2020年釣行記(03) – MB

2020年 Mebaring 釣行記

日 時:01月09日(木) 16:50~20:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 6
同行者:単独

前回は、強く吹く時間帯でも北風3mの予報だったが、体感的にはそれ程強くも吹いておらず、スピニングなら問題なくメバリングを楽しめた筈。所が、MHR-KGNでのメバリングはベイトですることに少々拘っていたのが裏目に出て、記憶にない程短い実釣時間で切り上げざるを得なかった。
そして、今日の予報では、夕方から北風が4m、3mと少々強目だが、夜が更けるに連れて風が弱くなるとのこと。と云っても、終始、北風が吹き続けるのは確実と云えそうなので、拘りを捨ててスピニングにすれば、多少風が強く吹いても問題はない。

と云う訳で、今回はTenryu改だけを車に積んで、15:30頃、自宅を出発。
現地到着は16:30頃だったが、今回は車の数が拍子抜けする程少ない。
皆さん、北風を嫌がったのだろうか?

直ぐに岸壁に出て見ると、正面から吹き付けて来る北風は、予報よりも強く感じる。海の状況は、この海域にしては大きめな波が途切れることなく寄せて来てテトラ帯に当たり、付近を白く泡立てており、泡のない所は吹き寄せられた夥しいゴミが一面を覆っていて、釣りには少々厳しそうな様相を呈している。

とは云え、高速道路を使ってやって来たのに、このまゝ引き揚げる訳にも行かない。兎に角、状況だけでも見ておこうと、少し歩てみることにした。

ゴミは殆ど切れ目なく漂っており、所々に塊りになっており、その塊りには何羽もの海鳥が屯していた。恐らくその付近には、吹き寄せられたベイトも固まっているのだろう。
結局、への字カーブの先に到達して、ようやく、ゴミが途切れ始めたので、17:00少し前に、キャスティングを始めることにした。
先発は向かい風を考えて、持って来た中では最も重い0.8gのJHを選んだ。しかし、風に煽られて操作感も何もあったものではない。しかも、ゴミの塊りと塊の間にも、小さなゴミが漂っている。強い風だけなら工夫すれば何とかなるが、ゴミだけはどうしようもない。小さなゴミでもルアーに掛かると泳ぎが変わってしまうし、回収時に大きなゴミやレジ袋などが掛かると、ルアーを奉納することになり兼ねない。

1~2投しただけで、凸部の手前角に移動。この辺りまで来るとゴミの塊りは殆どなくなっているが、大きな木材や木の枝がプカプカと浮かんでいる。こんな障害物を避ける様にキャスティングをするのだが、風に煽られて何処に着水するのか、殆ど彼方任せの状態。

そこで、凸部の奥の角に移動したが、ここはまるでゴミの吹き溜まりの様相でキャストすら出来そうにもない。
仕方がないので、隣りのテトラ帯の切れ目に移り、ルアーもJHをやめてTOTO42に変更。MHR-KGNでは正面以外にも斜めにキャストして、テトラ帯と岸壁の間を狙うことが多いのだが、この日は、斜めにキャストするとラインが横から風を受けることになってトラブルの元になる。
と云う訳で、出来るだけ風を正面から受ける方向に何投かした時のこと、いきなりググンと、この日初めての可愛娘ちゃんからのコンタクトがあった。
凪を釣れと云われているメバル狙いとしては、風はビュービューと吹き、波はバシャバシャと極めて騒がしい状況で、中々集中出来ずにいたので、これにはビックリ。残念ながら、合せは決まったものゝ、リーリングに入った所でバレてしまったが、アタリがあったことで一安心。

これに気を良くして、キャスティングを繰り返したが、向かい風でルアーが戻されてしまって、上手く泳がせることが出来ない。そこで、この日持参したルアーの中では最も重たいTOTO48に変更。
これで、何とかルアーの存在を感じられる様になった所で、何回かキャスティングを繰り返していると、クンとハッキリとしたアタリがあり、顔を見せてくれたのは15cm程度のロリ・メバル。時刻は17:50頃で、実釣開始後1時間も経過していた。

所が、その頃から益々風が強くなりTOTO48でも全く飛ばなくなり、潮も当て気味になってルアーの操作感が全くなくなって仕舞った。
どうしようか・・・・・。
ふとミジンコ2.5gを使って見ようと思い立った。これはTOTO48よりも1g程軽いが、シルエットが小さく沈みも早いので、風の影響を受けることが相対的に少ないのではと考えた。

早速、試してみた所、これが極めて具合が良い。
シルエットが小さいためTOTO48よりも距離が出る上、沈みが早いので風に吹かれたラインに引っ張られる前に沈んでくれ、ルアーの存在がハッキリと伝わって来る。
これで集中力を持ってメバリングをすることが出来たが、アタリがない。リップがないので、ミノーの様に泳ぐことはないのだろう。JACKSONの説明でもフォールの釣りとのことだった。そこで、メタル・ジグと同じ様に小さくリフト&フォールを繰り返す様にした。
すると、偶にだがコンとアタリがある。しかし、空振りやバラしてしまうことが多い。強い風でラインが吹けてしまって、どうしても合わせのタイミングが遅くなるのが原因かも知れない。可愛娘ちゃんの活性が高くて、ルアーを丸呑みする様な状況であれば、その様なことはないのだろうが・・・。

19:00頃、向かい風が強く止みそうもないし、アタリもないので帰りますと、突然、見ず知らずの若者に声を掛けられてビックリした時までに、3匹。サイズはロリばかりだが、この強い風の条件を考えるとまぁまぁだろう。
しかも、頻繁とは云えないし、乗りも悪いが、兎にも角にもコンタクトはある。しかも、予報では、風は間もなく弱くなって来る筈。
と云う訳で、その若者を見送ってキャスティングを繰り返した。

20:00頃、ようやく風が収まり出して来て、よし、これからだ!!と気を入れ直したが、弱くなったのは一時。10分か15分後には前にもまして強く吹き出して来て、小生の気持ちも雲散霧消。

凸部の手間角84番スポット付近をチェックしようと、戻ったが、その頃にはかなり潮位が下がっていて、何時もは水没しているテトラも頭を出している。ゴミも来る時に見た程ではないにしても、かなりの量がプカプカと浮いている状態で、ルアーを通すコースが限定的な上、強い風でそのコースを通すことさえ覚束ない。

予報通り風はこの先弱まって来るかも知れないが、潮位は22:30の干潮時刻に向けて更に下がるので、この日は粘って残っても成果は期待出来そうもない。と云う訳で、20:30頃、諦めてStopFishingとした。

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