2019年釣行記(70) – LEG&AJ
2019/11/12
日 時:11月12日(火) 16:00~20:00
潮回り:大潮(↓)
場 所:FRY、DKK
釣 果:ナシ
同行者:単独
丁度昨年のこの時期、YGWさんのご教授を得てFRYで初めてヒイカを釣り、それ以来あのムニューとした独特のアタリに魅せられ、令和元年のシーズンインを待っていた。
しかし、異常に暑さが厳しかった夏の影響があってか、今シーズンの開幕が遅れている様で、やっと最近になってヒイカのメッカで釣果が出始めたとのこと。となると、小生がヒイカのホームにしているFRYに回って来るのは、もう少し先になりそうだが、北風が4mとの予報もあったので、兎に角、北風に強いFRYで様子だけでも見に行こうと考えた。
自宅を出発したのは15:15頃。30分程車を走らせて、1年振りのFRYに到着したが、驚いたことに駐車スペースは満車状態。スペースがなかったら、どうしようか等と考えながら付近をゆっくりと一周して何とか1台分のスペースを見付けることが出来たのはラッキーだった。
道具を両手に持って岸壁に出て見ると、車の数に比例して岸壁も激混み状態。やはり9月、10月と立て続けに襲来して来た大型台風15号、19号の影響で、多くの釣り場が閉鎖されたり入場制限されたりして、竿が出せる釣り場が限られているため、どうしても釣り難民が集中してしまうのは仕方がない。と云っても、この日はウィークデイの火曜日で、祝祭日でもないのに・・・・。
昨年も運悪く満員御礼状態に遭遇してしまって、2時間程後ろで待っていた記憶がある。今回も待つことになるのかなぁと考えながら歩いていて、第2街灯と第3街灯の中間に少し広めに空いている所を発見。先行者に断わってその場所に釣り座を構えることにした。
今回持ち込んだロッドはNSL-S702UL/BFと8320#1Bの2本。
今回はヒイカ調査でしかもベイト・フィネスで釣るのが主目的なのでNSL-S702UL/BFをメインにして、ヒイカが不調の場合にはジグ単でアジを狙う計画なので8320#1Bはサブ。
と云う訳で、NSL-S702UL/BFにのみリールをセットしラインを通しして支度をした。まだ日没前の明るい時間帯であるので、仕掛けは2gのナツメ錘を使ったライト・キャロで、エギはNaory RH 1.5S。
キャスティングを始めたのは16:15頃。
予報では、背中から吹いて来る筈の北風だが、現場では右からの西風になっている。しかし、それ程強くは吹いていないので、何とかなりそう。
1投目、2投目・・・・。
特に変化はない。しかし、岸壁から5m程先でガツガツとした感触があり、どうやら根掛かりポイントがあるらしい。
と分かっていながら、その根に掛けてしまって、敢え無くライン高切れ&エギ・ロスト。ノッケからシステムを組み直すことになるとは思いもしなかったが、仕方がない。クーラーに腰を掛けてシステムを組んでいると、小生の右隣りに若者カップルが入って来た。小生と先行者の間はとても入れる程の余裕があるとは思えず、一人ならまだしも、二人の会話を聞いていると、どうやら彼氏と彼女で其々で竿を出す様子。しかも、この二人、挨拶がないどころか、目が合っても知らんぷり。掛けて加えて、この二人にはチワワの連れがいて、事もあろうに小生に向かってキャンキャンと吠え掛かって来る始末。それに対しても、このカップルはバカ犬を叱ることもなく、増してや、小生に謝ることもしない。
こんな非常識な二人と、暫くの間でも隣同士で過ごさなければならなくなるのは厭だなぁと思っていると、運よく左隣りの先行者が帰り支度を始めた。そこで、その第3街灯直下の先行者の後に入らせて貰うことにしてプチ移動して、キャスティングを再開。
風は相変わらず右手からの西寄り。しかし、潮の流れは風とは反対の左から右でやり難い。
それでも、今シーズン初のヒイカを拝みたくてキャスティングを続けたが音沙汰がない。ムニューとしたアタリがないので、ヒイカはまだ回って来ていないのではないかと思うが、もう一つ自信がない。
こんな時、YGWさんならどうするだろう?
ヒイカが居るか居ないか教えて貰えるのに・・・・。
18:00頃、少し遠目を探ろうと目線を上げた所、街灯の光りに照らされたラインが薄ボンヤリと斜めに横切っているのが目に入って来た。近場を狙う分には余り支障がないとは云え、目の前をラインが横切っているのは、目障りな上キャストする方向や距離を制限されるのは、面白くない。
自分のラインが隣りを越えてまで流されていることに早く気が付いて欲しいと願ったが、そのアングラーはのんびりとタバコを吸い、全く気にもしていない様子。
一声掛けようかとも考えたが、相手の出方次第ではトラブルにもなり兼ねない。仕方がないので、専ら近場だけを狙ってキャスティングをしていたが、彼がキャストし直した着水点は、小生の真正面。潮の流れからすると、少し左方向にキャストするのがセオリーだと思うが、キャストし直す素振りも見せないことに嫌気が差して、FRYを諦めてDKKに移動することにした。
DKKに到着したのは18:30頃。駐車スペースには、この日も2台程が止まっているだけで、余り状況は良くない居ていない様子。とは云え、近くの釣り場では良型のアジが出始めたとの情報があるので、運が良ければ・・。
所が、車から出て見ると風が強く吹いている。FRYでは背後の植栽で北風は遮られて、回り込んだ風が右から吹いていたと見え、それ程気にしていなかったので、FRYを釣り場に選んだ理由の一つが北風4mの予報であったことをすっかり失念していた。
しまったと思っても後の祭り。来たからにはやってみようと道具を手に岸壁に出て丁度帰り支度をしているアングラーに様子を聞くと、風が強くて釣りにならない。アタリもないので引き揚げる所だとのこと。
そのアングラーの云う通り強い北風が左手から右手に吹き抜けていて、とても釣りをする気分にはなれない。と云って時刻はまだ19:00前で、このまゝ引き揚げるのは早過ぎる。FRYに戻ろうかとも考えたが、少し様子を見ることにした。
夜食用のパンを齧りながら海や風の様子を見ていると、気のせいか時折フッと風が弱くなる時がある様な。そうあって欲しいと願いながらのことなので、風が弱くなる瞬間を殊更に意識しているせいだろうが・・・・。
DKKでは横風が強過ぎるのでヒイカ調査は諦めて、ジグ単でアジを狙うことにして8320#1Bに先ず1.2gのJHでキャストして見た。
しかし、キャストする方向を少し風上に向ける程度では、ラインが帆の代わりになってJHを引っ張って行ってしまう。仕方がないので、手持ちの中では最も重たい1.5gに替え、殆ど真横にキャストして何とか沈められる位。
これでは、岸壁近くまで寄って来ているアジしか狙えないが、やむを得ない。
この様な状況では、釣果を得ることなど望むべくもないが、それでも粘ってキャスティングを続けていたものゝ、アジに代わって寄って来たのはゴミの帯で、文字通り踏んだり蹴ったり。
それでも、ゴミが流れ去るのを待ち、切れ目を狙ってキャスティングを続けたが、ロッド操作も儘ならずアジからのコンタクトも全く感じられない状況に気持ちも切れてしまって、20:00頃、尻尾を巻いて退散した次第。
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