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2017年釣行記(43) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月3日(月)~7月4日(火)
潮回り:長潮(↑↓)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 15、カサゴ x 6

同行者:SGMRさん

予報では、火曜日の夜から水曜日にかけて生憎の傘マークがズラリと並んでおり、定例の釣行は無理。所が、月曜日の夜から火曜日に掛けては南西の風が3mながら雨は降らない予想となっている。
であれば、一日前倒しをして月曜日に行くか?
と考えていると、考えていることは同じと見えてSGMRさんからメール着信。

18:00少し前、釣り場の岸壁に到着。
風は多少強めと云った所だが、釣りには影響はなく、寧ろ、蚊が跋扈するのを防いでくれるので、かえって好都合。

今回、持ち込んだロッドはSoare改8320#1Bの2本。
準備宜しくいつもの第二Vゾーンに陣取り、キャスティングを始めているSGMRさんを横目に、小生はゆっくりと支度を整え、18:00過ぎにキャスティングを開始。先発メンバーは8320#1Bのロッドに1gのJHの組み合わせ。

そして、その1投目。
キャスティング後35カウントでボトムを取り、軽くチョンチョンとアクションを付けてフォールさせていると、クンとハッキリとしたアタリ。
合わせが決まり、魚の感触を味わいながらリーリングを始めると、意外と引きが強い。日没時刻の1時間も前の未だ未だ明るい時間帯なので、税金のカサゴかと思ったが、カサゴの様に直ぐに諦めることもなく最後まで針を外そうと抵抗しているので、本命のアジ様であることを確信。

抜き揚げたのは殊更に厚みのある魚体をした太った25cm程の良型で、これには釣り上げた小生も、隣りで見ていたSGMRさんもビックリ。

前回は2投目。今回は1投目からアジングの申し子の様なSGMRさんを尻目に、小生が口開けの本命を獲るのは、いつも爆釣状態を見せ付けられている身としては、些か気持ちの良いものがあったと云うのは正直な所。

その後、連続してとは云えないが、程々の間隔でアタリがあり、19:30頃までに比較的型の良いアジ様を4匹。
今日こそは行けるかも知れない・・・・・!

所が、陽が沈んで周囲の暗さが増して来た途端に、それまでが嘘の様にアタリがなくなってしまった。前回も暗くなってからはアタリがなくなってしまったが、それでも間遠いながらもコンタクトが感じられた。しかし、今回はそれさえもなく、流石のSGMRさんも手を挙げてしまう程の悪い状況。

ここまで状況が悪ければ、何か打開策を講じる必要がある。相談の結果、一旦店開きをして拡げてしまった道具を片付けるのも面倒で億劫だが、SGMRさんは突堤の孤島側、小生は岸壁の反対側の端に入って、状況を連絡し合うことにして、移動することに。

21:00過ぎ、岸壁の反対側に着いたが、こちらでは風の通り道になっているのか、左斜め後方から右斜め前方に向けて風が強く吹き抜けている。この風ではSGMRさんが入った場所では向かい風になるので、やり難いだろうと思いつゝキャストして30カウント。
ボトムが取れたかどうか確信はないものゝ、チョンチョンと軽くロッドを煽ってアクションを付けフォールさせた途端、コンと久し振りに感じる魚からのコンタクト。
おお、ここにもアジ様は居る!!
喜んでリーリングを始めたが、途中で抵抗する動きがなくなってしまい、顔を見せたのは、案の定、税金のカサゴでガッカリ。
それでも魚からのコンタクトがあるので、ないよりはまし
強い風にロッドが叩かれて小さなアタリは取れそうにもないが、我慢をして5匹ゲット。と云っても本命ではないので、やはりアジ様が釣りたい

22:30頃、強い向かい風に堪らず一足先に第一Vゾーンに戻ったSGMRさんを追い掛けて、再度場所移動。

長い岸壁を重たい道具を持ってエッチラ・オッチラ。
SGMRさんの提案でVゾーンを挟んで向かい側に釣り座を決めたが、SGMRさんはポツリポツリとアジ様を掛けているのに、小生には全くアタリが感じられない。
そこでMHR-KGNでのメバリング宜しくカニの横這い釣法を試みたが、交通事故の様なアタリがあっただけで、後続がない。そんな状態が続き、集中力はすっかりなくなってしまい日付が変わった頃には、ロッドを持ったまゝウツラウツラ。

東の空が白み始めた頃、潮が東から西に流れ始めたのを気に釣り座をSGMRさんの隣りに移して、岸壁に平行になる様に東向きにキャスティングをすると、忘れかけていたコンのアタリ。
この様な状態は日の出時刻の4:30を過ぎても続き、1時間程で8匹の釣果で、しかも、29.5cmの泣き尺を含む20cmを超えるサイズばかり。5:00を回り陽がすっかり登り切った時間帯になってもアタリは途絶えることがなく、久し振りに味わうテンポの良い釣りに後ろ髪を引かれる思いでStopFishingとした。

今回は、夕方と明け方の明るい時間帯だけの通算して2~3時間だけしかアタリがなく、数を稼ぐべき暗い時間帯には殆どアタリがなかったのが、非常に印象的。特に、明け方の1時間が、殆どアタリがなかった10時間をすっかり忘れさせてくれた釣行で、この時間帯がなければ、ただ蚊に喰われるだけの修業に終わったことは確実だろうし、良くも悪くも今回の釣行の全てと云って良いだろう。

2017年釣行記(42) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:6月30日(金)~7月1日(土)
潮回り:小潮(↑↓)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 12、カサゴ x 8

同行者:SGMRさん、KIさん、YSKWさん、IWさん

この歳になると、寄る年波には勝てないもので、先週の北海道遠征の疲れが残っており、何となくズーンとした怠さが続いていたので、週の前半の釣行はパスして、撮影した動画の編集をしていた。後半の釣行も、その怠さが残っていたので、パスして動画編集の仕上げをしようと思っていた所に、SGMRさんから明日はどうしますか?のメールが着信。疲れが残っていたにも拘らず、前半戦を休んだことのあって、これには殆どリアクション・バイト状態で、行く積りです。
しかし、天気予報を改めてチェックすると、金曜日の午前中は雨、午後から夜に掛けては南西の風が5~6mと強く吹く予想になっている。その上、混み合う金曜日のこと・・・・・・。
行くべきか? 行かざるべきか?

17:00少し前に自宅を出発。待ち合わせ場所の駐車場には、17:20頃到着し孤島’の岸壁に着いたのは、18:00少し前。
空は梅雨時らしくどんよりと曇っていて、いつ降り出しても可笑しくはない様子だが、風は、予報に反して弱く、釣りには影響はなさそう。

仲間と来ている時には、当然のことながら、いつも隣り合って釣り座を決めている。しかし、今回、隣りになるのは腕の良いSGMRさんKIさんの二人で、悪くするとそんな二人に挟まれてしまう。そうなると、感じなくても良いストレスが知らず知らずの内に溜まってしまうことになる。この上に、遅れて参戦するYSKWさんまで加わってしまっては、どうしようもなくなってしまう。

と云う訳で、この夜は彼ら二人から離れて釣り座を決めることにしていた。
現場では、先行して入っているKIさん第三出っ張りでロッドを振っており、SGMRさんはお決まりの第二Vゾーンに入ったのを見て、小生は第一出っ張りに釣り座を決めた。こうするとSGMRさんとの間に第二出っ張りが位置することになるので、下手は下手なりに自分の釣りに集中出来る筈と考えた次第。

今回、現場にはSoare改Emeraldas改8320#1Bの3セットを持ち込んだが、その内、8320#1B1gのJHの組み合わせで、18:00過ぎにキャスティングを開始。
8320#1Bは、前回アジ様での鱗付けに失敗したもので、今回は少なくとも鱗付けが成るまで使い通す積りだったが、その2投目で早くもコンタクト。
潮が左から右に早かったので、潮上の左方向に向かってキャストしボトムを取ってアクションを加えながらリーリングしていると、何やらモゾモゾとした違和感が伝わって来る。
こんなに明るい時間帯からアジ様が来る筈はないが・・・・・。
何だろう?

聞き合わせを入れ、魚が暴れているのを感じながら寄せて来ると、水面下にきらりと光る白い魚体が見え、慎重に抜き揚げた所22~23cm位のアジ様
この所、孤島’周辺では、調子は上向きだが20cm内外が中心とのこと。それからすると、まあまあのサイズで、遠くからこの様子を見ていたSGMRさんKIさんにはカモの先走りと冷やかされる始末。
と云う訳で、8320#1B鱗付けはアッと云う間に成功。
続いて20cmに少し足りないサイズも来て、好調な出足にで今日は行けそう!!

こんな風に考えると、事態は悪い方に行くのはマーフィーの法則通りで、その後はアタリはなくなり、正にカモの先走り状態。しかし、その内、回って来る筈とまだ余裕があったが、日没時刻の19:00を過ぎても状況は変わらない。
こうなると、わざわざ釣り座を離したにも拘らずSGMRさんKIさんの様子が気になって来る。そこで気分転換を兼ねて夕食のパンを齧りながら様子を見に行くと、バケツに良型のアジが何匹も入っており、休んでる暇はないよ~!!

その言葉に促されて釣り座に戻って期待のキャスティングを再開したが、アジ様からのコンタクトはなく、たまのアタリを喜ぶとその主は税金のロリ・カサゴだったり、出足の良さとは裏腹に。小生に取っては完全に修行の場と化してしまった。

20:30頃、遅れてYSKWさんIWさんが登場し、SGMRさんと小生の間の第一Vゾーン第二出っ張りに釣り座を構えたが、その頃になると状況は更に悪くなり、SGMRさんにもアタリがなくなったとのこと。

21:30頃(?)、流石のSGMRさんは、遂に突堤方面に移動して行ってしまう程の悪い状況で、小生にはなす術もなく、忘れた頃に単発的に感じる違和感を拾うだけで、ツ抜けを達成したのは日付も変わった25:00頃。

その後も、パラパラと降り出す雨にも負けず、プーンと耳元で羽音を鳴らす蚊の猛攻にも負けず、居残って釣りを続けたが、余りのアタリのなさに気持ちも切れしまい、東の空が白んで来た4:00過ぎにStopFishingとした。

この日の孤島’は、日暮れ前からアタリがあって大いに期待を持たされたが、暗くなってからは殆どアタリはなくなり、たまにアタリがあっても2回3回と続けて来ることはなく、全て単発的な交通事故ばかり。そんな中で、当初の目的である8320#1Bアジ様での鱗付けは達成出来たのは良かったが、漸く調子が上がって来たとの情報に期待も大きかっただけに、現実との大きな落差を痛感させられる一晩だった。

2017年釣行記(41) – FF

2017年 FlyFishing 北海道のFF 釣行記

日 時:6月23日(金)
場 所:HDRSW-R、SGDK-R、KBYSNI-R
釣 果:虹鱒 x 1、岩魚 x 3

同行者:Char-Kさん

北海道遠征の2日目。
昨夜は四方山話に花を咲かせ、好きなJAZZをChar-Kさんご自慢のオーディオセットで鑑賞したりして、就寝したのは午前1:00過ぎだったため、二人が起き出して来たのは8:00過ぎ。

それからモーニングコーヒーを楽しみ、食事の支度をゆっくりとしてブランチを楽しんだ所で、12:00過ぎにHDRSW-Rに向かってChar-Kさん宅を出発。

昨日とは打って変わって、空は青く晴れ清々しく、これで溪魚達のご機嫌が良ければ、遠征して来た甲斐があったと云うもの。

国道を千歳方面に向かって走り、道の駅の手前で国道から外れて溪沿いの林道を上流に向かって進み、国有地との境界に設けられたゲートまで遡上した所で、引き返して途中から入渓。北海道の原野を流れる溪には、堤防などが築かれておらず、流れとの高低差が余りないので、アプローチは比較的楽。と云っても、多くの場合、流れと道路の間にびっしりと茂っている藪を漕いで進まなければならず、人の背丈以上もある大きなフキや笹竹を掻き分けてルートを確保するのは、思った以上に体力が要る作業。

そんな藪をChar-Kさんの後を追う様にして漕いで進んで流れに出てみると、渓相は思いの外フラットで如何にも虹鱒の溪と云った所。
この溪は、小生は初めてで、単身赴任をしていた頃に知っていれば、RRKMBT-Rよりも札幌に近いので通っていたのではないだろうか。

水は昨日のRRKMBT-Rよりも透明度が高いが、Char-Kさんによれば水量はやはり多目だとのこと。水中に沈んでいる岩陰やエグレなど、至る所に虹鱒が潜んでいそうなポイントがあって、直ぐにでも反応があってもおかしくはない・・・・・・筈。しかし、期待とは全く裏腹に、反応が全くない。
流石のChar-Kさんも苦労している様子だが、それでもフライを沈めてポツリポツリながら出している。フライではドライしか投げない小生は、Char-Kさんフライを沈めた方が良いとの助言にも拘わらず、ドライで通したため、アタリらしいアタリもなく脱溪。

時間もまだあるので、SGDK-Rに転戦。
この溪は、Char-Kさん札幌から当地に転居する切っ掛けになった溪とのことで、昔は虹鱒を釣りに良く通った由。小生も単身赴任時に来たことはあるが、途中の公園で引き返した記憶があるだけで、溪魚を掛けた記憶はない。今回は、その公園を過ぎて更に上流の橋の袂付近から入渓。

溪は、これまでの溪の様相とは全く違っていて、河原も広く頭上も開けているので、頭の上に張り出して来ている木の枝を気にする必要もなく、如何にもフライフィッシング向き。水の透明度は、深い淵に沈んでいる大きな岩の様子が良く見える程で、HDRSW-Rよりも更に高い。

HDRSW-Rではアタリもなかったので、気持ちも切れ掛かっていたため、もう一つ気乗りがしなかったが、このまゝ横浜に引き揚げるのも悔しいものがある。

時間的な余裕は余りないので、入渓した所でキャスティングを開始。すると、その2~3投目のこと。
岩陰からスーッと黒い影が浮かび上がって来て、フライにライズする瞬間が目に入って来た。
反射的に合わせを入れると、ロッドに重たく溪魚の引きが伝わって来て、綺麗なネイティブの虹鱒。サイズも25cm程ありマズマズ。

17:00前、今度はChar-Kさん宅の直ぐ横を流れているKBYSNI-R岩魚を狙うために転戦。
この溪は、3年前に遠征した時にも入渓したことがあるが、こんなにも自宅に近く、藪沢と云っても良い程の小さな規模にも拘わらず、尺岩魚を棲息させていることに、大いに驚いた記憶がある。今回は、この日の〆にこの溪で釣った岩魚を、場合によっては塩焼きにしてみようというもの。

山間の夕方で光量が落ちるのが早くて、既に周囲は薄暗くなっており、しかも逆光で水面がキラキラと輝いているので、フライが見えない場面が多くて釣り難かったが、何とか15cm、21cmの2匹を掛けた所で、脱溪。行程としては200m程しか流していないので、ジックリと狙えば、もっと面白い結果だっただろう。

この2匹で本日の打ち止めとする積りだったが、人家が見える所まで林道を下って来た所で、前日に良型の岩魚がライズをしていた小さな淵をチェックして見ることに。

フライを取り換え、岩魚に気付かれない様に慎重にストーキングをしてポジションを決めて、左手の石垣から流れに向かって拡げているフキの葉の際を2度、3度と流すと・・・・。
流心を流れて近付いて来るフライが、突然目の前から消えて、ロッドを曲げてくれたのは、25cm程の良型岩魚で時刻は17:20頃。

尚、21cmと25cmの岩魚は塩焼きにして美味しく頂いた。焼き方は、Char-Kさん拘りの極々小さな弱火でジックリ時間を掛ける方法によるもので、この焼き方を知ってからは、時折、焼いて酒の肴にしている由。

この日は最初に入ったHDRSW-Rが不調だったため、数の面では不満が残るものゝ、好きなドライフライで、綺麗な魚体の虹鱒岩魚を掛けることが出来たので、大満足。しかも、滅多に食することのない川魚の美味しさを堪能でき、本当に楽しい1日だった。

北海道遠征の3日目は、午前中しか時間がないので、釣りをするにも気忙しい上、連日の沢歩きで疲れもあったので、釣りはせず、夕方の便で帰って来た。

2017年釣行記(40) – FF

2017年 FlyFishing 北海道のFF 釣行記

日 時:6月22日(木)
場 所:RRKMBT-R
釣 果:虹鱒 x 5

同行者:Char-Kさん

4月始めの夜のこと、滅多に電話が掛かって来ることのないスマホに着信音があり、見るとディスプレイに北海道のChar-Kさんの名前が・・・・。
JAZZを聴いていて小生のことを思い出した由。
暫く四方山話をしていたが、FlyFishing好き同士のことなので、自然と話題はFlyFishingに移り、気が付けば6月22日から24日まで、3年振りにCharーKさんを訊ねて北海道遠征をする約束をしていた。

日程が決まった以上、航空券の予約は早ければ早い方が良い。早速、AirDoに予約を入れた所、料金は往復15,580円で通常料金の50%程度。LCCはこれまで使ったことがなかったが、遊びで行くので多少の不便さより料金の安さを狙ったので、これなら納得。

6月22日、羽田を8:15発のADO-015に乗り、予定通り9:45頃千歳に到着。横浜に強い雨を降らせた低気圧が、小生の遠征に合わせる様にして北海道地方に1日遅れて移動して来るので雨模様との予報だったが、雨は上がって曇っているので、ホッと一安心。

千歳のニッポンレンタカーで借りた車は、真っ黄色にペイントされたアクア。この歳になってこんなに派手な車には乗りたくないと思ったが、2000kmも走っていない新車とのこと。
であればと車体の色には目を瞑って、Char-Kさん宅に向かうことにした。

所が、車を走らせて間もなくして、時折ワイパーを使う程の雨が降り出し、途中で車窓から見える道路沿いの千歳川も濁って増水している様子に、今回の遠征は空振りかもと不安な気持ちが湧いて来る。

12:00過ぎ、待ち合わせ場所のコンビニで落ち合い、そこから先は先導して貰って、昨年7月に転居されたChar-Kさん宅に到着。
Char-Kさんには直ぐに溪に行くかと問われたが、朝5:30に起床し、1時間程飛行機に乗り、車を1時間半転がして来て、続けて渓流に入る元気は、流石にこの歳では残っていないので、小休止を所望。小休止と云いながら、3年振りの再会で話は尽きず、気が付けば14:00過ぎ。
幸い、雨も上がっているので、小生が単身赴任していた頃、足繁く通っていたRRKMBT-Rに挨拶に出掛けることにして、懐かしい林道を走らせていると可愛い子どものキタキツネが道路を横切ったり、の声が聞こえたり。好きな北海道の自然が身近に感じられる瞬間で、それだけでも癒されると云うもの。

そんな林道を走って入渓点となる橋の手前に差し掛かった所で、前方に太いい白樺の木が道を塞いでいて通行止め・・・・。

車を降りて確かめに近くまで行ってみると、林道が大きく抉られている。Char-Kさんの弁では、昨年夏の大雨で崩れて、そのまゝになっているとのこと。
所が、これを見て
Char-Kさんは、この分じゃ、誰も入っていない筈だから魚は居るヨとニコニコして、小生の期待を煽る始末。
入渓点は直ぐ近いから歩いて行きましょう。

3年振りに入るRRKMBT-Rは、川岸の草の具合から見ると、やはり増水している様で、しかも少し濁りも入っている様に見える。訊けば、昨夜の雨はかなり強かったとのことで、その影響だろう。
これが吉と出るか? 凶と出るか?

入渓して間もなくピシャッと小生のドライフライを目掛けて、小さいながらも溪魚が反応を見せてくれた。これは針掛かりさせることは出来なかったが、3年前と変わらず遠来の客を迎えてくれた・・・・・。

そして、15:00頃、小生のロッドを曲げてくれたのは20cm強の鰭ピンで綺麗な虹鱒
サイズは、それ程大きくはないが、ホームのSKM-Rで20cmに足りないヤマメを相手にしている身には、これでも充分愉しめるサイズ。

小生は、30cmを越える虹鱒を1匹獲るよりも20cmを10匹獲る方が楽しいと思っているし、このRRKMBT-Rはそれには適した溪だと思っているので、好きで通ったのだが・・・・。

所が、この日は増水の影響なのか、昨夜の雨で水温が下がったのか、兎に角、アタリの出方が遅いし、出て来ないことも多かった。
出るにしても、同じところを何度も何度も繰り返し流した挙句、渋々と云った具合。
山女岩魚虹鱒等々溪魚には色々な種類があるが、虹鱒が最も素直に反応してくれる魚だと思っているが、この日に限ってはどうもそうではなかった様だ。

それでも、忘れた頃にフライを咥えた虹鱒が、目の前で大きくジャンプすることもあったり、脱溪した16:00過ぎまでの2時間程で5匹の結果だったので、マズマズ。
と云っても、そこは北海道の渓流のこと故、期待値は自然と高くなるし、3年前に訪れた時やそれ以前に通っていた頃のことを考えると、やはり不満が残る結果だった。

2017年釣行記(39) – MB

2017年 Mebaring 釣行記

日 時:6月19日(月)
潮回り:長潮(↑)

場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 7、カサゴ x 1

同行者:単独

漸く、豆アジではあるが数は出る様になって来た情報があるので、久し振りに孤島に行きたかったが、木曜日からの北海道遠征を控えて、徹夜アジングの疲れを持ち越したくはない。
と云うことで、今回もMHR-KGN円らな瞳の可愛い娘ちゃんと遊ぶことに。

17:30頃、自宅を出発。
現地到着は、丁度日没時刻の19:00。車から道具を引っ張り出し、凸部の先に向かって歩き出したのが19:10頃。そして、ポイントに到着しキャスティングを開始したのが、19:30頃で、時間的には夕間詰めのゴールデンタイムに入る所なのでドンピシャのタイミング。
風は、予報では、南寄りが4~5mと強く吹く予想になっていたが、現地ではそれ程強くもなく、少し汗ばんだ身体には心地良く感じる位。

今回のロッドはSoare XTUNE S709LT。このロッドは2月頃にSOFKZKアオリイカを掛けた際不注意で破損させてしまったものだが、試しにヘラ竿の穂先を使って補修したもの。今回は、このロッドを通して使って、補修具合をチェック仕様と云うもの。

干潮時刻から1時間も経っていないので、潮位が低いため、根掛かり対策として0.5gのJHでスタート。しかし、その頃には光量がかなり落ちていて着水点が見えないが、もう一つ飛距離が出ていない様子で、どうもしっくり来ない。ロッドにはLURE WT.0.6-6gとあるので、若干範囲外ではあるが、0.1gなら許容範囲だろうと思っていたので、これは計算外。
そこで、1.0gに替えてキャスティングを続行。

キャスティングを開始して10分後の19:40頃。
正面では気配がなかったので、斜め右前方にキャストすると、リーリングする間もなくジワリとした重たさがある。
根掛かりか・・・・・?
と思いつつラインを張って見ると、生命体の微かな反応があって、上がって来たのはトボケタ顔をしたロリ・カサゴ

カサゴとは云え、実釣開始後直ぐに魚の反応があったので、活性は高そう
と、続いて来る筈のコンタクトを待ったが、まるで気配がない。
いつもより長いロッドにいつもより重たいJHの組み合わせなので、着水ポイントが狙っているポイントよりも沖目になっているのかも知れないと、殊更に意識をして近場を狙ったが空振り。ワームを替え、JHを0.5gに戻したりしても、状況に変わりがなく、気が付けば、時刻は既に21:00過ぎ。

ポイント移動を考えたが、最後の手段とばかりにワームからプラグにルアー変更。
FinluckMinnow30Sを岸壁と平行に引いて来ると、コンとこの日初めて感じるアタリ。
しかし、合わせを入れるタイミングが取れず、切歯扼腕。そんなことを何度か繰り返すと、そのアタリもなくなり・・・・。

そこで、180度キャストする方向を変えて、リーリングしていると、コツッ。
これは合せも決まって、漸く、この日最初の可愛い娘ちゃんで、21:20頃のこと。サイズは15cmの小型だが、これでボーズは回避出来たと一安心したが、後が続かない。

ワームには反応せず、プラグに反応を見せると云うことは、この日の可愛い娘ちゃんには喰い気は全くなく、プラグには反射的な反応を見せているのではないか・・・・。
そこでルアーをウォブリングのより強いBEAGLE SSに替えてみた所、ビンゴ!! 2匹連続で獲れたので、正解を見付けたと喜んだのも束の間。直ぐにコンタクトがなくなってしまう状況に、ルアーを替え、ワームを替えして目先を変える様にして、何とか3匹を追加したが、どうしても反応が薄い。

結局、22:30頃、駄目なら引き揚げる積りにして、帰る途中のへの字カーブにポイントを移して試してみることに。
そして、何とか2匹ゲット。
面白いことに、凸部の先ではプラグにしか反応を示さなかったが、こちらでは逆にワームにしか反応がない。と云っても、直ぐに反応がなくなってしまうのは共通しているので、全体として、可愛い娘ちゃんの活性は低いのだろう。
更に、駐車場に近い排水口付近で1匹、拾った所で、気持ちも切れてしまい23:30頃、StopFishingとした。

所で、Soare XTUNE S709LTの補修の具合だが、大物が掛かった際に補修個所で破損する惧れはあるが、普通に使う分には問題はないだろうと思う。
まぁ、これで〇万円のセーブが出来たと云うもので、何とか北海道遠征の旅費が工面出来た\(^o^)/

この日、Soareを使って、ひょっとしたら前回の様にアジ様が来るかも知れないと少し沖目を狙ってみた。その結果、残念ながらアジ様が来ることはなかったが、テトラ帯の先は、1gのJHをフルキャストして、25カウント程で着底する様なので、孤島付近よりは浅いものゝ、かなり水深があることが分った。ただ、岸壁に向かって駆け上がって浅くなっているのではなく、テトラ帯付近で壁が立ち上がっている様な印象だった。

先日のアジ様は、この壁際に沿って回遊していたのだろうし、この付近が回遊ルートに当たっていれば、MHR-KGNでもアジングが成立するのだが・・・・。

 

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