2014年釣行記(22)-FF

2014年 FlyFishing 釣行記

場所:KR-R 釣果:ヤマメ X 4 同行者:Tommyさん

Tommyさんのリクエストに応えて2011/07以来の3年振りKR-Rへ釣行することになった。

KR-Rは入渓点から脱溪点まで1km程の水量が豊富な溪で、2010年には良く通っていた。しかし、行程が結構厳しい上に脱溪点の崖登りが老体には極めてきついもので、その割には魚体のサイズはSKM-Rと殆ど同じで、しかも数もそれ程出ないことからすっかり足が遠退いてしまっていた。
今回、Tommyさんのリクエストがあったことに加えて、SKM-Rの水量がめっきり減ってしまって面白みがなくなったこともあって、小生自身もどうなっているか興味があったので、即、釣行することにした。

そんな訳で3年振りに訪れることにしたのだが、そのためか遠足前夜の子供と全く同じで、早めに床に就いたにも拘らず寝付けず、ウツラウツラしたまま気が付けば起床時刻の4:30。
5:00に自宅を出発し、Tommyさん宅到着は5:30頃。直ぐにTommyさんの車に道具を積み込んで246号線を西進し、ふもとの町に到着したのが、予定より若干遅れた7:30頃。
ここでガソリンの補給をしたり、入漁券の発売所を探してウロウロしたりして時間を取られて入渓点に到着したのは、予定より丁度一時間遅れの8:30頃

早速、キャスティングを始めようとした所、Tommyさんが何やらトラブッている様子。

流れの音に負けない様に声を張り上げて訊ねてみると・・・・。
ティペットかリーダーか良く聞こえなかったが、足で踏んづけて切ってしまったので仕掛けを作り直すので、先に行って呉れ!とのこと。
小生の記憶では、この入渓点付近は、渓相は良いものゝ出た例はないので、軽い気持ちでフライを流しながらTommyさんを待っていると・・。

FF-2014-004R

小さな岩とその横を落ちている流れが作った白い泡との間に出来ている僅かな隙間にフライを落とした瞬間飛び出して来たのが、12cm程の綺麗なヤマメ。

思いもしなかった場所での1匹だったので、3年前よりも魚影は濃くなっているのでは・・・・

しかし、期待とは裏腹に、如何にもと云ったポイントでは殆ど出ることがなく、解禁されてから3ヶ月を経過しているので、随分と抜かれてしまっている様子。

休憩点の鉄骨堰堤に到達したのが12:00頃。
この堰堤下の開きでTommyさんが20cm程の良型ヤマメをゲットしてご満悦だったが、時間が押していたので休憩もソコソコに切り上げて釣り上がることに・・。
所が、そのポイントの直ぐ上で横倒しになった樹木がルートを塞いでいるので新たなルートを探すためにウロウロ。

倒木はここだけではなく、あちらこちらに見えた。中には幹を大きく裂かれた樹木もあった。恐らく、農業用のビニールハウスが倒壊するなど色々と被害をもたらした2月の大雪の影響だろうと思う。
これらの倒木や枝のために流せないポイントも数多くあったが、それよりも、3年振りのことで消えかかった記憶を頼りに辿っているのに、やっとの思いで思い出したルートが倒木で塞がれているために、新たなルート探しで藪漕ぎをしなければならないのが、実に厄介な代物だった。

そんなこともあって、中々テンポよく釣り上がれず、時間ばかりがドンドンと過ぎて行き、14:30頃に遂に頭痛がして来た。
恐らく、加齢による体力の低下前夜の寝不足久し振りの長丁場と度重なる藪漕ぎで体力の消費が激しかったことに加えて、6月早々のことで身体が暑さに慣れていなかったために軽い熱中症になったのではないかと思う

Tommyさんを促してテンポを上げようとしたが、思った程テンポは上がって来ず、小生はキャスティングすることさえ止めてしまった程で、脱溪点の目印となる堰堤が目に入って来た時は、正直、ホッとした次第。

が、そこからが、又、一難。
落ち葉が積み重なって踏ん張りの利かない急坂を、一歩一歩踏みしめる様にして登り、漸くの思いで林道に出たのは16:25頃で、二本目のペットボトルがほゞ空。
そして、舗装された林道をダラダラと20分程歩いて、何とか車の所に辿り着いたKR-Rの一日だった。

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