戻りながらキャスティングの練習をすることに。

そして気分転換にプラグをBEAGLE SSに替えて、努めてゆっくりとリーリングをしていると、何かが触った様な気配が伝わって来た。この時は、アレッと思っただけで合わせもしなかったが、次のキャスティングで同じ様な違和感があったので、念のために合わせを入れてみると、思い掛けなく生命体の反応が伝わって来た。
時刻は19:40頃のことで、抜き揚げたのは20cm程のグラマーな可愛娘ちゃんで、NSL-S702UL/BFREVO ALC-BF7の入魂が成った次第。

 この頃から、漸く距離が少し出る様になったので、気分を新たに可愛娘ちゃんを釣ることに軸足を置いてキャスティングを続けたが、思う様な結果が出ない。そこで、キャスティングの練習を兼ねて、重さの違う色々なプラグを投げてみた所、単発ながら何とか4匹を掛けることが出来た。

20:30頃、バックラッシュが発生。それまでも、何度かバックラッシュはしていたが、何れも軽いもので何とかラインを解いて難を逃れていた。しかし、この時のバックラッシュは重症で、どうにもならない。
仕方がなく予備のTenryu改を持ち出して、ワームでのメバリングに切り替えた所、プラグよりもワームに対する反応の方が良い。特に76番スポット付近では、23cm位の良型やネンブツダイ紛いのロリを含めて、4匹をゲットし、21:00過ぎにツ抜けを達成。

その後は、いつもとは逆方向へ戻りながらの蟹の横這い釣法でポツリポツリと拾ってへの字カーブに達した所で、歩き疲れて踵に痛みが出て来たのを機に、22:45頃、StopFishingとして帰路に着いた。

今回は、何年か振りでベイトリールを使った釣りをしたが、余りの飛距離の出なさに、当初は、これではベイトフィネスフィッシングは小生には無理かも知れないと思った。
そもそも、左手を使ったベイトフィネスフィッシングをする気になった切っ掛けは、右手首や肘の痛みから来るストレスを解消しようとしたものだが、今度は飛距離のなさ故に、別の意味のストレスを抱えることになってしまった。
しかしながら、今回、2時間程キャスティングを続けた結果、少し飛距離も伸びて来たので、もう少し続けてみる必要はありそうに思えた次第。

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