2019年釣行記(29) – MB
2019/05/10
日 時:05月10日(金) 18:30~22:40
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 10
同行者:単独
左手によるベイト・キャスティング(Left Hand Casting=LHC)に挑戦しているが、もう一つしっくり来ない。これまでは円らな瞳の可愛娘ちゃんと遊びながらキャスティングを続てけている内に慣れるだろうと考えていた。
しかし、暗い夜のこの様な安直なOJTでは、プラグが着水する所が見えずサミングのタイミングがどうしても掴み難い。すると、バックラッシュが怖いので、サミングを知らず知らずの内に早目に強くしてしまうことになり、距離が出ない。そのため、距離を出そうとすると、力んでしまいバックラッシュに見舞われることになる。一方で、釣り場に来ている以上、可愛娘ちゃんの顔を見たい気持ちは、どうしても消し去ることは出来ない。しかし、アタリがない。その原因は可愛娘ちゃんの機嫌が悪いのか、キャスティングが下手なせいで思ったコースにプラグを通せていないのか・・・。
結局、フラストレーションばかりが溜まってしまって、釣り以前の問題で躓きかけていた。
そこで、明るい時間帯にLHCだけに集中して練習する必要があると考え、近くのFRYで1時間 x 2日、特訓して来たので、その成果を試すべく、MHR-KGNで実践することにした。
幾ら特訓をして来たとは云え、まだまだ自信がある訳ではない。可愛娘ちゃんが動き出す前の明るい時間帯に復習をしてから本番に臨もうと云う魂胆で、日没時刻30分前の18:00頃、現地に到着。
これ程明るい時間帯にMHR-KGNに来ることは滅多にないので、何処か新鮮な気持ちで岸壁を凸部角の86番スポットに向けて歩いていると、長いロッドをシャクッているアングラーの姿が目に入って来た。このMHR-KGNでイカを狙っているアングラーを見掛けたことがなかったので、一寸興味を持って声を掛けてみた。するとこの御仁が振っていたロッドは、小生がエギングを始めた頃に購入したZENAQ ASSAUT Shore S96と同じもので、懐かしく話し込んでしまった。
20分程の釣り談義の後、この御仁と別れて86番スポットに向かったが、生憎、そこにはアングラーの姿が2~3人見える。時刻は日没直前の18:20頃なので、LHCの復習をするなら、早く始める必要がある。と云う訳で、手前の71番スポット付近で復習をして、86番スポット付近には、彼らが去ってから移ることにした。
今回はLHCの本番なので、ロッドは当然NSL-S702UL/BF。結ぶプラグは練習でも使っていたBEAGLE SS。リールのREVO ALC-BF7のマグネットブレーキを練習の時よりも2ノッチ強く、MAXから6ノッチ緩めた所に調整して始めたが、やはり、完全に身体が覚えていないと見えて、練習の時程は上手くキャスト出来ない。
それでも、何度もキャスティングを繰り返してる内に、徐々に上手く行く割合が増えて来た。
残照でまだ周囲が明るく見える頃、86番スポット付近が空いたので、即移動。しかし、明るく、直前までアングラーが居たので、場を休める必要がある。そこで、86番スポット付近にバッカンを置いて場所を確保した上で、80番スポット付近に戻ってキャスティングを繰り返していると、いきなりグンッと強いアタリ。合せも決まってこの日初の可愛娘ちゃんかと思ったが、海面でバシャバシャと暴れた瞬間に敢え無くフックアウト。
型はそれ程の物ではなかったが、まだ明るい時間帯だったので、最近には珍しく可愛娘ちゃん達の活性は高いかも知れない・・・。
と思ったが、いつもの様に後続のコンタクトが全くない。
そうこうする内、フト86番スポット付近を見ると、何と3人ものアングラーが入っているのが目に入って来た。
バッカンを置いてあるとは云え、その主が居ないのだから、誰に入られても文句は云えない所だが、広い釣り場なのに、何も選りによってそこに入らなくても・・・(涙)
薄暗くなり始めた頃、86番スポット付近の3人が居なくなったので、場を休める方が良いとは思ったが、直ぐに移動して、キャスティングを始めた。
しかし、案の定、コンタクトがない。
そこで、2.2gのBEAGLE SSよりも若干重量のある2.8gのTOTO42Sにプラグを替えて、少しレンジを下げてみた所、コン。
抜き揚げたのは、17~18cmと小柄な可愛娘ちゃんで、時刻は19:20頃。
実釣開始後約1時間なので、悪くはないが、サイズの面で不満が残る。お父さんやお兄さんを呼んで来てと直ぐに海にお帰り願ったが、どうも迷子の娘だった様で、コンタクトが続かない。
粘っていても、状況の改善は見込めないだろうと、最近、めっきり釣れなくなった反対側の凸部の角の111番スポット付近から先をチェックするために移動。
しかし、思惑とは違って気配が全くない。
早々に諦めて、途中をチェックしながら、元の86番スポット付近に戻ることにした。そして、滅多にすることのない途中の凸部で、駄目元でキャストして見るとロッドをグンとロッドを引き込むアタリがあって、20cm程をゲット。しかし、やはり単発で続いてのアタリがない。
結局、86番スポット付近に到達してしまったので、この付近で粘ることにした。
この頃になると、どう云う訳かキャスティングが上手く行かないケースが増えて来た。そこで、試しにこれまでの両手でのキャスティングを止めて、左手一本で手首のスナップを余り使わない様にしてみた所、動作はぎこちないものゝ、キャストそのものは上手く出来る様になった。
キャストが上手く行く様になり、少し釣りに集中出来る様にはなったが、相変わらずアタリが少なくて、忘れた頃にあるだけ。しかも、タイミング良く合わせが決まって抜き揚げてみると、どれもが判で押した様に15~16cmのロリばかり。このMHR-KGNでプラッギングをする切っ掛けとなった良型の可愛娘ちゃんは何処に行ってしまったのだろうか。
21:00近くになって、サッパリ音沙汰がなくなってしまったので、への字カーブの60番スポット付近に移動することに。
相変わらず動作はぎこちないものゝ、シングル・ハンドでのLHCを続けていたが、この頃になるとサミングのタイミングもバッチリと決まる様になって来た。暗くて着水点が見えないので、確かな距離は判らないが、ハンドルの巻き数からも距離が伸びているのが判る。何とかこの感触を身体に覚え込まそうと、可愛娘ちゃんからの音沙汰がないことを良いことに、寧ろLHCの練習に比重を置いた格好。
結局、22:40頃になり、疲れから両足の踵から土踏まずにかけて痛みが出て来たのを機に、StopFishingとした。
釣果は、何とかツ抜けを達成出来たと云うものゝ、内容はロリが7匹、マシなサイズの20cmクラスが3匹のみで、満足出来るものではなかった。しかし、収穫はLHCに何とか目途が立った点で、これでLHCでのプラッギングを楽しむことが出来そうだ。残るは1gの軽量リグを扱える様になることだが、これは来シーズン以降の宿題となりそう。
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