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2024年釣行記(84) – MB

2024年 Mebaring 釣行記

日 時:12月23日(月) 17:00~21:50
潮回り:小潮
(↑)
場 所:MHR-KGN
海水温 : N.A.
釣 果:メバル x 3、カサゴ x 16
同行者:単独

前回のメバル調査では、本命のメバル6匹に対して外道のカサゴ30匹の結果で、総数の面では爆釣と云える。しかし、カサゴの中にメバルが混じっている様な有り様では、従来のメバルの中にカサゴが混じるのが通常の状態であるMHR-KGNに通い詰めている小生としては、納得し難いものがある。
と云う訳で、前回に続いて今季3度目のメバル調査に行くことにした。

現地到着は、16:40頃。
早速岸壁に出てみると、風は、予報では南南西の3m/sとのことだったが、体感的にはもう少し強い印象。しかし、斜め左後ろから吹いて来る風なので、MHR-KGNメバリングには好都合。
先行者の数は前回程ではないが、それでも一定の間隔で長いロッドを振っているため、アングラーの途切れる所まで進んで、39番スポット付近からキャスティングを始めることにした。

今回もロッドは前回、前々回と同じTenryu改。このロッドに0.5gのJHを組み合わせて、17:00頃、調査を開始した。

時間的には、日没後30分程経過したばかりの夕間詰めの時間帯なので、反応があるかも知れないと期待をしたが、音沙汰はない。
そこで、蟹の横這い釣法で移動しながら円らな瞳の可愛娘ちゃんの居場所を探したが見付けられず、30分も経たない内にへの字カーブに到達してしまった。
この付近は、前回の調査時にはカサゴの入れ掛かり状態になったポイントだが、今回はメバルが来てくれと願いながらキャスティングを繰り返した。しかし、そんな願いも虚しく、17:28にこの日最初にロッドを曲げてくれたのは、やはり惚け顔のカサゴで、これには思わず苦笑いをしてしまった。そして、8分後の17:36に来たのもやはりカサゴ。前回は入れ掛かりを演じたが、今回は間遠くて反応が続かない。それどころか、前回よりも潮位が低いこともあってか、根掛りの連発で、釣りを始めて1時間程の間に、4~5回も仕掛けを作り直す羽目になっていた。
そんな状態に若干嫌気が差して来た頃、予備のロッドに替えてみることを思い付き、18:00過ぎに一旦車に戻ることにした。

そして、18:15頃、予備のSoareBB S76UL-Tを手にして18番スポット付近から調査を再開した。
このロッドは、ベイト・ロッドに改造する予定で手に入れた中古品なのだが、結局、改造することなく眠らせていたもので、このまゝ死蔵しておくのは勿体ないので、予備として車のトランクに入れていたもの。
と云う訳で、実釣に使用するのは今回が始めてなのだが、手にして感じた印象は、先重り感が強く鈍重に思えたこと。これまで6㌳の自作ロッドを使っていて、いきなり45cmも長い7㌳半のロッドに替えたため、殊更に強くそう感じたのかも知れないが、これでは微かな反応を取るのは無理だろうと思えた。
更には、JHの操作感が全く感じられなかったこと。これは先重り感が強いためだが、JHを0.5gから0.8gに替え、更に1.0g、1.2gも試し、結果的には1.0gのJHに落ち着いた訳だが、それでも操作感には乏しかった。ジグ単の釣りの面白さは、JHを自ら操作して魚に口を使わせることにあるので、極端には操作感がなければジグ単の釣りの意味がないと云うことになる。と云う訳で、ロッドを替えなければ良かったと後悔したが、又、車に戻るのは億劫なので、そのまゝ使い続けることにした。

そして、18:3534番スポット付近で3匹目のカサゴをゲットし、18:5246番スポット付近で追加。この時の反応は、余りにも微かなものだったため、少しでも雑音があると見逃して仕舞いそうなもので、SoareBB S76UL-Tでも判るんだと思った。

19:00を廻った頃から、風向きが変わって左から右への横風になり、強さも増して益々SoareBBではやり難くなってしまった。そこで、71番スポット付近をチェックし、その結果次第では早上がりをする積りでワープした。所が残念ながら、先行者が入っており、しかも、もう1本の長いロッドを岸壁に平行に寝かせているため、入れない。
仕方がないので、戻りながら目ぼしいポイントを叩くことにしたが、正面に向かってキャストしても、強い横風に流されてしまうため、何処に着水するか風任せになってしまい、下手をするとテトラ帯を釣ることにもなる。

結局、斜め右にキャストが出来る49番スポット付近にまで戻って来てしまった。斜めにキャストは出来るが、ラインは風を孕んで大きく膨らんでいて操作感は皆無のため、メバリングをしている感覚はなく、ただ、キャストしているだけ。
それでも、19:115匹目カサゴを拾い、風と格闘し続けて19:436匹目カサゴ48番スポット付近で掛けて、この日の調査を終わるつもりになったが、への字カーブの曲がり角の45番スポット付近であれば、風を背中から受けられるのではないかと思い至った。そこで、実際に立ってみるとテトラ帯と岸壁の間を狙えば、何とかなりそうな様子だったので、キャストしてみた。
すると、20:017匹目カサゴを皮切りに、反応が続く様になり、20:0220:04と立て続けにカサゴがロッドを曲げてくれ、その頃には本命のメバルのことは忘れていた程だった。
そして、強い西風が息をつく様に弱くなった隙を狙って、沖に向かってキャストした所、比較的浅い層で反応があり、忘れていた本命の円らな瞳の可愛娘ちゃんが姿を見せてくれた。時刻は、20:11のことでサイズは20cmに少し掛ける位。
前回も20:00を廻った頃から可愛娘ちゃんが動き出した印象があったので後続を期待したが、残念ながらカサゴが続き、忘れた頃の20:382匹目可愛娘ちゃんをゲット。この可愛娘ちゃんも沖向きの比較的浅いレンジで来たので、ワームの他にもRigge Slim 60SSTOTO42SFinluckMinnow30Sなどのプラグを引っ張り出して、30分程の間、表層から中層付近も流してみたが、見向きもされなかった。仕方ないので、又々ワームに戻して21:1621:2821:29カサゴに遊んで貰い、引き揚げる途中の42番スポット付近で、21:40にこの日3匹目となる可愛娘ちゃんをゲット。

その後は、弱くなっていた西風が、又々強くなって来たのを機に、21:50頃、StopFishingとした。

それにしても、前回や今回の結果を見る限り、メバルの数が極端に減り、入れ替わってカサゴが増えた印象で、MHR-KGNを癒やしの場として通い詰めていたメバリンガーとしては、何とも寂しい限り。
しかし、前回も今回も20:00を過ぎてからメバルが釣れだしたことを考えると、時間帯を選べばメバリングが成立することもあり得、新しいメバルの釣り場を見付けるまでは、もう暫く通うことになるだろう。

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17:28 1匹目 46番 20:19 10匹目 45番
17:36 2匹目 47番 20:24 11匹目  ↓
18:35 3匹目 34番 20:32 12匹目  ↓
18:52 4匹目 46番 20:35 13匹目  ↓
19:11 5匹目 49番 20:38 2匹目  ↓
19:43 6匹目 48番 21:16 14匹目 46番
20:01 7匹目 45番 21:28 15匹目 45番
20:02 8匹目  ↓ 21:29 16匹目  ↓
20:04 9匹目  ↓ 21:40 3匹目 42番
20:11 1匹目  ↓

2024年釣行記(82) – MB

2024年 Mebaring 釣行記

日 時:12月17日(火) 16:25~22:10
潮回り:大潮
(↓)
場 所:MHR-KGN
海水温 : N.A.
釣 果:メバル x 1、カサゴ x 1
同行者:単独

21:00からは風向きが北に変わるが、それまでは2m/sの南西の風とMHR-KGNでのメバリングには絶好の条件なので、メバル調査に出掛けることにした。

16:10頃、現地に到着。
早速、SoareXR改を手に岸壁出てみると、風は殆んど吹いておらず、大潮の満潮時刻間際のため、潮位が高く目の前にある筈のテトラ帯は海中に没しており、海が広く見える。

自作のビーズ・ルアーの小を先発ルアーに選んでキャスティングを始めようと思ったが、大勢のアングラーが長いロッドを振っている。そこでアングラーの列が途切れる所まで歩を進め、長いロッドの砲列がようやく途切れた34番スポット付近から、調査を開始することにした。

この日は、凸部の手前までをじっくりとチェックする積りで、16:20頃、キャスティングを始めた。
MHR-KGNの調子が良ければ、1~2投目から何らかの反応や気配が感じられるのだが、心配していた通り、やはり何も音沙汰がない。そこで、早くも蟹の横這い釣法で、キャストしては移動し、移動してはキャストして可愛娘ちゃんの居場所を探すことにした。
と云っても、への字カーブの手前はこれまでも余り実績がなかったので、出れば儲けもの程度に考えて、への字カーブを曲がった付近から腰を落ち着けようと思っていた。

そして、可愛娘ちゃんからの反応がないまゝ、への字カーブの手前10m程の所に来た時、丁度小生が狙おうと考えていたポイントに青白い光を見付けてしまった。
しまった!!
やられた!!
と思ったが後の祭り。
仕方がないので、それまでの移動テンポを落としにじり寄る様にしてキャスティングを繰り返していると、その青白い光が少し遠ざかっているのが分かった。

その後、への字カーブの曲がり角をチェックし、少し進んで46番スポット付近でのこと。それまで自作のビーズ・ルアーには全く反応がなかったので、TOTO-42Sにルアーを替えてみた。
しかし、ユックリとしたテンポで引いて来ても無反応だったので、着水と同時に少し早めのリトリーブを試してみた。するとコンとハッキリとした反応が返って来て、今シーズン初の可愛娘ちゃんをゲット。時刻は17:25のことで、サイズは20cm内外でMHR-KGNとしては良型の部類。
これに気を良くして後続を期待したが、その後は梨の礫
MHR-KGNでは同じポイントで複数の獲物をゲット出来ることは滅多にないので、少しずつ立ち位置を替えながら居場所を探したが見付からず仕舞い。そうこうする内、別のアングラーがやって来て、小生の少し先で準備を始めた。このアングラーに先に入られると、又々、入りたかったポイントを潰されてしまうことになる。そこで、このアングラーを越えた先の49番スポット付近に急いで移動。
ここで自作のビーズ・ルアーを試してみた所、コツ。やっと来たと思ったが、抜き上げた獲物は惚け顔のカサゴでガックリ。

この日は、魚からの反応を感じたのは、このカサゴが最後。
保険に持って来たワームに替えても、予定を変えて凸部やその先まで脚を伸ばしたが、完全な無反応状態は変わらず仕舞い。

少し早めの20:00頃、126番スポット付近から折り返しに入ったが、何も変化はないまゝで、結局、21:30頃、ガックリと肩を落として調査を終えた。

 

それにしても、この日の無反応振りは、どの様に解釈すれば良いのだろうか?
偶々、この日は可愛娘ちゃん達のご機嫌が頗る悪かったのだろうか?
5時間強もの時間、キャスティングを続けていたのに、魚からの反応は、後にも先にも2回しかなく、交通事故的な反応も皆無となると、ご機嫌の問題ではなく、付近には居なかったと云うことになりそうだが・・・・。
とは云え、以前のMHR-KGNを知っている者としては、冬の貴重な釣り場なので、このまゝ終わって欲しくはないし巡り合わせが悪かっただけだと思いたい。

このブログを書いている時点での予報では、明後日の金曜日(20日)は、5~6m/sと少々強めだが風向きは南南西とのことなので、再度、出向いてみようと考えている。
その際には、久し振りに小回りの利くスピニング・ロッドを持ち込んで、ジグ単も試してみようと思う。

2024年釣行記(39) – MB

2024年 Mebaring 釣行記

日 時:06月27日(木) 19:30~23:20
潮回り:小潮
(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 6、ソイ x 2、カサゴ x 3
同行者:YTさん、SHGさん、(ISBSさん)

KMI’sでのアジングも上向いて来たとの情報が入って来たので、大いに気持ちが動いたが、今シーズン最後のメバリングに出掛けて来た。

19:00少し前、先着していたYTさんSHGさんに迎えられて現地に到着。この時期の日没時刻は19:00だが、この日は曇っているためか、既に周囲は薄暗くなっていたので、急いで支度を整えて3人揃って岸壁に出た。

海は、所々にテトラ帯の頂上が出ている程の潮位で、電気ウキの灯りが点々と暗い海に浮かんでいる。どうやら、タチウオが出始めた様子。
風は、右手からの横風になる東風がやゝ強めに吹いて来ているので、タチウオ狙いの左側はラインが風に吹かれてトラブルになる恐れがある。そこで、彼らを避けようと考えて先に進んだ所、結局、への字カーブの少し手前まで来てしまった。
ここまで来てしまったら、最近になってお気に入りになったポイントは目と鼻の先。と云う訳で、この日はへの字カーブを曲がった47番スポット付近からスタートすることにした。

今回もロッドはSoareXR改飛ばしウキを使ったワーミング・システムで、19:30頃、キャスティングを開始。

最近になって煩い海藻が殆んどなくなってジックリ狙えるので、小生としては嬉しい所だが、結果は、円らな瞳の可愛娘ちゃんのご機嫌次第。ご機嫌が良いことを願って、キャスティングを繰り返したが、音沙汰はない。
居れば、直ぐにでも反応がある筈だが・・・・・。

19:45頃(?)、ISBSさんが登場。
前日にはDr.TJさんと二人して、大爆釣を楽しんだ由で、夢よもう一度と連夜のメバリングにやって来たとのこと。

ISBSさんが、小生の左側でキャスティングを始めて程なくして、この日最初の可愛娘ちゃんをゲット。
時刻は19:59、ポイントは50番スポット付近のことで、サイズは20cm程の良型。
ひょっとしたら、前回の二の舞いか・・・と思い始めていただけに、嬉しい1匹だった。

実は、それまでは、何処を流しても完全に無視される状態が続いていたので、ものは試しと、キャスト後直ちにロッドを水平にさびいて表層を狙ってみた。すると、思い掛けなく反応が帰って来た。これはリーリングを始めると直ぐにフック・アウト。バラしてしまったが、どうやら可愛娘ちゃんは表層に居るらしい。そこで、ワームに替えてバッグに忍ばせて来たオーシャン・ルーラーサルト・フライをノー・シンカーで結んで、表層を流してみた。すると、これが大正解。これまで無反応だったことが嘘だった様に、直ぐに答えが出た。そして、直後の20:032匹目をゲット。

MHR-KGNでのメバリングは、2km程もある岸壁を基本的にラン・ガンして可愛娘ちゃんの居場所を探す釣りなのだが、獲物を持ち帰りするとなると、それなりにクーラーなどの道具を持ち歩く必要が出て来る。持ち歩く道具が多くなればなる程、ラン・ガンし難くなるのは道理。そんなこともあって、キャッチ&リリースの釣り場として来たのだが、この日はカミさんの希望もあって、20cm超はお土産とすることにしていた。と云う訳で、1匹目をストリンガーに繋いで活かして置くことにしたが、これではラン・ガンし難い。その上、2匹目も間を置かずに来てくれたこともあって、今回に限っては50番スポット付近を中心にジックリと粘ることにした。

やがてISBSさんは、先に行きますと云って進んで行き、小生に追い付いたYTさんSHGさんも先に行ってしまい、小生は一人50番スポット付近に残ってキャスティングを続けた。

しかし、サルト・フライの効き目は続かず、又、元のワーミング・システムに戻して20:2020:21と追加。しかし、後が続かない。

そんな時、小生の右隣りに戻って来たSHGさんがポツリポツリと掛け始めた。様子を見ていると、かなり沖で掛けて引っ張って来ている。そこで何を使っているのか訊くとプラグを使っているとのこと。
元来、メバリングではワームよりもプラグで釣る方が好きだったので、これを聞いて、直ぐにプラッギングに変更。しかし、小生のプラグには反応が返って来ない。
結局、1時間程、プラグで格闘したが完全に無視される結果に終わってしまい、又々、元のワーミング・システムに戻して、21:29にようやく5匹目をゲット。

22:00を廻った頃、やはり、今シーズン最後の可愛娘ちゃんは、自作のビーズ・ルアーで獲りたいと考え、ビーズ・ルアーを結んでキャスティングを繰り返したが、中々反応が返って来ない。その内、気持ちも切れてYTさん達より一足早くStopFishingとしようかとも考えたが、そうする踏ん切りも付かずにズルズルと惰性でキャスティングを続けていた。

すると突然、コツンと明確な反応があり、思わずロッドを煽った腕に魚が針掛かりした感触が伝わって来た。その瞬間、我にかえってリーリングを始めた。が、残念ながら根に逃げ込まれてしまって、敢え無くバラしてしまった。しかし、この事故で完全に眼が覚めて次こそはとフォローのキャスティングを繰り返して、何投目かのこと。又々、コツン。
今度は無事抜き上げに成功して、22:30にこの日6匹目をゲット。

この日は、これが最後の可愛娘ちゃんで、23:20頃、全員揃ってStopFishingとして別れた。

 

今回は、今シーズン最後のMHR-KGNメバリングにする積りで出掛けたのだが・・・・。

今シーズンは、殆んどSoareXR改飛ばしウキを使ったワーミング・システムで臨んだのだが、結果はもう一つ。途中に飛ばしウキを介しているだけで、全く自分の釣りになっていない印象しか残っていない。しかも、この日のプラッギングについても、隣りのSHGさんと違って全く反応がなかった。これなどは、飛距離が大いに関係している様にも思える。
飛ばしウキを介さずに飛距離も稼げるタックルとなると、やはりベイト・リールは不利になる。折角、トラブルなく使える様になったベイト・リールだが、スピニング・ロッドを持ってもう一度MHR-KGNに出掛けてみようと思っている。

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19:59 1匹目 50番スポット付近
20:03 2匹目 50番スポット付近
20:20 3匹目 49番スポット付近
20:21 4匹目 49番スポット付近
21:29 5匹目 48番スポット付近
22:30 6匹目 50番スポット付近

2024年釣行記(38) – MB

2024年 Mebaring 釣行記

日 時:06月24日(月) 19:30~23:20
潮回り:中潮
(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 2、フグ x 1、メジナ x 1、カサゴ x 1
同行者:単独、(ISBSさん)

6月も最終週に入り、梅雨メバルもソロソロ終盤戦に入っているが、芳しくない状況が続いており、今シーズン13回のメバリングツ抜けを達成出来たのは僅かに2回だけと、何年か前までとは雲泥の違い。夢よもう一度ではないが、このまゝシーズンを終えるのは如何にも悔しいと云う訳で、有終の美を飾るべく、又々MHR-KGNに出掛けることにした。

いつもと同じ様に17:30頃に自宅を出発したが、事故渋滞に掴まっていつものICから高速に乗ることが出来ず、一つ先のICまで一般道で行ったために時間が掛かってしまい、現地到着は19:15頃。

早速、車から出て準備を始め様とした所、結構強い風が吹き込んで来ており、街路樹の枝も風に吹かれてワサワサと揺れている。予報では南西の風が6mと強めの予想だったので、覚悟はしていたが、それよりも強く吹いている印象。
若干不安になりつゝSoareXR改を手に岸壁に出てみた所、風は強めだが背後から吹いて来ているので、問題はなさそう。

19:30頃、この日のメバリングを開始。
今回は、飛ばしウキを使ったワームで、近場から凸部の手前までをジックリと攻める予定のため、滅多に攻めることのない12番スポット付近を開始地点にした。
海は、中潮の満潮時刻間際のため潮位が高く、テトラ帯は完全に海中に没しているので位置が全く判らない。となると、根掛かりリスクが高くなるが、どうしようもない。根掛かったら根掛かった時のことと割り切ってキャスティングを繰り返した。
すると、ある時コツンとハッキリとしたコンタクトがあり、合わせも決まってリーリングを始めた。しかし、引きが弱い。
型は小さいけれど、今日の可愛娘ちゃんの活性は高そうだし、久し振りにメバリングが楽しめるかも・・・と抜き上げてみれば、何とその正体はクサフグでがっかり。

気を取り直して、いつもよりテンポの遅い蟹の横這い釣法可愛娘ちゃんの居場所を探したが何処に居るのか判らない。
何処かに居る筈だと思いつゝキャスティングを繰り返していると、モゾと感じる反応があった。
反射的な合わせも決まってリーリングを始めた瞬間、トルクのある強い引きが伝わって来た。
これはデカイぞと喜びながらリールのハンドルを回したが、メバルにしては引きが強過ぎる。
ひょっとすると、黒鯛か・・・?と思いつゝ海面に浮かせてヘッドライトの光を当てて魚体を確認すると、何とその主は抜き上げられそうにもないまるまると太った大きなメジナ。外道なので記録は取っておらず、ポイントは不明だが、時刻は丁度20:00頃のこと。

さて、この獲物をどうするか?
ラインが切れることを覚悟して抜き上げてみても良いが、出来ればこのワームはなくしたくない。このワームは、1本だけ残っていたママワームアクションフィッシュ1.8で、このMHR-KGNでの当たりワームなのだが、amazonにも在庫がなて補充が出来ずにいるため、外道でなくしたくはない。
誰か玉網を持って来ているアングラーは居ないか?と周囲を見渡すと、30m程先に黒い人影が見える。ひょっとすると彼は玉網を持っているかも知れないと思い、時折見せる強い引きをいなしながら海面に浮かせたまゝ引き摺る様にしてその彼の許に寄って行った。しかし、生憎なことにその彼も玉網を持っていないと云う。だが、トレブル・フックの付いたルアーで引っ掛けられるかも知れないと云う彼の提案を試してみると、見事にメジナの背びれ付近に掛かり、抜き上げに成功。
メバリングにとっては、良型のメジナとは云え見事な外道だったので、ルアーで引っ掛けてワームを救ってくれた彼に進呈した。

丁度、その彼と話をしている最中に、ISBSさんが登場。
ISBSさんは、挨拶をして直ぐに先に進んで行ってしまった。こうなると、手練れが攻めた後の釣り残しを拾うしかなくなり、肩から先(腕)の問題に加えて客観的な状況も不利になってしまう。
あぁ、今日も先を越されてしまった!!
今日は凸部の手前までをジックリと探る計画だったので、残念ながら本命のポイントにはまだ到達していなかったが、結局、計画変更。本命ポイントを諦めてへの字カーブ付近に重点を入れることにした。しかし、への字カーブ付近もISBSさんが攻めていることも充分考えられる。そこで、時間を出来るだけ空けて場を休めるために、殊更に時間を掛けてへの字カーブの手前までをジックリとチェックしたが、何事も起きない。

そして、への字カーブに到達。
気分を新たに喜び勇んでキャスティングを始めようとしたのだが、進行方向に何やらアングラーの姿が薄ボンヤリと見える。
あ、痛!!
ここにも先行者が居る!!
このポイントを諦めるとしたら、凸部かその先まで足を伸ばす必要があるが、今更そこまでするのも面倒臭い。と云う訳で先行者から4~5m離れた手前でキャスティングを繰り返したのだが、先行者が攻めた後だったと見えて、全く反応が返って来ない。

そこで、その先行者を高巻いて先の51番スポット付近に入って、キャストすることにした。
そして、2投目か3投目で久し振りにコンとコンタクトがあった。残念ながらこれは合せることが出来ず空振りだったが、ようやく可愛娘ちゃんの居場所を見付けたと、フォローのキャストを入れて、ようやく本命の可愛娘ちゃんをゲット。時刻は実釣開始後約1時間半後の21:14のことだった。

取り敢えず、これでボーズは回避出来たと安心したが、
MHR-KGNはボーズ逃れに四苦八苦する様な釣り場でない筈。これを皮切りに・・・・
すると思いが通じたのか、直後にコンコンと小気味の良い反応が返って来て、ロリ・メバルだったが21:152匹目をゲット。

可愛娘ちゃんの居場所を見付けたと一旦は喜んだが、結果的にこの時間帯がハイライト。
その後は、何とか追加しようと粘りに粘ったが、ロリ・カサゴを追加しただけで、本命の可愛娘ちゃんは全くの不調。

結局、23:20頃、精根尽き果ててStopFishingとして帰路についた。

 

所で、飛ばしウキを使ったライン・システムのキャスティングだが・・。
今回も、最初の内は、キャスト直後に軽いショックと共に失速した飛ばしウキがヘナヘナと着水することが何度もあった。その都度、前回上手くキャスト出来た時の方法を試したり、ロッドを振るスピードを替えたりと色々と試してみたが、上手く行かない時は何をやっても駄目。しかし、時には何事もなかったかの様にスーッと距離が出る時もある。だが、再現性がなく小生には何が良くて何が悪いのか、さっぱり原因が判らない。

そんなことを繰り返している内、
こんなに苦労するなら、何もスピニング・リールを止めてベイト・リースに替える必要はなかったじゃないか・・・・・。
と徐々に腹立たしくなって来た。
そして、年甲斐もないことでお恥ずかしい限りだが、腹立ち紛れに少し力を入れて、と云うか、ハード・プラグをキャストする場合と変わらない力の入れ具合でキャストしてみた。この時は、ラインが切れることを覚悟してキャストしたのだが、あら、不思議。何事も起きずにラインがスルスルと伸びて行く。
直ぐに回収して、同じキャストの仕方を繰り返して見ると、やはり何事も起きない。
以降、この日はこのキャスト方法で通したのだが、一度も失速現象は生じなかった。おそらく、失速させない様に大事になり過ぎていたのだろう。

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21:14 1匹目 51番
21:15 2匹目 51番

2024年釣行記(37) – MB

2024年 Mebaring 釣行記

日 時:06月20日(木) 18:40~23:20
潮回り:大潮
(↓↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 6、カサゴ x 3
同行者:単独

MHR-KGNは、サイズは15~17cm程度と小振りだが、それでも行けば必ず円らな瞳の可愛娘ちゃんがロッドを曲げてくれ小気味の良い引きを楽しませてくれるので、小生にとっては正に癒やしの釣り場だった。従って、この釣り場では、キャッチ&リリースを前提とし、針は全てバーブを潰して出来るだけ可愛娘ちゃんにダメージを与えない様にして、大切にして来た。しかし、昨今の温暖化の影響なのか、2021年の冬頃から急につ抜けすることさえ難しい釣り場になってしまい、それ以前の釣れっぷりが嘘だったと思う程、様変わりしてしまった。
そんな状況のMHR-KGNなので、ある程度、苦戦することは覚悟していたが、前回、まさかボーズを回避するのに四苦八苦するとは露程も思いもせず、帰宅後も釈然と出来ないまゝだった。と云う訳で、前回のリベンジではないが、MHR-KGNに出掛けることにした。

現地到着は、18:20を廻った頃。
車から降りて準備に取り掛かったが、思いの外風が強く吹いており、街路樹の枝もかなり揺れている。出発する際にチェックした予報では南寄りの風が5mとあったが、それよりもかなり強く感じる程で、岸壁は道路より一段下がっているので幾分弱くなっている筈とは云え、少々心配になる。

SoareXR改を手に岸壁に出てみると、風は強いが背後から吹いて来ており、何とかなりそうなので一安心。海は、大潮の満潮から2時間程しか経っていないので、海面から頭を指しているテトラ帯の頂上が点々と見えるだけで、海藻は全く見えない。

前回の轍は踏みたくないので、今回はハード・プラグではなくワームの釣りに徹することにしていたため、先ずは飛ばしウキを使ったシステムを組んで、18:40頃、19番スポット付近から開始。

飛ばしウキは、ハヤブサのメバルロケットFを使うことが多いのだが、今回はタックル・ボックスから探し出して来たTICTのMフロートを使うことにした。自宅で計測した結果では双方とも重量は3.9g内外でほゞ同じだが、形状がMフロートは細長い紡錘形をしており、その分空気抵抗が減るので、飛距離も若干伸びるのではないかと考えた。

日没時刻前で周囲は明るいので、可愛娘ちゃん達が動き出すには早過ぎるため、先ずは飛距離の確認。
何投かするとタイミングが合った時には、テトラ帯の先2~3m程先に波紋が広がるのが見える。背後から吹いて来る風の影響も当然あるが、飛ばしウキの形状も飛距離に寄与している様子に、取り敢えず満足した。

所が、その内、ロッドを振り被ってキャストした次の瞬間に、カクンと軽いショックを残して飛ばしウキが失速し、テトラ帯と岸壁の中間付近にポチャンと落ちる現象が出て来た。キャストの仕方が悪いのかと思い、色々と工夫をしてみたが、現象が起きる時もあれば、何事も起きずに気持ち良く飛んで行く時もある。
ショックがあった時は、ラインとリーダーの結び目がガイドに引っ掛かった様な感触なので、ラインの通り具合をガイド一つ一つ確認をしたが問題はない。
前回、こんな症状を全く起こさなかった時と比較すると、ロッドもライン・システムも全く同じで、違っているのは飛ばしウキだけ。その飛ばしウキにしても重さは0.1g位の違いでしかなく、形状が違うだけ。それだけで、こんなにも結果が異なるのは説明し難いが、現象が起きる時よりも起きない時の方が多いので、原因の究明は後にしてこのまゝ釣りを続けようかと思った。しかし、心配しながらでは釣りに専念出来ない。
そこで、飛ばしウキを止めて、ハード・プラグをキャストしてみることにした。すると問題なく飛んで行く。この日はワームで通す算段だったが、プラグに反応してくれれば云うことなしと、暫くの間プラグをキャストし続けた。だが、ことはそんなに上手く行く筈もなく、目論見は見事に外れてしまった。

と云う訳で、また飛ばしウキを使ったシステムに戻して、戦々恐々としながらキャスティングを繰り返していた。そして、ロッドのティップから飛ばしウキまでの長さを詰めてキャストすれば、飛ばしウキがヘナヘナと失速する現象が起き難くなることを発見した。
それでも、油断をするとなってしまうが、滅多に起きなくなって安心して可愛娘ちゃんからのラブ・コールを待てる様になったが、肝心の反応は返って来ない。
そこで、蟹の横這い釣法で居場所を探すことにした。

この日の口明けは、実釣開始後約1時間半後の20:0236番スポット付近で来たこの
どの様なアタリだったのか、さっぱり記憶がないのだが、返り討ちの言葉が頭に浮かんで来てた頃のことだったので、ホッとした記憶は残っている。

そして2匹目は、20:32に丁度への字カーブの曲がりっぱなの46番スポットで獲ったのだが、このは仕掛けの着水とほゞ同時に反応して来たもの。そこで、今日のメバルは浮いていると考え、以降は出来るだけ表層近くを意識して通す様にした、コンタクトして来たのはこの1匹だけだった。

飛ばしウキを使う場合のJHの重さだが、この日もこれまでと同じ0.5gを使っていた。と云うのは、水深のないMHR-KGNでは、根掛かりリスクを減らすため、従来は0.3~0.5gのJHを使ったジグ単で楽しんでいたので、その流れで0.5gのJHをチョイスしていた。しかし、この日はもう少し重たい方が良さそうな気がしたので、思い切って0.8gのJHに替え、ワームもママワームアクションフィッシュ1.8を使ってみた。
すると、直ぐに答えが出て20:5154番スポット付近で、この日の3匹目をゲット。

これでこの日の答えが出たと思ったが、それは早計至極で、後が続かない。
そこで70番スポット付近に移動したが、ここでは空振りに終わりその少し先の73番スポット付近で、21:104匹目をゲットしただけ。

時刻は21:00を廻っていたので折り返しに入ろうかと考えたが、かつては良かった凸部の先が気になったので、ものは序でと様子を見に行くことにした。
しかし、こちら側でも可愛娘ちゃんの姿はなく、21:35120番スポット付近で5匹目となるロリ・サイズを追加出来ただけで、結局、21:45頃、125番スポット付近から折り返しに入った。

この頃になると、風は時折弱くなることはあるが、向きがコロコロと変わって、やり難くなってしまった。特に、海面に頭を出しているテトラ近くを狙う時は、風に吹かれたラインがテトラに絡んで餌食になるリスクが高くなるので、油断が出来ない。

復路に入って目ぼしいポイントを打ちながら戻ったが、反応して来るのはカサゴばかりで結局3匹ゲットし、肝心のメバル22:4750番スポット付近で6匹目を獲っただけ。

その後も、何とか追加出来ないかと小生にしては珍しく粘ったが、追加ならず、結局、23:20頃にStopFishingとした。

所で、この日の釣り場だったが、海藻が殆ど消えていたことには少なからず驚いた。
昨年だったか一昨年だったか、ビッシリと繁茂していた海藻が、台風の影響で綺麗サッパリなくなっていたことがあったので、今年も台風が来るまでは我慢を強いられると思っていた。所がこの日は、沖目にキャストしても殆んど海藻が邪魔をして来ることがなかった。
海藻がゴソゴソと針に触れて来る雑音のない中、ジックリと可愛娘ちゃんの反応を待つ釣りが出来て、もう少し数が出れば申し分のない所だが、満足することが出来た。

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20:02 1匹目 36番スポット付近
20:32 2匹目 46番スポット付近
20:51 3匹目 54番スポット付近
21:10 4匹目 73番スポット付近
21:35 5匹目 120番スポット付近
22:47 6匹目 50番スポット付近

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