※ 月別アーカイブ:5月2010 ※

エギング教室

その他

今から2ヶ月ほど前、釣り雑誌のSaltWater(地球丸社)の4月号に、南房総市で春のエギング教室受講者募集の広告があった。

小生は、これまで見よう見真似でエギングをやって来たのだが、もう一つ納得出来ない点があった。 従い、機会があれば先達から技術なり知識なりを得て、少しでもレベル・アップが出来ればと常々思っていた。 そんな所に、この様な広告を見付けたのだから、即、リアクション・バイトをするのも当然のことだろう。
募集人員は20名前後、応募者多数の場合は抽選とのことで、昨今のエギング・ブームもあり当然抽選になる筈なので、籤運のないことは人後に落ちない小生には、先ず可能性はないだろうと思っていた。 所が、思いがけず、抽選の結果OKとの連絡を貰い、22日の土曜日に参加して来た。

2:20、自宅を出発、120kmを走破して集合場所の南房総市乙浜港に到着したのは、4:30頃。
120kmと云えば、よく通っている東伊豆方面では伊東を越えて八幡野あたりの距離でそんなには遠くはない・・・と思ったが、全く走ったこともない土地では遥かに遠く感じる。 それでも時間としては1時間近く早く到着出来るのは、やはり高速を使ったためで、ルートは首都高速湾岸線・アクアライン・館山自動車道で館山まで、その先だけが一般道と全行程の内100kmが高速なので、渋滞もなく往復とも快適なドライブだった。

エギング教室の集合時刻は6:45だが、4:30頃に到着する様に出発したのは、教室開始の前にひとシャクリしておこうと云う魂胆だったのは、敢えて云う必要もないのだが、やはり週末の土曜日のことで、広大な漁港に釣り人の多いこと。 日の出時刻のこの時間でも駐車スペースには次から次に車が入って来る。

小生も空きスペースを見付けて車を止め、直ぐに支度をして岸壁に出て見ると思いの外強い風が吹いている。 エギングにはちょっと辛い位で、背に受けられそうな場所は2~3個所。 当然、その様な場所は人が入ってしまっているので、単独釣行であれば場所移動を考えている筈だが、今日ばかりはそれは無理。 仕方がないので風を正面に受ける所で、暫く時間潰しのキャスティングをして見たものゝ、釣れそうな雰囲気は感じられず、早々に切り上げ、6:30頃まで車の中で休んでから、集合スポットに移動した。

エギング教室の参加者は、女性エギンガー2名、ジュニア・エギンガー1名を含んで都合18名。 小生の偏見かも知れないが、女性の場合は当然エスコート役の男性と一緒かと思ったが、お二人共単独での参加と見受けられ、これも、やはりこれも時代の変化なのだろう・・・。

講師は、DAIWAの宮澤幸則氏渡邉長士氏のお二人。受講生を2班に分けて、最初は座学、その後は実釣しながらの講習、昼食後は自由時間の三部構成プログラムだった。

講義の内容については、6月21日発売予定のSaltWater8月号に掲載される予定なので、詳細はそちらに譲るが、テンションホールを多用する理由藻面を釣る際のシャクリ方あたりの待ち方等雑誌やDVDから知識として得てはいたが、生での解説は非常に説得力があり、その外、春のエギングでは大潮前の中潮が狙い目であることや漁港の奥でも海藻があればポイントになり得ること等目からウロコが落ちる様な思いで聴いた。

実釣では、あの様な強風の中、ベスト・タイム・ゾーンを外した真昼間しかも潮回りは小潮と云うタフなコンディションの中、講師のどちらかが1杯でも出しておられれば、説得力は更に増したと思うが、生憎、講師を含めた20名全員が枕を並べて討ち死にと相成った次第。
お守りR.JPG
まぁ、今回は講習で知識を得ることが目的なので・・・・・・。
とは云え、講義に先立ち渡邉氏から参加者全員にプレゼントされたオリジナル大漁祈願のお守りのご利益もなく、誠に残念な結果に終わってしまった。

その様な状況であったが、強風に手を焼き、男性軍が早々に諦めて駄弁っている間も、黙々とキャスティングを繰返し、疑問点を講師に質していた町田から参加したと云う女性アングラーの姿勢は、印象的だった。 恐らく、その熱心さがプログラム最後のエギ争奪ジャンケン大会の優勝に繋がったのではないだろうか。

講義の終了は、予定の14:00より早めの13:30頃。
小生の場合は、遅くても10:00頃には釣り上がっているのが常で、日の出から昼過ぎのこんな時刻まで8時間以上も釣り場にいることはないので、流石に疲労困憊。 折角房総に来たのだから、帰りは内房の何処かでシャクル積りで、ポイント案内を車に積んでいたのだが、その気力も全く残っておらず真っ直ぐに帰って来てしまった。

所で、このブログはエギング教室の翌日に書いているのだが、昨夜は22:00に就寝し今朝8:00に目が覚めるまで、若い時ならいざ知らず、10時間もぐっすりと眠ってしまった。 それだけ寝たのだから疲れはすっかり取れたのかと云うと、残念ながら腰の辺りに澱が溜まっている様に重たい。 更に情けないことには、乙浜港から帰る途中、運転をしながら色々と反芻していた筈なのに、一晩寝てしまうと、殆ど講義で聴いた内容が頭の中に残っていない。 

何てことだ!!!
歳は取りたくな~い!!!