※ カテゴリー別アーカイブ:2017年 ※

2017年釣行記(63) – MK

2017年 Mekking 釣行記

日 時:10月5日(木)
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:YNGSM
釣 果:ダツ x 1、キス x 多数
同行者:単独(AKWさん)

小生にとっての2017年のメッキシーズンの幕開け
メッキ仲間のYTさんAKWさんに、今年の様子を訊きながら幕開けのタイミングを計っていたが、青物は早い時期から寄りを見せて良かったのに対して、メッキは出ても単発で良くない由。AKWさん等はチョイ投げでキスを釣ってお茶を濁しているとのこと。

そんな状況なので、メッキの姿を拝めない惧れが強い。
しかし、期待は出来ないにしても、季節はもう10月なので、運が良ければ型を見ることが出来るかも知れない。又、この日は一日中北風が吹く予報なので、向かい風になるUMB-FPでのタチウオも難しそう。
であれば、メッキが駄目な場合は、キス
に癒して貰える可能性があるYNGSMメッキを狙おう・・・・・。

今回は、先ず石積みの先端に入り周辺を探った上で、駄目なら井桁に移動し、そこも悪ければらサーフを回り、それでもメッキが駄目な場合は、キスをやって見ようとのプランで、4:10頃自宅を出発。
国道1号線を順調に西進して、現場近くの駐車場には5:15頃に到着。
日の出前のまだ薄暗い中ウェーダーを穿き、キスを釣った時に備えるためのクーラーを手に釣り場に向かい、石積みが俯瞰出来る場所から様子を探った所、第二、第三ブロックにはアングラーの姿が見えるが、狙っていた第一ブロックには幸いなことに人影がないので、予定通り先端から始めることにした。

この時刻では、まだ潮位が高くてワンドには潮が差していて、とてもショートカットをしてワンドを横切ることは出来ない。老いの身に重たいクーラーを持っているので、長距離を歩かなければならないのは辛いものがあるが、ワンドを大きく迂回して第一ブロックの端に到着。
風は予報通り追い風になる北風。時々小さなウネリがあるものゝ、太平洋に直接面していることを考えれば静かなもので、条件としては寧ろ良い位。しかし、いつもはダツやらボラやらで海面はザワザワしているポイントなのに、この日は全く生命感がない。にも拘わらずシラス漁の漁船が、これまでに見たこともない程直ぐ近で操業している。メッキのベイトとなるシラスが接岸しているのかと思ったが、その漁船には、纏わりついている海鳥は1羽も見えず、シラスも不漁だとの情報を物語っている様に見える。

6:00少し前、Soare XTUNE S709ULTD-Contactの組み合わせでキャストを開始。
フォローの風に乗って黒い小さな影が遥か遠くにまで飛んで行くのを見ると、同じアジの仲間を狙っているのに、孤島でのアジングとは何もかもが正反対の様相に何時もながらに感じ入ってしまう。

時折、やって来る大き目のウネリに気を付けながら、プチ移動を繰り返して探ったが、反応が全く感じられない。メッキ狙いでは税金のダツのコンタクトさえない。
8:00少し前まで、第一ブロックをチェックしたが、第二ブロックのアングラーが居なくなっていたので、第二ブロックに移動。

そして、8:10頃、待ちに待った魚の感触。と云ってもダツだったが、この時は、外道のダツとは云え、生命感を得られたのが本当に嬉しく思えた。
しかし、抜き揚げたダツは鉛筆程の細さ。この時期になるともっと大きくなっている筈なのに、その細さに些かビックリした次第。

第二ブロックでは、このダツ以外にも2度程アタリがあり、白い魚体がヒラを返すのが見えた。何れも釣り上げられなかったので、ハッキリとは判らないが、どうもメッキではなさそうに思えた。
ここに来て漸く魚の気配が出始めたと云えるが、これ以外には魚からの反応はなく、結局、8:30頃、第二ブロックも諦めて井桁に移動することに。

井桁には一人のアングラーの姿があったが、ベスト・ポジションの左角から先端方向は空いている。先ずはその左角に入ろうと突堤を進んで、道具を置いてキャスティングを始めようとした所、その先行者が近付いて来る。
と、何とその先行者はAKWさんで、仕事を休んで来ているとのこと。
メッキ仲間のAKWさんメッキを狙わずにキスをやっていると云うことは、井桁メッキも不調の証拠。折角来たのだからと左角で一度だけキャスティングをして、直ぐにキス狙いに切り替えた。

キス狙いではやはりAKWさんの様にジャリメを使うべきだろうが、小生は用意して来たガルプのサンドワームでスタート。

サンドワームを短めに針に差して、AKWさんの隣りに立ってサーフと平行にキャストする。すると着底するかしないかのタイミングでいきなりブルブルとアタリ。

キスを釣ったのは遥か昔の中学生の頃だったのだが、アタリを感じた瞬間にキスであることを確信。
来たのは21cm位の良型で、8号のアジ針を飲み込みエラから出血していた。
ワームのチョイ投げでこんなのが来るなら、楽しいし充分に癒しなると、気を良くして続けてキャストすると、又々、ブルブル。

ブルブルとアタッても針掛かりしない。ワームを針の全長と同じ位に小さくして針先をしっかりと出した状態にしても乗らない。何とか乗せようと躍起になっていると、後ろで笑い声が。。。。
誰だろうと、振り返るとYTさんがいつも様にニコニコと笑って二人の釣りを観ていた。
体調を崩して一昨年、去年と殆ど釣りが出来ない状態になっていたYTさんだが、漸く涼しくなったので、態々会いに来てくれたのだろう。久し振りに会うYTさんは、思ったより元気そうで、安心した次第。願わくば、以前と同じ様に並んで釣りが出来れば云うことなしだが、こうして釣り場に顔を出せる様になっただけでも回復して来ている証で、先ずは、そのことを喜びたいと思う。

YTさんはそれから1時間程居て、時々小生のロッドを持ってキスのアタリを楽しんだりして、12:00頃引き揚げて行った。
AKWさんと小生は、13:00過ぎにジャリメがなくなったのを機にStopFishingとした。

メッキが駄目だったので、今回、初めてワームでキスを狙って見た訳だが、アタリの数はジャリメに引けを取らない程多かった。しかし、針掛かりさせることが非常に難しかった。
試しにジャリメを使って見ると、同じ様なアタリで殆ど確実に針掛かりさせることが出来る。針はAKWさんに貰った袖針の6号に替えたので、針のサイズが影響しているとも考えられない。
これは、AKWさんにも試して貰ったが、結果は同じだった。

ジャリメとワームで違うのはその硬さで、ワームはジャリメよりも遥かに硬い。その硬さ故に吸い込みが悪いのかも知れないと思える。しかし、ロッドのティップをグンッと曲げる位の強烈なアタリであっても、ワームでは針掛かりさせられない。
理由は判らないが、今度は針を小さくして試して見ようと、帰る途中、○州屋に寄って5号のキス針を購入した。

と云う訳で、2017年のメッキの幕開けはならなかったが、暫くの間、週の後半の釣りはメッキとキスの両建てになりそうな雰囲気!!

2017年釣行記(62) – AJ&TC

2017年 Ajing Touching 釣行記

日 時:10月1日(日)~2日(月)
潮回り:中潮(↓↑↓)

場 所:孤島
釣 果:アジ x 29、ソイ x 1

同行者:FKGW女史(AKTさん、INEさん)

16:30頃、現地の駐車場に到着。
普通であれば、当然のことだが、孤島にするか孤島’にするかは決まっている筈なのに、今回に限ってはこの時になってもどっちにするか決まっていなかった。

と云うのも、予報では、南東の風が2m程なので、素直に考えて南風に強い孤島’にするべきだろう。しかも、駐車場で感じた風は強くて、2m以上はありそうだったので、気持ちは大いに孤島’に傾いた。
しかし、タチウオのガツンと来る衝撃的なアタリとその直後の強力な締め込みを味わいたいと云う気持ちが何故か強く、そうなると、可能性としては孤島の方に分がありそう。しかし、孤島では東寄りの風は正面からの風となりやり難くなる上、海面からの高さがあるため影響は更に強く出るので、小生は余り得手ではない。
そして、この日出撃するFKGW女史は、今回は孤島に行くとのこと。

迷いに迷ったまゝ道具を肩に目的の釣り場に向かって移動している途中で、やはり今シーズン初のタチウオを獲りたい気持ちが勝って、孤島にすることに漸く決心が付いたと云う訳。

17:00少し前に到着した孤島の突堤にはAKTさんを始め、この釣り場で何度かお会いしたアジンガーがずらりと並んでいて、小生の入る余地はなさそう。しかし、孤島に決めた時点で、もし混み合っている様であれば、この夜の釣りは、ワインディングを中心にしてアジングは裏でやろうと思っていたので、特にそのことについては仕方がないなぁ程度だった。
先行者の皆さんに挨拶がてら様子を伺っていると、その内の一人が最も航路側の釣り座を譲ってくれた。混んでいる時はお互いさまとは云え、本当に有難いことで、この場を借りて改めてお礼を申し上げたいと思う。
と云う訳で、今晩を過ごす場所の確保は出来たが、遅れて来るFKGW女史の場所がない。しかし、先行者の内の若者グループは20:30頃には引き揚げるとのことなので、何とかなるだろう。

支度を整えながら改めて海の様子を観察すると、水は黄土色に濁り、灰汁の泡が至る所で縞模様を作っていて、雰囲気は良くない。しかも、風は予報の2mに反して、かなり強目に正面から吹き付けて来ている。

17:00を回った頃、向かい風を避けて裏側に移った若者グループの一人がアジ様を抜き揚げた所を目撃。
濁りは余り関係なさそうだと安心しつゝ、8320#1Bに向かい風を考慮して若干重めの1.2gのJHを組み合わせてキャスティングを始めようと釣り座についたが、隣りのAKTさんを除いて釣り座には誰一人座っておらずもぬけの殻状態。どうしたのかと思いつゝ周囲を見渡すと、皆さん裏側でキャスティングをしている始末で、変わり身の早さに思わず苦笑してしまった。

直ぐにでもアジ様からのコンタクトがあるのではないかと思ったが、音沙汰はない。その内裏側でもアタリがなくなったと見えて、皆さんも戻って来て砲列を並べて向かい風を物ともせずキャスティングを続けていたが、ロッドを曲げているアングラーは全くいない状態。

日没時刻の17:25を過ぎ、ゴールデンタイムに入っても、一向にアジ様が寄って来ている様子も見えず、これだけ並んでいるのに交通事故もないなんてと皆さん、首を傾げるしかない状況。

18:00頃になってFKGW女史が登場。彼女は当初からの予定通り孤島の最も陸寄りで釣りをすると云って、独り離れた場所に移動して行き、FKGWさんに前後して登場したINEさんは、20:30頃に引き揚げて行ったグループの後に入り、これで、全て居場所が決まった状態。

しかし、濁りの影響か、アジ様からも税金のカサゴからのコンタクトも全くない状態が続き、PB–一度のアタリもないパーフェクトボーズ–を覚悟した程。
勿論、ワインディングも突堤を行ったり来たりしてやったが、タチウオもアタッて来ず、完全にお手上げ状態。

23:00頃になって、諦めることなくロッドを振り続けていたINEさんに待望のアジ様が降臨。やっと回って来た様子だが、交通事故でなければ良いがと未だ半信半疑で様子を見ていると、程なくして2匹目をゲットする場面を目撃。
これを見て、小生も気を取り直してアジングを真面目にする気持ちに・・。

INEさんが最初にゲットしてから30分程経って、やっと小生も初アジ様をゲット。
水の色も、心なしか濁りが取れて黒っぽく見える状態だったので、水が変わったのが切っ掛けで、口を使う様になったのかも知れないが、兎に角、状況が変わったのは確実。

風は相変わらず正面からで、時には強さが増してJHが飛ばない時間帯もあったが、感じるアタリはコンとかチクッと云った比較的ハッキリとしたものが多かった様な印象。

最初のアジ様を獲ってからも、退屈しない程度の間隔でコンタクトがあり、実釣開始を23:00とするとStopFishingとした5:00頃までの6時間で29匹の釣果で、10~12分に1匹の割合いとなり、小生に取っては悪くはないペース。
尚、裏側で頑張ったFKGW女史は20匹未満の結果で、最近では50匹超の結果を連続して叩き出している中では、可成り不満の残る結果だったと見えて、火曜・水曜と続けて出撃するとのこと。隣りのAKTさんは、小生を上回るペースだったので、それなりに満足された筈で、INEさんは最初の1匹を獲って以来、殆ど中弛みもなくコンスタントにロッドを曲げていたので、惧らく50を超える釣果で竿頭だったと思う。

小生とFKGW女史は皆さんより一足早く引き揚げたが、その頃にも代わる代わるロッドを曲げておられ、この日は、17:00~23:00頃まで前半と、23:00~5:00までの後半とは天と地程の違いがある極端な状況だった。そしてその後半戦が良かったために、前半の不調を忘れることが出来、それなりに満足感を持って終わることが出来た。しかし、これが逆に後半が壊滅状態だったとすると、同じ結果でも真逆の印象になって大いにフラストレーションを溜めてしまう結果になった筈で、その点ではラッキーだった。

小生は区切りの30匹を達成しようと時間ギリギリまで頑張ったが、最後に27cmのムラソイをゲットした所でタイム・アップとなり、宿題を残してしまった。

又、肝心のタチウオは、AKTさんも小生と同じ様に時に触れ折に触れてワインディングを試していたが、全く気配がなく、二人揃って空振りの結果に終わってしまった。とは云え、季節も10月に入り、いつタチウオが寄って来ても可笑しくはない時期に入ったので、ワインディングのセットを忘れる訳には行かないだろうと思った次第。

2017年釣行記(61) – TC

2017年 Touching 釣行記

日 時:9月29日(金)
潮回り:長潮(↑)

場 所:UMB-FP
釣 果:ナシ

同行者:単独

前回は、隣の若者がワインディングを始めた途端、サクッと1本ものにしたのを横目に、一度しかなかったガツンを上手く仕留められず、何とも悔しい思いをしたので、今回は、そのリベンジ。

15:00頃、自宅を出発、現地到着は16:20頃。
この日は月末の金曜日なので、混雑しているだろうと思っていたが、悪い予感に限って当たるもので、駐車場は前回よりも多く6割方埋まっている。
入れる場所がなければ、昼間組が帰るのを待とうと思い、道具を手にブラブラと奥に向かって進んでいると、岸壁の中央付近に昼間組が引き揚げて行ったばかりの空きを発見。願わくば、もう少し奥に行きたかったが、こんな時刻に来てすんなりと入れただけでもラッキーと思うべきだろう。

今回は、タチウオ狙いに徹する積りだったので、ロッドはEarly+81Mのみ。このロッドに20gのメタル・ジグを組み合わせてキャスティングを始めたが、どうしても奥側が気になる。そこで道具をそのまゝにして奥を偵察した所、2番街灯の直ぐ手前に少し広めの間隔を見付けた。普段なら、敢えて入ろうとは思わない位だが、両側のアングラーに声を掛けると、思いの外気持ちの良い反応があったので、遠慮なく入らせて頂いた。

そして、元の場所からの引っ越しを終わり、暗くなってから使うJHにワームをセットしていると、こんにちは・・・・!!
誰だろうと声の主を見ると、前回、このUMB-FPで色々と教えてくれた若者がニコニコと笑顔で立っている。タチウオを本格的に狙うには、時刻はまだ早いので、二人並んでベンチに腰を掛けて釣り談義をして時間潰し。

その若者は、17:00を回った頃引き揚げて行った小生の奥側のアングラーの後に入り、そして、その後やって来た若者の知り合いが来て、3人並んでワインディングをすることになった。

日没時刻の17:30を廻ったばかりで、まだ周囲が明るい17:45頃のこと。
ワームを取り換えて後ろを振り返った所、若者がロッドを曲げている場面に遭遇。前回も、彼はワインディングを始めるや否やタチオウをゲットしていたが、今回もその動画を観ている様な・・・。
そして、アタリがある!!
と云った直後に、更に1匹を追加。しかも指4本位の良型。

今日こそ、タチウオが釣れるかも知れない・・・・。期待を込めてワインディングを続けたが、小生にも若者の知り合いにもアタリがない。
そして、その若者の曰く、最近、18:30以降は、餌にはアタリがあっても、ルアーでは釣れなくなる傾向があるとのことだが、その言葉通り、若者にもアタリがなくなった由。

前回は、陽が沈み切って周囲が暗くなってからでも、海面に浮かんだ電気浮子には反応があって、タチウオが居ることが判り、次は来るか次は来るかと期待を持ってワインディングを続けられた。しかし、今回は、電気浮子も波間に漂っているだけで、タチウオが寄って来ている気配がさっぱり感じられず、岸壁にはまったりモードが漂っている始末。

結局、19:00を回った頃になって、若者は現場で捌いたタチウオを持って引き揚げて行き、それから30分程経った所で、若者の知り合いも1度もアタリを感じることなく終了。
二人共、UMB-FPの近くに住んでいる様で、サッサと諦めが付くのだろうが、1時間半も運転して来る小生は、あっさりと諦める訳にも行かず、独り居残ってワインディングを続けたが、一度もアタリがない。

タチウオのアタリがない時には、アジングで気分転換が出来れば、もう少し粘ることが出来たかも知れないが、生憎、今回は、タチウオに特化する積りでアジングの準備をして来なかったので、否応なくワインディングを続ける以外にない。
20:00を回った頃には、腕は疲れる、アタリはないはで、すっかり嫌気が差して来て、20:40頃、StopFishingとした。

2017年釣行記(60) – AJ&TC

2017年 Ajing Touching 釣行記

日 時:9月26日(火)~27日(水)
潮回り:大潮(↑↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 26、カサゴ x 5、メバル x 1、セイゴ x 1

同行者:FKGW女史

FKGW女史とは8月4日以来、ほゞ2ヶ月振りのコラボ。
先着していたFKGW女史に迎えられて16:00少し前に、現場に到着。
先行者は、FKGW女史の他にサビキの若者が二人だけで、FKGW女史第一出っ張り、若者グループは第二出っ張りに陣取っているので、小生は第二Vゾーンで一晩を過ごすことにして、準備開始。

今回持ち込んだのは、アジング用のSoare改8320#1Bの2本に加えて、ワインド用にEarly+81Mの3本。
10日の孤島で2回、21日のUMB-FPで1回、アタリだけで終わってしまったタチウオの姿を見てやろうと、先発にEarly+81Mを選び20gのメタルジグを組み合わせて、先ずは水深の計測。すると、意外にも20カウント前後で着底してしまう。これではUMB-FPよりも浅い位で、孤島’ではもう少し季節が進まなければ駄目かも知れないと、少々ガッカリ。
時間潰しに、ワインディングの練習を兼ねて海底の様子を探っていると、隣りの若者達の歓声が聞こえて来た。見るとサビキに良型のアジ様が掛かっていて寄って来た模様。すると程なくして、17:30頃だったと思うが、今度はFKGW女史アジ様を抜き揚げている場面を目撃。

そこで、ワインディングを直ちに切り上げて、小生もアジングを開始することに。
最初に手にしたロッドは、8320#1B1gのJHの組み合わせ。
8320#1Bは最も最近の作だが、もう一つしっくり来るものがなかった。所が、10日の孤島で破損させてしまったEmeraldas改の代役として否応もなく一晩中このロッドを振った結果、それが幸いして、手に馴染んで意外に使い易いことを認識させられ、最近は出番が増えて来ているもの。

キャスティングを始めて間もなくのこと。
キャスティングし直そうとJHの回収に掛かった所、ロッドにジワーッとした重さが伝わって来て、根掛かった様子。ガッカリしながら外そうとした所、何やら生命体の反応が伝わって来て、海面に見えた主は本命のアジ様
ヘラブナ釣りで云う居喰いの様に、小生は全くアタッていることに気が付かなかったので、釣った感は全然なくて面白くも何ともないが、1匹は1匹。所が、残念乍ら、抜き揚げようとした瞬間ポチャンと海に帰って行ってしまった。
今回もそうだが、アジングの場合、こちらから積極的に掛けて行かず、向こう合わせで掛かった場合は、バレて仕舞うことが多いが、今回も正にその例の通りの結果で、芳しくないスタートになってしまった。

気を取り直してキャスティングを続けていると、今度は足許の岸壁の際でモゾモゾした違和感が伝わって来た。反射的に合わせを入れた所、今度は上顎にガッチリと針掛かりして、22cm程のアジ様。
日没時刻の17:33を過ぎたばかりの17:45頃のことで、まだまだ明るい時間帯。

この1匹を皮切りに3匹目、4匹目と順調に数が伸び、今日は良い釣りになりそうだと思ったのも束の間のこと。陽が落ち周囲の暗さが増して来るに従ってアタリが遠くなり、好調に釣り続けていた若者達のサビキにもサッパリと来なくなってしまった。

暗くなってからは、連続したアタリはなく単発ばかりで、それでもポツリポツリと拾う様な釣りで、この日、小生がツ抜けを達成したのは若者達が引き揚げて行った20:30頃のこと。
この時点でFKGW女史は13匹程と大差のない状況で射程距離の範囲内だと思っていた。しかし、日付が変わる頃にやっと20匹に達した小生に対して、その頃の彼女は25匹位で、差が縮まるどころか徐々に広げられて仕舞う始末。

日付が変わってからのFKGW女史のペースは変わらず、寧ろペースを上げる様に絶え間なくドラグをチリチリと鳴らしては釣果を伸ばしていた。特にこの日明け方近くになってから、1投1匹を演じているFKGW女史の姿が漁師と異名を取るSGMRさんとダブって見える程の絶好調振りには、只々感心するのみ。
一方の小生は、アジ様の屯している場所を探してプチ移動を繰り返したものゝ、一向に釣果を伸ばせず、日付が変わってからは6匹を獲ったのみ。

思い返せば、今シーズンの初め頃は、小さなサイズのアジ様FKGW女史のバケツに放り込んでいたのに、そんなことがあったのかと疑わざるを得ない程、FKGW女史の上達は目覚ましく、7月頃から、目を見張る程急速にアジングが上手くなって、今では、立場が逆転し完全に後塵を拝することになってしまった。

結局、この日のFKGW女史の釣果は、恐らく70匹は超えたのではないかと思うが、それにしても大差を付けられてしまったものだ。
この日は、一晩を通してチクとかコンと云った反響系のアタリは殆どなく、ムズやモゾと云った違和感系のものが殆どだった印象があり、そんな状況下でも、確実にアタリを出させる技法をマスターしたんだろうと思うが、未だにそれが出来ずウロウロとしている小生とのセンスの有無の結果が如実に表れてしまったものだろうと思う次第。

所で、もう一つのタチウオ調査の結果だが、合間合間にワインディングをしてみたものゝ、全く気配は感じられなかった。やはり孤島’では、もう少し先になるのだろうと思う結果だった。

2017年釣行記(59) – TC

2017年 Touching 釣行記

日 時:9月21日(木)
潮回り:大潮(↓)

場 所:UMB-FP
釣 果:ナシ

同行者:単独

前回、アタリを一度も感じることなく悔しい思いをしながらUMKZ-Pから引き揚げる道すがら考えた通り、今回はUMB-FPに行くことに。

前回のUMKZ-Pではアジにしろタチウオにしろ、すっかり暗くなってからは全くアタリがなくなっていたので、夕間詰めを狙うべきだろうと考えて、自宅を15:00頃に出発。現地に到着したのは、予定通りの16:20頃。

何年振りかのUMB-FPに何となく懐かしさを感じつつ、以前と同じ様に奥に向かって歩いて行ったが、平日にも拘らず、結構なアングラーがロッドを振っている。
ここでは、やはり一番奥に入りたいが、こんな時刻に来てすんなりと入れる筈もない。しかし、幸いなことに、2番街灯の直下に入っているカップル・アングラーの手前隣りに釣り座を確保することが出来た。

道具を後ろのベンチに置いて、釣り支度を開始。
今回持ち込んだのはSoare改Early+81Mの2本。8320#1Bを実戦に配備して以来、Soare改は殆んど出番がなかったが、UMB-FPアジ様の大きさを考えて、久し振りに使って見ようと考えた。

先発はEarly+81Mに20gのメタルジグ。このUMB-FPでメタルジグを投げたことはなかったので、先ずは水深の計測。キャストしてラインの出方を見ながらカウントすると、27~30カウントで着底するので、UMKZ-Pよりもかなり深く、根掛かりする様子もなく安心してキャスト出来そう。

未だ明るい時間帯なので、タチウオがいるとしたら底に着いている筈とそのままメタルジグを投げていると、若者アングラーが隣りに入らせて貰っても良いですか?と声を掛けて来た。
どうぞ!!良いですヨ。
すると、今度は向う隣りのアングラーにも挨拶をしているのが聞こえて来た。
礼儀の正しい若者だなぁ!
と感心したが、少々間隔が狭過ぎる。
そこで左手のカップルアングラーに少し間を詰めて貰って、釣り座間隔を調整した上で、キャスティングを再開。

暫くの間、並んでキャスティングを続けたがアタリがない。ワインディングを続けているのも、結構、疲れるので休憩を兼ねて、その若者に声を掛けた所、彼もタチウオ狙いでUMB-FPに通っているとのこと。

彼によれば、UMB-FPでのタチウオ11~12月が最盛期であること。また、最近の釣れる時間帯は18:00頃から1時間程であること等々、色々とUMB-FPでのタチウオに関する情報を頂いた。
後ろのベンチに座って、そんな話をしていると、餌釣りのアングラーがタチウオを掛けた場面を目撃。時計を見ると18:00少し前の17:45頃で少し早めだが、我々もワインディングを再開。
すると、間もなくその若者が大きくロッドを曲げて、指3本程のタチウオを抜き上げた。流石に通っているだけのことはある。タチウオは群れで回遊しているので、直ぐにでも小生のロッドもガツンと止まるかと期待したが、音沙汰はなく、若者にも後続がない。

暫くシャクッてアタリがなければ休憩、休憩してはキャスティングを繰り返したが、こんな時は、話し相手がいるのは非常に助かる。今回は、隣りに気持ちの良い若者が入って来てくれたので、休憩の度に色々と釣り談義が出来、退屈することは全くなかった。

波間に浮かんでいる餌釣り師の電気ウキは、ジワーッと海中に沈んで行くことが度々ある。しかし、掛けた場面を見ることがない。タチウオは近くに寄って来ているが、活性が低くて、喰い込みが悪い様子。彼によれば、こんな場合は、スローテンポのアクションが良いとのこと。

彼の助言に従って、アクションのテンポを遅くしたり、逆に早くしたり色々と変化を加えて見たが、全く反応がない。

時刻は定かではないが、19:00を回った頃だったと思う。
マナティーにケミホタルを差し込んでキャストして、15カウント程の所でワインディングを開始した所、いきなりガツンとロッドに衝撃が伝わって、待望のタチウオのアタリ。
思わず、若者に向かって
来た!!
と叫んでいた。
所が、タチウオの強烈な締め込みを感じつゝ、リーリングを始めた所、フッとロッドが軽くなって、無念のバラシ
続くコンタクトを期待したが、その後は何の変化もなくなってしまった。

その後も二人並んでワインディングを続けたが、電気ウキの動きもなくなり群れが去って行った雰囲気に、若者は、明朝も来るから、今夜はこの辺で・・・と引き揚げて行った。
時計を見ると未だ20:00少し前。小生が引き揚げるには早過ぎる時刻なので、次の回遊を待って居残ってタチウオを狙うことに。
しかし、タチウオからのコンタクトは全くなく、餌釣り師も諦めて引き揚げて行き始める程の状況。気分転換にSoare改にロッドを替えて、アジングをしたものゝ、こちらも空振り。

結局、今回、ターゲットからのアタリを感じたのは、ワインディングでは1度だけ、アジングでは完全な空振りで、又々、空手でのご帰還を強いられる結果。しかし、タチウオはこれから最盛期を迎えると云うことなので、暫くは、タチウオ狙いに特化して通って見ようと思いながら、21:30頃、StopFishingとした。

« 古い記事 新しい記事 »