2019年釣行記(25) – MB

2019年 Mebaring 釣行記

日 時:04月23日(火) 18:00~22:45
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 18
同行者:単独

この所MHR-KGNでのメバリングが続いており、しかも、最近は釣果が伸びていないこともあって、些か食傷気味になって来た。だからと云って、年寄りが独りで安全に釣りを楽しめる場所は、それ程ある訳ではないので、今回も又MHR-KGNに出撃することにした。
しかし、仕事が忙しくて、釣りに行きたくても行けない現役諸兄に云わせると、行けるだけマシで、贅沢な悩みだと云うことになるのだろうが・・・・・。

17:00頃に自宅を出発し、現地到着は18:00頃。

実は、最近になって、右の手首と肘に時々ピリッとした痛みが出る頻度が高くなって来た。原因は、加齢による肉体的な衰えもさることながら、釣りによる負担の掛け過ぎだろう。だからと云って、釣りがしたくて勤続延長の要請を断って強引に退職した人間にとっては、釣りを控えることなど到底考えられる訳がない。であれば、症状が酷くなって、右手が使えなくなった場合を考え、左手でのキャスティングやリーリングの練習をしておく必要がある。
と云う訳で、これまでも何度か、今日は左手しか使わないぞと固く心に決めて釣りに臨んだことがあった。しかし、スピニングリールではどうしてもラインをリリースするタイミングが掴めず上手くキャスティングが出来ない。しかも、リールのハンドルを回すのもカクカクとぎこちなく、ストレスが溜まる一方で、いつの間にか元に戻して右手を使っていた。

所が、昔、嵌っていたバスフィッシングでベイトリールを使う場合は、キャスティングこそ右手を使っていたが、ロッド操作は左手で行っていた上、ハンドルもスムーズに回していたことを思い出した。
そこで、最近流行り出したと云うソルトのベイトフィネスフィッシングを試して見ようと考え、MalorCraftNSL-S702UL/BFAbuGarciaREVO ALC-BF7を導入した。

前置きが長くなったが、この様な事情で、今回持ち込んだロッドはNSL-S702UL/BF、バックラッシュでREVO ALC-BF7が使えなくなった時の保険にTenryu改の2本。

岸壁に出て見ると、風は予報通りの弱い南風。海は波も静かで潮位もソコソコ高くメバル狙いのプラッギングには良い条件。と云っても、今回は左手によるキャスティングの練習が主目的なので、釣果は要らないと云えば嘘になるが、NSL-S702UL/BFREVO ALC-BF7の入魂が出来れば恩の字と云った所。

と云う訳で、18:20頃、への字カーブ付近からキャスティングを開始。
ルアーはZIPBAITSRigge35SSをチョイス。NSL-S702UL/BFの扱えるルアーの負荷は1.5~5gなので、自重が2.2gのこのルアーであれば充分にその範囲内だが、思った程も飛距離が出ない。丁度、テトラ帯と岸壁の中間に入れられているテトラ付近に、着水の波紋が広がっている。
アリャー、これじゃベイトフィネスのプラッギングは成立せんぞ!!
投資したロッドやリールは無駄になるかも・・・・・。
飛ばそうとして、力を入れるとバックラッシュしてしまうし、しかも、ラインは0.2号の細番手のPEなので、一旦、バックラッシュさせてしまうと解くのは難しくそれこそ命取りになってしまう。そんな事態に備えてTenryu改も持っては来ているのだが、出来れば初心貫徹NSL-S702UL/BFだけで済ませたい。

今日は可愛娘ちゃんに会うのが目的じゃない。ベイトのキャスティングに慣れるのが目的だから・・・・。
と云っても、キャスティングの練習だけが目的だとすると、40kmも走って来る必要はなく、近くのFRYでも充分練習は出来る。にも拘わらず、MHR-KGNを選んだのは、釣果も欲しいとする卑しい気持ちの表れで、Tenryu改に替えて仕舞おうと云う誘惑の陰が徐々に大きくなって来る。
それでも、自分自身を宥めすかして、恐る恐るマグネットブレーキを緩めながら距離を伸ばそうとしたが、余り効果がある様には見えず、ストレスが徐々に溜まって来る始末。と云っても、明るい内はスプールの回転が見えるため、バックラッシュし掛かっても直ぐに対応が出来るので大事に至らなかった。しかし、暗くなると全てが手探り状態になってしまうので、バックラッシュのリスクが高くなる。そこで、サミングを早目早目にすることになり、益々飛距離が落ちる結果になる。

飛距離も出せず、可愛娘ちゃんからのコンタクトもないストレスを抱えたまゝ凸部の先にまで行ってみたが気配がないので、引き返して海が広い88番スポット付近から戻りながらキャスティングの練習をすることに。

そして気分転換にプラグをBEAGLE SSに替えて、努めてゆっくりとリーリングをしていると、何かが触った様な気配が伝わって来た。この時は、アレッと思っただけで合わせもしなかったが、次のキャスティングで同じ様な違和感があったので、念のために合わせを入れてみると、思い掛けなく生命体の反応が伝わって来た。
時刻は19:40頃のことで、抜き揚げたのは20cm程のグラマーな可愛娘ちゃんで、NSL-S702UL/BFREVO ALC-BF7の入魂が成った次第。

 この頃から、漸く距離が少し出る様になったので、気分を新たに可愛娘ちゃんを釣ることに軸足を置いてキャスティングを続けたが、思う様な結果が出ない。そこで、キャスティングの練習を兼ねて、重さの違う色々なプラグを投げてみた所、単発ながら何とか4匹を掛けることが出来た。

20:30頃、バックラッシュが発生。それまでも、何度かバックラッシュはしていたが、何れも軽いもので何とかラインを解いて難を逃れていた。しかし、この時のバックラッシュは重症で、どうにもならない。
仕方がなく予備のTenryu改を持ち出して、ワームでのメバリングに切り替えた所、プラグよりもワームに対する反応の方が良い。特に76番スポット付近では、23cm位の良型やネンブツダイ紛いのロリを含めて、4匹をゲットし、21:00過ぎにツ抜けを達成。

その後は、いつもとは逆方向へ戻りながらの蟹の横這い釣法でポツリポツリと拾ってへの字カーブに達した所で、歩き疲れて踵に痛みが出て来たのを機に、22:45頃、StopFishingとして帰路に着いた。

今回は、何年か振りでベイトリールを使った釣りをしたが、余りの飛距離の出なさに、当初は、これではベイトフィネスフィッシングは小生には無理かも知れないと思った。
そもそも、左手を使ったベイトフィネスフィッシングをする気になった切っ掛けは、右手首や肘の痛みから来るストレスを解消しようとしたものだが、今度は飛距離のなさ故に、別の意味のストレスを抱えることになってしまった。
しかしながら、今回、2時間程キャスティングを続けた結果、少し飛距離も伸びて来たので、もう少し続けてみる必要はありそうに思えた次第。

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