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2017年釣行記(48) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月25日(火)~26日(水)
潮回り:中潮(↑↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 58、カニ x 7

同行者:FKGW女史、SGMRさん、OHTさん

天気予報をチェックすると、火曜日の10:00頃から水曜日の朝までズラリと50%確率で傘マークが並んでいる。所が、我が居住地域のピンポイント予報を見ると、傘マークが付いている現時刻でも窓の外は晴れている。
念のために、色々なサイトを訊ねてチェックしたが、同じ様に傘マークが並んでいる。予報の元になっているデータの出所が同じなので、何処のサイトも変わり映えがしないは当たり前と云えば当たり前かも知れない。しかし、窓の外は晴れている現実に対して、傘マークが付いている予報をどう捉えれば良いのか?
すると、ラジオから流れて来た予報では、天気の急変に注意・・・
成る程、これが答えか・・・・。例え、外は晴れていても、1分後に天気が急変して雨になるとすれば、この矛盾は説明出来るし、予報は当たっていたことになる。
何れにしても、火曜の夜はどこかの時点で雨が降り出すことは確実らしい。
となると、雨に濡れると溶けてしまう特異体質を持つ小生としては、これでは釣りを諦めざるを得ず、先週に続いて今週も前半は釣りは休む積りでいた。

所が、FKGW女史SGMRさんは雨支度をして行くとのこと。更に、今回は久し振りにOHTさんが来るとのこと。OHTさんには真冬のアオリイカ釣りで一緒になって以来、半年振りになるので、是非会いたい。
そこで、漸く意を決して、孤島’濱アジングをすることにした。

先行していたFKGW女史にニコニコ顔で迎えられて、17:00少し前にSGMRさんと一緒に釣り場の岸壁に到着。
FKGW女史第二出っ張りに釣り座を構えていたので、小生は第一VゾーンSGMRさん第二Vゾーンに夫々構えることにして、準備をしている内に、遅れてOHTさんも姿を見せて、今夜のメンバーが勢揃い。

天気が急変して、いつ雨が降り出して来ても可笑しくない筈だが、空は高く晴れている。しかし、異常な程の蒸し暑さが、雨が近いことの証明かも知れない。重たい道具を持って長い岸壁を歩いて来ただけでびっしょりとかいた汗が中々引かない。

小生が、息を整え汗が引くのを待ちながら、ゆっくりと釣り支度をしている間にも、他の若い3人はキャスティングを始めている。

この日は1.5gメタルジグを試したかったので、いつものSoare改8320#1Bに加えて暫く出番のなかった8326#1Bの3本を持ち込み、Soare改には0.8g8320#1Bには1gのJH、そして8326#1Bには1.5gメタルジグを組み合わせてスタンバイ。

キャスティングを開始したのは17:20頃。
先発は、これまで通り8320#1B。仲間内の情報では明るい内からアタリがあったとのことだが、それから2~3日も経つので状況は変わってしまったのか、コンタクトがない。

そこで遠くの深場を狙うことにして8326#1Bに変更。
1.5gメタルジグメバリングで使う積りでかなり前に買ったものだが、全く出番がなくタックルボックスの片隅に転がしていたもの。前回、ここでKKCさんジグサビキを使ってアジ様をゲットしていたのを見て、ひょっとするとメタルジグでも行けるかも知れないと思って引っ張り出して来た。

キャストして35カウント後、リフト&フォールを繰り返し、時にはサビいたりもしていると、コンと明確な反応があって、メタルジグでの第一号。
時刻は18:20頃で、他の仲間に比べると出遅れ感一杯だが、新しい方法でゲットした嬉しい1匹。

これを皮切りに2匹、3匹とこれまでにない好調な滑り出しに気を良くしたが、反応が薄くなったので、8320#1Bに替えてJHでのアジング。
すると、又々アタリが出始めて、2匹、3匹。早くも19:00過ぎにはツ抜け達成する程の高活性だが、サイズは何れも判で押した様に20cm内外ばかりで、もう一つ。
アタリがない時は、サイズはどうでも良いからアタッて欲しいと思い、アタリが続くと、今度はサイズを求める貪欲なアングラーの性丸出しで、前回の釣りを楽しもうと云う反省は何処へやら。

この日のアジ様の高活性状態は続き、こんなロートルアジンガーでも、21:00頃には20匹、日付が変わる頃には40匹もの好釣果。
しかし、こうなって来ると釣り上げたアジ様の処分先が気になって来る。小生宅は年寄りが二人なので、数は全く要らない。そこで近所に配る算段をする訳だが、週に2回も濱アジングをしていると、その都度頻繁に配ることも出来ない。
小生の御幼少の砌、釣り好きな親父が釣って来た魚が毎晩の食卓に出て、辟易した記憶がある。そんなこともあって、小生の釣りはヘラ鮒ブラックバスフライフィッシングと、海釣りを始めるまでは全てゲームフィシングで釣果を持ち帰ることはしなかった。
そんなことを考えていると、徐々に矛先が鈍って来て、只でさえ微かなアタリに対する反応は鈍いのに、輪を掛けて手が出なくなって・・・。
丁度その頃になって、夥しい数の水クラゲが大挙して押し寄せて来て、岸壁の際を帯状の絨毯の様にビッシリ。こうなると、年寄りのか細い集中力はプツンと切れてしまう悪循環。

そこで、気分転換のために試しに8326#1B1gのJHを組み合わせてみた。と云うのも、このロッドは、アタリの出方にもう一つしっくりしたものが感じられず、その直後に作ったSoare改の方が好みに合っていたために、2軍に落ちていたので出番がなかったのだが、アジ様の活性が高い時ならば、色々と実験が出来るし、アタリの出方を確かめられるのではないかと思ったのが理由。
その結果、何故これまで余り使わなかったのか、自分でも不思議に思う位に微かな違和感でもきちんと手元に伝えてくれるのが解った。そこで、日付の変わった後半戦は8326#1Bで通すことにしたが、お蔭で、この夜はSoare改の出番が来ることは一度もなかった。

次回は、8320#1Bと8326#1Bの2本建てでやって見ようと思った次第。

所で、この時期はワタリガニが岸壁近くに寄って来ることが多い。前回は玉網を持ち込まなかったので、近くを泳ぐカニを見て悔しい思いをしたが、今回はその轍を踏まない様に玉網を持ち込んだ。
それが正解で、海面付近を泳いで近付いて来るカニを見逃すまいとアジングの傍ら目を凝らし、見付けると玉網を手に捕獲に挑戦。
最初の1~2杯は要領が解らず失敗したが、最後には要領も解り殆ど取り逃がすこともなく、都合7杯も捕獲に成功。
他の3人はお土産にしないとのことだったので、全て持ち帰り、5杯はご近所にアジ様と一緒に引き取って貰い、2杯は夕食の際の味噌汁の美味しい出汁になって貰った。

所で、いつ急変しても可笑しくない空模様だが、ズラリと並んだ傘マークにも拘らず泣き出すこともなく、一晩もってくれたのには助かった。今回は、予報が良い方に外れてくれた格好だが、その逆に晴れマークにも拘らず雨が降ることもあり得る訳で、やはりもう少し確実な予報を出して貰いたいものだと切に思う。

2017年釣行記(47) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月21日(金)~22日(土)
潮回り:中潮(↓↑↓)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 38、カサゴ x 1

同行者:FKGW、SGMR、KKC、(KI、YSKW、KRHR)各氏

週の前半の孤島’釣行は雷雨のため、已む無く中止にしたので、濱アジングにすっかりのめり込んでいるFKGW女史は逸る気持ちを抑え切れずに16:00頃に行くとのこと。しかし、学校が夏休みに入ったこの時期は、夕方の16:00とは云え、まだまだ暑い日差しが残っているので、小生は少しでも体力の消費を抑えるため、1時間遅れの17:00頃を予定。

釣り場近くの駐車場で道具を車から降ろしている所にKKCさんが到着。そしてその後間もなくSGMRさんKIさんが現れ、更に、両手に道具をぶら下げてKRHRさんも登場。姿は見えないが駐車場にはYSKWさんの車があるので、今晩は先週の金曜日と同じ様に7~8名のアジンガーで混み合いそう。

17:00少し前、既にアジ様を2匹ゲットしてニコニコ顔のFKGW女史の出迎えを受けて釣り場の岸壁に到着。
彼女は第一Vゾーンを挟んで奥に釣り座を構えていたので、小生はその向かい側、SGMRさんKKCさん第二Vゾーンに釣り座を決め、期せずして先週と同じ配列。そして、KHRHさん第三出っ張りKIさんは一人離れて第四Vゾーンに夫々釣り座を決めて、金曜の夜を徹しての濱アジングを開始することになった。

17:00とは云え、夕日がジリジリと暑いので、小生は物陰で殊更にゆっくりと支度をして時間を潰して、17:30頃からキャスティングを開始。

今回も持ち込んだロッドは8320#1BSoare改の2本。
8320#1Bには1gSoare改には0.8gのJHを組み合わせる積りだったが、岸壁の縁に立つと右から左の横風になる南東の風が結構強めに吹いているので、JHを少し重めの1.3gに変更。しかし、ラインが大きく吹けてJHが沈んで行かない。しかも潮の流れも右から左で、カウントし終わる頃には斜め左にまで流されてしまう状況。出来ればもう少し右に向かってキャスティングをしたいが、そうするとFKGW女史とお祭りになるので、それも無理。そこでJHを更に重い1.5gにする等したが、中々思い通りにJHの操作が出来ない。
その間にも、FKGW女史はポツリポツリとアジ様を掛け、隣りのSGMRさんKKCさんも白く輝く魚体を抜き揚げているのに、小生独り蚊帳の外に置いて行かれた状況。
釣りは始まったばかりで、時間はタップリあると自らに云い聞かせ冷静を装ったが、内心では何とかしなくては、何とかしなくては・・・・と気持ちばかり焦ってしまい、その内、何をやっているのか判らなくなってしまう始末。

小生に最初に来たのは、時刻も定かではなく、どの様な状況であったかも思い出せないが、まだ明るい頃。20cmにも足りないサイズにガッカリした記憶がある。

そして、次から次にアジ様を掛けているFKGW女史の甲高いドラグ音に尻を引っ叩かれてもアタリを出せないまゝ時間が過ぎ、陽がすっかり落ちて暗くなっても、全くノーカンジ。

この日の2匹目は20:00を回った頃。

明るい内の1匹目以来アタリがない時間が続いていたので、気持ちはプツンと切れる寸前だったが、何とかもたせて、やっとの思いで掛けた1匹は20cm。

年寄り二人が食すには数は要らない。サイズが欲しいと今回は23cm以上をお持ち帰りサイズと決めていたので、そのまゝFKGW女史のバケツに投入。
この1匹で遅ればせながら濱アジング戦線参戦と気持ちを込めてキャスティングを続け、21:00を回った頃にツ抜け達成。20匹を超えたのは23:30頃と自分としては悪くないペースだと思ったが、FKGW女史は小生の1匹に対して2~3匹も釣り上げる程のハイペースを持続。

そんなFKGW女史にあやかりたいと、JHの重さやキャストする方向、棚の深さを替えて探ったが、小生にはアタリがあっても単発ばかりで、連続がない。
結局、この夜は日付が変わってから、一時、中弛みがあり、また夥しい数の水クラゲに邪魔をされた時間帯もあったが、一晩を通してポツリポツリと退屈しない程度にアタリが続き、終わって見れば前回とほぼ同じ38匹の釣果。

これはこれで、満足すべき結果だが、以前の様にはいなくなったとは云え、釣れて来るのは何れも20cm内外ばかりでサイズがもう一つ足りない。
更に、SGMRさんKIさんは別格としても、KKCさんの76匹、FKGW女史の70匹近い数に比べると、数の面でも大いに見劣りがする結果で不満の残る所。

しかし、古希も過ぎて残り少ない釣り人生故、若い皆さんと張り合おうとはせず、自分のペースで釣りを楽しめば良い
いつもそう思って釣り場に向かうのだが、直ぐ隣りで好調にロッドを曲げられると、気が付けばいつの間にか何とか追い付きたい。追い越したいとなってしまう。そうなると全てのアクションの一つ一つが早くなり、ジックリとした釣りが出来ずにいつの間にか自分のペースを失って・・・の悪循環に陥ってしまうのが常。
年齢相応に余裕のある釣りをしなければ・・・・と自戒しながら帰路に着いたが、果たして次回は達観した釣りが出来るだろうか?

2017年釣行記(46) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月14日(金)~15日(土)
潮回り:中潮(↑↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 39、カサゴ x 1

同行者:FKGWさん、SGMRさん、(KIさん、KKCさん、AKTKさん)

前回の孤島’釣行で解りかけた足許で釣る方法を確かめたくて、以前から金曜日に釣行すると云っていたFKGW女史とコラボすることにした。

現地の岸壁には、駐車場で一緒になったKIさんと3人で17:00少し前に到着。
幸い、岸壁には黒鯛師を含めて釣り師の姿はなく、我々の選り取り見取り。先ずKIさんは意外なことに第三Vゾーンに荷物を降ろした。第二Vゾーンに入ると思っていたので、理由を訊ねると、後から来ることになっているAKTKさんと一緒に釣りをしたいので・・・・とのこと。これで第二Vゾーンは空いたことになるが、ここはやはり遅れて来るSGMRさんのために空けておく方が良かろうと、当初の予定通りFKGW女史と小生はその先の第一Vゾーンを挟んで釣り座を構えることにした。

今回は、足許で釣る方法を確かめるのが主目的なので、持ち込んだロッドは絞り込んでSoare改8320#1Bの2本のみ。
ゆっくりと支度を整えて、17:20頃キャスティングを開始。先発は8320#1B1.0のJHの組み合わせにしたが、右から左の横風が思いの外強く吹いていて、距離が稼げない。その上、風に吹かれたラインに引っ張られて沈みも悪くて、やり難い。そこでJHを1.3gに替えてキャスティングを続けたが、テンポが悪くて、何となく今夜も修行になりそうな予感が・・・・・。

18:00少し前になってSGMRさんが登場。
彼は、空いていたお気に入りの第二Vゾーンに座ってキャスティングを始めた途端に、ロッドを曲げている。小生に出来ることと云えば、ただ、SGMRさんの笑顔をアングリと指を咥えて見ているだけ。

FKGW女史に最初のアジ様が来たのは18:20頃(?)
残念ながらこれは抜き揚げに失敗してしまったが、アジ様が寄って来た様子。
であればと期待したが、小生には音沙汰がない。
その内、潮の重たさを感じなくなってしまった第一凸部に移動したSGMRさんはそこでもアジ様をゲット。流石としか云い様がないが、アジ様の居場所を嗅ぎ分ける鋭い嗅覚には、ただ感心するのみ。あり得べからざることだが、まるでアジ様を餌付けしてしまったのではないかとさえ思わせる程、彼の近くにはアジ様が寄って来ている。

そうこうする内、FKGW女史も待望のアジ様の取り込みに成功し、小生のみアタリを感じることもなく、一人取り残されてしまった格好。釣りはまだ始まったばかりなので、その内小生にも来るだろうと余裕をかましてみたものの、何となく焦りを感じたのは正直な所。

小生に最初に来たのは、日没時刻を廻った19:10過ぎ。

風も少し弱くなって来たのでJHを1.0gに替え、遠目を狙ってキャストして40カウント。
チョン・チョンとロッドを煽ってアクションを加えた後サビクと、チクとしたアタリで来てくれた。
型は20cm足らずで物足りないが、やっと来てくれたことに一安心。

これまでのパターンでは、期待に反してその後のアタリが続かず、忘れた頃のアタリを拾うだけの修行アジングになるのが常だった。しかし、この夜に限っては、アジ様の活性が高いのか、あるいは、群れが大きいのか、何れにしろこれまでにないペースでアタリがある。

20:30頃、KKCさんが登場して来て、今晩の役者が勢揃い、FKGW女史と小生は第一SGMRさんKKCさん第二そしてKIさんAKTKさん第三Vゾーンに陣取って濱アジングの本格的なスタート。
KIさんAKTKさんの様子は、遠くて全く分からないが、SGMR・KKCグループのことは話声で何となく掴めるが、どうもKKCさんは到着早々の第一投目から良型をものにした様子が伝わって来る。

小生がツ抜けを達成したのは20:45頃、20匹に到達したのは日付が変わる前のことで、これまでにない程のハイ・ペース。
小生にしては釣れ過ぎ!!!
しかし、釣れる時は、これまで釣れなかった時の憂さを晴らすべく、後先も考えずに釣りたいのがアングラーの性。小生もアングラーの端くれである以上、更なる数の上積みを実現させたい所だったが、その一方で釣り上げたアジ様の始末先が心配になって、どうにも中途半端な心境。

日付が変わってからも、多少の波はあるにしろ、一晩を通して退屈する暇がない程間断なくアタリが続き、6人がそれぞれに楽しい濱アジングを満喫することが出来たのは、ある意味で珍しい状況だったかも知れない。

結局、この夜は、遠目のボトム付近でチョン・チョンと小さくロッドを煽った後、リールのハンドルを回さずにロッドを上方に向かって少しずつ突き上げる様にする動きが良かった。これまで余りしてこなかったサビクことの有効性が解ったのが、大いなる収穫だった。と云う訳で、この夜の主目的である足許での釣り方の確認は出来なかったが、この確認は次回にしようと思う。

所で、隣りのFKGW女史と云えば、この夜は熟女パワーが炸裂。チリチリと間断なく鳴り響くドラグ音が、時には五月蠅く感じる程で、終わって見れば、自己記録を大きく更新する50匹超。
小生は、前回に続いてFKGW女史の後塵を拝する結果になってしまい、嬉しいやら悔しいやら・・・・。

2017年釣行記(45) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月10日(月)~11日(火)
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 25、カサゴ x 1

同行者:単独

いつもコラボしているSGMRさんは、水曜日に仕事があるので火曜日に行けるかどうか分からないとのこと。そうは云うものゝ、彼の場合はこれまでも万難を排して釣行することが多かったので、今回も火曜日にはきっと行くだろうと思ったが、言葉通り行けないことだってあり得る。と云うことは、週の前半の釣行は単独になることを前提に考える必要がある。

そこで、天気予報をチェックすると、月曜の夜も火曜の夜も同じ様に南南西の風が強めに吹く予想。しかし、比較すると月曜日の方が若干弱そう。一人で行くのであれば、条件は少しでも良い方が好ましい。

と云う訳で、月曜日に行くことにして、17:00少し前に孤島’に到着。
広い岸壁には黒鯛師の姿が2人見えるだけで、アジング・ポイントには人影はない。一人なので誰に遠慮することなくSGMRさんお気に入りの第二Vゾーン付近に釣り座を構えることにした。

風は、予報と違って右から左への横風になる南東から強めに吹いており、やり難そう。潮は普段の色に戻っているものゝ、白い四葉のクローバーの模様のある水クラゲや触手の長い茶色のクラゲが至る所に漂っている。

今回持ち込んだロッドは、8320#1BSoare改の2本。
先発は、8320#1Bに強い横風対策で少し重めの1.3gのJHの組み合わせで、17:20頃、キャスティングを開始。潮の流れが風とは反対に左から右で、結構早い。しかし、潮の重さが感じられない。
何処かに潮が重く感じる場所はないかと向きや距離を変え、ロッドも右や左に向きを変えてみたが、どう云う訳か見付からない。それどころか、キャストの度にクラゲの茶色い触手がライン、リーダーやワームに絡み付いて来る。アジ様も触手が絡み付いたワームなど見向きもしないだろうから、その都度指で取り除くことになるが、これが気色が悪い。

強めの横風、
その横風とは逆方向に流れる潮、
至る所でフワフワと漂っている沢山のクラゲ、
ラインやリーダー等に絡み付いて来る触手・・・・。
折角、良い場所に釣り座を構えたと云うのに、気勢を削ぐ状況に、果たして独り一晩を過ごせるか自信がなくなって来る。

そんな気持ちがアジ様にも伝染してしまったと見えて、コンタクトがない。
今回、少し早めに現場に入ったのは、前々回良かった夕方の好地合いを逃したくなかったのが理由だが、そんな思惑は見事に空振りに終わってしまった。

この日の最初のアタリは、丁度、日没時刻の19:00。
サイズは20cm内外で、最近の孤島アベレージ。とは云え、ボーズ逃れの嬉しい1匹で、これを皮切りにテンポ良くと行きたい所だが・・・。

しかし、現実にはテンポが良いとは云えず、アタリは間遠く、SGMRさんKIさんがいつも好釣果を叩き出すポイントを独り独占しているにも拘らず、どう考えても、それには程遠い状況。しかし、不思議なことに退屈になって集中力が切れ掛かって来るとアタリがある。釣ってやろうとする気持ちが強過ぎて、アジ様に警戒心を抱かせているのかも知れない。

この日のツ抜け達成は23:30頃。
この頃になると、気が付けば、あれ程強かった風も収まり、集まっていたクラゲも触手の長い茶色のクラゲの姿はめっきりと少なくなって、水クラゲだけになったので、茶色の触手がラインやリーダーに絡んで来ることも殆どなくなって、釣り易くなった。しかし、同時に、潮の流れも止まってしまったが、どちらかと云うと、潮が止まった分、状況は悪くなったのかも知れない

流れがなくなってしまったので、Soare改0.8gのJHに変えて足許近くを重点的に狙う様にすると、何かしらこれまでとは違う雰囲気がある。しかし、もう一つ決め手がない。
こんな時、SGMRさんだったらどうするだろう?
SGMRさんの云っていたことを思い出しながら、ボトム付近をフワフワと漂わせる様にしているチクッとしたアタリ。
そしてモゾモゾとしたアタリ。
これがSGMRさんの釣り方かも知れない。
今晩は、この方法を徹底して見よう
と思った途端、それまで止まっていた潮が急に流れ出して来た。流れが出て来たことは歓迎すべきことだが、しかし、過ぎたるは及ばざる如し。潮上に向かって岸壁に平行になる様にキャストしても、カウントが終わる頃には横から斜め左後ろにまで流されてしまう程。
こうなってしまうと引き出しの数の少ない身にはなす術もなく・・・・・。

それでも独り貸し切りの岸壁なので、他人様に迷惑も掛からないと色々と試している内に、仮眠を取る時間もなくなり、気が付けば日の出間近な3:00。
ソロソロ朝間詰めのゴールデン・タイム・・・
気合を入れ直して集中すると、コンとハッキリとしたアタリが伝わって来て、型もそれまでよりは一回りも良い25cm。それが連続して来た所で、潮の流れが更に早くなってしまって、どうしようもなくなり、5:00頃、StopFishingとした。

この日は、一晩通して孤島’の岸壁にはアジンガーは小生独り、他に黒鯛師が一人だけと貸し切り状態だったので、色々と試すことが出来たのは収穫だった。特に、足許のボトム付近を漂わす様な釣り方は、これまで何度も試しても結果が出なかっただけに、どうしても疑心暗鬼の気持ちを拭えなかった。しかし、今回の試行で少し先が見えて来た様な気がする。次回はこの方法を徹底して見ようと思った次第。

2017年釣行記(44) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月7日(金)~7月8日(土)
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 7、カサゴ x 20α

同行者:FKGW女史、(SGMR、KI、HSMT、THY、KRHR各氏)

金曜日の孤島方面はかなり混み合うので、出来れば避けて別な場所で・・。
と云う訳で、TKISカマスを狙うか、南端メトイカにするか色々と考えた末に、南端メトイカ狙いをすることにして準備を進めている所に、悪魔、否、この場合はFKGW女史からなので悪女と云うべきか・・・、是非、孤島方面に行きたいとのお誘い。
小生は現役を退いて8年にもなる高齢者だが、まだ、この歳になっても、若干とは云え男の部分が辛うじて残っているので、女性からのお誘いには弱い。散々迷ったが、結局、孤島付近でのメトイカを調査することが出来れば一石二鳥と、至って自分の都合の良い落とし処を思い付いて孤島‘に行くことにした。

FKGW女史は、訊けば現地には16:00頃に入る予定とのこと。
この時期の日没時刻は19:00頃なので、早過ぎるきらいはあるが、希望の場所に釣り座を確保するためには止むを得ない。時刻を合わせて16:00少し前に現場に到着。幸い、先行者の姿はなく、我々が一番乗り。
さて、何処に釣り座を構えるか・・・・?
少し迷ったが、第二Vゾーン付近は遅れてやって来るSGMRさんのお気に入りの場所なので、我々が入っているのを見れば、やはり余り良い気持ちはしないだろうと遠慮することにし、また、第一Vゾーン付近は久し振りに孤島’にやって来るHSMTさん達が入りたがるだろう・・・・。
結局、一番乗りを果たしたにも拘らず、後から来る人達のために場所取りをしてあげた様なもので、FKGW女史第三Vゾーンを挟んでこの夜のアジングをすることにした。

風は、右から左の横風になる南東の風で、少々強目。潮は、気持ちを萎えさせる程真っ茶色で、条件は余り良さそうにない。
それにもめげずクーラーに腰を掛けてキャスティングを始めたFKGW女史に対して、小生は、日陰に座って少し陽が陰るを待つことにしてボーッと時間稼ぎ。

17:00少し前になり、いつの間にか潮の色が変わって綺麗になっているのに気が付き、小生もキャスティングを開始。
今回は、8320#1Bの他に最近余り出番のないEmeraldas改Falcon改の3本のロッドを持ち込んだ。Falcon改は最近でこそMHR-KGNでのメバリング位しか出る幕がなくなってしまったが、小生のアジング用改造ロッドの第1号で、房総の漁港で面白いアジングをさせて貰った記憶がある。Emeraldas改はメバリングにも使うことがなかったが、メトイカのライトエギングに使えれば無駄にはならないと考えた次第。
と云う訳で、先発はFalcon改1.3gのJH

小生のキャスティング開始に前後して、SGMRさんKIさんの二人が登場。案の定、二人は当然の様に第二Vゾーンを挟む様にして釣り座を構えた。

前回、前々回と夕方の暗くなる前の時間帯に良い型をあげたので、今回も来る筈・・・・・・。
しかし、期待に反して、コツリとも来ない。
ひょっとすると、暗くなってから来る様にパターンが変わったのかも・・?
時間は暗くなってからの方が長いので、かえってその方が都合が良い。

18:00前になり、HSMTさんKRHRさんともう一人のアングラーが登場して来て、流石に土曜日を控えた金曜日でアングラーの数が多い。都合7人のアジンガーがずらりと並んでロッドを振ることになったが、孤島の場合程間隔を詰めなくても良いのは救い。

陽が沈み周囲が徐々に暗くなっても、相変わらずアジ様からのコンタクトはなく、コツッとロッドを曲げてくれるのは赤い色のカサゴばかりで、こんな筈では・・・、こんな筈では・・・の繰り返し。

余りにもアタリがないのに、いい加減厭になって来た20:00少し前、やっと来てくれた本命のアジ様は17cm程の可愛いサイズ。
小さいながらもアジはアジ
これでボーズを逃れることが出来、一安心したが、本当の所はもう少し良いサイズのアジ様をテンポ良く釣りたい所。

しかし、そんな希望とは裏腹に、アタッて来るのはカサゴばかり。せめてもう少しサイズが良ければ、お土産に出来るのに、リリースサイズばかりでは、集中力を保つのは難しく、そうなると根掛かりの頻発に繋がり、益々集中力がなくなる負のスパイラル

22:00過ぎの干潮時刻を回り、潮が動きだせば状況も変わるのではと自分自身を奮い立たせても、掛かって来るのはカサゴ、そして、また、カサゴ
気分転換にメトイカの調査をしてみたが、こんな精神状態では小さな変化を捉えることも出来ず、これも空振り・・・・・・。

前回、良かった朝間詰めに最後の期待を掛けたが、これにも応えがなく4:30頃にはStopFishingとするため、片付けを始めていた。

Vゾーンを挟んで反対側に入ったFKGW女史は、いつもの様に集中力を切らすこともなく、キャスティングを続けた結果12匹の釣果。
小生も、彼女を見倣ってもっと粘る気持ちをもってすれば、結果も違ったものになったかも知れないが、小生にはとても出来ない芸当で、ここは素直に脱帽するしかないだろう。

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