2008年釣行記(9)

2008年

潮回り:小潮  場所:TKUR  釣果:ナシ 同行者:ガクちゃん

昨日、一昨日は気候が二ヶ月も後戻りをしてしまい肌寒く、加えて、三浦や横浜、神奈川県西部には強風波浪注意報だか警報が出されていたし、冷たい雨まで降っていた。その影響なのだろう、9日の金曜日には19度台であった江之浦沖の海水温は、10日には18度台、11日の夜には17度台にまで下がってしまった。
しかも、潮回りは小潮と条件としては、甚だ面白くない。
実は、先週のGWは人出が多くて釣りにならないだろうと考え、釣行したい気持ちをグッと堪えたこともあいり、更には中山ガクちゃんのお誘いメールもあったので、今週は是非・・・・。

予定通り2:30に家を出て、4:00に目的地の駐車場に到着した。

早速、支度をして九十九折の坂を下り、小道に入って眼下のワンドから磯を見渡すと、昨日の強風の名残りか、台風2号の影響か、結構大きな波が押し寄せて来ており、至る所にサラシが広がっている。

いつも釣り座としている磯の更に一段高い所に荷物を置いて釣り支度をしながら海の様子を見ると、サラシだと思っていたのは何と灰汁の泡。その灰汁が帯状になって至る所に浮かんでいる。灰汁がこんなにも出ているのは、底荒れが酷かった筈。
昨日の風の名残り、海水温の低下、ウネリに加えて底荒れじゃ、釣にならないとテンションは急降下。

それでも、2・3投して、携帯を見ると中山ガクちゃんからメールの着信表示で、既にFKURに居る由。早速、連絡を取ると、何と昨夜の内から来ており、小さなアカイカを1杯獲ったものの、余り芳しくないので、後30分程してから、こっちに転戦して来るとのこと。

電話を終わり、ふと後方を見るといつの間に来たのか、一人の若者が入って良いかと声を掛けて来た。
礼儀正しい奴よと感心しながらよくよくその若者の顔を見れば、昨年もこの磯でよく一緒になった二人組ヤエン師の内の一人。中山ガクちゃんが来ることになっているし、実の所、断りたかったのだが、一人なら何とかなるだろうと、笑顔でOKを返し、キャスティングを繰り返していると・・・・。
やはりこのヤエン師達はいつもペアで行動している様だ。程なくしてもう一人のヤエン師が現れて、結局この磯は満員状態。

明るくなって視界が開けた海面を見ると、正面と右手に茶色のブイ、更にその沖にも夫々白いブイが箱状に浮かんでいる。かなり沖には定置網も入っており、どうも刺し網が入れられた様子。網が左右に張られているのでなければ問題はないが、様子が判らない以上、ブイ付近にはキャスト出来ず方向が限られてしまう。

その内、一人乗りの漁船が来て網を上げて行ったが、遠目には良く判らなかったものの、どうも大した獲物は掛かっていなかった様な気配。

後から入ったヤエン師の二人は、一向に納まる気配のないウネリに嫌気が差し、場所替えをすると云って引き上げて行ったので、早速、その旨中山ガクちゃんに連絡をすると、丁度終わって車に戻った所で、こちらに向かうとの返。

それでは、ガクちゃんが到着するまでとキャスティングを繰り返したが、一向にイカ様からの連絡は入って来ず、逆にウネリは心なしか大きくなって来た気配に、君子たる者諦めが肝心と撤収とした。

息も絶え絶えに急坂を上り、駐車場の手前にまで辿り着いた所で、ロッドを片手に下って来る中山ガクちゃんと遭遇。氏は昨年夏に沢で大腿骨を骨折したこともあって、ほぼ10ヶ月振りの再会。
事情を話し駐車場まで戻った所で、積もる話に花を咲かせて時間が経つのも忘れてしまった。

ガクちゃんはその後南に向かうと云うが、小生にはその元気は残っておらず、駅前の交差点で右と左に泣き分かれと相成った次第。

 これで3連敗となったが、久し振りの再会を果たして何となく納得することが出来た。

“2008年釣行記(9)” への2件のフィードバック

  1. mizoken より:

    ガクちゃん、今晩は。
    釣果はありませんでしたが、久し振りにお会い出来て楽しい一日でした。
    南方でも駄目でしたか・・・!お疲れ様でした。
    週一アングラーとしては釣行する日を選べないので仕方がありませんが、あの日は条件が悪過ぎましたネ。
    海水温の低下、ウネリ、風・・・。
    また、お誘い下さい。

  2. ガク より:

    お疲れ様でした。久しぶりに会えて楽しかったです。あの後、風向きを考えて、西側に出て、下見がてら南下しましたが、どこも釣れていませんでした。夕まずめ比較的穏やかな場所で粘りましたが、藻ばかりで生体反応はなく、雨が降り出したので撤収し、横なぐりの風雨の中を帰ってきました。疲れました。

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