2017年釣行記(41) – FF
2017/06/23
日 時:6月23日(金)
場 所:HDRSW-R、SGDK-R、KBYSNI-R
釣 果:虹鱒 x 1、岩魚 x 3
同行者:Char-Kさん
北海道遠征の2日目。
昨夜は四方山話に花を咲かせ、好きなJAZZをChar-Kさんご自慢のオーディオセットで鑑賞したりして、就寝したのは午前1:00過ぎだったため、二人が起き出して来たのは8:00過ぎ。
それからモーニングコーヒーを楽しみ、食事の支度をゆっくりとしてブランチを楽しんだ所で、12:00過ぎにHDRSW-Rに向かってChar-Kさん宅を出発。
昨日とは打って変わって、空は青く晴れ清々しく、これで溪魚達のご機嫌が良ければ、遠征して来た甲斐があったと云うもの。
国道を千歳方面に向かって走り、道の駅の手前で国道から外れて溪沿いの林道を上流に向かって進み、国有地との境界に設けられたゲートまで遡上した所で、引き返して途中から入渓。北海道の原野を流れる溪には、堤防などが築かれておらず、流れとの高低差が余りないので、アプローチは比較的楽。と云っても、多くの場合、流れと道路の間にびっしりと茂っている藪を漕いで進まなければならず、人の背丈以上もある大きなフキや笹竹を掻き分けてルートを確保するのは、思った以上に体力が要る作業。
そんな藪をChar-Kさんの後を追う様にして漕いで進んで流れに出てみると、渓相は思いの外フラットで如何にも虹鱒の溪と云った所。
この溪は、小生は初めてで、単身赴任をしていた頃に知っていれば、RRKMBT-Rよりも札幌に近いので通っていたのではないだろうか。
水は昨日のRRKMBT-Rよりも透明度が高いが、Char-Kさんによれば水量はやはり多目だとのこと。水中に沈んでいる岩陰やエグレなど、至る所に虹鱒が潜んでいそうなポイントがあって、直ぐにでも反応があってもおかしくはない・・・・・・筈。しかし、期待とは全く裏腹に、反応が全くない。
流石のChar-Kさんも苦労している様子だが、それでもフライを沈めてポツリポツリながら出している。フライではドライしか投げない小生は、Char-Kさんのフライを沈めた方が良いとの助言にも拘わらず、ドライで通したため、アタリらしいアタリもなく脱溪。
時間もまだあるので、SGDK-Rに転戦。
この溪は、Char-Kさんが札幌から当地に転居する切っ掛けになった溪とのことで、昔は虹鱒を釣りに良く通った由。小生も単身赴任時に来たことはあるが、途中の公園で引き返した記憶があるだけで、溪魚を掛けた記憶はない。今回は、その公園を過ぎて更に上流の橋の袂付近から入渓。
溪は、これまでの溪の様相とは全く違っていて、河原も広く頭上も開けているので、頭の上に張り出して来ている木の枝を気にする必要もなく、如何にもフライフィッシング向き。水の透明度は、深い淵に沈んでいる大きな岩の様子が良く見える程で、HDRSW-Rよりも更に高い。
HDRSW-Rではアタリもなかったので、気持ちも切れ掛かっていたため、もう一つ気乗りがしなかったが、このまゝ横浜に引き揚げるのも悔しいものがある。
時間的な余裕は余りないので、入渓した所でキャスティングを開始。すると、その2~3投目のこと。
岩陰からスーッと黒い影が浮かび上がって来て、フライにライズする瞬間が目に入って来た。
反射的に合わせを入れると、ロッドに重たく溪魚の引きが伝わって来て、綺麗なネイティブの虹鱒。サイズも25cm程ありマズマズ。
17:00前、今度はChar-Kさん宅の直ぐ横を流れているKBYSNI-Rで岩魚を狙うために転戦。
この溪は、3年前に遠征した時にも入渓したことがあるが、こんなにも自宅に近く、藪沢と云っても良い程の小さな規模にも拘わらず、尺岩魚を棲息させていることに、大いに驚いた記憶がある。今回は、この日の〆にこの溪で釣った岩魚を、場合によっては塩焼きにしてみようというもの。
山間の夕方で光量が落ちるのが早くて、既に周囲は薄暗くなっており、しかも逆光で水面がキラキラと輝いているので、フライが見えない場面が多くて釣り難かったが、何とか15cm、21cmの2匹を掛けた所で、脱溪。行程としては200m程しか流していないので、ジックリと狙えば、もっと面白い結果だっただろう。
この2匹で本日の打ち止めとする積りだったが、人家が見える所まで林道を下って来た所で、前日に良型の岩魚がライズをしていた小さな淵をチェックして見ることに。
フライを取り換え、岩魚に気付かれない様に慎重にストーキングをしてポジションを決めて、左手の石垣から流れに向かって拡げているフキの葉の際を2度、3度と流すと・・・・。
流心を流れて近付いて来るフライが、突然目の前から消えて、ロッドを曲げてくれたのは、25cm程の良型岩魚で時刻は17:20頃。
尚、21cmと25cmの岩魚は塩焼きにして美味しく頂いた。焼き方は、Char-Kさん拘りの極々小さな弱火でジックリ時間を掛ける方法によるもので、この焼き方を知ってからは、時折、焼いて酒の肴にしている由。
この日は最初に入ったHDRSW-Rが不調だったため、数の面では不満が残るものゝ、好きなドライフライで、綺麗な魚体の虹鱒や岩魚を掛けることが出来たので、大満足。しかも、滅多に食することのない川魚の美味しさを堪能でき、本当に楽しい1日だった。
北海道遠征の3日目は、午前中しか時間がないので、釣りをするにも気忙しい上、連日の沢歩きで疲れもあったので、釣りはせず、夕方の便で帰って来た。
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