2005年 アオリイカ釣行記(30)

2005年

潮回り:長潮  場所:熱海  釣果:ナシ 1 同行者:ナシ

今年も残す所一週間程になってしまった。年齢を重ねるに従って月日の経つのが早く感じられる様になって来るが、今年は事の外早かった。アオリイカを始めたのがついこの前だった様な気がしてならない。
さて、今日はそのアオリイカの2005年の釣り納め(?)
天気予報では西南西の風が強く最高で12m。流石に躊躇する気持ちもあったが、風を背負えれば何とかなるだろうと熱海に向かって強行することにした。所が、道中、西湘バイパスの吹流しが真横にバタバタと翻り、フロント・グラスが波の飛沫で薄っすらと曇る位。熱海に着くと強風が吹き荒れ竿を出す状況にはない。風が収まるのを待とうと車の中でウトウトしていると、ゴーッと音がして車がユサユサと揺れ、その度に目が覚める。
4時頃、意を決して支度をして防波堤に上がると、先週よりも遥かに強い風が吹き抜けて行く。何とか先端に辿り着くと、何と何と先行者が居るではないか。負けてはならじと準備を開始するが、強風に煽られたラインをガイドに通すのに難儀している内に、別のエギンガーがポイントに入釣。仕方がないので、普段は最高のポイントに入ったが、右から左に何時もとは違った風向きで、沖堤の方向にしかキャスト出来ない。
キャストして風の影響を避けるためにロッドのチップを下に向けて、着底を待っていると、ロッドがグンッグンッと引っ張られる。
何、こんな時に第一投目から来た!!
胸をときめかせ、暗くて周囲には見えないだろうが、ニンマリとして、よくよく見ると、テトラの隙間を縫って来た風でロッドが叩かれているだけ。波にラインが引っ張られて魚信と勘違いすることは過去に何度もあったが、風を魚信と勘違いすることはなかった。これじゃ、魚信があっても取れる筈もねえやと思いつつ何回かキャストを繰り返し、ふと周囲を見回すと誰もいなくなっている。
まぁ、こんな風だわサ。しようがねえな。
と、こちらも撤収して車に戻ったが、夜明けまでには未だ少し時間があるし、何よりもこのまま引き上げるのは癪の種、少し休んでと思って目が覚めたら、周囲はもう明るくなっており、欲目のせいか風も幾分かは収まって来ている様に感じる。
しかし、防波堤では依然として状況変わらず、風を背に出来るポイントは先端部のみ。当然のことながら先端の沖堤に向かってキャスト出来るポイントは既に入られていて、潜り込む隙もない。そこで先週のポイントに入るが、右から左に吹く風にラインが大きく流されて、正面に投げた筈のエギが、左側真横可から戻って来る。少し右向きにキャストすると風に戻されて全く飛ばない。
結局、釣りにも何にもなりゃしない。

で、あえ無く討ち死にで2005年が終わった次第。

“2005年 アオリイカ釣行記(30)” への7件のフィードバック

  1. た?ぼ より:

    おはようございます。
    ウミネコ、凄かったッス!
    鳥が見えた瞬間どうしよう…と思ったのですが、
    ラインが羽に絡まってただけでした。
    ですので、無事に開放できました。
    いや?ホントエギが刺さっちゃってたかと思ってビックリしました。
    前々回は船が釣れるし、今回は鳥だし、とても楽しい釣り納めができました(^^;
    ボウズも味わったし来年は一人前のエギンガーとしてがんばります♪

  2. mizoken より:

    た?ぼさん
    んじゃー、図らずも一緒だった訳ですネ。
    所で、ウミネコですか??
    その時のた?ぼさんの焦る様子が目に浮かんで来て、独りニヤついています。こんなことじゃ下の者に示しがつきませんが(職場からの発信ですので・・・)。
    ウミネコはもっと焦ったかも知れませんヨ。餌だと思って喰いついたら、模造品でしかも針があって思いも掛けない方向にグイグイと引っ張られる訳ですから・・・。
    何て思い浮かべていると、駄目だ!! 一寸トイレに行って頭を冷やして来ま?す。
    で、どうやってエギを外したのですか?
    記録もストップの由。残念ですネ。でも、これで○ボーの気持ちも分かり、た?ぼさんも一人前のエギンガーになられたと云うことでしょう(笑)

  3. た?ぼ より:

    ぎゃはは!!
    やっぱり!!!
    ランタンがmizokenさんのと似てるなぁ?と思いながら、
    いつもの中央に下りたんです。帽子が前回と違いませんでしたか??
    声を掛けようと思ったのですが、寒かったので失礼しちゃいました(^^;
    夜中はあの大堤防に私と親父二人の貸切でした。
    んで、釣果ですが、
    親父 スルメ2杯
    彼女 スルメ1杯
    お袋 アカイカ1杯
    た?ぼ ウミネコ1羽…
    すごいんですよ!
    ガツンと当たりがあり、すごい勢いで引くんです。
    するとパタパタパタ…ってな引きが混ざるんですね。
    ん…?なんだ??と思いながら巻いてくると、
    グングン…パタパタパタ…
    最初魚かと思ったんですが、自分の前に白い鳥が舞い降りてきたんです。超焦りましたよ(^^;
    従いまして、ついにボウズです。記録ストップしちゃいました(u_u;)

  4. mizoken より:

    tokeiさん、おはようございます。
    本当に強い風でしたヨ。予報では徐々に弱まる様になっていましたので、粘ったのですが結局駄目でした。
    確か、大晦日の釣行予定でしたよネ。大潮ですから潮回りは良さそうですし、頑張って下さい。
    暮れの内に1杯、初日の出を拝みながら1杯。
    もう、最高じゃないですか!!!

  5. mizoken より:

    た?ぼさん、おはようございます。
    エーッ、そうだったんですか? それはそれは失礼しました。
    た?ぼさんはその時、先端の中央に入釣しました? であれば灯台の基礎の根元で準備していたのは、他ならぬ僕でしょう、きっと。
    でも、た?ぼさんも好きですネ?、おの風の中釣りをするんですから(人の事は云えませんが・・・)。
    所で、結果の方はどうでした?

  6. た?ぼ より:

    こんばんは。
    昨晩、私も熱海に行ってきました。夜9時になって、急きょ行く話になり、誰にも連絡しませんでした(^^;
    夜中は私一人でしたが、朝の4時頃フェンスの外を車に向かって歩いてると、一人釣り人とすれ違いました。
    そして車から荷物を取り先端のテトラに戻ると一人準備をしている人が居たんです。
    もしかして、それがmizokenさんだったのです??
    私はいつもの先端に戻り釣ってると、あの先端の右角に一人釣り人が降りました。
    それって??もしかして…
    あの強風の中あそこで釣りをする人は俺くらいだろうと思ってましたが…(^^;

  7. tokei より:

    こんばんは
    今年は例年より風の強い日が多かったように思います。
    あそこの堤防の先端のテトラで良く釣りをしましたね。
    強風でも低いために風が体にはあまり当りませんが、
    竿とラインには凄い勢いで当るので
    風がアオリイカのようにラインを引っ張ります。
    おれも良く魚信と間違えました(笑)
    mizokenさんは前回アオリ釣ってますよね。
    おれは2回ともアオリは釣っていないので
    最後の釣行に行けたら是非釣りたいです。

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