釣行記(23)

2006年

場所:世附川(悪沢)  釣果:ナシ 同行者:ナシ

予定通り悪沢に釣行した。
林道を30分程歩かなくてはならないので、スポーツ・サンダルを購入し入渓点でウェーダーを着込む算段。
4時半頃現地に到着。所が管理人のいる小屋に電灯が点いておらず、真っ暗。
どうしたものかとウロウロした後、ドアのノブに手を掛けると、その音で管理人がノソノソと起き出して来た。
兎に角、初めての沢で、入渓点も写真で見ただけなら脱渓点に至っては全く知らない。
WEB情報によると、上流部で山ノ神沢・熊沢の二股に分かれている地点に点検道があると云う。ここまでユックリ釣り上がって4時間とのこと。
この足には少々距離があり過ぎる懸念があるが、まぁ、やって見っか・・・。
C&R区間の終わる芦沢橋に着く頃にはすっかり明るくなり、更に10分足らず歩くと対岸に写真で見た特徴のあるパイプ堰堤が見える。
世附川の川原まで降りて、ウェーダー穿いて準備の掛かるが、どうも何時もとは勝手が違う。
今日のロッドはへら竿を改造して作った6フィート「のショート・ロッド。大又沢での経験からショートの方が良いだろうと思ったのだが、これは正解だった。
藪沢と云っても良い位の渓としては規模が小さいものだった。
パイプ堰堤を左から巻いて悪沢に入って見ると、渓相は非常に良く、ヤマメと云うよりも岩魚が出そうな雰囲気。北海道で良く釣行した渓に良く似ている。
ポイント、ポイントで期待を込めたキャスティングを繰り返すが、ライズがない。
深みのあるポイントは餌師が抜いてしまっているだろうと、浅場も丹念に探ってみたが、全く音沙汰なし。
ワザと渓をバシャバシャと歩いて見ても、走る魚影もない。
ウ?ン。駄目か?。
入渓してから3時間。途中で鬱蒼と木が茂って薄暗くなった地点を通ったり、鹿が遠くからこちらの様子を伺っていたりとかなり奥まで入り込んだ筈だが、なかなか脱渓点らしい所に到達しない。
若干、不安が掠めるが、所々にある釣り人の足跡がある限りは大丈夫だろうと釣りあがっり、漸く見付けた時には、正直ホットした。
所が、この後が又大変だった。
脱渓点でウェーダーを脱ぎ、スポーツ・サンダルに履き替えて、点検道を辿ると、これが一気に尾根近くまで上る道。
ハアハア、ゼイゼイ・・・。
道は、土止めがされていたりしてそれなりに手は入っているが幅50cm程度の踏み分け道に毛が生えた程度。その道が上ったり下ったり、途中で崩れてなくなっていたり・・・。
藪を漕ぐ必要はないので、楽と云えば楽だが、釣果も全く見ることの出来なかった者には、余計に辛い道のり。
こんな点検道を40分。やっと、着いたのが入渓点の上流の林道。
結局、釣り終わって車の所に辿り着くまで1時間半程歩いたことになる。
流石に、今日は疲れた。
帰ってから、何もする気が起きず夕方までゴロゴロしていた。
こうして、日記を書いている今でも腰に鈍痛が残っている位。
悪沢は渓相も良く、その点は申分ないが、帰り道の事を考えると、2度目の釣行はちょっと考え難いナァ。

“釣行記(23)” への10件のフィードバック

  1. mizoken より:

    陽子へ
    まさか君がコメントを呉れるとは思わなかったので、ビックリしたよ。
    まぁ、釣りは自然相手だから、ある程度危険なことは仕方がないことだと思うヨ。
    周囲を安全柵で囲まれたプールで釣りをしてもキット楽しくない・・・。これは釣りをしない人でも解って貰えると思う。
    冬には足を骨折したことでもあるので、まぁ、これからは年齢相応の無理をして楽しむことにするヨ。
    でも、面白いよ!!! 自然相手の遊びは・・・。

  2. 柏原陽子 より:

    パソコンで初めてmailしてみます。久しぶりに「道楽部屋」を開いてみたら・・・かなり危険なことしてるのね!春の骨折のときのように一人の時に怪我をすると大変だから(懲りてると思ったのに!!)十分注意して下さい。でもスリルがあって面白そう!  妹より

  3. mizoken より:

    tokeiさん、おはようございます。
    7日から北海道に出張で行ったおり昨日帰って来ましたので、亀レスになってしまいました。
    単独で始めての渓流には行くものではありませんネ。
    釣れないし、途中で厭になってしまいました。 諦めて帰ろうと思っても、脱渓点は分からないし・・・・。
    もうちょっと慎重に行動する必要がありますネ。

  4. tokei より:

    お疲れさまでした。
    初めての場所だと距離も時間もわからないので
    完が狂いますよね。
    無事に帰ってこられたので良しとしましょう。
    釣れなかったのは残念したね。
    渓流は釣れない事もあるのでヒメマスに変更した
    時代を思い出しました。

  5. mizoken より:

    momoKenさん、今晩は。
    管釣りだと沢山の魚を入れているので、それだけ釣れる確率は高くなりますが、やはり自然相手ですからそれなりの難しさはありますよネ。だって、こちらは楽しみだけど相手は命懸けですもんネ(笑)
    都留は有名ですネ。2?3度、行った事があります。
    熊は恐らく人間が沢山いる時は出て来ないと思いますヨ。
    北海道では、先行者がいない渓を選んで入っていました。と云うことは、その渓では釣り人は自分一人だけしかいない訳で、そう云う時はちょっと不気味でした。
    でも、地元の釣り仲間に云わせると、熊はアチラコチラにいて、尾根から釣り人を観察しているんですって。こう云う熊は襲っては来ないけど、釣り終わって帰りの林道の曲がり角なんかで出くわした時が最も危険らしいです。こっちもビックリするけれど、熊はもっとビックリして反射的に襲って来るって云っていました。ですから、曲がり角に来る度に笛をピーピー鳴らしていました。
    まぁ、どちらにしても遊びに行って熊に襲われたんじゃ堪りませんから、気を付けるに越したことはありませんよネ。

  6. momoken より:

    管理釣り場で楽な釣りばかりやってます。山梨の鹿留に行ってきました。クマが出たそうで終了時間が早めになってました。釣りをしててもなんとなく後ろが気になって 時々振り返ってました。クマ出たらヤバイですから・・・!。

  7. mizoken より:

    冨さん、おはようございます。
    渓相は非常に良かったんですがネ?。
    解禁されてから時間も経っているし、渇水気味で魚も非常に神経質になっているので、それをドライで引っ張り出そうとするんですから・・・・。
    今が最も難しい時期だとは思いますが、小さなライズが2回あっただけでした。
    それにしても、帰りは本当にきつかったです。あのトムラウシ程ではありませんでしたが・・・。
    今週から例年の様に毎週出張が入っていますが、16日だけは空いていますので、休みが取れるかも知れません。
    是非、詳細を直メでお願いします。

  8. mizoken より:

    momoKenさん、おはようございます。
    知らない道を始めて歩く時、例え近距離でも長く感じることがありますよネ。それと同じなんだと思います。
    特に、今回は魚に相手にして貰えなかったので、途中でイヤになったことも大いに影響していると思います。
    ですから、そんなに距離も行っていないのに、凄く奥まで入り込んでしまった様な印象になったんでしょうネ。
    で、ストレスは溜まりまくっていますヨ(笑)
    次回は、ヒョットすると管理釣り場に行くかも知れません。
    momoKenさんは先週管理釣り場に行かれた様ですが、何処に行ったんでしょうか?

  9. 冨さん より:

    こんばんは、
    4日の釣行レポート拝見させていただきました。
    やはり難しいんですねぇ!!
    それにしても、スポーツ・サンダルはグッドアイデアです。思いつかなかったなぁ?。
    結局ヤマメの顔が見られなかったのが残念です。
    標高もさほど高い訳ではないので、初秋辺りが良いかも知れません。世附川は10月中旬頃禁漁と聞きました。
    話は変わりますが、来週末16日(土曜)は仕事ですか?
    埼玉と群馬の県境への遠征FFを企画しました。
    都合よろしければご同行を!!
    メンバー:更ちゃん、園ちゃん、肇ちゃんです。 from 冨さん

  10. momoken より:

    こんばんは。 う?ん 凄い!大冒険コースですね。鹿にあえましたかぁ、なんかいいなあ。 それにしても1匹でもキャッチできれば良かったですね。 ストレスたまったら、管理釣り場へGO!! ですね。

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